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第三章 変化
最強の武器
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シャワーも浴び終わり、一階に向かう。
向かう途中美味しそうなにおいが鼻を抜けていく。
「やっときた。ほらそこ座って。」
もうすでにモルテとベルが椅子に座っている。
俺はモルテの真向かいに座る。
「ごめん。ごめん。待たせた?」
「大丈夫ですよ。僕もさっき来たばっかりですし、
ベルもさっきそこに座ったばかりですから。それより・・・」
いきなりモルテは小声になる。身を乗り出して俺にだけ聞こえるように。
「ビスさんも食らいました?」
「ああ、食らった思いっきりな。」
「怖いでしょ。ベルが母さんみたいになったらどうしよう。」
「ははっ。」
俺は笑うしかない。苦笑いするしかない状況だった。
リベがモルテの後ろに立っているのだから。
「何か言ったかしら。」
「母さん⁉な、何も言ってないです。ねぇ、ビスさん。」
モルテがリベの矛先をこちらに向けようとしている。
案の定リベがこちらに視線を向けてくる。
この野郎と思いながらもどうにか切り抜けなくては。
「リベさんの料理が美味しそうって話をしてただけですよ。」
「どうだか。」
リベさんが何か続けようとした時、ベルが割って入ってきた。
「ねえ、ベルも混ぜて。みんなだけ楽しそうでずるいよ。
それにお腹すいちゃった。」
「そうね。ご飯も冷めちゃうし、食べちゃいましょう。」
どうやらベルのおかげで乗り切ることができたらしい。
「いただきます。」
やっぱりリベのご飯は美味しい。何杯でも食べることができる。
「リベさんおかわりいいですか?」
「ええ、大丈夫よ。本当にビスは美味しそうに食べてくれるわね。
そこは変わっていなくてよかったわ。」
「ベルも、ベルもおかわり。」
ベルがいくつか頬にご飯粒をつけて俺の真似をしておかわりをする。
リベはモルテの方を見ている。
「・・・僕も少しもらおうかな。」
リベは勝ち誇った顔をしている。モルテもリベには敵わないらしい。
以前は断っていたが、何か変わったのかもしれない。
それは一つしかないか。その理由になりうる方に視線を移した。
モルテはベルの口元についていたご飯粒を取ってあげていた。
「ああもうこんなにつけて。」
「んん。ありがとう。モルテお兄ちゃん。」
モルテの声は面倒くさそうだったが、顔は違った。
「はい、3人ともどうぞ。」
1つはご飯少なくなっていたが、2つはご飯が山盛りになっている。
「母さん。僕は少しっていったのに。」
「つべこべいわず食べなさい。食べないと持たないわよ。
それにベルが見てるわよ。」
モルテは、何も言わずご飯を食べ始めた。
なんか変わったな。人間味が増したというか。
「そういえば、ビス。今までどこに泊まってたの?」
「ん?ああ城ですよ。」
「そう、それならよかった。全然来てくれないから心配してたのよ。
ディグニも最近来てくれないし・・・」
「すみません。」
「ベルも寂しがっていたのよ。
ビスお兄ちゃんはいつ帰ってくるの、って。ねえベル?」
「うん。ビスお兄ちゃん全然来てくれなくて、ベル寂しかったよ。」
アメとムチ。リベは最強の武器を手に入れたらしい。
「・・・たまに顔を出すようにします。」
「よろしい。今度はディグニも連れてきてね。」
また、勝ち誇ったような顔をしていた。
食事も終わり、2階に上がりリベたちの部屋で俺はベルと遊んでいた。
リアルおままごとで。俺が夫。ベルが妻。
「なんか言ったあなた。」
「言え。何も言っていません。痛ててててて。」
ベルが耳を引っ張ってくる。
遠くで、勉強をしているモルテがクスクス笑っている。
なんだか、この光景はある夫婦に置き換えるとピッタリ来るような。
そんなことを思っているとリベがやってくる。
「何やってるの二人とも?それより、そろそろ寝る時間よベル。」
「ええ、もっとビスお兄ちゃんと遊びたい‼」
「ダァメ。それにまたビスお兄ちゃんまたちょくちょく来てくれるらしいから、
またすぐ遊んでもらえるわよ。ね、ビスお兄ちゃん?」
いや、ちょくちょくとはいっていないが。ベルを悲しませることもできない。
「ああ、また来るから、その時遊ぼうな。」
「約束だよ。」
そういってベルはリベと一緒にベッドに向かっていった。
リベが戻ってきた。
「はあ、ビスが来てくれて助かったわ。
今日は早く寝てくれたわ。毎日ベルの相手してくれないかしら。」
この場にいると、なんだかんだ丸め込まれそうなので、
早々に戻った方がよさそうだ。
「いや、それはさすがに無理がありますよ。
っと。俺も自分の部屋に戻ります。お休みなさい。」
「そう、お休みなさい。」
「モルテもまた明日頼むよ。」
「ええ。」
リベは微妙な顔をしていたが俺は無視して部屋を出る。
廊下は薄暗くなっていた。俺は自分の部屋に戻って眠りについた。
向かう途中美味しそうなにおいが鼻を抜けていく。
「やっときた。ほらそこ座って。」
もうすでにモルテとベルが椅子に座っている。
俺はモルテの真向かいに座る。
「ごめん。ごめん。待たせた?」
「大丈夫ですよ。僕もさっき来たばっかりですし、
ベルもさっきそこに座ったばかりですから。それより・・・」
いきなりモルテは小声になる。身を乗り出して俺にだけ聞こえるように。
「ビスさんも食らいました?」
「ああ、食らった思いっきりな。」
「怖いでしょ。ベルが母さんみたいになったらどうしよう。」
「ははっ。」
俺は笑うしかない。苦笑いするしかない状況だった。
リベがモルテの後ろに立っているのだから。
「何か言ったかしら。」
「母さん⁉な、何も言ってないです。ねぇ、ビスさん。」
モルテがリベの矛先をこちらに向けようとしている。
案の定リベがこちらに視線を向けてくる。
この野郎と思いながらもどうにか切り抜けなくては。
「リベさんの料理が美味しそうって話をしてただけですよ。」
「どうだか。」
リベさんが何か続けようとした時、ベルが割って入ってきた。
「ねえ、ベルも混ぜて。みんなだけ楽しそうでずるいよ。
それにお腹すいちゃった。」
「そうね。ご飯も冷めちゃうし、食べちゃいましょう。」
どうやらベルのおかげで乗り切ることができたらしい。
「いただきます。」
やっぱりリベのご飯は美味しい。何杯でも食べることができる。
「リベさんおかわりいいですか?」
「ええ、大丈夫よ。本当にビスは美味しそうに食べてくれるわね。
そこは変わっていなくてよかったわ。」
「ベルも、ベルもおかわり。」
ベルがいくつか頬にご飯粒をつけて俺の真似をしておかわりをする。
リベはモルテの方を見ている。
「・・・僕も少しもらおうかな。」
リベは勝ち誇った顔をしている。モルテもリベには敵わないらしい。
以前は断っていたが、何か変わったのかもしれない。
それは一つしかないか。その理由になりうる方に視線を移した。
モルテはベルの口元についていたご飯粒を取ってあげていた。
「ああもうこんなにつけて。」
「んん。ありがとう。モルテお兄ちゃん。」
モルテの声は面倒くさそうだったが、顔は違った。
「はい、3人ともどうぞ。」
1つはご飯少なくなっていたが、2つはご飯が山盛りになっている。
「母さん。僕は少しっていったのに。」
「つべこべいわず食べなさい。食べないと持たないわよ。
それにベルが見てるわよ。」
モルテは、何も言わずご飯を食べ始めた。
なんか変わったな。人間味が増したというか。
「そういえば、ビス。今までどこに泊まってたの?」
「ん?ああ城ですよ。」
「そう、それならよかった。全然来てくれないから心配してたのよ。
ディグニも最近来てくれないし・・・」
「すみません。」
「ベルも寂しがっていたのよ。
ビスお兄ちゃんはいつ帰ってくるの、って。ねえベル?」
「うん。ビスお兄ちゃん全然来てくれなくて、ベル寂しかったよ。」
アメとムチ。リベは最強の武器を手に入れたらしい。
「・・・たまに顔を出すようにします。」
「よろしい。今度はディグニも連れてきてね。」
また、勝ち誇ったような顔をしていた。
食事も終わり、2階に上がりリベたちの部屋で俺はベルと遊んでいた。
リアルおままごとで。俺が夫。ベルが妻。
「なんか言ったあなた。」
「言え。何も言っていません。痛ててててて。」
ベルが耳を引っ張ってくる。
遠くで、勉強をしているモルテがクスクス笑っている。
なんだか、この光景はある夫婦に置き換えるとピッタリ来るような。
そんなことを思っているとリベがやってくる。
「何やってるの二人とも?それより、そろそろ寝る時間よベル。」
「ええ、もっとビスお兄ちゃんと遊びたい‼」
「ダァメ。それにまたビスお兄ちゃんまたちょくちょく来てくれるらしいから、
またすぐ遊んでもらえるわよ。ね、ビスお兄ちゃん?」
いや、ちょくちょくとはいっていないが。ベルを悲しませることもできない。
「ああ、また来るから、その時遊ぼうな。」
「約束だよ。」
そういってベルはリベと一緒にベッドに向かっていった。
リベが戻ってきた。
「はあ、ビスが来てくれて助かったわ。
今日は早く寝てくれたわ。毎日ベルの相手してくれないかしら。」
この場にいると、なんだかんだ丸め込まれそうなので、
早々に戻った方がよさそうだ。
「いや、それはさすがに無理がありますよ。
っと。俺も自分の部屋に戻ります。お休みなさい。」
「そう、お休みなさい。」
「モルテもまた明日頼むよ。」
「ええ。」
リベは微妙な顔をしていたが俺は無視して部屋を出る。
廊下は薄暗くなっていた。俺は自分の部屋に戻って眠りについた。
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