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38話 逆襲の序曲 *リノア視点
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むかつく!!
リョウトさんから他者の魔力波長の同調方法を教わり、今朝ようやくスキルとして昇華したことで、相手の心情がわかるようになったのは嬉しいけど、どいつもこいつも自分勝手な人ばかりだ。
ジェイコブ先生だけは、私たちに謝罪の言葉を真摯に向けてくれたけど、マクレミーサといい、神官たちといい、この危機的状況を誰に押し付けるのかを考え合ってる!!
これって確か保身ていうんだっけ?
スキルを取得したばかりで不明な点も多いけど、多分神官様たちは全ての責任をマクレミーサとジェイコブ先生に押し付ける気だ。巫女と神官の死者が凄いことになってるから、どう考えてもこの事件に関わった人たちは、何らの処分が下されるもの。
大人って追い詰められたら、自分の事しか考えられなくなるの?
マクレミーサの方は、自分の犯した失態で低下した評価を、どうやって挽回するかを考えてる。まだ、考えがまとまっていないようだけど、絶対碌でもないことを画策すると思う。
あいつらは、私たちのことを道具のようにしか思ってない。共闘しようがしまいが、タルパさえ討伐できればいいんだ。その証拠に、私たちだけで討伐すると断言したら、ジェイコブ先生以外、誰も止めなかったもの。今は、私たちから離れて、みんなで色々と相談し合ってる。
「リノア、ルティナ、2人だけで上空にいるタルパの大群を討伐するのは不可能だ。や奴らの襲撃時間はランダム、一度の襲撃で10体以上押し寄せてくるんだぞ。今からでも、協力を求めるんだ」
ジェイコブ先生だけが、私たちを本気で心配してくれている。
「先生の目は節穴なの? あいつらは、この事件で生じた被害とかの責任を、全部マクレミーサと先生に押し付ける気なんだよ? その方が、都合がいいもん」
ルティナも、私と同じことを思っていたのね。
「どういうことだ? そんな事をしたら、王都にいる全ての冒険者を敵に回すぞ?」
「聖女様と教皇様が天辺にいるんだから、本気で乗り込んでこないよ。あれは、ただの脅し」
ここにいる人たちは自分の評価しか考えない屑だけど、上層部にいる大司教様や聖女様、元聖女の教皇様は、本当に素敵な人たちだ。身分に囚われず、実力や人間性を見て、私たちを判断してくれているもの。大司教ルオゾール様は、マクレミーサに騙されたけどね。
「ルティナの言う通りです。誘拐した人たちも、私たちのことを気にかけているから、ああ言ってくれたんです。先生、あなたも神官たちの会話に加わって、話し合いに参加すべき。多分、碌でもないことを話しているから」
「君たちは……わかった。だが、呉々も無茶だけはするな」
先生は神官たちの方へ向かい、そのまま話し合いに加わった。それを確認したのか、今度はマクレミーサがこっちに来た。彼女は、私たちに対して怒っているようだけど、ニヤニヤした下品な笑みを浮かべてる。その顔は、これまでに見せたことのないものだ。
「あなたたちのせいで、私の計画全てが狂ったわ。ルティナ、私の送り込んだ刺客たちをどうやって倒したのかしら?」
「そんなの決まってる。お兄ちゃんが、全員を始末してくれたんだよ。1人は森の中で魔物に食われ、残りはここにいるタルパに食われた。次は、あなたの番。私は、あなたを絶対に許さない!!」
私は、ルティナの言葉に驚く。
今まで人を脅すようなことを言わなかったのに。
マクレミーサも、彼女の言葉に驚いてる。
「へえ…お兄ちゃん…ね。まあ、いいわ。今なら、まだ軌道修正も出来るしね。タルパが出現したら、私たちは結界で身を守るから、精々2人だけで頑張りなさい。まあ、5分も保たないでしょうけど」
一時の間でも、私はこの女を尊敬していたと思うと、自分の愚かさに反吐が出る。
「余裕ですね。まずは、ご自分の心配をすべきだと思いますよ。さっきの言葉、そっくりそのままお返しします、マクレミーサ様」
光精霊様、マクレミーサの力を今この瞬間に使えなくしてください。この女は、私を殺したくせに、全然悔い改めていません。
「リノア、それはどう言う意味かしら?」
「ご自分で考えてくださいな」
あ、マクレミーサの後方で、何かが光った。
光精霊様が、この敷地内にいるんだ!!
私は死んじゃったせいで精霊様の気配を察知出来なくなったから、自分たちの存在を私に教えてくれたんだ。
「ふん、あんたはタルパになっても、生意気ね。弱いんだから、そのまま別のタルパに食われちゃいなよ」
この女、もう本性を隠すつもりはないのね。
「この…」
ルティナが何か言いかけたところを、私は手で制した。
「私は弱くなったけど、弱いなりの戦い方がある。あなたはもう手遅れ、今日ここがあなたの死地となる」
こいつは、完全に油断している。その気になれば、私があの術でこいつの腑を食うことだってできるのだから。見よう見真似でやって習得した闇魔術[暴食]、あれは全てを食らう性質を持ってる。制御をミスったら私も闇に食われるけど、間違いなく強力な武器となる。今の魔力量は500くらいだけど、少ないなら少ないなりの戦い方がある。
「薄気味悪い女ね。精々、頑張りなさいな。結果は変わらないでしょうけどね」
「ふふ、そう今更何をしようとも、結果は変わらない」
今度は、離れていくマクレミーサの真上でチカチカっと少し光った。
光精霊様が、すぐ近くにいる。
「マクレミーサって馬鹿だね。真上に精霊様が飛んでいるのに、その気配にすら気づいてない」
精霊の愛子に選ばれた人は、精霊を視認できるけど、そういった加護を持たない人でも、光や聖属性を持っていて、ある程度の鍛錬を積んでいれば、その気配に気付ける。ジェイコブ先生と違い、マクレミーサと神官たちは存在と気配にも気づいていないから、きっと光精霊様に見限られたんだ。
つまり、光精霊様のお仕置きは既に始まっている。
「ルティナ、タルパが出現したら、あいつらは絶対大混乱に陥ると思う」
「同感、私たちで討伐すると言っても、タルパは全員を狙うもんね。私は、ジェイコブ先生以外助けない。リノアは?」
「他人を助ける余裕はない。私の道を塞ぐのなら、そいつを食うだけ」
暴食を発動させたら、全神経を制御に回さないといけない。
恩師にも、構っている余裕はないわ。
そもそも神官なんだから、自分の身は自分で守れ。
○○○
日が沈み、快晴だった空はいつの間にか厚い雲に覆われたことで、周囲は暗闇と化す。私とルティナは、リョウトさんからの通信のおかげで、強い危機感を抱いた。
タルパを引き寄せる何者かが、この邸内にいること。
タルパ襲撃中、そいつは邸内にいる可能性が高いこと。
そいつの目的は不明であること。
怖い気持ちもあるけど、この危機感のおかげで、力を今まで以上に研ぎ澄ませることが出来た。庭内に設置された街灯で明るくなった時、上空から異変を感じる。
「リノア…」
やられた。雲が自然に流れていたから、その中に異物が混じっていることに気づけなかった。察知しきれない数のタルパが、あの雲の中にいる。
「ルティナ、どうしてタルパは、この土地に集まるのかな?」
「わかんないけど、私たちの力で全てを裁ききるしかないよ」
「手筈通りに進めよう。神官たちが助けを求めても、絶対に無視してね」
「うん」
マクレミーサたちも異変に勘づいているけど、こっちを見てニヤニヤしているだけで、何も言ってこない。近づいてこないだけ、ありがたいわ。
「リノア、奴らが降りてきた!! 数は今のところ13、あれくらいの襲撃数ならいける!!」
「戦闘開始だね」
リョウトさん、私たちも覚悟を決めました。
私たちが戦っている間、裏でこの事件を解決して下さいね。
リョウトさんから他者の魔力波長の同調方法を教わり、今朝ようやくスキルとして昇華したことで、相手の心情がわかるようになったのは嬉しいけど、どいつもこいつも自分勝手な人ばかりだ。
ジェイコブ先生だけは、私たちに謝罪の言葉を真摯に向けてくれたけど、マクレミーサといい、神官たちといい、この危機的状況を誰に押し付けるのかを考え合ってる!!
これって確か保身ていうんだっけ?
スキルを取得したばかりで不明な点も多いけど、多分神官様たちは全ての責任をマクレミーサとジェイコブ先生に押し付ける気だ。巫女と神官の死者が凄いことになってるから、どう考えてもこの事件に関わった人たちは、何らの処分が下されるもの。
大人って追い詰められたら、自分の事しか考えられなくなるの?
マクレミーサの方は、自分の犯した失態で低下した評価を、どうやって挽回するかを考えてる。まだ、考えがまとまっていないようだけど、絶対碌でもないことを画策すると思う。
あいつらは、私たちのことを道具のようにしか思ってない。共闘しようがしまいが、タルパさえ討伐できればいいんだ。その証拠に、私たちだけで討伐すると断言したら、ジェイコブ先生以外、誰も止めなかったもの。今は、私たちから離れて、みんなで色々と相談し合ってる。
「リノア、ルティナ、2人だけで上空にいるタルパの大群を討伐するのは不可能だ。や奴らの襲撃時間はランダム、一度の襲撃で10体以上押し寄せてくるんだぞ。今からでも、協力を求めるんだ」
ジェイコブ先生だけが、私たちを本気で心配してくれている。
「先生の目は節穴なの? あいつらは、この事件で生じた被害とかの責任を、全部マクレミーサと先生に押し付ける気なんだよ? その方が、都合がいいもん」
ルティナも、私と同じことを思っていたのね。
「どういうことだ? そんな事をしたら、王都にいる全ての冒険者を敵に回すぞ?」
「聖女様と教皇様が天辺にいるんだから、本気で乗り込んでこないよ。あれは、ただの脅し」
ここにいる人たちは自分の評価しか考えない屑だけど、上層部にいる大司教様や聖女様、元聖女の教皇様は、本当に素敵な人たちだ。身分に囚われず、実力や人間性を見て、私たちを判断してくれているもの。大司教ルオゾール様は、マクレミーサに騙されたけどね。
「ルティナの言う通りです。誘拐した人たちも、私たちのことを気にかけているから、ああ言ってくれたんです。先生、あなたも神官たちの会話に加わって、話し合いに参加すべき。多分、碌でもないことを話しているから」
「君たちは……わかった。だが、呉々も無茶だけはするな」
先生は神官たちの方へ向かい、そのまま話し合いに加わった。それを確認したのか、今度はマクレミーサがこっちに来た。彼女は、私たちに対して怒っているようだけど、ニヤニヤした下品な笑みを浮かべてる。その顔は、これまでに見せたことのないものだ。
「あなたたちのせいで、私の計画全てが狂ったわ。ルティナ、私の送り込んだ刺客たちをどうやって倒したのかしら?」
「そんなの決まってる。お兄ちゃんが、全員を始末してくれたんだよ。1人は森の中で魔物に食われ、残りはここにいるタルパに食われた。次は、あなたの番。私は、あなたを絶対に許さない!!」
私は、ルティナの言葉に驚く。
今まで人を脅すようなことを言わなかったのに。
マクレミーサも、彼女の言葉に驚いてる。
「へえ…お兄ちゃん…ね。まあ、いいわ。今なら、まだ軌道修正も出来るしね。タルパが出現したら、私たちは結界で身を守るから、精々2人だけで頑張りなさい。まあ、5分も保たないでしょうけど」
一時の間でも、私はこの女を尊敬していたと思うと、自分の愚かさに反吐が出る。
「余裕ですね。まずは、ご自分の心配をすべきだと思いますよ。さっきの言葉、そっくりそのままお返しします、マクレミーサ様」
光精霊様、マクレミーサの力を今この瞬間に使えなくしてください。この女は、私を殺したくせに、全然悔い改めていません。
「リノア、それはどう言う意味かしら?」
「ご自分で考えてくださいな」
あ、マクレミーサの後方で、何かが光った。
光精霊様が、この敷地内にいるんだ!!
私は死んじゃったせいで精霊様の気配を察知出来なくなったから、自分たちの存在を私に教えてくれたんだ。
「ふん、あんたはタルパになっても、生意気ね。弱いんだから、そのまま別のタルパに食われちゃいなよ」
この女、もう本性を隠すつもりはないのね。
「この…」
ルティナが何か言いかけたところを、私は手で制した。
「私は弱くなったけど、弱いなりの戦い方がある。あなたはもう手遅れ、今日ここがあなたの死地となる」
こいつは、完全に油断している。その気になれば、私があの術でこいつの腑を食うことだってできるのだから。見よう見真似でやって習得した闇魔術[暴食]、あれは全てを食らう性質を持ってる。制御をミスったら私も闇に食われるけど、間違いなく強力な武器となる。今の魔力量は500くらいだけど、少ないなら少ないなりの戦い方がある。
「薄気味悪い女ね。精々、頑張りなさいな。結果は変わらないでしょうけどね」
「ふふ、そう今更何をしようとも、結果は変わらない」
今度は、離れていくマクレミーサの真上でチカチカっと少し光った。
光精霊様が、すぐ近くにいる。
「マクレミーサって馬鹿だね。真上に精霊様が飛んでいるのに、その気配にすら気づいてない」
精霊の愛子に選ばれた人は、精霊を視認できるけど、そういった加護を持たない人でも、光や聖属性を持っていて、ある程度の鍛錬を積んでいれば、その気配に気付ける。ジェイコブ先生と違い、マクレミーサと神官たちは存在と気配にも気づいていないから、きっと光精霊様に見限られたんだ。
つまり、光精霊様のお仕置きは既に始まっている。
「ルティナ、タルパが出現したら、あいつらは絶対大混乱に陥ると思う」
「同感、私たちで討伐すると言っても、タルパは全員を狙うもんね。私は、ジェイコブ先生以外助けない。リノアは?」
「他人を助ける余裕はない。私の道を塞ぐのなら、そいつを食うだけ」
暴食を発動させたら、全神経を制御に回さないといけない。
恩師にも、構っている余裕はないわ。
そもそも神官なんだから、自分の身は自分で守れ。
○○○
日が沈み、快晴だった空はいつの間にか厚い雲に覆われたことで、周囲は暗闇と化す。私とルティナは、リョウトさんからの通信のおかげで、強い危機感を抱いた。
タルパを引き寄せる何者かが、この邸内にいること。
タルパ襲撃中、そいつは邸内にいる可能性が高いこと。
そいつの目的は不明であること。
怖い気持ちもあるけど、この危機感のおかげで、力を今まで以上に研ぎ澄ませることが出来た。庭内に設置された街灯で明るくなった時、上空から異変を感じる。
「リノア…」
やられた。雲が自然に流れていたから、その中に異物が混じっていることに気づけなかった。察知しきれない数のタルパが、あの雲の中にいる。
「ルティナ、どうしてタルパは、この土地に集まるのかな?」
「わかんないけど、私たちの力で全てを裁ききるしかないよ」
「手筈通りに進めよう。神官たちが助けを求めても、絶対に無視してね」
「うん」
マクレミーサたちも異変に勘づいているけど、こっちを見てニヤニヤしているだけで、何も言ってこない。近づいてこないだけ、ありがたいわ。
「リノア、奴らが降りてきた!! 数は今のところ13、あれくらいの襲撃数ならいける!!」
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