ある日『運命の番』に出逢ったオレに起こる、なんやかんや、でもやっぱり最高に幸せだと思う。

音羽 りんね

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8.もう一度

 

 ケイトの顔を見たオレはすぐに後悔した。
 ケイトはまっすぐオレを見ていて、凄艶せいえんな色香をかもし出し、蜂蜜色の瞳が情欲で揺れていた。


「リン、最高に可愛いかった」


 オレは、イッた気持ちよさに涙を流していた。その涙を吸い取るように、ケイトがまぶたに優しく唇をあててチュっと音をたてる。前髪を上げて、額にもねぎらうようにキスをしてくれた。あぁ身体が敏感びんかんになっていてヒクヒクする。


「さあ次は」


 ケイトは、一度シャワーでお互いの身体を流してから、頭を洗い、再び泡を作り、オレの鎖骨から胸を撫でた。その指が胸の突起に辿り着いたころ、ケイトのものは、復活して完全に勃ち上がっていた。両胸の突起にケイトは両方の親指で軽く触れたあと、ふにふにと押しつぶしだした。


「あっ」


 思わず、ケイトから胸を遠ざけようとした。


「リン、痛いか?」


 ううん。顔を横にふった。オレの全てはケイトのものだから、自由にして欲しい。ただ恥ずかしいのだ。唇を噛み締めて、ケイトを見上げて首に掴まった。
 だって男なのに乳首で気持ち良くなっちゃうなんて。顔も耳も熱いよ。

 ケイトは、ふふって少し笑って


「リン、俺にキスして」


 恥ずかしいから、目を閉じて、チュってキスしてすぐ離れる。


「リン?………もう一度…だ」


 ケイトの目が、声が、オレを甘く鋭く射抜く。


 きっとケイトは、オレが恥ずかしがってる事をわかっていて、そのキスではない、と言いたいのだろう。オレは思い切ってケイトの唇を唇でんだあと、舌を差し込んだ。ケイトがしてくれるキスを真似てやってみる。ケイトはオレにされるがままだったけど、なんだかすごく嬉しそうだ。その間、ケイトの手が妖しくオレの腰まわりを撫ではじめた。


「うぅ」


 くぐもった声がもれる。

 ケイトのイタズラな指先がまた胸の突起に戻ってきて、いじりだす。何回も指が行き来して突起の表面を擦られる。そしておもむろにきゅっと摘まれた。


「はぅ」


 気持ちいい気持ちいい恥ずかしい。キスに集中できなくて、舌の動きが止まってしまう。二人の唇が離れる。


「リン、お尻も洗うから力を抜いて」


 そう言ってケイトが、オレをしっかり抱きしめてくれた。オレもしっかりケイトの首に掴まった。
 ケイトは大きな手でお尻全体をあわあわにして、すでに受け入れ態勢で、ぐちゅぐちゅになっているであろう後孔に触れた。

 ケイトはオレの耳に唇を寄せて言う。


「リン、もうトロトロに蕩けてる」


「いやぁ、いわないでぇ」


 ケイトは細く長い指をつぷっと挿入した。
 そして孔を広げるようにかき回していく。


「あっあっあっ、ケイト、ケイト」


「俺を受け入れるためにこんなに蕩けてるんだ」


 ケイトは指を一度抜いて、泡をまとい今度は中指と薬指の二本を挿入する。


「あっああぁ、ケイト!気持ち良いぃ、はぁっあっん」


 二本の指が、抽挿を繰り返していく。ケイトは、何かの確信があって、指を動かしているのか、同じところをやわらかく擦ってくる。


「あぁんケイト、またっまたイッちゃう!」


 そう訴えると突然指を抜いてシャワーで身体中の泡を流していく。
 オレは突然ご褒美を取り上げられた子供の様にどうしていいかわからず、潤んだ目でケイトを見た。

 そのまま抱っこされたまま、ジャグジーに入る。


「リン、俺がもっと気持ち良くしてやるから」


 期待に目が潤む。


「ここに手をついてお尻をこっちに向けて」


 ケイトはオレに、湯船のふちに手をつき、お尻だけを上にあげる体勢になれと言う。恥ずかし過ぎる。
 でも今のオレは、とにかく快楽に貪欲どんよくになってしまっている。
 

 言う通りにしたら。
 ケイトの吐息が後孔にあたった。




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