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34.おかえりなさい
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迎えに来てくれたロキュスさんに連れられて朝から王宮へとやってきた。以前と同じ客室を用意してくれ、俺はそこでしばらく待つことに。
俺についてくれる侍従の人も以前と同じ人で、俺が退屈しないよういろいろと世話を焼いてくれた。
ただ俺はずっとそわそわとしていてそれを見た侍従の人が「ふふ。慌てなくてもじきにやってきますよ」と微笑ましく言われてしまった。
そして時間は夕方頃だろうか。俺がいる客室をノックする音が聞こえた。
「ハルト、待たせたな。ヴォルテルだ」
その声を聞いた侍従の人がそっと扉を開ける。するとヴォルテル様を始め、騎士団長さんにランベルトさん、そしてずっと会いたかったユリウスさんの姿が見えた。
俺は勢いよく立ち上がり皆へと駆け足で近づく。ヴォルテル様達も中へと入ってくると、俺の前へと来てくれた。
「け、怪我はっ!? 皆さんご無事なんですか!?」
「ははっ。ご覧の通り、全員五体満足で怪我もなく無事だ」
ヴォルテル様の言葉通り、皆の顔には疲労が滲み出ているものの怪我をしている様子もなく元気そうだった。皆の顔にそれぞれ視線を送り目が合うと、皆頷いたりにっこりと笑ってくれる。
そしてユリウスさんと視線が絡むとふわりと優しい笑みを見せてくれた。
「あっ……」
「ハルトっ!」
それを見て胸がいっぱいになり、本当に皆無事だったんだという安堵感で緊張の糸が切れた。そのままがくりと膝が折れみっともなく床に座り込んでしまう。それを見て慌ててユリウスさんが駆け寄ってくれ、俺の体を支えてくれた。
その触れた手の温かさを感じて、すぐ目の前にユリウスさんがいる。そっと腕を伸ばしユリウスさんの腕に触れた。そこも確かに温かく、ユリウスさんがちゃんと存在していることを証明している。
「よかっ……よかったっ……! 無事で、よかったっ……!」
「ハルト……心配かけたな。皆無事だ」
「はいっ……うっ、うわぁぁぁぁぁ! よかったっ……ほんと、にっ……しんぱ、いっ、したんです、からねっ……!」
やっと、やっと心の底からの安堵感でいっぱになり、俺はユリウスさんにしがみつき子供のように泣きじゃくった。「おいっ、俺は汚いぞっ……」なんて言いながらも、そんな俺をそっと抱きしめ返してくれて、優しく背中をぽんぽんと叩きあやされる。
いつもより強い汗の匂いに土の匂い。服もいつもと違って汚れが目立っている。それが今までの大変さを物語っているように感じた。
わんわんと泣きじゃくる俺の周りに皆集まり、「ハルトは泣き虫だな」と苦笑されたり「そんなに心配してくれたんですねっ……!」ともらい泣きされたり、大きな手で頭を撫でられたり。それが嬉しくてまた泣いて。
ユリウスさんも「もう大丈夫だ」と何度も何度も言ってくれた。やがて少し落ち着いた俺をソファーへと座らせてくれ、まだ涙が止まらないながらもふふっと笑える心の余裕も生まれた。
「ハルト、改めて我々全員無事に帰還した」
「はい。ぐすっ……皆さん本当に無事でよかったです。お帰りなさい」
「ああ、ただいま。それでゆっくりと話しをしたいところだが我々もまだこんな状態でね」
ヴォルテル様は汚れている服を摘まみ苦笑する。
「あ! すみません! 皆さんとっても疲れてますよね! それなのに俺っ、自分のことしか考えてなくてっ……!」
本当は早くお風呂に入ってさっぱりしたいだろうし、もの凄く疲れているから休みたいはずだ。それなのに俺のところにこうして皆来てくれて顔を見せてくれた。
申し訳ない気持ちが膨れ上がり、こうして手間を取らせていることに不甲斐なく思った。
「いや、我々もハルトの顔を見たかったんだ。二人からの連絡で『ハルトが憔悴している』と聞いていたからな」
どうやらロキュスさんやルーカスさんが俺の状態をヴォルテル様に報告していたようだ。恥ずかしくなって「すみません」と俯く。
「ハルトさん、相当ご心配してくださったようで……なんだかとても痩せられましたね」
「すみません、ランベルトさん。大丈夫だとわかっていても、どうしても不安で……お恥ずかしい限りです」
「いえいえ。私個人としては大変嬉しいことですよ。ですがそこまで追い詰めてしまったようで心苦しいです」
「いやそんなっ……俺が不甲斐ないと勝手に思っていただけで……すみません」
ロキュスさんやルーカスさんからの報告では、皆が無事だということも討伐が成功していることもちゃんと聞いていた。でも結局俺が何も出来ないまま家で一人待っている状況が悔しくて、一人で勝手に落ち込んでいただけだ。
それで食欲が落ちて痩せてしまって、逆にこうして皆に心配をかけさせてしまった。本当に俺は何をやっているんだか。
「ハルト、不甲斐ないと言うがハルトのお陰でかなりの進展があったんだ」
「え? どういうことですか?」
「今回変異種の目撃が多く、それで原因を探っていたんだがそこで瘴気溜まりを発見したんだ」
「瘴気、溜まり……?」
ユリウスさんの説明によれば、変異種が相次いで発見されるのはここ数百年となかったことらしい。そこで何か原因があるのかもしれないと討伐の合間を縫って周辺を捜索。すると瘴気が溢れている場所を見つけたそうだ。
この世界には魔法がある。そして体の中にも魔力回路というものが存在し、魔力が体の中を巡っている。だがこの空気中にも魔力の素である『魔素』が含まれていて、それ自体は体に害があるものではないそうだ。
だが例えば死体が腐敗し放置された場所やヘドロが溜まっている場所などは、その臭気や物質が魔素と混ざり合うことがある。少量であれば問題ないが、それが年数を重ね増え続け、溜まっていくと瘴気となるそうだ。
そもそも瘴気とは街では簡単に発生しないものらしく、山の中や森の奥深くで発生することが多いらしい。しかも大きな瘴気溜まりになるにはかなりの年数がかかるとのこと。それは数十年単位ではなく、数百年単位の話だそうだ。
そしてその数百年単位で出来上がった大きな瘴気溜まり。それが今回森の奥で見つかった。今回多くの変異種が目撃されたのはこの瘴気溜まりに魔物が汚染され、誕生したものだと考えられている。
瘴気溜まりも魔物にとっては害になる。だが元々強い上位の魔物はその強い瘴気にやられ死ぬことは少ない。だが瘴気に汚染されると変異種となって、より狂暴になるのだそうだ。
「瘴気溜まりとなった場所は息をするのも辛い場所だった。出来ればもう二度とあの場所には行きたくないね」
「私も同じです、殿下。気分が悪いを超えて、嘔吐感を抑えるのにも苦労しました。精神的にも苦痛で攻撃的になるのもよくわかりましたよ」
実際瘴気溜まりの調査中、騎士の数名は嘔吐したり気絶したり、精神的に錯乱し剣を振り回し攻撃を仕掛けた者もいたそうだ。強い精神力を持ってそれを抑えつけなければまともに立っていることも出来ないほどだったそう。
そんな恐ろしい場所に強い魔物が入り込み、汚染されて変異種になる。話を聞いただけでぞっと背筋が凍るようだった。
「今までならそんな場所を見つけても我々にはどうすることも出来なかった。だが今はハルトがいる」
「え?」
「聖人のハルトがいてくれたからこそ、あの瘴気溜まりを消すことが出来たんだ」
俺がいたから……? どういうことかわからず首を傾げる。
俺はただ家でぼーっと過ごしていただけで、特別に何かをした覚えは全くない。一体どういうことなんだろうか。
俺についてくれる侍従の人も以前と同じ人で、俺が退屈しないよういろいろと世話を焼いてくれた。
ただ俺はずっとそわそわとしていてそれを見た侍従の人が「ふふ。慌てなくてもじきにやってきますよ」と微笑ましく言われてしまった。
そして時間は夕方頃だろうか。俺がいる客室をノックする音が聞こえた。
「ハルト、待たせたな。ヴォルテルだ」
その声を聞いた侍従の人がそっと扉を開ける。するとヴォルテル様を始め、騎士団長さんにランベルトさん、そしてずっと会いたかったユリウスさんの姿が見えた。
俺は勢いよく立ち上がり皆へと駆け足で近づく。ヴォルテル様達も中へと入ってくると、俺の前へと来てくれた。
「け、怪我はっ!? 皆さんご無事なんですか!?」
「ははっ。ご覧の通り、全員五体満足で怪我もなく無事だ」
ヴォルテル様の言葉通り、皆の顔には疲労が滲み出ているものの怪我をしている様子もなく元気そうだった。皆の顔にそれぞれ視線を送り目が合うと、皆頷いたりにっこりと笑ってくれる。
そしてユリウスさんと視線が絡むとふわりと優しい笑みを見せてくれた。
「あっ……」
「ハルトっ!」
それを見て胸がいっぱいになり、本当に皆無事だったんだという安堵感で緊張の糸が切れた。そのままがくりと膝が折れみっともなく床に座り込んでしまう。それを見て慌ててユリウスさんが駆け寄ってくれ、俺の体を支えてくれた。
その触れた手の温かさを感じて、すぐ目の前にユリウスさんがいる。そっと腕を伸ばしユリウスさんの腕に触れた。そこも確かに温かく、ユリウスさんがちゃんと存在していることを証明している。
「よかっ……よかったっ……! 無事で、よかったっ……!」
「ハルト……心配かけたな。皆無事だ」
「はいっ……うっ、うわぁぁぁぁぁ! よかったっ……ほんと、にっ……しんぱ、いっ、したんです、からねっ……!」
やっと、やっと心の底からの安堵感でいっぱになり、俺はユリウスさんにしがみつき子供のように泣きじゃくった。「おいっ、俺は汚いぞっ……」なんて言いながらも、そんな俺をそっと抱きしめ返してくれて、優しく背中をぽんぽんと叩きあやされる。
いつもより強い汗の匂いに土の匂い。服もいつもと違って汚れが目立っている。それが今までの大変さを物語っているように感じた。
わんわんと泣きじゃくる俺の周りに皆集まり、「ハルトは泣き虫だな」と苦笑されたり「そんなに心配してくれたんですねっ……!」ともらい泣きされたり、大きな手で頭を撫でられたり。それが嬉しくてまた泣いて。
ユリウスさんも「もう大丈夫だ」と何度も何度も言ってくれた。やがて少し落ち着いた俺をソファーへと座らせてくれ、まだ涙が止まらないながらもふふっと笑える心の余裕も生まれた。
「ハルト、改めて我々全員無事に帰還した」
「はい。ぐすっ……皆さん本当に無事でよかったです。お帰りなさい」
「ああ、ただいま。それでゆっくりと話しをしたいところだが我々もまだこんな状態でね」
ヴォルテル様は汚れている服を摘まみ苦笑する。
「あ! すみません! 皆さんとっても疲れてますよね! それなのに俺っ、自分のことしか考えてなくてっ……!」
本当は早くお風呂に入ってさっぱりしたいだろうし、もの凄く疲れているから休みたいはずだ。それなのに俺のところにこうして皆来てくれて顔を見せてくれた。
申し訳ない気持ちが膨れ上がり、こうして手間を取らせていることに不甲斐なく思った。
「いや、我々もハルトの顔を見たかったんだ。二人からの連絡で『ハルトが憔悴している』と聞いていたからな」
どうやらロキュスさんやルーカスさんが俺の状態をヴォルテル様に報告していたようだ。恥ずかしくなって「すみません」と俯く。
「ハルトさん、相当ご心配してくださったようで……なんだかとても痩せられましたね」
「すみません、ランベルトさん。大丈夫だとわかっていても、どうしても不安で……お恥ずかしい限りです」
「いえいえ。私個人としては大変嬉しいことですよ。ですがそこまで追い詰めてしまったようで心苦しいです」
「いやそんなっ……俺が不甲斐ないと勝手に思っていただけで……すみません」
ロキュスさんやルーカスさんからの報告では、皆が無事だということも討伐が成功していることもちゃんと聞いていた。でも結局俺が何も出来ないまま家で一人待っている状況が悔しくて、一人で勝手に落ち込んでいただけだ。
それで食欲が落ちて痩せてしまって、逆にこうして皆に心配をかけさせてしまった。本当に俺は何をやっているんだか。
「ハルト、不甲斐ないと言うがハルトのお陰でかなりの進展があったんだ」
「え? どういうことですか?」
「今回変異種の目撃が多く、それで原因を探っていたんだがそこで瘴気溜まりを発見したんだ」
「瘴気、溜まり……?」
ユリウスさんの説明によれば、変異種が相次いで発見されるのはここ数百年となかったことらしい。そこで何か原因があるのかもしれないと討伐の合間を縫って周辺を捜索。すると瘴気が溢れている場所を見つけたそうだ。
この世界には魔法がある。そして体の中にも魔力回路というものが存在し、魔力が体の中を巡っている。だがこの空気中にも魔力の素である『魔素』が含まれていて、それ自体は体に害があるものではないそうだ。
だが例えば死体が腐敗し放置された場所やヘドロが溜まっている場所などは、その臭気や物質が魔素と混ざり合うことがある。少量であれば問題ないが、それが年数を重ね増え続け、溜まっていくと瘴気となるそうだ。
そもそも瘴気とは街では簡単に発生しないものらしく、山の中や森の奥深くで発生することが多いらしい。しかも大きな瘴気溜まりになるにはかなりの年数がかかるとのこと。それは数十年単位ではなく、数百年単位の話だそうだ。
そしてその数百年単位で出来上がった大きな瘴気溜まり。それが今回森の奥で見つかった。今回多くの変異種が目撃されたのはこの瘴気溜まりに魔物が汚染され、誕生したものだと考えられている。
瘴気溜まりも魔物にとっては害になる。だが元々強い上位の魔物はその強い瘴気にやられ死ぬことは少ない。だが瘴気に汚染されると変異種となって、より狂暴になるのだそうだ。
「瘴気溜まりとなった場所は息をするのも辛い場所だった。出来ればもう二度とあの場所には行きたくないね」
「私も同じです、殿下。気分が悪いを超えて、嘔吐感を抑えるのにも苦労しました。精神的にも苦痛で攻撃的になるのもよくわかりましたよ」
実際瘴気溜まりの調査中、騎士の数名は嘔吐したり気絶したり、精神的に錯乱し剣を振り回し攻撃を仕掛けた者もいたそうだ。強い精神力を持ってそれを抑えつけなければまともに立っていることも出来ないほどだったそう。
そんな恐ろしい場所に強い魔物が入り込み、汚染されて変異種になる。話を聞いただけでぞっと背筋が凍るようだった。
「今までならそんな場所を見つけても我々にはどうすることも出来なかった。だが今はハルトがいる」
「え?」
「聖人のハルトがいてくれたからこそ、あの瘴気溜まりを消すことが出来たんだ」
俺がいたから……? どういうことかわからず首を傾げる。
俺はただ家でぼーっと過ごしていただけで、特別に何かをした覚えは全くない。一体どういうことなんだろうか。
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