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第5話 もう一つの神殿の光景
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「それは竜の心臓と呼ばれる果実です」
わたしたちは例の木の前で立って、青々と茂る葉っぱを見つめていた。
マルガリータは葉っぱの合間に果実が実っているか確認し、何もないと知るとがっかりしたように肩を落とした。
「竜の心臓……」
何だかおどろおどろしい名前である。
わたしはそんな名前のものを食べてしまった……という虚無感に襲われつつも、マルガリータに話の先を促す。
「うーん、この木は竜神様の傍らで育つ、神木ですね。神木に実る果実は魔力の塊ですから、食べれば飛躍的に肉体の能力や潜在能力を上げさせることができたり、色々あるんですよ。だから、以前はその噂を知ってこの神殿を襲い、果実を奪おうとした不心得者もいたんです」
「なるほど。わたしのこの身体が成長したのはあの果実のせい、と思ったことは間違いじゃないのね?」
「はい!」
マルガリータは池のほとりで手を可愛らしく組んで、身体をくねらせつつ続けた。「さすがシルフィア様ですね! あなたが蘇ったから、神木も蘇ったのです! そのついでに、わたしも生き返ったんですよ!」
彼女はくるくるとその場で回り、舞台女優かと言わんばかりのオーバーアクションで両腕を広げて見せた。どうやら自分の世界に入っているらしい。ここが日本だったら、危ない人だから遠くに逃げようと思いたくなるやつ。
とりあえず、何とか気を取り直して気になっていたことを訊いた。
たくさん食べたらおばあちゃんになってしまうんじゃないか、という疑問。
「そんなことないですよ? ある程度育ったら、魔力増加の効能しかなくなりますから」
「効能。薬みたいに言うのね」
「実際、人間にとっては薬ですよ。それも万能薬。どんな病気も治す、魔法の果実です」
「なるほど……」
「本当なら、その果実がもっと育ってから食べた方がよかったんですよねえ」
マルガリータは幼いわたしの前に屈んで、同じ視点の高さでそっとわたしの顔を覗き込む。「あの果実は最初は赤いんですけど、育てば育つほど白く変色していきます。果実も大きくなって、やがて白く輝く最終形態へと」
「最終形態」
「それを食べれば、きっとシルフィア様も今頃は十代半ばのとても美しい姿に戻っていたはずなのに。そうすれば、ちょっとスレンダーながらも出ているところはちゃんと出ている、女の子としては一番食べ頃の姿に」
どこかうっとりとした口調のマルガリータは、鼻息荒く何か妄想しているようだった。
声は女の子だけど、中身は男ってことないよね?
何で骨むき出しの両手で、何かを揉むような――胸でも揉むようにわきわきさせているのか問い詰めたい。いや、問い詰めたくない。逃げたい。
思わずわたしはそろりそろりと彼女から遠ざかり、岩壁に張り付いた。
おまわりさんこいつです!
誰か男の人呼んで!
「まあ、どっちにしろ、一度あの果実を食べたら少しずつですがシルフィア様の成長も促されますので、そのおまけとしてわたしの肉体も強化されるはずです。むしろ、守護者であるわたしの方が先に力を取り戻すはずですね。でないと、あなた様をお守りできませんから!」
「ああ、そうですか」
「ちょっと家具を作って魔力を消耗してしまったんですが、明日にはシルフィア様の服だったりベッドだったり色々作れますから楽しみにしておいてください。むしろ、わたしが楽しみ! きゃー、どんな服を作ろう!」
「……ああ、そうですか……」
マルガリータのテンションが高すぎてつらい。
わたしが壁に張り付く蝉のようになりつつ心の平穏を願っていると、マルガリータが小首を傾げて「何をなさってるんです?」なんて訊いてくる。あなたのせいです。
でもまあ、服が用意されるのはありがたい。
今はマルガリータのマントで身体を包んでいて、どこかの民族衣装みたいになっているし。それに、全くもって歩きにくい。動きやすい格好がいいなあ。
そんなことを考えていると、いつの間にかマルガリータは池のそばに屈みこんで、その水面を覗き込んでいた。
「ほほーう」
彼女は天から差し込む太陽光を反射する水面を見下ろし、何やら唸り声を上げている。わたしは彼女が何をしているのか気になって、岩壁から離れることにした。
「どうしたの、マルちゃん」
「マルちゃん……」
「マルガリータって長いから愛称呼びでいい?」
「もちろんです、シルフィア様!」
がばりと顔を上げたマルガリータは、感極まったように両手を胸の前で組む。「ああ、わたしもシルフィア様のことをシルちゃんって呼びたい! でもそれは冒涜! シルフィア様はシルフィア様、この世界で一番美しく、尊く、気高い!」
「もう、そういうのいいから」
わたしはこの変人骸骨を横目に、彼女がしていたように水面を覗き込んだ。そこに新しい光景があるのかと思ったから。
事実、そうだった。
わたしが水面を覗いて『それ』を見た瞬間、しゅばっと音を立てるようにしてマルガリータがわたしの横にしゃがみこんだ。
「ほら、シルフィア様の魔力が少し戻ったから、北の竜の神殿の様子が見えますよ!」
「北の竜の神殿」
水面はまるでテレビかパソコンのように、どこか別の場所の光景を映し出していた。
ここと似たような洞窟で、さっきわたしが見ていた祭壇のようなものがある。
石造りの階段の上にある祭壇には、真っ白な卵が置いてあり、ちょうどその殻にひびが入ったところのようだ。内側から何かがぶつかっているようで、そのひび割れば少しずつ広がり、唐突にそれはばりん、と割れて誰かの幼い腕が飛び出してくる。
「おお」
わたしは思わずそんな声を上げると、隣でマルガリータが「フェルディナント・ルート・レオン・メインデルト様の復活ですね!」と明るい声で騒ぐ。
「実際にフェルディナント様の復活の場面を目にするなんて! ああ、楽しみで仕方ないです! 見目麗しいお二人が、それこそ輝くようなお姿に育って、ラブラブで甘々な生活に突入する! 早く見たいものです!」
「……うーん?」
名前が長いからそのフェルディナント様とやらもフェルちゃん呼びしたいところだ。
っていうか、ラブラブで甘々ねえ……。
わたしは卵の殻を押しのけて、生まれてきた赤ちゃんをじっと見つめた。
黒い髪の毛に白い肌、そして髪の毛を掻き分けるようにして生えている二本のタケノコ。
赤ちゃんだとはいえ、将来有望そうな顔立ちだというのが明確な、赤ちゃんモデルとして使えそうな男の子である。
彼は卵の殻の上で座り込んでいて、きょろきょろと辺りを見回している。わたしたちが彼をこうやって覗き見していることも知らないようで、無邪気な表情で天を見上げ、きっとわたしがしていたのと同じように感嘆の声を上げた。
そして、首を傾げて一時停止した後、その場所から必死に立とうとして転んでいる。
「あっ」
思わず心配してしまったが、赤ちゃん――フェルなんとかさんは泣かなかった。強い子は立派に育つ、と言いたくなる光景でもある。
「どうです? ときめいたりします?」
わくわく、といった様子でわたしの顔を覗き込んできたマルガリータをわたしは目を眇めて見つめ返した。
「いや、全然」
普通、赤ちゃん相手にときめいたりしないよ!
っていうか、本当に彼がわたしの恋人候補なのか? お祭りのためだけの、一年に一度会えるとかいう、見事な遠距離恋愛の対象?
それでラブラブで甘々なんてことになるんだろうか。
どうも納得できないなあ、と唸っている間にも、水面に映っていたその光景が薄れていく。どうやらマルガリータが魔力を流してこの光景を映し出してくれていたようだが、そろそろ魔力の限界のようだ。
でも、それが完全に消える直前に、彼がいる洞窟内にも小さな苗木のようなものが生えていることも見てとれたし、わたしがそうであったように――地面に誰かが倒れているのも見えた。
黒いマントを付けた――骨格標本。
それが彼の守護者だろう。
とりあえず、彼らも無事に復活できますように、と祈っておくことにする。
後に知ることになるけれど、この水鏡の魔法は空間を歪める可能性があるため、そうそう使ってはいけないらしい。特に、この世界の魔力が随分と薄くなってしまっているから、悪影響が出やすいんだとか。
だから、ここで一度使ってしまったから、次回は当分時間を空けないと……と言われた。
なるほどなあ。
好きなだけ見られるなら退屈しないと思ったのだけれど、そうは問屋が卸さないというわけだ。
わたしたちは例の木の前で立って、青々と茂る葉っぱを見つめていた。
マルガリータは葉っぱの合間に果実が実っているか確認し、何もないと知るとがっかりしたように肩を落とした。
「竜の心臓……」
何だかおどろおどろしい名前である。
わたしはそんな名前のものを食べてしまった……という虚無感に襲われつつも、マルガリータに話の先を促す。
「うーん、この木は竜神様の傍らで育つ、神木ですね。神木に実る果実は魔力の塊ですから、食べれば飛躍的に肉体の能力や潜在能力を上げさせることができたり、色々あるんですよ。だから、以前はその噂を知ってこの神殿を襲い、果実を奪おうとした不心得者もいたんです」
「なるほど。わたしのこの身体が成長したのはあの果実のせい、と思ったことは間違いじゃないのね?」
「はい!」
マルガリータは池のほとりで手を可愛らしく組んで、身体をくねらせつつ続けた。「さすがシルフィア様ですね! あなたが蘇ったから、神木も蘇ったのです! そのついでに、わたしも生き返ったんですよ!」
彼女はくるくるとその場で回り、舞台女優かと言わんばかりのオーバーアクションで両腕を広げて見せた。どうやら自分の世界に入っているらしい。ここが日本だったら、危ない人だから遠くに逃げようと思いたくなるやつ。
とりあえず、何とか気を取り直して気になっていたことを訊いた。
たくさん食べたらおばあちゃんになってしまうんじゃないか、という疑問。
「そんなことないですよ? ある程度育ったら、魔力増加の効能しかなくなりますから」
「効能。薬みたいに言うのね」
「実際、人間にとっては薬ですよ。それも万能薬。どんな病気も治す、魔法の果実です」
「なるほど……」
「本当なら、その果実がもっと育ってから食べた方がよかったんですよねえ」
マルガリータは幼いわたしの前に屈んで、同じ視点の高さでそっとわたしの顔を覗き込む。「あの果実は最初は赤いんですけど、育てば育つほど白く変色していきます。果実も大きくなって、やがて白く輝く最終形態へと」
「最終形態」
「それを食べれば、きっとシルフィア様も今頃は十代半ばのとても美しい姿に戻っていたはずなのに。そうすれば、ちょっとスレンダーながらも出ているところはちゃんと出ている、女の子としては一番食べ頃の姿に」
どこかうっとりとした口調のマルガリータは、鼻息荒く何か妄想しているようだった。
声は女の子だけど、中身は男ってことないよね?
何で骨むき出しの両手で、何かを揉むような――胸でも揉むようにわきわきさせているのか問い詰めたい。いや、問い詰めたくない。逃げたい。
思わずわたしはそろりそろりと彼女から遠ざかり、岩壁に張り付いた。
おまわりさんこいつです!
誰か男の人呼んで!
「まあ、どっちにしろ、一度あの果実を食べたら少しずつですがシルフィア様の成長も促されますので、そのおまけとしてわたしの肉体も強化されるはずです。むしろ、守護者であるわたしの方が先に力を取り戻すはずですね。でないと、あなた様をお守りできませんから!」
「ああ、そうですか」
「ちょっと家具を作って魔力を消耗してしまったんですが、明日にはシルフィア様の服だったりベッドだったり色々作れますから楽しみにしておいてください。むしろ、わたしが楽しみ! きゃー、どんな服を作ろう!」
「……ああ、そうですか……」
マルガリータのテンションが高すぎてつらい。
わたしが壁に張り付く蝉のようになりつつ心の平穏を願っていると、マルガリータが小首を傾げて「何をなさってるんです?」なんて訊いてくる。あなたのせいです。
でもまあ、服が用意されるのはありがたい。
今はマルガリータのマントで身体を包んでいて、どこかの民族衣装みたいになっているし。それに、全くもって歩きにくい。動きやすい格好がいいなあ。
そんなことを考えていると、いつの間にかマルガリータは池のそばに屈みこんで、その水面を覗き込んでいた。
「ほほーう」
彼女は天から差し込む太陽光を反射する水面を見下ろし、何やら唸り声を上げている。わたしは彼女が何をしているのか気になって、岩壁から離れることにした。
「どうしたの、マルちゃん」
「マルちゃん……」
「マルガリータって長いから愛称呼びでいい?」
「もちろんです、シルフィア様!」
がばりと顔を上げたマルガリータは、感極まったように両手を胸の前で組む。「ああ、わたしもシルフィア様のことをシルちゃんって呼びたい! でもそれは冒涜! シルフィア様はシルフィア様、この世界で一番美しく、尊く、気高い!」
「もう、そういうのいいから」
わたしはこの変人骸骨を横目に、彼女がしていたように水面を覗き込んだ。そこに新しい光景があるのかと思ったから。
事実、そうだった。
わたしが水面を覗いて『それ』を見た瞬間、しゅばっと音を立てるようにしてマルガリータがわたしの横にしゃがみこんだ。
「ほら、シルフィア様の魔力が少し戻ったから、北の竜の神殿の様子が見えますよ!」
「北の竜の神殿」
水面はまるでテレビかパソコンのように、どこか別の場所の光景を映し出していた。
ここと似たような洞窟で、さっきわたしが見ていた祭壇のようなものがある。
石造りの階段の上にある祭壇には、真っ白な卵が置いてあり、ちょうどその殻にひびが入ったところのようだ。内側から何かがぶつかっているようで、そのひび割れば少しずつ広がり、唐突にそれはばりん、と割れて誰かの幼い腕が飛び出してくる。
「おお」
わたしは思わずそんな声を上げると、隣でマルガリータが「フェルディナント・ルート・レオン・メインデルト様の復活ですね!」と明るい声で騒ぐ。
「実際にフェルディナント様の復活の場面を目にするなんて! ああ、楽しみで仕方ないです! 見目麗しいお二人が、それこそ輝くようなお姿に育って、ラブラブで甘々な生活に突入する! 早く見たいものです!」
「……うーん?」
名前が長いからそのフェルディナント様とやらもフェルちゃん呼びしたいところだ。
っていうか、ラブラブで甘々ねえ……。
わたしは卵の殻を押しのけて、生まれてきた赤ちゃんをじっと見つめた。
黒い髪の毛に白い肌、そして髪の毛を掻き分けるようにして生えている二本のタケノコ。
赤ちゃんだとはいえ、将来有望そうな顔立ちだというのが明確な、赤ちゃんモデルとして使えそうな男の子である。
彼は卵の殻の上で座り込んでいて、きょろきょろと辺りを見回している。わたしたちが彼をこうやって覗き見していることも知らないようで、無邪気な表情で天を見上げ、きっとわたしがしていたのと同じように感嘆の声を上げた。
そして、首を傾げて一時停止した後、その場所から必死に立とうとして転んでいる。
「あっ」
思わず心配してしまったが、赤ちゃん――フェルなんとかさんは泣かなかった。強い子は立派に育つ、と言いたくなる光景でもある。
「どうです? ときめいたりします?」
わくわく、といった様子でわたしの顔を覗き込んできたマルガリータをわたしは目を眇めて見つめ返した。
「いや、全然」
普通、赤ちゃん相手にときめいたりしないよ!
っていうか、本当に彼がわたしの恋人候補なのか? お祭りのためだけの、一年に一度会えるとかいう、見事な遠距離恋愛の対象?
それでラブラブで甘々なんてことになるんだろうか。
どうも納得できないなあ、と唸っている間にも、水面に映っていたその光景が薄れていく。どうやらマルガリータが魔力を流してこの光景を映し出してくれていたようだが、そろそろ魔力の限界のようだ。
でも、それが完全に消える直前に、彼がいる洞窟内にも小さな苗木のようなものが生えていることも見てとれたし、わたしがそうであったように――地面に誰かが倒れているのも見えた。
黒いマントを付けた――骨格標本。
それが彼の守護者だろう。
とりあえず、彼らも無事に復活できますように、と祈っておくことにする。
後に知ることになるけれど、この水鏡の魔法は空間を歪める可能性があるため、そうそう使ってはいけないらしい。特に、この世界の魔力が随分と薄くなってしまっているから、悪影響が出やすいんだとか。
だから、ここで一度使ってしまったから、次回は当分時間を空けないと……と言われた。
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