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第160話 天才錬金術師再び
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ダンジョンでエドワード王子が危険な目に遭ったことは、すぐに王にも報告が上がっていた。現国王もかつて学生時代にダンジョンの危険性を体験しており、その恐ろしさを知っていた。
しかし、王太子だからといってダンジョンの授業が免除になることはない。それは、王家の子としての義務であり、国民への範を示す行為でもあった。
王は、宰相を呼び出し、この件についてどうするべきか相談していた。
「エドワードを失うことは、国益を著しく損ねる。何としても彼を守らねばならん」
王には二人の息子と二人の娘がいる。王太子の代わりは確かにいるが、未来の国王候補であるエドワードを死なせることは、国の威信にも関わる大問題だ。
「では、こういうのはどうでしょう?」
宰相は、冷静な口調で王に一つの案を提示した。
「学園では、ダンジョンの授業の時に身に着ける物は持参でも構いませんので、さらに良い装備を作って渡すのはどうでしょうか?」
学園に通う学生は、ダンジョン授業の時は学園の貸与装備を借りるか、自前の装備を身に着ける。貴族の子息や令嬢がほとんどなので、わざわざ学園の装備を借りる者はほぼいない。エドワードも、もちろん自前の装備を持参していたが、それ以上に高性能な装備を持たせれば良いのではないか、と宰相は考えたのだ。
「うむ、問題は誰に作らせるかだな」
王が腕を組み、悩んでいると、宰相がさらに提案した。
「前に浄化装置を作った錬金術師のクラウはどうでしょうか?」
その名を聞いて、王の顔に納得の色が浮かんだ。
クラウは、その分野では右に出る者がいないほどの天才錬金術師だ。
「うむ、クラウを呼んでくれ」
「分かりました。直ちに手配します」
宰相は、一旦王の部屋から出ると、控えていた騎士に錬金術師のクラウを連れてくるように指示を出した。騎士は頷くと、その場を後にした。
数時間後、クラウが騎士に連れられて王の所へとやって来た。しかし、その姿を見た王と宰相は首を傾げた。クラウは、両脇を騎士に抱えられ、まるで引きずられるようにして現れたのだ。
「何故お前たちはクラウを抱えているんだ?」
王の問いに、騎士が気まずそうに答えた。
「クラウ殿は……集中すると全く聞く耳を持たないらしく……強制的にお連れしました……」
宰相は、クラウを見てうなだれた。
彼の奇行は、すでに周知の事実だった。そして、クラウは王の御前であるにも関わらず、まるで周囲が目に入っていないかのように、何かの考え事で頭がいっぱいだった。彼の視線は宙を彷徨い、ブツブツと独り言を呟いている。
宰相は、クラウの素行を周知していたので、どうしたものかと考える。
「クラウよ、王の御前であるぞ」
宰相が声を荒げるが、クラウは全く反応しない。まるで、そこに存在しないかのように。
頭を抱える宰相は、あることをひらめく。取りあえず反応しないクラウを放っておいて、話を強引に進めることにした。
「クラウ、そなたにエドワード王子の装備を作って貰いたい」
しかし、クラウはやはり反応しない。
「学園のダンジョン授業で身に着ける装備だ。エドワード王子が負傷しないような性能の装備をだ。あと、聖女モニカの装備も頼む」
宰相が「聖女モニカ」の名前を出した途端、クラウの全身が電流が走ったかのように反応した。彼は、それまで考え込んでいた姿勢から一転、カクンと膝をついた。
「は!このクラウ、聖女モニカ様に最強の装備を作ることをお約束します!」
クラウの表情は、まるで崇拝する対象を前にしたかのような、熱狂的なものに変わっていた。
「忘れるな!エドワード王子の装備もだからな!」
宰相は、慌てて釘を刺したが、クラウの頭の中は、完全にモニカの装備のことでいっぱいになっていた。
王は、その光景を見て頭を抱えていた。
「本当に大丈夫なのか?」
「見張りを付けてひたすら言い聞かせます!」
宰相は、そう言って王に深々と頭を下げた。
クラウは、部屋に戻ると、まるで憑かれたかのようにモニカの装備作りに取り掛かった。寝る間も惜しみ、食事もそこそこに、ひたすら錬金に没頭する。そして、三週間という驚異的な速さで、それは完成した。
「よし、出来た!『聖女の羽衣』」
彼の手に握られていたのは、光の鉱石を糸状に錬金し、それを丁寧に編み込んだ、白く輝く羽衣だった。光の魔力を通すと、魔防と物防が飛躍的に上がる、まさに聖女のための最強装備だ。
見張りの騎士が、呆れたようにため息をつきながら聞いた。
「王子の装備はまだですか?」
クラウは、まるで今初めて聞いたかのように、キョトンとした顔で首を傾げた。
「え?なにが?」
やはり、王子の装備のことを完全に忘れていたのだ。騎士は、このままでは王に報告できないと悟り、とっさに嘘をついた。
「モニカ嬢に装備を渡したければ、王子の装備も作るのが条件です」
そんな条件は一切無かったが、騎士はこれしかクラウを動かす方法がないと判断したのだ。
クラウの顔色が変わった。崇拝するモニカに装備を渡せないとあっては、彼のプライドが許さない。
クラウは、慌てて王子の装備を作り出した。与えられた期間は短く、しかもモニカの装備で力を使い果たしていたため、凝ったものは作れない。彼は、装備の中に着る下着的な物を、雷の鉱石の糸で作った。
騎士は、それが「ないよりはマシか」と妥協した。見た目は、ただの普通の肌着にしか見えない。
騎士とクラウは、宰相へ報告に向かった。宰相の執務室に入ると、クラウはまず王子の装備から説明を始めた。
「まずこちらが、王子の装備です」
クラウが、自信満々に差し出したのは、ただの下着の上下だった。宰相は、それを見て頭を抱えた。
「それのどこが装備なんだ……」
見た目はアレだが、性能はピカ一な装備である。雷の魔力を流すと、こちらも魔防と物防が飛躍的に上がるのだ。
宰相は、見た目と性能のギャップに、呆れたように尋ねた。
「もうちょっと何とかならなかったのか?」
宰相は、深々とため息をつきながら、目の前のクラウに問いかけた。
「……クラウ。これは“王子の装備”だと言い張るつもりか?」
クラウは、何の迷いもなく胸を張って答えた。
「はい!見た目はただの下着ですが、その性能は王国最高級!雷の鉱石を糸にして織り上げた“雷神の肌着”でございます!」
「名前をつけるな……」
宰相は、思わず額を押さえた。
しかし、クラウは意に介さず、熱弁を続けた。
「見た目に反して実に実用的!この装備は雷の魔力を流すことによって物理耐性を高め、加えて魔力障壁を形成します!それに、軽くて動きやすい!」
横で見ていた騎士が、ぽつりと呟いた。
「まあ、確かに……ダンジョン授業には向いてるかもしれませんが……」
機能性だけを見れば、確かに理にかなっている。しかし、これが王子の「装備」として果たして受け入れられるのか。
宰相は、雷神の肌着をしげしげと眺めた後、椅子にもたれて天を仰いだ。王に報告するとき、どう説明するか、宰相の頭が再び痛み出すのであった。
クラウが、再び前に出る。
彼の表情は、先ほどとは打って変わって、恍惚としたものに変わっていた。
「そしてこちら!聖女モニカ様の装備――《聖女の羽衣》!」
純白に輝く光糸で編まれた羽衣が、淡い光を放っていた。その美しさは、見る者の目を奪うほどだ。
「これは……美しい……」
宰相も思わず声を漏らした。
装飾は繊細で、見る者の心を打つほどの完成度。そして何より、その羽衣から放たれる魔力の気配は只者ではなかった。
「こちらは光の魔力を通すことで、自然にバリアが形成され、聖女モニカ様が戦闘中も安全に活動できます!」
クラウは、羽衣をそっと広げ、その機能について説明した。
「よくここまで……いや、よくこの差で……」
宰相は、王子の装備とモニカの装備の間の、あまりにも大きな格差に呆れるしかなかった。
クラウは、宰相の言葉など聞こえていない様子で、自信満々に頷く。
「聖女モニカ様に危険は一切許されませんから!」
「王子には若干危険が残るのか……」
宰相の皮肉も、クラウには届かない。
彼は、ただただ羽衣を愛おしそうに撫でていた。
「……ともかく、二つの装備は完成しました。これで王に報告できます」
騎士が、宰相に声をかけた。
彼の顔には、安堵の色が浮かんでいる。ようやくこの難題から解放されるのだ。
「王の反応が心配ですが……」
宰相は、そう呟くが、クラウは満面の笑みを浮かべた。
王への報告に向かった宰相の足取りは、ひどく重かった。彼の脳裏には、王の怒号が響いているかのようだった。
しかし、王太子だからといってダンジョンの授業が免除になることはない。それは、王家の子としての義務であり、国民への範を示す行為でもあった。
王は、宰相を呼び出し、この件についてどうするべきか相談していた。
「エドワードを失うことは、国益を著しく損ねる。何としても彼を守らねばならん」
王には二人の息子と二人の娘がいる。王太子の代わりは確かにいるが、未来の国王候補であるエドワードを死なせることは、国の威信にも関わる大問題だ。
「では、こういうのはどうでしょう?」
宰相は、冷静な口調で王に一つの案を提示した。
「学園では、ダンジョンの授業の時に身に着ける物は持参でも構いませんので、さらに良い装備を作って渡すのはどうでしょうか?」
学園に通う学生は、ダンジョン授業の時は学園の貸与装備を借りるか、自前の装備を身に着ける。貴族の子息や令嬢がほとんどなので、わざわざ学園の装備を借りる者はほぼいない。エドワードも、もちろん自前の装備を持参していたが、それ以上に高性能な装備を持たせれば良いのではないか、と宰相は考えたのだ。
「うむ、問題は誰に作らせるかだな」
王が腕を組み、悩んでいると、宰相がさらに提案した。
「前に浄化装置を作った錬金術師のクラウはどうでしょうか?」
その名を聞いて、王の顔に納得の色が浮かんだ。
クラウは、その分野では右に出る者がいないほどの天才錬金術師だ。
「うむ、クラウを呼んでくれ」
「分かりました。直ちに手配します」
宰相は、一旦王の部屋から出ると、控えていた騎士に錬金術師のクラウを連れてくるように指示を出した。騎士は頷くと、その場を後にした。
数時間後、クラウが騎士に連れられて王の所へとやって来た。しかし、その姿を見た王と宰相は首を傾げた。クラウは、両脇を騎士に抱えられ、まるで引きずられるようにして現れたのだ。
「何故お前たちはクラウを抱えているんだ?」
王の問いに、騎士が気まずそうに答えた。
「クラウ殿は……集中すると全く聞く耳を持たないらしく……強制的にお連れしました……」
宰相は、クラウを見てうなだれた。
彼の奇行は、すでに周知の事実だった。そして、クラウは王の御前であるにも関わらず、まるで周囲が目に入っていないかのように、何かの考え事で頭がいっぱいだった。彼の視線は宙を彷徨い、ブツブツと独り言を呟いている。
宰相は、クラウの素行を周知していたので、どうしたものかと考える。
「クラウよ、王の御前であるぞ」
宰相が声を荒げるが、クラウは全く反応しない。まるで、そこに存在しないかのように。
頭を抱える宰相は、あることをひらめく。取りあえず反応しないクラウを放っておいて、話を強引に進めることにした。
「クラウ、そなたにエドワード王子の装備を作って貰いたい」
しかし、クラウはやはり反応しない。
「学園のダンジョン授業で身に着ける装備だ。エドワード王子が負傷しないような性能の装備をだ。あと、聖女モニカの装備も頼む」
宰相が「聖女モニカ」の名前を出した途端、クラウの全身が電流が走ったかのように反応した。彼は、それまで考え込んでいた姿勢から一転、カクンと膝をついた。
「は!このクラウ、聖女モニカ様に最強の装備を作ることをお約束します!」
クラウの表情は、まるで崇拝する対象を前にしたかのような、熱狂的なものに変わっていた。
「忘れるな!エドワード王子の装備もだからな!」
宰相は、慌てて釘を刺したが、クラウの頭の中は、完全にモニカの装備のことでいっぱいになっていた。
王は、その光景を見て頭を抱えていた。
「本当に大丈夫なのか?」
「見張りを付けてひたすら言い聞かせます!」
宰相は、そう言って王に深々と頭を下げた。
クラウは、部屋に戻ると、まるで憑かれたかのようにモニカの装備作りに取り掛かった。寝る間も惜しみ、食事もそこそこに、ひたすら錬金に没頭する。そして、三週間という驚異的な速さで、それは完成した。
「よし、出来た!『聖女の羽衣』」
彼の手に握られていたのは、光の鉱石を糸状に錬金し、それを丁寧に編み込んだ、白く輝く羽衣だった。光の魔力を通すと、魔防と物防が飛躍的に上がる、まさに聖女のための最強装備だ。
見張りの騎士が、呆れたようにため息をつきながら聞いた。
「王子の装備はまだですか?」
クラウは、まるで今初めて聞いたかのように、キョトンとした顔で首を傾げた。
「え?なにが?」
やはり、王子の装備のことを完全に忘れていたのだ。騎士は、このままでは王に報告できないと悟り、とっさに嘘をついた。
「モニカ嬢に装備を渡したければ、王子の装備も作るのが条件です」
そんな条件は一切無かったが、騎士はこれしかクラウを動かす方法がないと判断したのだ。
クラウの顔色が変わった。崇拝するモニカに装備を渡せないとあっては、彼のプライドが許さない。
クラウは、慌てて王子の装備を作り出した。与えられた期間は短く、しかもモニカの装備で力を使い果たしていたため、凝ったものは作れない。彼は、装備の中に着る下着的な物を、雷の鉱石の糸で作った。
騎士は、それが「ないよりはマシか」と妥協した。見た目は、ただの普通の肌着にしか見えない。
騎士とクラウは、宰相へ報告に向かった。宰相の執務室に入ると、クラウはまず王子の装備から説明を始めた。
「まずこちらが、王子の装備です」
クラウが、自信満々に差し出したのは、ただの下着の上下だった。宰相は、それを見て頭を抱えた。
「それのどこが装備なんだ……」
見た目はアレだが、性能はピカ一な装備である。雷の魔力を流すと、こちらも魔防と物防が飛躍的に上がるのだ。
宰相は、見た目と性能のギャップに、呆れたように尋ねた。
「もうちょっと何とかならなかったのか?」
宰相は、深々とため息をつきながら、目の前のクラウに問いかけた。
「……クラウ。これは“王子の装備”だと言い張るつもりか?」
クラウは、何の迷いもなく胸を張って答えた。
「はい!見た目はただの下着ですが、その性能は王国最高級!雷の鉱石を糸にして織り上げた“雷神の肌着”でございます!」
「名前をつけるな……」
宰相は、思わず額を押さえた。
しかし、クラウは意に介さず、熱弁を続けた。
「見た目に反して実に実用的!この装備は雷の魔力を流すことによって物理耐性を高め、加えて魔力障壁を形成します!それに、軽くて動きやすい!」
横で見ていた騎士が、ぽつりと呟いた。
「まあ、確かに……ダンジョン授業には向いてるかもしれませんが……」
機能性だけを見れば、確かに理にかなっている。しかし、これが王子の「装備」として果たして受け入れられるのか。
宰相は、雷神の肌着をしげしげと眺めた後、椅子にもたれて天を仰いだ。王に報告するとき、どう説明するか、宰相の頭が再び痛み出すのであった。
クラウが、再び前に出る。
彼の表情は、先ほどとは打って変わって、恍惚としたものに変わっていた。
「そしてこちら!聖女モニカ様の装備――《聖女の羽衣》!」
純白に輝く光糸で編まれた羽衣が、淡い光を放っていた。その美しさは、見る者の目を奪うほどだ。
「これは……美しい……」
宰相も思わず声を漏らした。
装飾は繊細で、見る者の心を打つほどの完成度。そして何より、その羽衣から放たれる魔力の気配は只者ではなかった。
「こちらは光の魔力を通すことで、自然にバリアが形成され、聖女モニカ様が戦闘中も安全に活動できます!」
クラウは、羽衣をそっと広げ、その機能について説明した。
「よくここまで……いや、よくこの差で……」
宰相は、王子の装備とモニカの装備の間の、あまりにも大きな格差に呆れるしかなかった。
クラウは、宰相の言葉など聞こえていない様子で、自信満々に頷く。
「聖女モニカ様に危険は一切許されませんから!」
「王子には若干危険が残るのか……」
宰相の皮肉も、クラウには届かない。
彼は、ただただ羽衣を愛おしそうに撫でていた。
「……ともかく、二つの装備は完成しました。これで王に報告できます」
騎士が、宰相に声をかけた。
彼の顔には、安堵の色が浮かんでいる。ようやくこの難題から解放されるのだ。
「王の反応が心配ですが……」
宰相は、そう呟くが、クラウは満面の笑みを浮かべた。
王への報告に向かった宰相の足取りは、ひどく重かった。彼の脳裏には、王の怒号が響いているかのようだった。
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