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第一章
第五話 昇進試験
しおりを挟む「第一中隊!我に続け!」
なんでこうなったんだよ…昇進試験で実戦するんだよ!
遡ること、4時間前。
え?ん?ん?ん?ん?ん?じ、実戦!?せっかく自由任務行動許されたのに…?
「武装をしたのち東部方面軍第二空軍基地に集合せよ」
えーまじかよ…でも上官の命令は絶対だからな。
「はっ!承知致しました!」
って感じで空挺部隊のごとく落下して今に至るけど…つらいなぁ…
「大尉!第二中隊をつれ敵軍を蹴散らしてこい!」
「はっ!」
久しぶりの前線…やっぱ嫌い!
「総員、敵兵を蹴散らせ!」
早く終わらせて昇進してどっかの街に行ってお茶でも飲みたいな。
「ぐぁっ!」
っ!やばい…味方が…敵の爆破魔法か…!?
「おい!大丈夫か!意識を保て!おいそこの兵軍医を呼べ!」
ルイスは負傷兵を担ぐ。
っ…俺指揮官だよな…でも部下のためにもな…
「大尉殿…私はここにおいて行って…うっ…大丈夫であります…」
「軍医が到着するまではここに居る。捕虜にでもなったらたまんねぇーぞ」
「大尉殿。遅れてすみません」
「あとは頼むぞ」
はぁ銃を使いたいな…けど、公にするのはやばいしな。大佐や准将になったら公表して特許取ろうかな…、生きてればいいけどな
世界は剣と魔法しかなく銃という武器は普及どころか知らない。銃を使えるのはルイスとアリアのみ。なぜならM4カービンはルイスが発明したためである。
「電撃総戦技術式!」
ひとつの魔法陣をさかいに魔法陣が展開されていく。
「展開!」
魔法陣からは無数の雷が落ちる。
ちっ…悲鳴を聞くのは少々いやだな…。でもしょうがない…いやしょうがなくないけど…俺が選んだ道だ。
「大尉流石です!10等級魔法を使えるなんて…」
「そこまでのことではない。中隊!下がれ!」
これにて今回の実戦は終了。次は何があるのかも知らぬまま帰るとしますか…
1ヶ月後。あの実戦後、俺は様々な試験をし無事合格した。
「ルイス・ヴィルヴィスタン帝国陸軍大尉。貴官を帝国陸軍少佐への昇進を認める」
ルイスの目の前には紙を持った士官がいた。
とうとう…とうとう少佐!たった3年程で佐官になった!結構エリートなんじゃないの!?やっとだぁぁぁ!
ルイスは敬礼をしその紙を受け取った。そして少佐の階級章、すなわち銀星1つが両肩に付けられた。士官帽をかぶり部屋を後にしたルイスを待っていたのは、アリアとペルシアだった。
「なぜ統合軍事本部の正門にアリアとペルシア准将閣下がおられるのですか…」
「昇進試験おめでとう。ルイス少佐」
「おめでとうございます。ルイス少佐殿。その銀星輝かしいですね」
准将の前では律儀になりおってこの多重人格マン!
「我が子の成長を見守るような気分だな」
なんでよ…ペルシア准将、俺とあってからまだ1ヶ月後でしょ?1ヶ月後で我が子とは…
「にしても准将閣下は本当に何故ここにおられるのですか?」
「大事な会議よ、と言っても参謀委員会から呼ばれているだけだけどね」
参謀委員会ってえぐすぎる…参謀委員会は将官のみで構成されているからペルシア准将でさえ指図できない。
「まぁ、いって来るさ」
といいペルシアは統合軍事本部の中に入っていった。ちなみに統合軍事本部は参謀本部の下部組織である。
さぁてと…これからどっしよっかな
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