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第1章「キャッスル・ブラン」
1. 身体で払えと言われても
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スターバックスがあと100メートル手前に建設されていればよかった。
それとも、もっと前の話で、学校に折り畳み傘を置いていればよかったとか、最初から寄り道しないで真っ直ぐ帰っていればとか、まあ言い出せばきりがない。
あたしだって過去のできごとをあれこれ言ったって、何も変わらない事はわかってる。
ただあんな運命のいたずらがなければ、あたしは今もごく普通の女子高生、真田一花として平凡なハッピーライフを満喫できていたことは確かだ————
とにかくその時は試験も近くなっていたし、風邪をひきたくないってことしか頭になくて、突然勢いよく降り出した大雨をしのぐ場所が欲しかったのだ。そこであたしは目についた、そのちょっと怪しげな喫茶店に飛び込んだっていうわけ。
それはいつもの通学路から少しはずれた裏路地に、ふたつの雑居ビルの間に挟まれるようにして立っていた。忘れ去られた昭和の純喫茶といった感じで、薄汚れた煉瓦造りの壁には蔦が絡まり、小さな窓にはブラインドが下りて中の様子もあまり見えない。
が、ドアには確かに「キャッスル・ブラン 営業中」と書かれた木の看板がかかっている。最近流行りの「レトロかわいい」と言うにも少し無理があるような寂れた雰囲気だし、聞いたことも見たこともない喫茶店だ。
不思議に思いながらも、段々と勢いを増す雨から逃れるようにしてその古びたドアを開け中へ入る。
上の方についた小さな鐘がちりちりと音を立てる中、息を落ち着かせて、軽く服を払う。
が、「営業中」とあったにも関わらず、薄暗い店内には店員どころか、なぜか客一人見当たらず静まり返っている。
……ここには、冷たい雨の日に温かくお客を迎え入れようっていう商売の熱意はないんだろうか?いや、もしかしたら最近オープンしたスタバにお客を全部持ってかれたのかも?
どっちにしろ、こう暖房も効いてないんじゃ、ここでの雨宿りは数分で済ませたほうがよさそうだ。店員もいないならコーヒーも飲めないし。ちょっと体を乾かして、雨足が弱くなったらコンビニを探そう。
そう思いながらも、そっとカウンターの方をのぞいてみる。
年季の入ったサイフォンやコーヒーミル。何も入っていないショーケース、くすんだ色の食器棚に、埃を被ったヴィンテージワインまである。
それに喫茶店って普通、内装はちょっとお洒落なものだけど、ここにはおしゃれとは言い難い古びた骨董品が無造作に並べられているだけだ————銀色の燭台、やけに凝った模様の壷に、不気味な城の描かれた絵画。さらに壁には、なぜか中世の鎧兜や紋章の入った盾がかかっていて、それぞれに怪しい光を放っている。
映画撮影所の小道具置き場か、統一性のない博物館と言った方がしっくり来るし、どうみてもここの主人はセンス良好とは言いがたい。これじゃあ客足が減るに決まってる————とりわけ変わった模様の細長い壺を近くで覗き込みながら、雨宿りに入っただけの喫茶店についてあれこれ批評しているその時だった。
突然、聞いた事もないような不気味な笑い声が、耳をつんざくように店内に響いた。
それまで静まり返っていただけに、驚いて反射的に振り向いた途端———指先に何かが当たる。
「え?」
視界の端で、ぐらり、と細長い壺が傾いた。
「……!」
とっさに手を伸ばすが、 壺はするりと逃げるように床に向かって落ちていき———
がっしゃーん……!
ガラスの砕け散るような音が店内に響く。何が何だかわからないまま、あたしは床の上で粉々になった壷を呆然と見つめる。
……うそでしょ。
「あやあやあや」
突然、カウンターの奥からしわがれた声が聞こえた。あたしはびっくりして振り返る。あやあやあや?
「ってー、あら、それ、割っちまったんかい、あんたさん」
カウンターからひょっこり出てきたのは、つるっとしたハゲ頭のおじいちゃんだった。その人はカウンター越しに精一杯首を伸ばし、いやに大きな目玉をぎょろぎょろさせて、あたしと粉々の壷を交互に見る。
「す、すみませんっ!あの、店長さんですか?」
「あー、おー」
慌てて頭を下げたあたしに対し、おじいちゃんは何度かうなずく。
「本当にごめんなさい。びっくりした拍子に落ちてしまって…。あの、触るつもりはなかったんですが……!」
あたしがカウンターに近づくと、奥に垂れている黒いカーテンの隙間からいきなりもう一人現れた。
「結構派手にやったな」
「わっ」
思わず悲鳴を上げる。今度は何が出てきたのやら……
「相当やばいぞ」
そう言いながら顎に手を当てたのは、端正な顔をした背の高い青年だった。まあ、おじいちゃんの横だから余計そう見えるのかも?
「あの、すみません。相当やばいんですか?」
あたしが新たに登場した人間に向けて精一杯の申し訳なさそうな顔を見せると、青年は壷を見つめながら、「これを手に入れるのに壮絶な戦いが繰り広げられた」となんだか大げさなことをつぶやいた。
「あやあや、ありゃ主人に怒られるぞ、お嬢ちゃん」
えっ?ちょっと待って。このおじいちゃんが店長じゃないの?
「怒られるなんてもんじゃない。引きずられてぺしゃんこにされて煮られて焼かれて串刺しだ」
青年はクールな顔でとんでもないことを言った。一見冗談っぽいけれど、鎧兜のかかったこの店で聞くと妙に現実味があって恐ろしい。
「て、店長さんは今いらっしゃらないんですか?」
あたしが聞くと、二人は顔を見合わせた。
「不幸中の幸いにね」
青年が真顔で答えると、おじいちゃんはふとカウンターを回って、こちら側に出てきた。そこで初めて全身が見えたけど、彼はかなり変な格好をしていた。立派なタキシードはまるで子どもがふざけてお父さんのを借りたようにサイズが合っておらず、長い裾をずるずると引きずっている。
「んじゃ、わいはここらで帰るとするよ。ブラドの若さん、今の忠告忘れたら駄目よ」
「覚えておきます、たま爺さん」
青年の返事を聞くとおじいちゃんはこくこく頷いて、あたしの横を通りすぎようとしたが、ふとドアの前で立ち止まった。
「っでー、若さん、お嬢ちゃんフォローしたげるんよ。ご主人の大事な壺じゃて、ひどい目に合わせないように」
「店長にばれないように、ね」
青年が無表情のまま返すと、おじいちゃんは目玉が飛び出るかと思うほど目を丸くしながら、にやっと半円の口を描いて、かなり不気味な笑みを浮かべた。
「あんたが、ひどい目に合わせてもいけないんよ」
「わかってますよ。では、また今度」
青年が言うと、おじいちゃんは満足げに頷き、扉を押してまだ雨の降りしきる通りに姿を消した。店内には小さな鈴の音が響く......
って、ちょっと待った。今のおじいちゃん、店長どころかお客さんだったんじゃないの?それに言動も風貌もちょっとどころじゃない、かなり変わってる。喫茶店自体怪しいけど、お客もいろいろと怪しい。
でも、今のおじいちゃんが何やらここに御用のあったお客だとすると、こっちの青年の方が店員ってこと?
あたしはカウンターを振り返った。青年は相変わらず無表情でこちらを見つめていたけれど、その手にはちゃっかりほうきと塵取りが用意されている。……そうだ、あたし壺を粉々に割ったんだった。
「あ、どうもすみません......」
無言の青年から掃除道具を受け取り、とりあえず床の掃除を始めていると、段々と焦りが湧いてくる。
やっぱりこの壷、値段をつければ結構な代物だったのかもしれない。どうしよう......弁償するといっても、そんな大金あたしには用意できない。
バイトで稼いだって何ヶ月かかるかわからないし、あたしのドジのせいで家族に迷惑かかるなんて。ああもう、こんなことならもう少し先のスターバックスに......!
「弁償するなら身体で返してもらおうか」
考えを読んだかのようなタイミングで背中に声がかかった。あたしは思わず振り返る。
「え?」
カウンターに肘をついて少々不気味な笑みを浮べている、謎の青年。今度は何を言い出したんだろう?
「壷の代償、金で返されても意味ないから。身体で払えってこと」
青年はカウンター席の外を回って、こちらに近づいてきた。あたしは無意識に箒を前に突き出し、青年と距離をとる。ちょっと、それは冗談にしてはきつすぎる——————
========================
次回、 2. 1日5時間、週に4日
謎の青年は恐ろしい脅し文句と共に、ジリジリとこちらへ近づいてくる。もう逃げられないと思ったその瞬間……
それとも、もっと前の話で、学校に折り畳み傘を置いていればよかったとか、最初から寄り道しないで真っ直ぐ帰っていればとか、まあ言い出せばきりがない。
あたしだって過去のできごとをあれこれ言ったって、何も変わらない事はわかってる。
ただあんな運命のいたずらがなければ、あたしは今もごく普通の女子高生、真田一花として平凡なハッピーライフを満喫できていたことは確かだ————
とにかくその時は試験も近くなっていたし、風邪をひきたくないってことしか頭になくて、突然勢いよく降り出した大雨をしのぐ場所が欲しかったのだ。そこであたしは目についた、そのちょっと怪しげな喫茶店に飛び込んだっていうわけ。
それはいつもの通学路から少しはずれた裏路地に、ふたつの雑居ビルの間に挟まれるようにして立っていた。忘れ去られた昭和の純喫茶といった感じで、薄汚れた煉瓦造りの壁には蔦が絡まり、小さな窓にはブラインドが下りて中の様子もあまり見えない。
が、ドアには確かに「キャッスル・ブラン 営業中」と書かれた木の看板がかかっている。最近流行りの「レトロかわいい」と言うにも少し無理があるような寂れた雰囲気だし、聞いたことも見たこともない喫茶店だ。
不思議に思いながらも、段々と勢いを増す雨から逃れるようにしてその古びたドアを開け中へ入る。
上の方についた小さな鐘がちりちりと音を立てる中、息を落ち着かせて、軽く服を払う。
が、「営業中」とあったにも関わらず、薄暗い店内には店員どころか、なぜか客一人見当たらず静まり返っている。
……ここには、冷たい雨の日に温かくお客を迎え入れようっていう商売の熱意はないんだろうか?いや、もしかしたら最近オープンしたスタバにお客を全部持ってかれたのかも?
どっちにしろ、こう暖房も効いてないんじゃ、ここでの雨宿りは数分で済ませたほうがよさそうだ。店員もいないならコーヒーも飲めないし。ちょっと体を乾かして、雨足が弱くなったらコンビニを探そう。
そう思いながらも、そっとカウンターの方をのぞいてみる。
年季の入ったサイフォンやコーヒーミル。何も入っていないショーケース、くすんだ色の食器棚に、埃を被ったヴィンテージワインまである。
それに喫茶店って普通、内装はちょっとお洒落なものだけど、ここにはおしゃれとは言い難い古びた骨董品が無造作に並べられているだけだ————銀色の燭台、やけに凝った模様の壷に、不気味な城の描かれた絵画。さらに壁には、なぜか中世の鎧兜や紋章の入った盾がかかっていて、それぞれに怪しい光を放っている。
映画撮影所の小道具置き場か、統一性のない博物館と言った方がしっくり来るし、どうみてもここの主人はセンス良好とは言いがたい。これじゃあ客足が減るに決まってる————とりわけ変わった模様の細長い壺を近くで覗き込みながら、雨宿りに入っただけの喫茶店についてあれこれ批評しているその時だった。
突然、聞いた事もないような不気味な笑い声が、耳をつんざくように店内に響いた。
それまで静まり返っていただけに、驚いて反射的に振り向いた途端———指先に何かが当たる。
「え?」
視界の端で、ぐらり、と細長い壺が傾いた。
「……!」
とっさに手を伸ばすが、 壺はするりと逃げるように床に向かって落ちていき———
がっしゃーん……!
ガラスの砕け散るような音が店内に響く。何が何だかわからないまま、あたしは床の上で粉々になった壷を呆然と見つめる。
……うそでしょ。
「あやあやあや」
突然、カウンターの奥からしわがれた声が聞こえた。あたしはびっくりして振り返る。あやあやあや?
「ってー、あら、それ、割っちまったんかい、あんたさん」
カウンターからひょっこり出てきたのは、つるっとしたハゲ頭のおじいちゃんだった。その人はカウンター越しに精一杯首を伸ばし、いやに大きな目玉をぎょろぎょろさせて、あたしと粉々の壷を交互に見る。
「す、すみませんっ!あの、店長さんですか?」
「あー、おー」
慌てて頭を下げたあたしに対し、おじいちゃんは何度かうなずく。
「本当にごめんなさい。びっくりした拍子に落ちてしまって…。あの、触るつもりはなかったんですが……!」
あたしがカウンターに近づくと、奥に垂れている黒いカーテンの隙間からいきなりもう一人現れた。
「結構派手にやったな」
「わっ」
思わず悲鳴を上げる。今度は何が出てきたのやら……
「相当やばいぞ」
そう言いながら顎に手を当てたのは、端正な顔をした背の高い青年だった。まあ、おじいちゃんの横だから余計そう見えるのかも?
「あの、すみません。相当やばいんですか?」
あたしが新たに登場した人間に向けて精一杯の申し訳なさそうな顔を見せると、青年は壷を見つめながら、「これを手に入れるのに壮絶な戦いが繰り広げられた」となんだか大げさなことをつぶやいた。
「あやあや、ありゃ主人に怒られるぞ、お嬢ちゃん」
えっ?ちょっと待って。このおじいちゃんが店長じゃないの?
「怒られるなんてもんじゃない。引きずられてぺしゃんこにされて煮られて焼かれて串刺しだ」
青年はクールな顔でとんでもないことを言った。一見冗談っぽいけれど、鎧兜のかかったこの店で聞くと妙に現実味があって恐ろしい。
「て、店長さんは今いらっしゃらないんですか?」
あたしが聞くと、二人は顔を見合わせた。
「不幸中の幸いにね」
青年が真顔で答えると、おじいちゃんはふとカウンターを回って、こちら側に出てきた。そこで初めて全身が見えたけど、彼はかなり変な格好をしていた。立派なタキシードはまるで子どもがふざけてお父さんのを借りたようにサイズが合っておらず、長い裾をずるずると引きずっている。
「んじゃ、わいはここらで帰るとするよ。ブラドの若さん、今の忠告忘れたら駄目よ」
「覚えておきます、たま爺さん」
青年の返事を聞くとおじいちゃんはこくこく頷いて、あたしの横を通りすぎようとしたが、ふとドアの前で立ち止まった。
「っでー、若さん、お嬢ちゃんフォローしたげるんよ。ご主人の大事な壺じゃて、ひどい目に合わせないように」
「店長にばれないように、ね」
青年が無表情のまま返すと、おじいちゃんは目玉が飛び出るかと思うほど目を丸くしながら、にやっと半円の口を描いて、かなり不気味な笑みを浮かべた。
「あんたが、ひどい目に合わせてもいけないんよ」
「わかってますよ。では、また今度」
青年が言うと、おじいちゃんは満足げに頷き、扉を押してまだ雨の降りしきる通りに姿を消した。店内には小さな鈴の音が響く......
って、ちょっと待った。今のおじいちゃん、店長どころかお客さんだったんじゃないの?それに言動も風貌もちょっとどころじゃない、かなり変わってる。喫茶店自体怪しいけど、お客もいろいろと怪しい。
でも、今のおじいちゃんが何やらここに御用のあったお客だとすると、こっちの青年の方が店員ってこと?
あたしはカウンターを振り返った。青年は相変わらず無表情でこちらを見つめていたけれど、その手にはちゃっかりほうきと塵取りが用意されている。……そうだ、あたし壺を粉々に割ったんだった。
「あ、どうもすみません......」
無言の青年から掃除道具を受け取り、とりあえず床の掃除を始めていると、段々と焦りが湧いてくる。
やっぱりこの壷、値段をつければ結構な代物だったのかもしれない。どうしよう......弁償するといっても、そんな大金あたしには用意できない。
バイトで稼いだって何ヶ月かかるかわからないし、あたしのドジのせいで家族に迷惑かかるなんて。ああもう、こんなことならもう少し先のスターバックスに......!
「弁償するなら身体で返してもらおうか」
考えを読んだかのようなタイミングで背中に声がかかった。あたしは思わず振り返る。
「え?」
カウンターに肘をついて少々不気味な笑みを浮べている、謎の青年。今度は何を言い出したんだろう?
「壷の代償、金で返されても意味ないから。身体で払えってこと」
青年はカウンター席の外を回って、こちらに近づいてきた。あたしは無意識に箒を前に突き出し、青年と距離をとる。ちょっと、それは冗談にしてはきつすぎる——————
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