洗脳された冒険者学校で~支配、洗脳、束縛は嫌いです~

中野ゆうり

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本編(単話完結)

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「王に忠誠と敬愛を!」

「忠誠を!」

「敬愛を!」

「歯向かう者に制裁を!」

「制裁を!」



 虚ろな目をして、追ってくる同級生たち。その揃いきった動作に、恐怖を通り越して感嘆さえ湧いてくる。足とか痛くならないのかな、絶対喉渇きそう……。

 緊迫した状況に反して、脳みそは無駄な文章を生み出していく。もちろん、このような無駄な思考が現実逃避にしかなりえないことなんて知っているけれど。



 しかし、この状況で現実逃避せずどうしろというのだろうか。見知った冒険者学校、その中庭で。ほぼ全校生徒と同義であろう人数――、百余名に囲まれかけている、だなんて。

 おそらく洗脳魔法か何かを掛けられているであろう『彼ら』。意思疎通ができないのでなんとも言えないが、このまま捕まっていいことが起こるとは思えない。



「あぁ、これは死んだわね」



 仲良く兵隊行列に参加することになるのはごめんこうむりたい。しかし、運動神経はゼロと言って差し支えなく、魔力もつきかけている。どうしようもない、としか言いようがなかった。



「あぁどこにいるのか知らないけど神様!兵隊行列に参加することになったあかつきには筋肉と喉を保護してください!」



「なに言ってんだ馬鹿、飛べ!」



 後ろ向きに全力なお祈りを済ませた直後、聞こえてきたのはいけすかないあいつの声。馬鹿ですって?馬鹿?この私が?怒りで状況を忘れた私は――。



「馬鹿じゃないって言ってんでしょー!」



 なけなしの魔力を使って飛んだ。恐らく上、二階の窓辺りから話しているんだろうあいつの元へ。もちろん、あのお綺麗なお顔をぶん殴るためである。



「ごきげんようジェイク! 御逝去なさって!」



 魔法で浮いたまま木製の窓を突き破り、即、全力右ストレート。決まったわ……。まぁ、運動神経ゼロな私と前衛科のあいつじゃ大して威力は出ていないだろうけど。



「無駄なお嬢様ごっこやめろソフィア。お前スラングだらけの下町出だろ」



 やはり思った通り、私の全力パンチをものともしなかったあいつは、パンチのことには触れず涼しげな顔をしている。こういうところが嫌いなのだ、こういうところが。私は魔術科トップ、ジェイクは前衛科トップ。トップ同士の模擬戦の戦績は五十六勝五十七敗。つまりはそういうことである。



「あら、死ねだなんて言ったらジェイクが泣いてしまうと思ったから、お綺麗な言葉で包んであげているのに。なんて言うのはおいといて」



「これ、どういうことなの?」



 ちょっぴり深刻な雰囲気を味わいながら、ジェイクの顔を見つめる。短く切りそろえられた銀髪に煌めく緑の瞳。今日も無駄に整っているご尊顔であるが――。珍しくその表情は固まっている。おそらく私も、残念なことに似たような表情をしているのだろう。



 ようするに。かなり面倒くさい異常事態が起こっているということだ。







「私は、図書館で魔導書読み漁ってたら、急にあの兵隊行列がやってきて。蹴散らしながら中庭まで来たわけなんだけど」



 あんたはどう?と聞きながらくそまずい魔力回復ポーションを飲み干す。恐らくどこかの術者があの兵隊行列を操っているのだろうが、魔力カラカラで鉢合わせるわけにはいかない。

 ちなみに自分が持っている分は当然使い切ってしまったので、これは前衛科のくせにポーションを持っていたジェイクがくれたものである。



 いや、これくっそまずいな??なんで??販売店の違い?この事件が解決したら一発殴っておこう。今は事件解決が優先である。洗脳魔法、断固拒否。私は支配だの洗脳だの束縛だのといったアレコレが大の嫌いなのである。苦ポーションなんぞよりも。



 「俺も似たようなものだ。訓練場で素振りをしていたらあいつらが来たので、とりあえずそのまま殴っておいた」



「あいかわらず脳筋ね」



「お前こそ。あぁ、そういえば。あいつらが来るちょっと前くらいによくわからない曲が流れていたんだが、そういう魔術はあるのか?」



 そういう魔術。つまり、旋律に魔力を絡めることで、聞いた者に魔術をかける手法ということだろうが、心当たりは――。



「大ありよ! そういうことは早く言ってちょうだい!」



 魔術について、この学校で先生よりも、たまに来る現役冒険者よりも楽しく語れる。色んな事を知っていて、しかも貴族出身なのにそれを驕らない。優しく微笑みながら教えてくれて、ジェイクなんぞよりもよほど出来た魔術科の先輩、リチャード・ウォルドヤード。

 教養としてピアノやなんやらと習っていたらしい彼が個人的に研究しているのが、旋律に魔術を媒介させる手法だった。



「知り合いの先輩が似たようなものを研究してるの! 彼なら何か知ってるかも」



「知り合いの先輩って……あぁ、リチャード・ウォルドヤード」



 流石に前衛科のジェイクでも先輩の存在は知っていたらしい。当然である。先輩が実戦をメインにしていたならば、私はこうして魔術科トップとしてジェイクと肩を並べていなかっただろう。それだけの力を先輩は持っている。



 (あれ?今、先輩が実戦メインじゃなくてよかったって思っちゃった……?なんでだろ、先輩に負けたくないとか、トップになれてよかったとか、そういうのはもう卒業したと思ってたんだけどな……。)



「先輩をつけなさい、先輩を。とにかく、先輩は私なんかより圧倒的に賢いから、私が知らない洗脳解除のやり方知ってるかも。ということで研究室に行くわよ!」



 もやもやした気持ちを振り切るように、勝手に行先を決めて宣言する私。研究室の場所は覚えている。ジェイクと模擬戦をする訓練場、入り浸っている図書館と同じくらい、慣れ親しんだ場所なのだから。





「おそらく、元凶は」



 ジェイクが小声で、何かをつぶやいた気がした。



「リチャード・ウォルドヤード」





















「たのもーですわ、リチャード先輩!」

 謎お嬢様語で叫びつつ、研究室の扉を開ける。



 沢山の魔術書、ピアノを含めた楽器類。書き物机に、応接セット。そして優雅に座って紅茶を飲んでいる先輩。太陽みたいな金の髪とにっこりと細められたアクアマリンのような瞳。いつも通り、王子様かと思わしき優雅さである。

 たった一点を除いて、普段と何の変わりもない。



「レイモンド……、ケイト先生。なるほど、『近衛』にするにはふさわしい精鋭ぞろいか」



 冷ややかに笑いながらつぶやくジェイク。私の後ろについてきていたはずなのに、いつの間にか前に出ていたらしい。



 たった一点の違い、あの兵隊行列と同じく、洗脳された人々がいるという点――。ジェイクのいうとおり、前衛科の次席レイモンド君や、元冒険者で身軽さが武器であるケイト先生、あと二人は名前を知らないが、恐らく前衛職の精鋭だろう。まるで王を守る近衛のように、先輩の左右に控えている。



 (いや、下町育ち冒険者学校通いなんで知らないけど!と、いうか)



「先輩……」



 魔術科実戦トップ、知識量や論理力に関しても先輩以外ではトップの自負がある。それなのにまともな文章が出てこない。そうかもしれない、という心配はおそらくあった。一直線にここに来たのも、もしかしたら、なんて疑惑がかすかにあったからだ。



 流石に私にだってわかる。高度で独創性の高く、使い手の限られそうな魔術を使う人間が、都合よく複数現れる確率の低さなんて。でも。



「支配や洗脳は、嫌いだって言ってたじゃないですか……!」



 尊敬している先輩が、皆を洗脳した元凶だなんて、信じたくなかった。



 私が、死ぬ危険もある、予備兵士扱いもされる冒険者学校に来た理由。それは、支配から抜け出したいからだった。飲んだくれては暴力を振るう父さんも、まともだった父さんを気まぐれで解雇したオキゾクサマも。危険にさらされてもいい、支配から抜け出したい。そう思って家出してきた。



 貴族出身だと知って、最初は先輩を勝手に嫌っていたのも懐かしい。でも先輩は、勝手な事情でひとくくりにまとめ、嫌ってきた私に微笑んでくれた。僕も支配や洗脳、束縛が嫌いなんだって言ってくれた。だから私は、いつしかこの研究室に出入りするようになった――。



「確かに言ったね。もちろん嫌いだよ。されるのはね」



 先輩はそういって笑った。いつも通りの笑顔?全然違う、ニヤニヤした笑い方。見たことない、知らない、この人のことがわからない!



「ソフィア。あと横にいるのは前衛科トップ、ジェイク君かな。君達みたいな平民にはわからないだろうけど、貴族は大変だったんだよ」



「来る日も来る日も、面白くもない勉強をさせられて。家長が一番尊ばれるんだ、貴族ってのはさ。想像できるか?あんな魔力も武力もない、頭の出来もよくない父親に従わなければならない苦痛を。生まれるのがちょっと遅かっただけで、ポンコツの兄より劣っているといわれる境遇を!こんなくだらない、野蛮な学校に来る羽目になった辛さを!」



「それで今度は僕ちゃんが皆を支配してやるんだって? 典型的な我儘坊ちゃんだな」



 私の知っている場所で、知っている声色で、なにもわからない発言をする先輩。そして模擬戦で感じたことがないレベルの、本気の殺気を放っているジェイク。私は、混乱がまだ収まらないのに。



「うるさい! 平民風情が……。首を落とされたくなければ大人しくしていろ。いくら前衛科トップといえど、四人も相手にできるのか?」



「…………」



 ジェイクは無表情で、しかし柄からは手を離したみたいだ。でも、張り詰めた空気が緩むことはない。私は何もできない。



「この魔法さぁ、まだ未完成なんだよね。効率はいいんだけど、君たちみたいな戦闘馬鹿には効きが悪くて」



 こいつらも苦労したんだよ、と言ってレイモンド君を小突く先輩。兵隊行列にいた人たちと違って、ここにいる人たちは虚ろな目をして直立不動な分、得体の知れなさが増している。

 命令はわりと細かく出せるのかな。そういえば兵隊行列が追っかけてきていたのってなんでだろう。



「だから、一つ交渉といこうじゃないか。ソフィア。君が僕の味方になってくれるなら、君たちを洗脳しないし、殺しもしない」



 あぁ、また思考が収まらない。なにか大事なことを言われた気がする。



「俺たちを殺せることを前提にするな」



「ジェイク君には聞いてないから、黙っていてくれるかな。ソフィア。君は素晴らしい。魔力量も、知識の吸収速度も。素直なところもいい。君が手伝ってくれるなら、国中を洗脳することだって可能になるかもしれない」



 ジェイクと先輩は、また睨み合うも、お互い剣を抜いたり、命令を出したりする気配はない。私の返答を待っているからだ、たぶん。



 返答?先輩の味方になるか、ならないかの?



 先輩の味方になって、国中に洗脳魔法をかける?それとも、先輩と勝ち目の薄い戦いをする?それで負けたらどうなる?



 ちらりと、先輩の左に控えているレイモンド君を見る。レイモンド君は、ジェイクと違って礼儀正しい前衛科の人気者だった。剣術の腕前も、かなりのものだったはず。効きにくいとはいえ、レイモンド君でさえかかってしまうのだ。



 さきほど、小突かれても微動だにしなかった、生気のなさそうな顔をしたレイモンド君を思い出す。ジェイクがああなってしまったら。

 あの憎たらしい、緑の目を細めた笑顔が、虚ろで、なにも分からない無表情に変わる。模擬戦で勝っても負けてもコロコロ変わる表情を見せ、傲岸不遜の文字が似合うくせにたまに律儀なジェイクが、何もない操り人形になり果てる。



(……やだ! やだ、絶対やだ!)



 まだ混乱してる、魔術科トップの名がもったいないような私だけど、それだけは絶対やだ。先輩はおそらくとってもひどい人なんだろうけど、まだ私は優しかったころの先輩が忘れられない。先輩を手伝って、ジェイクが洗脳されないならいいじゃない。



「先輩、私は」

 そう、意を決して話そうとしたときだった。



「ちょっと待て」



「ちょ、人の話に割り込んじゃいけませんって先生に習わなかったの?! 何よ?!」



 さっきまで殺気だってたくせに、あまりにも普段通りにちょっと模擬戦しようぜとかなノリで話をぶった切るジェイクに、ついテンションが普段通りになってしまう。



「別に、お前があの我儘坊ちゃんの幻想が忘れられないんですぅー、お手伝いしたいんですぅーってんなら止めないが。あいつと組んでもいいことなさそうだからやめておけ。あとさっきも言ったが、俺が殺されるとか洗脳されるとか前提で考えんな」



 俺はトップだぞ、といつものように自信ありますオーラを醸し出し始めたジェイク。いや、さっきまでこっちは真剣にあんたが洗脳されたらいやだなとか思ってたし、死んじゃうのもすごい嫌だし、悩んでたんですけど。



「……! 王への侮辱行為と見なす!」



 先輩がそう叫ぶと、四人の操り人形がジェイクに襲い掛かる。先輩はこちらに少しだけ視線をよこした。早く言わないとこのままジェイクを殺す、という脅しだろう。



「そういうとこが我儘だっていってんだよ!」



 言いながら、剣を抜くジェイク。そのまま四人もの相手からの攻撃を弾いて、応戦する。四人を相手にしてるにしては、善戦というかなんというか。



「おいレイモンド。お前にしちゃトロいんじゃねえのか? ど三流魔術師に操られてるやつは大変だなぁ!」



 対戦相手を煽り倒す元気さえお持ちならしい。あぁ、こんなかんじのこと言われたなぁ、最初。そう、ジェイクはいつも通りに戦っている。

「前衛科風情が……!」



 怒りくるった顔の先輩。



 あぁ、ようやく落ち着いてきたらしい。いつも通りに戦っているジェイク。冷静さを欠いた先輩。レイモンド君はじめ、詳しくない私でさえわかるくらい弱体化した操り人形たち。

 今は視界がクリアだった。思考は高速で、心は凪いでいる。



 役に立てない、なにもできないお荷物を脱却するときだ。



「ときに先輩」



「なんだ?」



「私、支配、洗脳、束縛が嫌いなのですが。人々を洗脳して、支配するご予定の貴方は、配下になる私に自由をくださいますか? 具体的には三日に対し一日の休日と、食事、衣服、娯楽、その他の選択の自由を」



 部屋に来てすぐの頃が思い出せないくらい、すらすらと言葉が出てくる。そうだ、私は自由が欲しい。父親に殴られない、命令されない自由。やりたい魔術の勉強ができる自由。ジェイクと模擬戦に明け暮れる日々。ここに来て得られた大切なもの。



 ねぇリチャード・ウォルドヤード。貴方はそれをくれますか?



「許さない。女で、使用人になるお前にそのような権利は認められない!」



「そうですか。非常に残念です」



 私は氷の魔法が得意で、虫が嫌い。たまに虫が耳元とかに来ると、驚いて凍らせちゃうの。だから。



「凍りなさい!」





 叫んですぐ、部屋がすさまじい冷気に包まれたのが分かった。部屋中に氷のつぶてが舞い散り、やがてそれは指向性を持ってウォルドヤードを取り囲む。



「リチャード・ウォルドヤード像、って彫ったら、いいかんじの氷像として飾れるんじゃない?」



 羽虫の氷像、一丁上がりである。



 安心していただきたい。虫さんも驚いて凍らせちゃうだけで、可哀そうだからすぐ解放している。こいつを解放するかは知らないが。





















 あのあと。洗脳魔術は術者を意識不明にすれば解ける、といつかウォルドヤードに教わった知識は正しかったようで、しばらくするとすべての人の洗脳がとけた。



 『近衛』の四人はどうだったか?私が羽虫の氷漬けを作りあげるより先にぼこぼこにされていた。やはり、効き目が悪かったのか内部で洗脳の命令と本人の意思が拮抗した結果、弱体化が著しかったらしい。



 ジェイク曰く、『元が強い方がいいと思ったんだろうけど、あれなら最初校内に散ってた雑魚が百人いた方がめんどうだったな』だそうだ。



 学校はもう少し体制を整えるという声明を出し、ウォルドヤードは出身国へ身柄が引き渡されることになった。かつてあんなに尊敬した人だけど、なんの感情も湧かなかった。



 そして、私は今日もジェイクと食堂でだべっている。



 模擬戦しろ?私だってしたい。が、事件解決時に氷像作ったり一対四で戦闘したのがまずかったらしい。お互い疲労がたまっていて、一か月は模擬戦するなとのお達しが下っている。



「そういえばさー。こないだ氷像作ったとき、すっごい魔力あったんだけど、なんで?あのくっそまずいポーションのおかげだと思うんだけど」



「あぁ、あれか。お前は基礎魔力が高いくせにポーションが安物なんだよ。いつもマックスまで回復せずに戦ってるようなもんだった。あれは回復量が多いからお前の本来の最大値まで回復できただけ」



「は? うっそまじ、気づかなかったんだけど。そのポーションいくら?」



「一万ゴールド」



「たっか」



 ポーションがぶ飲み戦法で次の模擬戦は楽勝だと思ったのだが、人生そう甘くはない。



「はーあ。暇だなぁ。模擬戦さえできるようになれば毎日だってするのに」



「暇なのは同意する。というかお前、前はせいぜい三日に一回しかしてなかっただろ」



「仕方ないじゃない、ウォルドヤードのとこに行ってたりなんだりしたんだから」



 先輩とすら呼びたくないあいつの元に行ってたのはもはや思い出したくもない過去である。というかその時間鍛錬に充ててればジェイクに勝ち越せたのでは……?



「でも。今はあんたと模擬戦がしたいのよ」



「そうか。まぁまた負かすから覚悟しておけ」



「あーーーーいかわらず憎たらしいわねあんた。あ、そういうことなんで私今から鍛錬行くから」



 机の上に私の分の代金を載せて、立ち上がる。最後に、なんだか恥ずかしくてずっと言えなかったことを言っておこう。今なら言える、なんか通常運転のこいつに腹が立ってる今なら。



「あ、そうだ。私、あんたが洗脳されるかもってなったとき、すっごく嫌だったの。死ぬのもやだ。これからも死なずに洗脳もされずに私と模擬戦しなさい。負かすから」



 目指せ、勝ち越し。模擬戦禁止令明けの初勝利を目指して、私の心は弾んでいた。

 なんだか顔が熱い?あぁ、きっと苛立ちのせいね。今度絶対負かす。





















「俺だってお前が死ぬのも、あんな我儘坊ちゃんのとこに行くのも嫌だったよ……」



 食堂に突っ伏しながらつぶやいた少年の顔は真っ赤だった……かもしれない。

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