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「エスト!上着を忘れているわよ!」
「母さん、もう春なのよ!上着なんていらないわ」
「せめて帽子くらい…ってもう,日焼けしても知らないからね!」
母の声を背に、エストは家を飛び出した。
森に住むおばあさんのところへ、お見舞いを持っていくことがエストの日課だった。
今日持っていくのは新鮮なミルク。母の手作りのチキンパイ。
そして途中の花畑でつんだ色とりどりの花だ。
エストは、おばあさんのところへ行く事が好きだった。
小さい頃は、おばあさんがエストを色々なところに連れ出して、不思議な話をたくさんしてくれた。
妖精のダンスに合わせて楽器を弾いた。
獣人の尻尾はふわふわで気持ちいい。
人魚と一緒に泳ごうとして溺れそうになった。
エストは夢中になって聞いていた。
妖精も獣人も人魚も、かつては良き隣人だったそうだ。一緒に笑い,仲良く暮らしていた時代があった。しかし、エストが生まれる頃にはすでに心は離れ,遠くに去ってしまっていた。
「いいなぁ。おばあさんは楽しい時代を知っているのね」
「そうよ。あの頃,毎日は輝いていたわ」
おばあさんが懐かしむ姿を見ると,エストは「今は輝いてないの?」と聞くことはできなかった。
母からは「昼までにおばあさんの家に着くこと」と言われているが、エストはのんびりと花をつんでいた。
「そうだ。今日は花冠をつくろう」
そうして太陽が少し傾いたころ、おばあさんの家に向かった。
おばあさんの家に入るときは決まった合図がある。
ゆっくり3回、大きなノック。そして大声で声をかける。
「こんにちは。おばあさん、エストよ。入ってもいい?」
おばあさんの返事はいつも間を置いて、ゆっくり返ってくる。
「ああ、エスト。いらっしゃい。鍵は開いてるよ。入っておいで」
いつものように、おばあさんはベッドルームでくつろいできた。
薄く開いた窓から心地よい風が流れてくる。
「よく来たね。今日はなにを持ってきてくれたの?」
エストが家に帰ると、仕事から帰った父と母が話していた。
「母さんもいい歳だから、一緒に住んだ方がいいだろうな」
「そうね。お義母さんのお友達も町に移り住んでるからきっと過ごしやすいわ」
「しかしな、母さんはあの家を離れたくないというんだ」
「亡くなったお義父さんとの思い出があるのね」
「いや、父さんはあの家がそれほど好きじゃなかったんだ。便利な町に引っ越そうと何度も言っていた。でも母さんが自然の中で暮らしたいと言うから、結局引っ越すことはなかったんだ」
「それなら無理に一緒に暮らすのはやめたほうがいいのかしら。ねえ、あなたはどう思う?」
話をふられたエストは答えた。
「おばあさんはあの家が大好きなの。無理に連れ出したらかわいそう」
「そうか。エストもそう思うなら、無理強いはできないか。でも物騒だから、注意はした方がいいな」
「物騒?」
「いま自警団が動いている。副団長の友人がいうには、狼を見かけた人がいるらしい。それが獣人かもしれないと警戒しているんだ」
「まぁ怖いわね。今更、何をしに来たのかしら」
「エスト、母さんにも伝えてくれ。戸締りには気をつけるようにと。自警団には巡回ルートに入れてもらうよう頼んでみるが、人手不足だから難しいかもしれない」
エストは頷いた。
「大丈夫よ。おばあさんの家は、いつもドアも窓もしっかり閉まっているもの」
今日も、エストはおばあさんのお見舞いにいく。
持っていくのは焼き立てのパン。またお花を持っていこう。
花畑でのんびり花をつみ、エストはおばあさんの家に向かった。
ノックを3回。いつものように声をかけると、家の中からカタン、パタパタと歩く音がした。
エストはおばあさんの返事を待った。
「…いらっしゃい。エスト、鍵は開いてるよ」
おばあさんはいつものように、ベッドルームで迎えてくれた。
窓は今日も少し開いていた。
エストは「おばあさんの家に着くのが早かったな」と思った。
明日はもっとゆっくり行こう。
そうしないと、鉢合わせてしまうから。
おばあさんの家を訪ねるのは、エストだけではない。
年に数回、おばあさんのお友達が。
月に数回、エストの両親が。
そして毎日、エスト以外にもうひとり。
エストがいない時間に、おばあさんに会いにくる人がいる。
きっと気づいているのはエストだけ。
みんなが知ったら驚いて駆けつけるはずだから。
その人は大きな耳があって、ふわふわな毛が生えている、獣人なのだから。
初めて見たときは、声が出ないほど驚いた。
おばさんの家の中でばったり会って、目が合って、動けなくなった。
その獣人はエストには何も言わなかった。
おばあさんに「またくる」と声をかけて窓から出ていった。
おばあさんも「またね」と見送った。
たくさん聞きたいことはあったけど、エストはひとつだけ聞いてみた。
「あの人はお友達?」
おばあさんは言った。
「あの人はね、」
その翌日から、エストはゆっくりお見舞い行って、早々に帰るようになった。
エストが来たときと帰るとき、必ず窓は開いている。
それはきっと、おばあさんがあの人を待っているという合図なのだ。
だからエストは、ルールを決めた。
決まった時間にお見舞いに行く事。必ず3回ノックをして、声をかけて、返事を待ってから家に入る事。
何も言わないけれど、きっとおばあさんはルールに気づいてくれるはずだ。
エストなりに、おばあさんの希望を叶えたかった。
だから父から聞いた話も、おばあさんに伝えることにした。
「おばあさん、あのね。狼を見た人がいるの。自警団が動いてる。だから気をつけてね」
エストは言葉を選んで、父の注意をおばあさんに伝えた。
おばあさんは少し考えて、それから深く頷いて答えた。
「そう。わかったわ。ありがとう」
よかった。伝わった。エストは少しほっとしたが、すぐに心配がうまれた。
「ね、おばあさん。大丈夫かな?」
誰が、とは言わない。でもきっとおばあさんはわかっていた。
「大丈夫。大丈夫よ」
おばあさんがいうと、すべて大丈夫に聞こえる。エストはそれ以上は何も言わなかった。
ある日、いつも通りお見舞いに行くと、おばあさんの調子が悪そうだった。
顔色が悪く、咳をしていた。エストは「お父さんを呼ぼうか、お医者さんを呼ぼうか」と聞いたけれど、おばあさんは「呼ばないでほしい」といった。そして、私といつもより少し長く過ごした。
おばあさんはベッドで寝たまま、お話を聞かせてくれた。
それは初めて聞くお話だった。
ある少女が森で出会った男と恋に落ちる。2人の間には難しい問題がたくさんあった。
しかしその恋は途切れることなく長く続いて、最後は2人で幸せに暮らすのだ。
「きっと運命が、赤い糸が、しっかりと結ばれていたのね。とっても素敵」
エストがいうと、おばあさんは嬉しそうに笑った。
次の日、エストはいつものように、おばあさんのお見舞いにいった。
ノックを3回。そして声をかけた。
いつまでたっても返事はなかった。
玄関の鍵が開いていたので家の中に入ると、おばあさんはどこにもいなかった。
いつもおばあさんが寝ているベットには、たくさんの花がおいてあった。
エストが行く花畑に咲いている、おばあさんが大好きな花だった。
部屋中に溢れる花の香り。
大きく開かれた窓から吹く風が、ずっと花々を揺らしていた。
エストは自分が摘んできた花をベッドに置いて、お見舞いのミルクとパンは持って帰ることにした。
おばあさんにはもう必要ないのだろう。
でも大丈夫だ。
だって、最後は幸せに暮らすのだから。
「あの人はね、私の初恋の人なのよ」
「母さん、もう春なのよ!上着なんていらないわ」
「せめて帽子くらい…ってもう,日焼けしても知らないからね!」
母の声を背に、エストは家を飛び出した。
森に住むおばあさんのところへ、お見舞いを持っていくことがエストの日課だった。
今日持っていくのは新鮮なミルク。母の手作りのチキンパイ。
そして途中の花畑でつんだ色とりどりの花だ。
エストは、おばあさんのところへ行く事が好きだった。
小さい頃は、おばあさんがエストを色々なところに連れ出して、不思議な話をたくさんしてくれた。
妖精のダンスに合わせて楽器を弾いた。
獣人の尻尾はふわふわで気持ちいい。
人魚と一緒に泳ごうとして溺れそうになった。
エストは夢中になって聞いていた。
妖精も獣人も人魚も、かつては良き隣人だったそうだ。一緒に笑い,仲良く暮らしていた時代があった。しかし、エストが生まれる頃にはすでに心は離れ,遠くに去ってしまっていた。
「いいなぁ。おばあさんは楽しい時代を知っているのね」
「そうよ。あの頃,毎日は輝いていたわ」
おばあさんが懐かしむ姿を見ると,エストは「今は輝いてないの?」と聞くことはできなかった。
母からは「昼までにおばあさんの家に着くこと」と言われているが、エストはのんびりと花をつんでいた。
「そうだ。今日は花冠をつくろう」
そうして太陽が少し傾いたころ、おばあさんの家に向かった。
おばあさんの家に入るときは決まった合図がある。
ゆっくり3回、大きなノック。そして大声で声をかける。
「こんにちは。おばあさん、エストよ。入ってもいい?」
おばあさんの返事はいつも間を置いて、ゆっくり返ってくる。
「ああ、エスト。いらっしゃい。鍵は開いてるよ。入っておいで」
いつものように、おばあさんはベッドルームでくつろいできた。
薄く開いた窓から心地よい風が流れてくる。
「よく来たね。今日はなにを持ってきてくれたの?」
エストが家に帰ると、仕事から帰った父と母が話していた。
「母さんもいい歳だから、一緒に住んだ方がいいだろうな」
「そうね。お義母さんのお友達も町に移り住んでるからきっと過ごしやすいわ」
「しかしな、母さんはあの家を離れたくないというんだ」
「亡くなったお義父さんとの思い出があるのね」
「いや、父さんはあの家がそれほど好きじゃなかったんだ。便利な町に引っ越そうと何度も言っていた。でも母さんが自然の中で暮らしたいと言うから、結局引っ越すことはなかったんだ」
「それなら無理に一緒に暮らすのはやめたほうがいいのかしら。ねえ、あなたはどう思う?」
話をふられたエストは答えた。
「おばあさんはあの家が大好きなの。無理に連れ出したらかわいそう」
「そうか。エストもそう思うなら、無理強いはできないか。でも物騒だから、注意はした方がいいな」
「物騒?」
「いま自警団が動いている。副団長の友人がいうには、狼を見かけた人がいるらしい。それが獣人かもしれないと警戒しているんだ」
「まぁ怖いわね。今更、何をしに来たのかしら」
「エスト、母さんにも伝えてくれ。戸締りには気をつけるようにと。自警団には巡回ルートに入れてもらうよう頼んでみるが、人手不足だから難しいかもしれない」
エストは頷いた。
「大丈夫よ。おばあさんの家は、いつもドアも窓もしっかり閉まっているもの」
今日も、エストはおばあさんのお見舞いにいく。
持っていくのは焼き立てのパン。またお花を持っていこう。
花畑でのんびり花をつみ、エストはおばあさんの家に向かった。
ノックを3回。いつものように声をかけると、家の中からカタン、パタパタと歩く音がした。
エストはおばあさんの返事を待った。
「…いらっしゃい。エスト、鍵は開いてるよ」
おばあさんはいつものように、ベッドルームで迎えてくれた。
窓は今日も少し開いていた。
エストは「おばあさんの家に着くのが早かったな」と思った。
明日はもっとゆっくり行こう。
そうしないと、鉢合わせてしまうから。
おばあさんの家を訪ねるのは、エストだけではない。
年に数回、おばあさんのお友達が。
月に数回、エストの両親が。
そして毎日、エスト以外にもうひとり。
エストがいない時間に、おばあさんに会いにくる人がいる。
きっと気づいているのはエストだけ。
みんなが知ったら驚いて駆けつけるはずだから。
その人は大きな耳があって、ふわふわな毛が生えている、獣人なのだから。
初めて見たときは、声が出ないほど驚いた。
おばさんの家の中でばったり会って、目が合って、動けなくなった。
その獣人はエストには何も言わなかった。
おばあさんに「またくる」と声をかけて窓から出ていった。
おばあさんも「またね」と見送った。
たくさん聞きたいことはあったけど、エストはひとつだけ聞いてみた。
「あの人はお友達?」
おばあさんは言った。
「あの人はね、」
その翌日から、エストはゆっくりお見舞い行って、早々に帰るようになった。
エストが来たときと帰るとき、必ず窓は開いている。
それはきっと、おばあさんがあの人を待っているという合図なのだ。
だからエストは、ルールを決めた。
決まった時間にお見舞いに行く事。必ず3回ノックをして、声をかけて、返事を待ってから家に入る事。
何も言わないけれど、きっとおばあさんはルールに気づいてくれるはずだ。
エストなりに、おばあさんの希望を叶えたかった。
だから父から聞いた話も、おばあさんに伝えることにした。
「おばあさん、あのね。狼を見た人がいるの。自警団が動いてる。だから気をつけてね」
エストは言葉を選んで、父の注意をおばあさんに伝えた。
おばあさんは少し考えて、それから深く頷いて答えた。
「そう。わかったわ。ありがとう」
よかった。伝わった。エストは少しほっとしたが、すぐに心配がうまれた。
「ね、おばあさん。大丈夫かな?」
誰が、とは言わない。でもきっとおばあさんはわかっていた。
「大丈夫。大丈夫よ」
おばあさんがいうと、すべて大丈夫に聞こえる。エストはそれ以上は何も言わなかった。
ある日、いつも通りお見舞いに行くと、おばあさんの調子が悪そうだった。
顔色が悪く、咳をしていた。エストは「お父さんを呼ぼうか、お医者さんを呼ぼうか」と聞いたけれど、おばあさんは「呼ばないでほしい」といった。そして、私といつもより少し長く過ごした。
おばあさんはベッドで寝たまま、お話を聞かせてくれた。
それは初めて聞くお話だった。
ある少女が森で出会った男と恋に落ちる。2人の間には難しい問題がたくさんあった。
しかしその恋は途切れることなく長く続いて、最後は2人で幸せに暮らすのだ。
「きっと運命が、赤い糸が、しっかりと結ばれていたのね。とっても素敵」
エストがいうと、おばあさんは嬉しそうに笑った。
次の日、エストはいつものように、おばあさんのお見舞いにいった。
ノックを3回。そして声をかけた。
いつまでたっても返事はなかった。
玄関の鍵が開いていたので家の中に入ると、おばあさんはどこにもいなかった。
いつもおばあさんが寝ているベットには、たくさんの花がおいてあった。
エストが行く花畑に咲いている、おばあさんが大好きな花だった。
部屋中に溢れる花の香り。
大きく開かれた窓から吹く風が、ずっと花々を揺らしていた。
エストは自分が摘んできた花をベッドに置いて、お見舞いのミルクとパンは持って帰ることにした。
おばあさんにはもう必要ないのだろう。
でも大丈夫だ。
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