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41★
41★ 1・ 宮下恭也、根暗です。葉璃の事が大好きです。
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─恭也─
俺は物心付いた頃から根暗だ。
というのも、あんまり人と話すのが得意じゃないから。
どうしてみんな、あんなにスラスラ会話が出来るんだろう、と、周囲が楽しそうに笑っている会話の内容なんて頭にすら入らないから、自然と俺は孤立していった。
みんなの輪の中にいるのは、疲れるだけ。
煩わしいだけだった。
独りでいれば当然ながら何も話さなくていいし、複雑に交差する話題にもあたふたしなくていい。
うるさいテレビも苦手だから、自然と読書に熱中し始めて、それがすごく楽チンで、しかも博学にもなれるし最高だった。
家に居ても本ばかり読んでる俺を心配した過保護な両親に、快活になるようにと芸能事務所のダンススクールに無理やり入校させられた。
中学校に入学してすぐの頃だった。
踊りたくもなければ歌いたくもないのに、なぜ嫌だと思う事をさせるんだろうとすごく不満を感じていたけど、一年、二年と通ううちに体を動かす事は嫌いじゃないって気付いた。
相変わらず人と話したりするのは苦手だったから、周りとは距離を置いてたし、逆に距離を置かれている事も知ってたから、なるべく目立たないように日々を過ごした。
高校に入っても同じように何事にも関わらないように独りでいた俺だったけど、クラスメイトの倉田葉璃という子が、ダンススクールに通っていると噂されていて初めて人に興味が湧いた。
それも今考えると運命的な導きだったようにも思える。
友達なんて居なくても差し支えないから、作る気なんてさらさら無かったはずなのに。
名前を聞いた日から毎日、本を読む時間よりも葉璃を目で追う時間の方が長くなった。
小柄な葉璃の第一印象は、珍しい名前で、とても可愛い顔をした男の子で、……俺とすごく似てるなと思った。
誰とも喋らないし、関わろうとしない。
本当にダンスをしてるの?と俺はよく聞かれるけど、葉璃も同じにおいがした。
俺は勇気を振り絞って声を掛けてみたけど、葉璃とは全然視線が合わないし、早く切り上げようとしてくるしで、取り付く島もなかった。
でも俺は何故だかそこで諦めなかった。
毎日毎日昼休みの度に葉璃の席に行って、対面するのが嫌そうな葉璃を前にめげずに話し掛け続けた。
葉璃は俺以上に人と関われない子だったから、何だか放っておけなかったんだ。
周囲は、葉璃の容姿や成績と運動神経の良さで一目置いてるようだったけど、肝心の葉璃がとても強固なバリケードを作ってるから話し掛けられないようで。
そんな葉璃が少しずつ俺にだけ心を開き始めて優越感に浸った。
葉璃に話し掛けたからと言って俺自身は何も変わっていないから、葉璃の傍は居心地が良い。
俺の事を理解してくれてるし、大して面白くもない俺の普通の話も、瞳をまんまるにしてジッと真剣に聞いてくれる。
大切で、大好きな葉璃。
根暗な俺と友達になってくれた、一番の親友。
俺は物心付いた頃から根暗だ。
というのも、あんまり人と話すのが得意じゃないから。
どうしてみんな、あんなにスラスラ会話が出来るんだろう、と、周囲が楽しそうに笑っている会話の内容なんて頭にすら入らないから、自然と俺は孤立していった。
みんなの輪の中にいるのは、疲れるだけ。
煩わしいだけだった。
独りでいれば当然ながら何も話さなくていいし、複雑に交差する話題にもあたふたしなくていい。
うるさいテレビも苦手だから、自然と読書に熱中し始めて、それがすごく楽チンで、しかも博学にもなれるし最高だった。
家に居ても本ばかり読んでる俺を心配した過保護な両親に、快活になるようにと芸能事務所のダンススクールに無理やり入校させられた。
中学校に入学してすぐの頃だった。
踊りたくもなければ歌いたくもないのに、なぜ嫌だと思う事をさせるんだろうとすごく不満を感じていたけど、一年、二年と通ううちに体を動かす事は嫌いじゃないって気付いた。
相変わらず人と話したりするのは苦手だったから、周りとは距離を置いてたし、逆に距離を置かれている事も知ってたから、なるべく目立たないように日々を過ごした。
高校に入っても同じように何事にも関わらないように独りでいた俺だったけど、クラスメイトの倉田葉璃という子が、ダンススクールに通っていると噂されていて初めて人に興味が湧いた。
それも今考えると運命的な導きだったようにも思える。
友達なんて居なくても差し支えないから、作る気なんてさらさら無かったはずなのに。
名前を聞いた日から毎日、本を読む時間よりも葉璃を目で追う時間の方が長くなった。
小柄な葉璃の第一印象は、珍しい名前で、とても可愛い顔をした男の子で、……俺とすごく似てるなと思った。
誰とも喋らないし、関わろうとしない。
本当にダンスをしてるの?と俺はよく聞かれるけど、葉璃も同じにおいがした。
俺は勇気を振り絞って声を掛けてみたけど、葉璃とは全然視線が合わないし、早く切り上げようとしてくるしで、取り付く島もなかった。
でも俺は何故だかそこで諦めなかった。
毎日毎日昼休みの度に葉璃の席に行って、対面するのが嫌そうな葉璃を前にめげずに話し掛け続けた。
葉璃は俺以上に人と関われない子だったから、何だか放っておけなかったんだ。
周囲は、葉璃の容姿や成績と運動神経の良さで一目置いてるようだったけど、肝心の葉璃がとても強固なバリケードを作ってるから話し掛けられないようで。
そんな葉璃が少しずつ俺にだけ心を開き始めて優越感に浸った。
葉璃に話し掛けたからと言って俺自身は何も変わっていないから、葉璃の傍は居心地が良い。
俺の事を理解してくれてるし、大して面白くもない俺の普通の話も、瞳をまんまるにしてジッと真剣に聞いてくれる。
大切で、大好きな葉璃。
根暗な俺と友達になってくれた、一番の親友。
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