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16.聖女伝説を裏付けてしまったがために
王族の皆さんは忙しいようで仕事へと戻っていった。そのままランベルトさんとユリウスさんと共に治療室へ。いつものように個室に入り、ソファーに腰掛けた途端どっと疲れが出て背もたれにぐったりと沈んでしまった。
「ハルトさんはお疲れのようですね」
「……疲れるに決まってますよ。あんな王族と一度に面会したら……」
ずっと緊張しっぱなしだったし、ケーキとか食べたけど味なんかよくわからなかったし。
「それだけ聖女の再来というハルトさんの存在が稀有で貴いという証拠ですよ」
「皆さんそうおっしゃいますけど、俺は体液が特殊なだけの一般人ですよ」
「ハルトさんはそう思うのかもしれませんが、そうではないのですよ」
ランベルトさん曰く、例え体液が特殊なだけであってもそれは確かに治癒の能力を持っている。この世界は魔法というものが存在することが当たり前だが、治癒魔法なんてものは存在しない。
ユリウスさんのあの怪我や呪いを一瞬で完治させた能力はかなり高く、その力があるだけで助かる命も多くなる。ユリウスさんを含め、騎士の人達は危険な魔物の討伐に赴いている。その時に亡くなってしまう騎士も数は少なくても毎年いる。
それだけじゃなく、戦争だっていつか始まるかもしれない。今は平和だが周辺国の王が変われば国の方針も変わることがある。その時に戦争が起こることはよくあることだそうだ。
そんな時、一人でも多く人命を救うことが出来れば戦力も変わり戦況が変わる。聖人という一人の人間がいるだけで、国の立ち位置そのものが変わるそうだ。
この力が野心の強い国が手に入れれば、死なない程度に体液を搾り取るだけ搾り取って周辺国と戦争をするだろうし、または治癒や浄化の能力を使い荒稼ぎすることも出来る。
それに『聖女伝説』には嘘か本当かはわからないが、聖女の力によって命が助かった王子様は、かなり若返り大きな力を得たという話があるそうだ。今まではそれもただのおとぎ話として語られていたが、俺という存在が聖女伝説を裏付ける決定打となってしまった。
本当にそういったことが出来るとか出来ないとかは関係なく、俺があくどい人間の手に落ちれば俺は人としての尊厳を無視された扱いになる可能性が高いそうだ。
「それに陛下も為政者です。こうしてハルトさんを手厚く歓迎しているのは、他国に渡ってしまってはこの国の未来が危ぶまれる可能性があるからです」
つまり俺を手厚く保護しているのは、俺がこの国から出て行かないようにするためでもあるということ。この国から逃げ出し他国へと渡った場合、俺はこの国にとって脅威となってしまう。そうならないために、この国を気に入ってもらい俺自らがこの国にいたいと思わせることも必要なのだとランベルトさんは言った。
「そんなことを俺に言って大丈夫なんですか?」
「構いません。陛下もそれくらいはわかっておいでです。それに陛下含め、殿下方も侵略などは好みません。もしそうでなければ、今頃ハルトさんは拘束、監禁されて人体実験でもされているでしょうね」
俺は魔法が使えない。それだけじゃなく武術の心得だってない。誰かを攻撃して逃げ出すことも出来ず、されるがまま日々体液を搾り取られる毎日になるだろう。
でも俺は家政夫としてユリウスさんの自宅に居候させてもらっている。ユリウスさんと一緒だが出歩くことも出来る。酷いこともされていない。それは俺を尊重してくれているから。
「ハルトさんはそれだけの価値がある人だということです。ですから陛下方が揃ってあのように挨拶されても何もおかしくはないのですよ」
「……そういうことなんですね」
まだちゃんと納得は出来ていないが、俺は俺が思っているよりかなり重要人物になっているということだ。俺の持つ体液が、国の立ち位置そのものを変えてしまうほどの。
俺もただの一般人だなんだのと言ってはいけないんだ。ここは日本じゃない。俺がいた世界じゃない。全く別の異世界なんだ。
「俺、この国に来てよかったです。俺の力がどこまで通用するのかわかりませんが、出来ることは協力させていただきます」
「ありがとうございます。国としても、ハルトさんをしっかりとお守りいたしますよ」
これはお互いに利があることだ。俺の持つ能力を提供し、国は脅威から俺を守ってくれる。そうやってお互いが助け合っていけばいい。
なにより今の俺はこの世界で一人で生きていくことは難しい。俺の能力を使って仕事をすることは出来ないし、仕事を探すことも住む場所を探すことも、この世界じゃどうすればいいのかわからない。何も知らない俺は格好のカモだ。騙されたとしても、それがそうだとわからない可能性が高い。
今現在、俺が俺としてちゃんと生活出来るのはこの国とユリウスさんのおかげなんだ。
「ユリウスさんも本当にありがとうございます。家政夫としてユリウスさんが生活しやすいよう頑張りますね」
「もう既に居心地がよくなっている。十分だ」
「いえいえ、まだまだやることは残ってますからね。まずは洗濯したいしその前に庭の草むしりもしないと。それから作れる料理も増やしたいし、この世界の料理を知りたい。ユリウスさんの好物を作れるようになりたいし、食べて欲しい料理もありますから」
出汁という概念がこの世界になるのかわからないが、ブイヨンは欲しいしそれの研究もしたい。醤油はないだろうし和食は無理だけどカレーならワンチャン……? ハンバーグとかオムライスとかも地球じゃ人気だったしこの世界でもウケるはず。から揚げなら醤油がなくても作れるし、パン粉をつけてトンカツやエビフライも出来る。タルタルソースがあれば十分に美味しいし、この世界のソースも色々と知りたい。
あー、ちょっと考えただけで涎が出そう。たくさんやりたいこと、やれることがある。楽しくなってきた!
「あああああ! ハルト様ぁぁぁぁぁ! どうか私にもいつか食べさせてくださいませ!」
「え、あ、はい。そうですね。今はまだ家のことが落ち着いてないので難しいですが、いつか必ず」
相変らずのランベルトさんの熱量にビビりつつも、ランベルトさんにもお世話になっているしいつかはちゃんと料理でお礼をしよう。と、ここで昨日のことを思い出した。俺の魔力無し問題を解決する方法を聞かなければ。
「あのランベルトさんにご相談があるんですが、俺って魔力がないので魔道具を起動させられないんですけどなんとかなりませんか?」
この色彩変化の魔道具はユリウスさんに魔力を入れてもらえばいいものの、普段の生活にも魔道具はよく使われている。台所のコンロもそうだし灯りの魔道具だってそうだ。少量の魔力でいいとはいえ、その魔力が全くない俺にはどうやっても扱えない。昨日はそれで困ったんだし。
「ああ、なるほど。そういえばそうですよね。失念しておりました」
ランベルトさんも俺に魔力がないということをわかっていながらも、それが生活する上でどう不便なのかまではわかっていなかったようだ。しばらくうーんと悩んでいたランベルトさんだが、「少しお待ちください」とこの個室を出て行った。
するとすぐにランベルトさんは戻ってきた。そして手に持っている黄色い宝石? を俺に見せる。大きさは親指の第一関節くらいだろうか。
「これは魔石といいます。魔物を討伐すると稀に入手出来るものになります」
魔物と一口に言っても種類や大きさも様々で、個々の強さもかなり違うそうだ。中でもかなり脅威となる強い魔物の場合、体の中にこういった魔石を持っているそう。強い魔物は魔法を使うこともあるそうで、その魔法を使う時にこの魔石を利用しているらしい。
「ですのでこの魔石は魔力との相性がとてもよく、魔力を溜めておくことが出来るんです」
俺が今使っている色彩変化の魔道具の石もこの魔石なんだそうだ。これに必要な魔法を術式として組み込み、魔力を流して使う。
電化製品代わりとなっている魔道具は魔石を使用せず、宝石の屑石を使っているらしい。宝石も魔力を通すことが出来るようでその中に術式を組み込むんだそうだ。魔石と違うのは魔力を溜め込むことが出来ないという点。
ランベルトさんは魔石の中に『魔道具に触れたら魔力放出』の術式を組み込めばいいのではないかと言うのだ。それを聞いてまるで電池みたいだなと思った。
「ハルトさんはお疲れのようですね」
「……疲れるに決まってますよ。あんな王族と一度に面会したら……」
ずっと緊張しっぱなしだったし、ケーキとか食べたけど味なんかよくわからなかったし。
「それだけ聖女の再来というハルトさんの存在が稀有で貴いという証拠ですよ」
「皆さんそうおっしゃいますけど、俺は体液が特殊なだけの一般人ですよ」
「ハルトさんはそう思うのかもしれませんが、そうではないのですよ」
ランベルトさん曰く、例え体液が特殊なだけであってもそれは確かに治癒の能力を持っている。この世界は魔法というものが存在することが当たり前だが、治癒魔法なんてものは存在しない。
ユリウスさんのあの怪我や呪いを一瞬で完治させた能力はかなり高く、その力があるだけで助かる命も多くなる。ユリウスさんを含め、騎士の人達は危険な魔物の討伐に赴いている。その時に亡くなってしまう騎士も数は少なくても毎年いる。
それだけじゃなく、戦争だっていつか始まるかもしれない。今は平和だが周辺国の王が変われば国の方針も変わることがある。その時に戦争が起こることはよくあることだそうだ。
そんな時、一人でも多く人命を救うことが出来れば戦力も変わり戦況が変わる。聖人という一人の人間がいるだけで、国の立ち位置そのものが変わるそうだ。
この力が野心の強い国が手に入れれば、死なない程度に体液を搾り取るだけ搾り取って周辺国と戦争をするだろうし、または治癒や浄化の能力を使い荒稼ぎすることも出来る。
それに『聖女伝説』には嘘か本当かはわからないが、聖女の力によって命が助かった王子様は、かなり若返り大きな力を得たという話があるそうだ。今まではそれもただのおとぎ話として語られていたが、俺という存在が聖女伝説を裏付ける決定打となってしまった。
本当にそういったことが出来るとか出来ないとかは関係なく、俺があくどい人間の手に落ちれば俺は人としての尊厳を無視された扱いになる可能性が高いそうだ。
「それに陛下も為政者です。こうしてハルトさんを手厚く歓迎しているのは、他国に渡ってしまってはこの国の未来が危ぶまれる可能性があるからです」
つまり俺を手厚く保護しているのは、俺がこの国から出て行かないようにするためでもあるということ。この国から逃げ出し他国へと渡った場合、俺はこの国にとって脅威となってしまう。そうならないために、この国を気に入ってもらい俺自らがこの国にいたいと思わせることも必要なのだとランベルトさんは言った。
「そんなことを俺に言って大丈夫なんですか?」
「構いません。陛下もそれくらいはわかっておいでです。それに陛下含め、殿下方も侵略などは好みません。もしそうでなければ、今頃ハルトさんは拘束、監禁されて人体実験でもされているでしょうね」
俺は魔法が使えない。それだけじゃなく武術の心得だってない。誰かを攻撃して逃げ出すことも出来ず、されるがまま日々体液を搾り取られる毎日になるだろう。
でも俺は家政夫としてユリウスさんの自宅に居候させてもらっている。ユリウスさんと一緒だが出歩くことも出来る。酷いこともされていない。それは俺を尊重してくれているから。
「ハルトさんはそれだけの価値がある人だということです。ですから陛下方が揃ってあのように挨拶されても何もおかしくはないのですよ」
「……そういうことなんですね」
まだちゃんと納得は出来ていないが、俺は俺が思っているよりかなり重要人物になっているということだ。俺の持つ体液が、国の立ち位置そのものを変えてしまうほどの。
俺もただの一般人だなんだのと言ってはいけないんだ。ここは日本じゃない。俺がいた世界じゃない。全く別の異世界なんだ。
「俺、この国に来てよかったです。俺の力がどこまで通用するのかわかりませんが、出来ることは協力させていただきます」
「ありがとうございます。国としても、ハルトさんをしっかりとお守りいたしますよ」
これはお互いに利があることだ。俺の持つ能力を提供し、国は脅威から俺を守ってくれる。そうやってお互いが助け合っていけばいい。
なにより今の俺はこの世界で一人で生きていくことは難しい。俺の能力を使って仕事をすることは出来ないし、仕事を探すことも住む場所を探すことも、この世界じゃどうすればいいのかわからない。何も知らない俺は格好のカモだ。騙されたとしても、それがそうだとわからない可能性が高い。
今現在、俺が俺としてちゃんと生活出来るのはこの国とユリウスさんのおかげなんだ。
「ユリウスさんも本当にありがとうございます。家政夫としてユリウスさんが生活しやすいよう頑張りますね」
「もう既に居心地がよくなっている。十分だ」
「いえいえ、まだまだやることは残ってますからね。まずは洗濯したいしその前に庭の草むしりもしないと。それから作れる料理も増やしたいし、この世界の料理を知りたい。ユリウスさんの好物を作れるようになりたいし、食べて欲しい料理もありますから」
出汁という概念がこの世界になるのかわからないが、ブイヨンは欲しいしそれの研究もしたい。醤油はないだろうし和食は無理だけどカレーならワンチャン……? ハンバーグとかオムライスとかも地球じゃ人気だったしこの世界でもウケるはず。から揚げなら醤油がなくても作れるし、パン粉をつけてトンカツやエビフライも出来る。タルタルソースがあれば十分に美味しいし、この世界のソースも色々と知りたい。
あー、ちょっと考えただけで涎が出そう。たくさんやりたいこと、やれることがある。楽しくなってきた!
「あああああ! ハルト様ぁぁぁぁぁ! どうか私にもいつか食べさせてくださいませ!」
「え、あ、はい。そうですね。今はまだ家のことが落ち着いてないので難しいですが、いつか必ず」
相変らずのランベルトさんの熱量にビビりつつも、ランベルトさんにもお世話になっているしいつかはちゃんと料理でお礼をしよう。と、ここで昨日のことを思い出した。俺の魔力無し問題を解決する方法を聞かなければ。
「あのランベルトさんにご相談があるんですが、俺って魔力がないので魔道具を起動させられないんですけどなんとかなりませんか?」
この色彩変化の魔道具はユリウスさんに魔力を入れてもらえばいいものの、普段の生活にも魔道具はよく使われている。台所のコンロもそうだし灯りの魔道具だってそうだ。少量の魔力でいいとはいえ、その魔力が全くない俺にはどうやっても扱えない。昨日はそれで困ったんだし。
「ああ、なるほど。そういえばそうですよね。失念しておりました」
ランベルトさんも俺に魔力がないということをわかっていながらも、それが生活する上でどう不便なのかまではわかっていなかったようだ。しばらくうーんと悩んでいたランベルトさんだが、「少しお待ちください」とこの個室を出て行った。
するとすぐにランベルトさんは戻ってきた。そして手に持っている黄色い宝石? を俺に見せる。大きさは親指の第一関節くらいだろうか。
「これは魔石といいます。魔物を討伐すると稀に入手出来るものになります」
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「ですのでこの魔石は魔力との相性がとてもよく、魔力を溜めておくことが出来るんです」
俺が今使っている色彩変化の魔道具の石もこの魔石なんだそうだ。これに必要な魔法を術式として組み込み、魔力を流して使う。
電化製品代わりとなっている魔道具は魔石を使用せず、宝石の屑石を使っているらしい。宝石も魔力を通すことが出来るようでその中に術式を組み込むんだそうだ。魔石と違うのは魔力を溜め込むことが出来ないという点。
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