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第一章
27 《メイカ》
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部屋には三人の人間がいた。
二人は貴族。
一人はメイド。
オレはそのメイドに引かれる、だから、無意識に言葉を発していた。
「…初めましてだな…名前は何て言うんだ?」
彼女は呆けたような顔をしながらオレに返事を返す。
「わ、わた…しは…ミナ。」
「…ミナ…ミナ。」
オレは彼女の名前を何度も口にする。
舌に馴染むように。
心に刻むように。
何度も。
何度も彼女の名を呼ぶ。
「や、止めて。」
「何でだ?」
「恥ずかしいじゃない。」
「……。」
顔を赤く染める彼女は本当に可愛かった。
「ミナ。」
「だから、止めてよ。」
眉を吊り上げ、ワザと怒ったような顔をするミナだったが、その眼は羞恥からか潤んでおり、顔もまだ赤いままだった。
「何故だ。」
「何故って。」
「お前の名前を覚えようとしているだけだ。」
「そ、そうかもしれないけど。」
「けど?」
「連呼する必要はないんじゃない…かしら……。」
確かに連呼する必要はない、だけど、オレは呼びたかった。
「駄目か?」
「だ、ダメってわけじゃないけど……。」
オレがジッと彼女を見れば彼女はうっと言いながら顔を真っ赤に染める。
本当に可愛いな。
「あの、いい加減にしてくれないかしら。」
「何がだ。」
「わたしの顔に何かついているの?」
「別に普通だ。」
「だったら、そんなに見ないで。」
「無理だな。」
「何でよっ!」
とうとう羞恥からか叫ぶミナにオレは首を捻る。
オレはミナの手を掴む。
「こんなに綺麗で可愛い奴を見ないでどうする。」
「――っ!」
オレの言葉でまるで熟れたトマトのように顔を真っ赤にさせた彼女は涙目になりながら他人の名前を叫び出す。
「い、イザベラ様っ!」
オレはムッとしながら彼女の手を強く握る。
イザベラと呼ばれた女性は何を思ったのかヒラヒラと手を振るだけでこちらには近寄らない。
何か内緒話をする彼らにミナは絶望したような顔をする。
オレは一通り彼女を堪能し、そして、流石に彼女のその顔を見続けるのは嫌だったので名残惜しかったが、今回は手放す事を選ぶ。
向うもオレの考えが読めたのか、こちらに近寄ってくる。
「はじめまして。」
「はじめまして、主たち。」
スラスラと言葉が漏れる。
まあ、オレの中で息づくそれがオレに教えるのだ。
彼女たちを裏切るな。
彼女たちは自分であり、守るべき対象だと。
でも、オレの中で一番は何を置いてもミナだ。
彼女らはあくまでも二番、三番だ。
それに気づいているのか、もう一人の俺はどこか笑っているようだった。
「メイカ。」
「…それがオレの名ですか?」
「ああ。」
「承知しました。」
メイカ、それはどこかで聞いた名前だった。
だけど、それはいつの記憶か。
どういう運命をたどった名前なのかは思い出せなかった。
でも、オレに必要なのはミナの事だけだった。
オレは承知しましたと言いながら頷く。
「オレは何方に身を置ければよろしいのでしょうか?」
「アルファードに。」
「……。」
「……。」
「畏まりました。」
イザベラと呼ばれた彼女の言葉にオレは納得する。
何せ、オレは作られている時、彼女の願いを聞いていたのだから。
彼女はもう一人の自分の助けでとなってくれと願った。
相性が悪い火に顔を歪ませながらも、彼女はやり遂げたのだ。
だから、彼女の言葉にオレは納得せざるを得ないのだ。
「……イザベラ様。」
「何かしら?」
「何故、彼はこれほど板についているのでしょうか?」
戸惑いがちに口を開くミナにイザベラと呼ばれる彼女は苦笑する。
「メイカ。」
「はい。」
「貴方は彼の記憶があるの?」
「記録としては把握しております。」
「……。」
そう、オレの中にはもう一人の自分の記憶がいくつもある、その中で従者としてやって来た記憶もあり、誰かに侮られないようにこの技術を身に着けた「記憶」がある。
まあ、その時の感情を伴っていないので、どちらかと言えば「記録」に近いものだと思う。
「釈然としません。」
「……。」
唇を尖らせる彼女は愛らしくいつまでも見ていたい。
だけど、今はそんな時じゃない。
「彼だしね。」
「まあ、俺だしな。」
「……。」
「……答えになっておりません。」
イザベラと呼ばれる彼女ともう一人のオレは苦笑しながら、ミナに説明にもならない答えを言う。
「こればっかりはね。」
「なー。」
仲のよさそうな二人にオレの頭に小さな警鐘が鳴り、慣れた動作で懐中時計を取り出し、時間を確認する。
「そろそろ、イザベラ様はお時間ではありませんか?」
主の片割れが置時計を見て、少し残念そうな顔をしている。
「そうね。」
「……。」
「イザベラ。」
「そろそろ、お暇するわね。」
「ああ。」
「また、明日学校で。」
「そうだな。」
名残惜しそうな二人の邪魔をするようにミナが咳払いをする、そんなにも、オレが嫌いか?
「…………早く、一緒の家に住みたいわ。」
「ああ、どんなに小さくともいいから住みたいな。」
ミナの咳払いに急かされた二人は苦笑しながら小さな、夢物語にしては現実的な話をする。
二人は満足したのか、それとも、諦めたのか、イザベラ様がミナを連れて出ていく。
「メイカ。」
二人が出て行ってから残っている主――アルファード様が口を開く。
「何でしょう。」
「お前の一番はミナで構わないが、二番にあいつを、イザベラを置いていてくれ。」
「……貴方様はよろしいのですか?」
オレの言葉にアルファード様は嫌そうな顔をする。
「二人なら敬語なんていらない、気味悪い。」
「…分かったよ。」
何となくオレもむずがゆかったので大人しく命令に従う。
「いいのかよ、んな事言って。」
「あいつは怒るだろうが、お前なら分かるだろう?」
「まあな。」
オレたちは同時に腕を上げ、ぶつける。
今日からオレたちは戦友となる。
同じ目的を持つ、同じであり、異なる存在であるオレたち。
「よろしくな。メイカ。」
「ああ、よろしくな、アルファード。」
二人は貴族。
一人はメイド。
オレはそのメイドに引かれる、だから、無意識に言葉を発していた。
「…初めましてだな…名前は何て言うんだ?」
彼女は呆けたような顔をしながらオレに返事を返す。
「わ、わた…しは…ミナ。」
「…ミナ…ミナ。」
オレは彼女の名前を何度も口にする。
舌に馴染むように。
心に刻むように。
何度も。
何度も彼女の名を呼ぶ。
「や、止めて。」
「何でだ?」
「恥ずかしいじゃない。」
「……。」
顔を赤く染める彼女は本当に可愛かった。
「ミナ。」
「だから、止めてよ。」
眉を吊り上げ、ワザと怒ったような顔をするミナだったが、その眼は羞恥からか潤んでおり、顔もまだ赤いままだった。
「何故だ。」
「何故って。」
「お前の名前を覚えようとしているだけだ。」
「そ、そうかもしれないけど。」
「けど?」
「連呼する必要はないんじゃない…かしら……。」
確かに連呼する必要はない、だけど、オレは呼びたかった。
「駄目か?」
「だ、ダメってわけじゃないけど……。」
オレがジッと彼女を見れば彼女はうっと言いながら顔を真っ赤に染める。
本当に可愛いな。
「あの、いい加減にしてくれないかしら。」
「何がだ。」
「わたしの顔に何かついているの?」
「別に普通だ。」
「だったら、そんなに見ないで。」
「無理だな。」
「何でよっ!」
とうとう羞恥からか叫ぶミナにオレは首を捻る。
オレはミナの手を掴む。
「こんなに綺麗で可愛い奴を見ないでどうする。」
「――っ!」
オレの言葉でまるで熟れたトマトのように顔を真っ赤にさせた彼女は涙目になりながら他人の名前を叫び出す。
「い、イザベラ様っ!」
オレはムッとしながら彼女の手を強く握る。
イザベラと呼ばれた女性は何を思ったのかヒラヒラと手を振るだけでこちらには近寄らない。
何か内緒話をする彼らにミナは絶望したような顔をする。
オレは一通り彼女を堪能し、そして、流石に彼女のその顔を見続けるのは嫌だったので名残惜しかったが、今回は手放す事を選ぶ。
向うもオレの考えが読めたのか、こちらに近寄ってくる。
「はじめまして。」
「はじめまして、主たち。」
スラスラと言葉が漏れる。
まあ、オレの中で息づくそれがオレに教えるのだ。
彼女たちを裏切るな。
彼女たちは自分であり、守るべき対象だと。
でも、オレの中で一番は何を置いてもミナだ。
彼女らはあくまでも二番、三番だ。
それに気づいているのか、もう一人の俺はどこか笑っているようだった。
「メイカ。」
「…それがオレの名ですか?」
「ああ。」
「承知しました。」
メイカ、それはどこかで聞いた名前だった。
だけど、それはいつの記憶か。
どういう運命をたどった名前なのかは思い出せなかった。
でも、オレに必要なのはミナの事だけだった。
オレは承知しましたと言いながら頷く。
「オレは何方に身を置ければよろしいのでしょうか?」
「アルファードに。」
「……。」
「……。」
「畏まりました。」
イザベラと呼ばれた彼女の言葉にオレは納得する。
何せ、オレは作られている時、彼女の願いを聞いていたのだから。
彼女はもう一人の自分の助けでとなってくれと願った。
相性が悪い火に顔を歪ませながらも、彼女はやり遂げたのだ。
だから、彼女の言葉にオレは納得せざるを得ないのだ。
「……イザベラ様。」
「何かしら?」
「何故、彼はこれほど板についているのでしょうか?」
戸惑いがちに口を開くミナにイザベラと呼ばれる彼女は苦笑する。
「メイカ。」
「はい。」
「貴方は彼の記憶があるの?」
「記録としては把握しております。」
「……。」
そう、オレの中にはもう一人の自分の記憶がいくつもある、その中で従者としてやって来た記憶もあり、誰かに侮られないようにこの技術を身に着けた「記憶」がある。
まあ、その時の感情を伴っていないので、どちらかと言えば「記録」に近いものだと思う。
「釈然としません。」
「……。」
唇を尖らせる彼女は愛らしくいつまでも見ていたい。
だけど、今はそんな時じゃない。
「彼だしね。」
「まあ、俺だしな。」
「……。」
「……答えになっておりません。」
イザベラと呼ばれる彼女ともう一人のオレは苦笑しながら、ミナに説明にもならない答えを言う。
「こればっかりはね。」
「なー。」
仲のよさそうな二人にオレの頭に小さな警鐘が鳴り、慣れた動作で懐中時計を取り出し、時間を確認する。
「そろそろ、イザベラ様はお時間ではありませんか?」
主の片割れが置時計を見て、少し残念そうな顔をしている。
「そうね。」
「……。」
「イザベラ。」
「そろそろ、お暇するわね。」
「ああ。」
「また、明日学校で。」
「そうだな。」
名残惜しそうな二人の邪魔をするようにミナが咳払いをする、そんなにも、オレが嫌いか?
「…………早く、一緒の家に住みたいわ。」
「ああ、どんなに小さくともいいから住みたいな。」
ミナの咳払いに急かされた二人は苦笑しながら小さな、夢物語にしては現実的な話をする。
二人は満足したのか、それとも、諦めたのか、イザベラ様がミナを連れて出ていく。
「メイカ。」
二人が出て行ってから残っている主――アルファード様が口を開く。
「何でしょう。」
「お前の一番はミナで構わないが、二番にあいつを、イザベラを置いていてくれ。」
「……貴方様はよろしいのですか?」
オレの言葉にアルファード様は嫌そうな顔をする。
「二人なら敬語なんていらない、気味悪い。」
「…分かったよ。」
何となくオレもむずがゆかったので大人しく命令に従う。
「いいのかよ、んな事言って。」
「あいつは怒るだろうが、お前なら分かるだろう?」
「まあな。」
オレたちは同時に腕を上げ、ぶつける。
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「よろしくな。メイカ。」
「ああ、よろしくな、アルファード。」
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