ある日『運命の番』に出逢ったオレに起こる、なんやかんや、でもやっぱり最高に幸せだと思う。

音羽 りんね

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10.重くて長くて硬くて熱い

 

 先程、舌で散々解された孔は、重くて長くて硬くて熱いケイトの昂りを導き、隘路《あいろ》を進ませ、最奥までいざなった。ケイトの求愛フェロモンが甘い。

 ケイトは、行きつ戻りつ、挿入を深くしていった。オレの中の細胞が総動員でケイトを歓迎し、ケイトにまとわりついている。 
  

「ケイトが…オレの中に……居る」


「リン、受け入れてくれてありがとう。苦しいな」


 ぎゅうって抱きしめてくれながら優しく唇にキスをしてくれた。どうやら全部入ったようだ。ケイトの腰が触れている。


 あっあふぅ


「オレ達、ひとつになれたんだね」


「そうだ、やっとあるべき姿に戻れた」


 ケイトは、額に汗が浮いていて、オレより苦しそうだ。喜びに満ちたフェロモンがオレを包む。溺れてしまう。
 最奥から入口までケイトの存在がわかる。ぴったりとはまっていて充足感と安心感が凄い。
 ケイトは、すぐには動かずオレを抱きしめてくれていた。オレの最奥の器官と、ケイトの亀頭がキスをしている。オレは涙がとまらなかった。


「リン、辛いのか?」


 オレは、ぶんぶんと頭を横に振った。
 

「幸せなんだ、ケイト」


「俺もだ。リン愛している」


「オレも愛してる。ずっと一緒にいて」


「これから先はずっと一緒だ。今日はゴムをつけているし、俺はさっき避妊薬ものんだ。リンも途中で飲もう。だが次の発情期は番になって、この奥に注ぐから覚悟していてくれ。孕むまで注ぐからな」


 孕むまで...オレの耳に唇を寄せて宣言した。きっとオレは蕩けた顔になっていることだろう。だって嬉しすぎる。


 「まあ、まずはリンの幼なじみに納得してもらおう」


 嬉しい嬉しい嬉しい、嬉しすぎてお尻に力が入ってしまって、中のケイトを締め付けてしまった。ケイトは、うめく。


「そんなに締め付けられたらすぐにイってしまう」


 汗がパタパタと落ちてくる。


「ケイトォ、動いて、お願い」


 オレは、必死にお願いした。なぜかというと、お尻に力が入ってしまったら、中のケイトの昂りを締め付けてしまう。そうすると脳で補完されたその形が、ありありとわかる。その事実に興奮して、またケイトを締め付けてしまい、ヒクヒクとケイトを感じてしまう。まるで、自慰をしているかのように、気持ちよくて終わりがない。


「リン、一人で気持ちよくなってるな?動くぞ」


 甘い微笑みを浮かべたケイトの甘いキスが、顔や耳にたくさん降ってくる。

 そろそろそろとケイトは、昂りを入口付近まで腰を引いて、次はぐりぐりぐりと最奥まで再び入ってきた。あぁ…再びそろそろと入口付近まで抜いて、また最奥まで入ってくる。あっあっあぁ……なにこれなにこれなにこれ、悦びと苦しみが混在している。


「ケイト気持ちいい?」


「最高に気持ちいい、リンの中が俺を包みこんでくれている」


 良かった。


「余裕があるな、リン」


 そう言ったケイトは、イタズラな顔をしていて次第に抽挿を速めていった。そして、オレの中の気持ちいい部分にあたるように腰を動かし始めた。


「あっああ!そここすらないで、変になる」


「変になっていい」


 より速く抽挿を繰り返すケイトに、オレはしがみついた。


「あぅっあっあっ!」


「可愛いリン、俺をもっと感じて」


 ヨダレと涙と汗にまみれて、可愛いはずがないのに。


「ああぁっああぁっつ!」


 ああそうかこの変になってしまいそうな感覚は、『気持ちいい』なんだ。これが快楽。
 そう気づいてしまってから、この行為が堪らなくなってきた。あまりの刺激に背をらせて喘いだ。その隙をついて、ケイトがオレの喉仏を舐めて、首に噛みついてきた。


「ひゃああ!イく、イく、ケイト!」


「リン見ててやるから、安心してイけ」


「ああぁあ!!」




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