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第7章
第?章:ブルローネの新人19(ifルート)
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その後、彩芽とイシャーラは王子達からの「愛人になって欲しい」と言う熱烈な求愛を受けたが、二人共断ってしまった。
二人の王子は「また来る」と言って、夢から覚めるのが残念なような顔をして、満足そうに国へと帰っていった。
二人の王子達は、その後も理由をつけてはネヴェルを訪れ、彩芽とイシャーラに会いに来る事になる。
だが、マルギアス王国とエーレ王国の関係は、以前よりも友好的になり、ネヴェルの町の港にはエーレから来る商船が忙しく出入りするのは、もう少し後の話である。
初仕事を終えた二人は、ただの姫娼婦となった。
これで、ようやく一人前として店で仕事をする事が出来る。
最初の仕事で、彩芽とイシャーラの二人は、王子達から後金で金貨百枚をその身体に支払われた。
一晩で十万フォルト(一千万円相当)のご祝儀であり、その額は、王族を相手に二人とは言え歴代でもトップクラスの、異例ともいえる高額さであった。
あの事件が原因で同業他店のアニークは潰れ、アニークに流れていた客達がブルローネに流れる様になり、イシャーラの借金は想像以上に早く返せそうである。
二人の姫娼婦の噂を聞き、近隣の国も含めた様々な国の権力者が訪ねて来るようになったのも大きかった。
そんな二人の所へ、巨人が訪ねて来る。
もちろん、彩芽を目当てにしてである。
巨人がいつも借りる大部屋にて。
「ご指名ありがとうございます。ストラディゴス様」
彩芽の、ついに来たかと言う態度に、ストラディゴスは苦笑いを浮かべる。
「よう。あまり歓迎している様には見えないぞ」
「そんな事ありませんよ。今日は、お客様ですから」
素っ気無い態度。
「リリオ、ストラディゴス様と何かあったの? あなたがそんな態度とるだなんて」
イシャーラが自分の服を脱ぎながら彩芽を心配する。
「……レーシュ、俺が悪いんだ」
ストラディゴスは、覚悟を決め、最初の出会いをイシャーラに話した。
「リリオ、その時の事、まだ気にしてるの?」
「そうじゃないけど……」と言いつつ、彩芽は何かが引っかかっていた。
イシャーラがストラディゴスの胸板に愛撫し始める。
彩芽も服を脱ぐと、考えながらストラディゴスの指を舐め始める。
元気の無い子猫の様に自分の指を舐める彩芽を見て、ストラディゴスの股間が萎えていく。
「な、なあ」
ストラディゴスは勇気を出して話を切り出した。
今日は、二人をあわよくば抱こうと買いに来た。
だが、本当の目的は別にあった。
「リリオ、その……嫌なら、無理にしなくて良い……俺は、そんなお前じゃ、勃たない……」
「嫌じゃ……無いですよ」
「でもよ、他の客や、王子にはそんな態度じゃないだろ?」
「それは……そうだけど……」
「俺は、どうすればお前に許して貰えるんだ……」
ストラディゴスは、この場に、許しを請いに来ていた。
「……許す?」
「お前の事は、最初に会った時からずっと気になってたんだ……お前が、そんなに怒ってるなんて思わなくてよ……今日は、ちゃんと謝りに来たんだ……全部俺が悪かった! お前を姫に間違えて無理やり連れ込んだのは、俺が悪かった! 謝るのが遅くなって悪かった! 頼む! 頼むから、何でもする。だから、あの事は許してくれ!」
ストラディゴスは、彩芽との出会いを悔いていた。
軽口を叩いたり助けたりすれば、自然と許して貰えると思い、見かければ話しかけ、困っていれば助けて来たのは、その為であった。
しかし、彩芽との距離は縮まったが、最後の壁が取り払われない。
もし、彩芽が許してくれていれば、うやむやにして抱くつもりでは、あった。
だが、彩芽は明らかにストラディゴスを気持ち良くしてはくれても、気分良くは抱いてくれない。
もう、謝るしかないと観念した形での、許しを請う謝罪。
謝罪を受け、イシャーラは彩芽の様子を伺い、彩芽は、自分が何をモヤモヤとしていたのかを理解した。
彩芽は、ストラディゴスが強姦未遂をしておいて、彩芽に対して善人面をして歩み寄ってくる事が気持ち悪かった。
だが、順番は間違えているし、下心こそあるが、ストラディゴスは自らの罪を彩芽に対して認めた。
彩芽は、謝るタイミングを逸した巨人を理解し、今までの行動の意味も理解した。
謝らずに不器用な埋め合わせをしていた巨人を思い出し、可笑しくなって笑いが込み上げて来る。
謝ってしまった方が楽なのに、どうにか謝らずに許して貰おうとしていたなんて、なんて幼稚なのだろうと。
そう思った途端、彩芽は巨人が事件の夜も裏で助けてくれていた事を思い出し、償い以上の物を彩芽に過剰に与えている事に気付く。
「ストラディゴス様……別に、怒って無いですよ」
彩芽は、ストラディゴスを許すと、その指を口で深く愛撫する。
彩芽の空気が変わり、ストラディゴスは指を愛おしそうに上目遣いで舐められるのを見ているだけで、萎えていた股間の物が起き上がり始める。
ストラディゴスの謝罪が受け入れられたのを見て、イシャーラはいつもの調子に戻った彩芽と共にストラディゴスの手の指を一緒になって愛撫し始める。
指を舐められているだけなのに、ストラディゴスは息が荒くなる。
「でも、本当に何でも頼んで良いの?」
彩芽に乳首を愛撫されながら聞かれ、ストラディゴスは首を縦にしか触れない。
* * *
貴族屋敷を買う為には、爵位が必要となる。
ストラディゴスの騎士の称号も、列記とした爵位である。
ストラディゴスは、彩芽の頼みを聞いて、一軒の廃屋を所有してくれた。
ストラディゴスには多少窮屈なそこは、イシャーラの実家であった。
少しでも早く借金を返す為に、無駄なお金をかけたくないのもあるが、自分達の手で直したかった。
彩芽とイシャーラは、少しずつ廃屋を修理し始め、そこにはストラディゴスとボルドレットの姿もあった。
イシャーラは、ストラディゴスの持ち家でこそあるが、彩芽によって買い戻された我が家で、彩芽と共に同棲する事となる。
この頼み事をストラディゴスが了承したのは、彼にも利点があるからであった。
普段は、彩芽とイシャーラが二人で同棲する屋敷である。
だが、その家はストラディゴスの持ち家であり、家賃はストラディゴスに払われるので家賃収入が入る。
ストラディゴスは、自分の家として二人を訪ねる事で、ブルローネに金を払う事でいつでも出張して貰っている状態でもあった。
つまり、好きな時に二人を、持ち家に帰るだけで抱く事が出来る。
この変則的な同棲の誘いに、ストラディゴスは喜んで飛びついたのであった。
彩芽が、そんな事をしようと思ったのは、攫われそうになった時や、初仕事の夜。
ストラディゴスが助けてくれたからこその好感度に加え、自分を買った時に情けなくとも真摯に謝罪してきた姿勢を受けて、ストラディゴスが自分の事が好きな事に気付いたからであった。
自分を好きな人を知るなら、一緒に過ごした方がいい。
二人の王子は「また来る」と言って、夢から覚めるのが残念なような顔をして、満足そうに国へと帰っていった。
二人の王子達は、その後も理由をつけてはネヴェルを訪れ、彩芽とイシャーラに会いに来る事になる。
だが、マルギアス王国とエーレ王国の関係は、以前よりも友好的になり、ネヴェルの町の港にはエーレから来る商船が忙しく出入りするのは、もう少し後の話である。
初仕事を終えた二人は、ただの姫娼婦となった。
これで、ようやく一人前として店で仕事をする事が出来る。
最初の仕事で、彩芽とイシャーラの二人は、王子達から後金で金貨百枚をその身体に支払われた。
一晩で十万フォルト(一千万円相当)のご祝儀であり、その額は、王族を相手に二人とは言え歴代でもトップクラスの、異例ともいえる高額さであった。
あの事件が原因で同業他店のアニークは潰れ、アニークに流れていた客達がブルローネに流れる様になり、イシャーラの借金は想像以上に早く返せそうである。
二人の姫娼婦の噂を聞き、近隣の国も含めた様々な国の権力者が訪ねて来るようになったのも大きかった。
そんな二人の所へ、巨人が訪ねて来る。
もちろん、彩芽を目当てにしてである。
巨人がいつも借りる大部屋にて。
「ご指名ありがとうございます。ストラディゴス様」
彩芽の、ついに来たかと言う態度に、ストラディゴスは苦笑いを浮かべる。
「よう。あまり歓迎している様には見えないぞ」
「そんな事ありませんよ。今日は、お客様ですから」
素っ気無い態度。
「リリオ、ストラディゴス様と何かあったの? あなたがそんな態度とるだなんて」
イシャーラが自分の服を脱ぎながら彩芽を心配する。
「……レーシュ、俺が悪いんだ」
ストラディゴスは、覚悟を決め、最初の出会いをイシャーラに話した。
「リリオ、その時の事、まだ気にしてるの?」
「そうじゃないけど……」と言いつつ、彩芽は何かが引っかかっていた。
イシャーラがストラディゴスの胸板に愛撫し始める。
彩芽も服を脱ぐと、考えながらストラディゴスの指を舐め始める。
元気の無い子猫の様に自分の指を舐める彩芽を見て、ストラディゴスの股間が萎えていく。
「な、なあ」
ストラディゴスは勇気を出して話を切り出した。
今日は、二人をあわよくば抱こうと買いに来た。
だが、本当の目的は別にあった。
「リリオ、その……嫌なら、無理にしなくて良い……俺は、そんなお前じゃ、勃たない……」
「嫌じゃ……無いですよ」
「でもよ、他の客や、王子にはそんな態度じゃないだろ?」
「それは……そうだけど……」
「俺は、どうすればお前に許して貰えるんだ……」
ストラディゴスは、この場に、許しを請いに来ていた。
「……許す?」
「お前の事は、最初に会った時からずっと気になってたんだ……お前が、そんなに怒ってるなんて思わなくてよ……今日は、ちゃんと謝りに来たんだ……全部俺が悪かった! お前を姫に間違えて無理やり連れ込んだのは、俺が悪かった! 謝るのが遅くなって悪かった! 頼む! 頼むから、何でもする。だから、あの事は許してくれ!」
ストラディゴスは、彩芽との出会いを悔いていた。
軽口を叩いたり助けたりすれば、自然と許して貰えると思い、見かければ話しかけ、困っていれば助けて来たのは、その為であった。
しかし、彩芽との距離は縮まったが、最後の壁が取り払われない。
もし、彩芽が許してくれていれば、うやむやにして抱くつもりでは、あった。
だが、彩芽は明らかにストラディゴスを気持ち良くしてはくれても、気分良くは抱いてくれない。
もう、謝るしかないと観念した形での、許しを請う謝罪。
謝罪を受け、イシャーラは彩芽の様子を伺い、彩芽は、自分が何をモヤモヤとしていたのかを理解した。
彩芽は、ストラディゴスが強姦未遂をしておいて、彩芽に対して善人面をして歩み寄ってくる事が気持ち悪かった。
だが、順番は間違えているし、下心こそあるが、ストラディゴスは自らの罪を彩芽に対して認めた。
彩芽は、謝るタイミングを逸した巨人を理解し、今までの行動の意味も理解した。
謝らずに不器用な埋め合わせをしていた巨人を思い出し、可笑しくなって笑いが込み上げて来る。
謝ってしまった方が楽なのに、どうにか謝らずに許して貰おうとしていたなんて、なんて幼稚なのだろうと。
そう思った途端、彩芽は巨人が事件の夜も裏で助けてくれていた事を思い出し、償い以上の物を彩芽に過剰に与えている事に気付く。
「ストラディゴス様……別に、怒って無いですよ」
彩芽は、ストラディゴスを許すと、その指を口で深く愛撫する。
彩芽の空気が変わり、ストラディゴスは指を愛おしそうに上目遣いで舐められるのを見ているだけで、萎えていた股間の物が起き上がり始める。
ストラディゴスの謝罪が受け入れられたのを見て、イシャーラはいつもの調子に戻った彩芽と共にストラディゴスの手の指を一緒になって愛撫し始める。
指を舐められているだけなのに、ストラディゴスは息が荒くなる。
「でも、本当に何でも頼んで良いの?」
彩芽に乳首を愛撫されながら聞かれ、ストラディゴスは首を縦にしか触れない。
* * *
貴族屋敷を買う為には、爵位が必要となる。
ストラディゴスの騎士の称号も、列記とした爵位である。
ストラディゴスは、彩芽の頼みを聞いて、一軒の廃屋を所有してくれた。
ストラディゴスには多少窮屈なそこは、イシャーラの実家であった。
少しでも早く借金を返す為に、無駄なお金をかけたくないのもあるが、自分達の手で直したかった。
彩芽とイシャーラは、少しずつ廃屋を修理し始め、そこにはストラディゴスとボルドレットの姿もあった。
イシャーラは、ストラディゴスの持ち家でこそあるが、彩芽によって買い戻された我が家で、彩芽と共に同棲する事となる。
この頼み事をストラディゴスが了承したのは、彼にも利点があるからであった。
普段は、彩芽とイシャーラが二人で同棲する屋敷である。
だが、その家はストラディゴスの持ち家であり、家賃はストラディゴスに払われるので家賃収入が入る。
ストラディゴスは、自分の家として二人を訪ねる事で、ブルローネに金を払う事でいつでも出張して貰っている状態でもあった。
つまり、好きな時に二人を、持ち家に帰るだけで抱く事が出来る。
この変則的な同棲の誘いに、ストラディゴスは喜んで飛びついたのであった。
彩芽が、そんな事をしようと思ったのは、攫われそうになった時や、初仕事の夜。
ストラディゴスが助けてくれたからこその好感度に加え、自分を買った時に情けなくとも真摯に謝罪してきた姿勢を受けて、ストラディゴスが自分の事が好きな事に気付いたからであった。
自分を好きな人を知るなら、一緒に過ごした方がいい。
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