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11.居座って
オレは、盛大に白濁を飛ばしてイってしまった。ケイトは、例の獣のような鋭い目で、オレを見ていた。一瞬たりとも見逃さないように。
「いい子だ、リン。上手く中の刺激だけでイけたな。もう少しだけ動いていいか?」
オレは、息が乱れて言葉にするのが難しかったので、何度も頷いた。身体が痙攣していて、ケイトがネックガードの隙間や首や鎖骨あたりに何度もチュってキスをくれたけど、今は刺激に弱くなっていて、バカみたいに口を開けて喘いでしまう。あぁん。
でもこれだけは伝えたい。きっとオレはもう限界だ。ヒートはまだまだ続くだろう。
「ケイト、オレの身体、自由にしていいから」
ケイトは、意図をよんでくれたのか、頭をなでなでしてくれた。オレは、イった後の脱力感と法悦にどっぷり浸っていた。こんなに気持ちいいなんて。
「大丈夫だ、少し休め、そばにいる」
オレは、その言葉に安心して、そのまま意識を飛ばしてしまった。
意識が戻ってきた瞬間、気付く。
ケイトがまだオレの中に居座ってくれている。全然萎えてないんだけど、これが通常時ってこと?
逞しい腕がオレの頭の下と、お腹にまわされていて背中はぴったりくっついていた。優しい安心感を感じる空気と匂い。身体もさらさらしていて、ケイトが拭いてくれたんだろうな。
あぁ動けない。嬉しい。そう思ってしまった瞬間、キュッと締め付けてしまった。オレの身体を後ろから抱きしめていたケイトは、ふふって笑いながら、起きたか?と聞いてきた。
この体勢、凄く安心する。でもケイトの顔を見たい。
オレは、もぞもぞ動いて自分の肩越しに振り返った。
そしてまたもや後悔した。
事後の妖しくて気怠い空気を纏い、甘い甘い味を連想させる蕩けた蜂蜜色の瞳。雄が獲物を手に入れたあとの余裕を感じる距離感。ケイトの愛おしいという感情の全てがオレに向けられていた。オレは、激しく動揺し、顔が火照り、ドキドキしている心臓を抱え、なんとか顔を前に戻すことができた。
「そんなに煽っていいのか、先に食事にしようと思っていたのに」
無駄にフェロモンを撒き散らして、オレの耳に吹き込む。
「ケイト!お腹空きました!なっ何かたべたいです!」
ぷっくくくははっ
「残念だが………、食事はあとだ。まだ離さない」
笑ったかと思ったら、心臓を抉られるような低い声。いやいや声が良すぎるって。孔の中がじわじわ潤っていくのがわかる。非常に恥ずかしい。きゅんきゅんと中のケイトを締め付けてしまう。ケイトのものが中で跳ね、一瞬にして熱い昂りに育ったことをオレに知らしめる。
オレは、繋がったままうつ伏せにさせられて、背中にケイトがのしかかってきた。結合が深くなる。
「あっあっ、ケイト、ケイト!深いいぃっっ」
もはや絶叫に近い。
ケイトは、オレの背中を労わるように優しく満遍なく撫でて、時々思いついたように、背中を強めに吸ってキスマークを付けていった。
ネックガードと首の隙間は、それはそれは丁寧に舐められた。また気が遠くなるほどにゾクゾクしてしまう。
ケイトは、それに気が済むとオレの背中とケイトの胸をくっつけて中の昂りを動かし始めた。
あ、あ、あぅ!シーツを掴んでいるオレの手の上に、ケイトの手が乗せられて指を絡ませて握られる。そうしている間にケイトの昂りでみっしりと深いところまで隙間なく埋められていく。
「リン、愛している」
オレの一番感じる箇所をケイトの昂りで突かれながら、何度も何度も耳元で愛を囁かれて、もうオレは、甘く熟れた桃のように、グズグズのトロトロになってしまっていた。
「あぁっっ、ケイトォ…もうダメェ、はああぁっ」
嬌声がとめられない。
口が壊れてしまったみたいだ。
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