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第59話 降り出した雨
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そしてわたしは今現在、荷馬車の中に寝転がって頭にタケノコを生やした状態で、うだうだしているというわけである。
村を出る前に、その場に残る人たちに向けて色々サービスしてしまった結果である。その村にあった廃屋は全部修理したし、生活必需品となるものも魔力で作り出してきた。農機具やら調理器具はもちろん、この世界ではオーバーテクノロジーだろうかと思える家電――家魔?――、洗濯機や冷蔵庫や冷凍庫。盗難防止のため、村から持ち出せないように魔力の鎖でつないでおくことも忘れない。
ついでに料理も一通り教えておいた。美味しい野菜とか取れても料理ができないなんてもったいないし、人生の楽しみを奪われているようなものだから。
醤油とか大量に置いて……いや、押し付けてきたし。
それと、お風呂に入ってすっきりしたとはいえ、長いこと苦難の生活を送ってきた彼らだから身だしなみが残念である。だから、わたしが日本にいた頃に流行っていた感じのイケメンになるように、手入れしていない髪の毛とか眉毛とか無精髭とかも魔法でちょちょいのちょいである。
皆、標準より痩せているとはいえ、そうやってすっきりすると好青年みたいになるわけで。
このまま、この村で上手くやって、そのうちどこかから嫁を迎え入れられますように、と祈っておく。
まあ、無理だったら神殿においで、と伝えたけど。
そんな感じで、随分と魔力を消費したわたし。荷台の中でごろごろしながらも、ヴェロニカの歌を聴いて元気の回復を図っている。
マルガリータもわたしを気遣ってだろうか、馬車を走らせるスピードは前より緩やかだった。
村で色々やってからの出発だったから、結局昼過ぎになってからの移動開始になったし、この様子だと今日も次の村に到着するのは難しいかなあ、なんて思う。
「元気になられましたか」
わたしが起き上がって荷台から顔を出し、走っている辺りがどんなものだろうと外の光景を見回していると、荷馬車を護衛しながら馬に乗っているリーダー氏が小さく笑いながら声をかけてきた。
彼も不慣れな美容師となったわたしがその髪の毛やら何やらを色々いじったため、随分とイケメンになっていた。短い黒髪と、明るい茶色の瞳。まだ頬がこけているものの、眼光の鋭さも手伝ってか精悍な青年という感じ。
彼の名前はシャークさんというらしい。強そうな名前である。サメ。ジョーズ。
名前は強そうだけど、すっかり腰が低くなってしまった。
わたしは頭を掻きながら「元気になったよー」と言いながら、にへら、と笑う。
そして視線を荷馬車の進む先に向けた。
わたしたちは森を抜けて、雑草もまばらにしか生えていない石や岩が目立つ場所を走っている。遠い場所に見えていた山々が迫ってきているけれど、そこも木々がほとんど生えていないのが解る。
「あれもレインデルス領の鉱山の一つですよ」
ジョーズ、いやシャークさんがわたしの視線の先を追ってそう言った。「魔道具の素材とされる魔銀がこの辺りではよく採掘されるんです」
「魔道具? 魔銀?」
「魔銀は廉価ですが何にでも化けてくれる素材です。ほとんどの武器は魔銀で作られていますし、いくらあっても困りません」
「シャークさんたちはその魔銀を採掘させられていたんだ?」
「まあ、ほとんどがそうですね」
彼は少しだけ眉根を寄せて、苦し気な横顔を見せた。わたしが思わず首を傾げると、会話を聞いていたらしい赤毛さんがこっそりと馬をこちらに寄せてきた。
「宝石の原石も出てくることがあるんで、それも掘るんですよ。むしろ、そっちが本命ですかね」
赤毛さんの名前はレオ。どこかのジャングルの王様みたいな名前である。きっと、将来は立派な男に育つだろう。名は体を表すのだ。
「宝石かあ……」
わたしが小さく唸っていると、レオさん――いや、レオ君だな――が明るく続けた。
「魔銀よりも深い場所に埋まってることが多いんで、結構無茶させられましたねー。崩落事故とか酸欠やらで俺たちの仲間も随分死んだし。もちろん、魔物に襲われたりもするし」
「おい」
シャークさんが諫めるように言ったけれど、レオ君の後ろの方で馬に乗っていた他の三人も一様に頷いていた。他の三人――金髪イケメンのケヴィン、茶髪のたれ目氏アンドレ、くるくる癖っ毛金髪のコルネリウス。
金髪イケメンのケヴィン氏が少し離れた場所で呟いている。
「まあ、俺たちが生き残ったのが奇跡というか……。考えてみれば、人生の半分を無駄に過ごしてきたようなものだ。いや、ものです。俺たち、子供の頃からずっと穴の中で暮らしてきた感じだ……です」
敬語を使うのに慣れていない彼は、微妙につっかえながらそう笑っている。そこに無理をしているような感じはなく、本当に軽い口調で言うものだから、こちらとしても困惑する。
「そうですね」
シャークさんが彼の言葉に頷いて続けた。「でも、残りの短い人生を、白竜神様の護衛で死ねたらいいとは思ってます」
「ええ!?」
「本気ですよ」
いや、本気は伝わってくるよ? 凄く真剣に言っているのは解るから。
だけど。
これだけは訂正しておかねばならない。
「うーん、人生の半分とかいうけど。多分これから、この世界の人たちの寿命が延びると思うんだよね」
「は?」
「え?」
皆が驚いたようにわたしを見る。
だから、わたしはささやかな膨らみの胸を張って言うのだ。
「白竜神のわたしの役目、人間の寿命を延ばすことも含まれているみたいなんだよね! わたしが魔力を注げば、皆、元気になるらしいし。だから、これからあなたたちは長い人生を生きていくんだよ。だから、目指せ百歳! 頑張ろう!」
「は?」
「え?」
どうやら彼らはわたしの言葉を信じられなかったようだ。
まあ、仕方ないか。
彼らに美味しいものをたくさん食べて健康にさせて、おいおい実感してもらおう。
「今夜は野宿ですかねえ」
そこに、御者台の方からマルガリータの声が飛んできた。
元々、今日はのんびりペースで荷馬車が進んでいるとはいえ、地面のごつごつ感が随分と増してきている。これでスピードを出すのはちょっと大変だろう。
雑草すら消えて石しか転がっていないような不安定の道の先には、落石が怖いな、と思えるような谷が見えた。その谷の合間をぐねぐねと抜けた先に次の街があるらしい。
空はゆっくりと赤く染まりつつあって、谷の上には雨雲らしきものも見えた。
確かに今夜は野宿かな。雨が降る前にどこかで荷馬車をとめた方がいいだろう。
まあ、野宿とはいえ、快適な眠りのために豪勢なテントか小さめの小屋とかを一時的に作ろうと考えている。
そうやって魔力を使っているから眠ってもお兄さんに会えないんだ、という思いはあったけれど……。
「雨が自然と降るなんて……」
シャークさんが遠い空を見上げながら呟く。
「え?」
わたしが困惑して首を傾げると、マルガリータがわたしの横で空を見上げながら言った。
「雨が少なくて作物が育たないから、魔術師が定期的に雨雲を作るんです。残念ながら、焼け石に水ですけど」
「はー……」
どうりで雑草すら育たない場所がこんなにあるわけだ。
そりゃ森の木々だってどんどん枯れていくというもので。
そんなことをわたしが考えている間にも、雨雲はだんだんその色を黒く染めていき、じわじわと大空に広がっていく。
乾いた地面にぽつぽつと黒い粒を弾けさせ始める頃、わたしたちは荷馬車をとめて今夜の寝床を準備したのだった。
村を出る前に、その場に残る人たちに向けて色々サービスしてしまった結果である。その村にあった廃屋は全部修理したし、生活必需品となるものも魔力で作り出してきた。農機具やら調理器具はもちろん、この世界ではオーバーテクノロジーだろうかと思える家電――家魔?――、洗濯機や冷蔵庫や冷凍庫。盗難防止のため、村から持ち出せないように魔力の鎖でつないでおくことも忘れない。
ついでに料理も一通り教えておいた。美味しい野菜とか取れても料理ができないなんてもったいないし、人生の楽しみを奪われているようなものだから。
醤油とか大量に置いて……いや、押し付けてきたし。
それと、お風呂に入ってすっきりしたとはいえ、長いこと苦難の生活を送ってきた彼らだから身だしなみが残念である。だから、わたしが日本にいた頃に流行っていた感じのイケメンになるように、手入れしていない髪の毛とか眉毛とか無精髭とかも魔法でちょちょいのちょいである。
皆、標準より痩せているとはいえ、そうやってすっきりすると好青年みたいになるわけで。
このまま、この村で上手くやって、そのうちどこかから嫁を迎え入れられますように、と祈っておく。
まあ、無理だったら神殿においで、と伝えたけど。
そんな感じで、随分と魔力を消費したわたし。荷台の中でごろごろしながらも、ヴェロニカの歌を聴いて元気の回復を図っている。
マルガリータもわたしを気遣ってだろうか、馬車を走らせるスピードは前より緩やかだった。
村で色々やってからの出発だったから、結局昼過ぎになってからの移動開始になったし、この様子だと今日も次の村に到着するのは難しいかなあ、なんて思う。
「元気になられましたか」
わたしが起き上がって荷台から顔を出し、走っている辺りがどんなものだろうと外の光景を見回していると、荷馬車を護衛しながら馬に乗っているリーダー氏が小さく笑いながら声をかけてきた。
彼も不慣れな美容師となったわたしがその髪の毛やら何やらを色々いじったため、随分とイケメンになっていた。短い黒髪と、明るい茶色の瞳。まだ頬がこけているものの、眼光の鋭さも手伝ってか精悍な青年という感じ。
彼の名前はシャークさんというらしい。強そうな名前である。サメ。ジョーズ。
名前は強そうだけど、すっかり腰が低くなってしまった。
わたしは頭を掻きながら「元気になったよー」と言いながら、にへら、と笑う。
そして視線を荷馬車の進む先に向けた。
わたしたちは森を抜けて、雑草もまばらにしか生えていない石や岩が目立つ場所を走っている。遠い場所に見えていた山々が迫ってきているけれど、そこも木々がほとんど生えていないのが解る。
「あれもレインデルス領の鉱山の一つですよ」
ジョーズ、いやシャークさんがわたしの視線の先を追ってそう言った。「魔道具の素材とされる魔銀がこの辺りではよく採掘されるんです」
「魔道具? 魔銀?」
「魔銀は廉価ですが何にでも化けてくれる素材です。ほとんどの武器は魔銀で作られていますし、いくらあっても困りません」
「シャークさんたちはその魔銀を採掘させられていたんだ?」
「まあ、ほとんどがそうですね」
彼は少しだけ眉根を寄せて、苦し気な横顔を見せた。わたしが思わず首を傾げると、会話を聞いていたらしい赤毛さんがこっそりと馬をこちらに寄せてきた。
「宝石の原石も出てくることがあるんで、それも掘るんですよ。むしろ、そっちが本命ですかね」
赤毛さんの名前はレオ。どこかのジャングルの王様みたいな名前である。きっと、将来は立派な男に育つだろう。名は体を表すのだ。
「宝石かあ……」
わたしが小さく唸っていると、レオさん――いや、レオ君だな――が明るく続けた。
「魔銀よりも深い場所に埋まってることが多いんで、結構無茶させられましたねー。崩落事故とか酸欠やらで俺たちの仲間も随分死んだし。もちろん、魔物に襲われたりもするし」
「おい」
シャークさんが諫めるように言ったけれど、レオ君の後ろの方で馬に乗っていた他の三人も一様に頷いていた。他の三人――金髪イケメンのケヴィン、茶髪のたれ目氏アンドレ、くるくる癖っ毛金髪のコルネリウス。
金髪イケメンのケヴィン氏が少し離れた場所で呟いている。
「まあ、俺たちが生き残ったのが奇跡というか……。考えてみれば、人生の半分を無駄に過ごしてきたようなものだ。いや、ものです。俺たち、子供の頃からずっと穴の中で暮らしてきた感じだ……です」
敬語を使うのに慣れていない彼は、微妙につっかえながらそう笑っている。そこに無理をしているような感じはなく、本当に軽い口調で言うものだから、こちらとしても困惑する。
「そうですね」
シャークさんが彼の言葉に頷いて続けた。「でも、残りの短い人生を、白竜神様の護衛で死ねたらいいとは思ってます」
「ええ!?」
「本気ですよ」
いや、本気は伝わってくるよ? 凄く真剣に言っているのは解るから。
だけど。
これだけは訂正しておかねばならない。
「うーん、人生の半分とかいうけど。多分これから、この世界の人たちの寿命が延びると思うんだよね」
「は?」
「え?」
皆が驚いたようにわたしを見る。
だから、わたしはささやかな膨らみの胸を張って言うのだ。
「白竜神のわたしの役目、人間の寿命を延ばすことも含まれているみたいなんだよね! わたしが魔力を注げば、皆、元気になるらしいし。だから、これからあなたたちは長い人生を生きていくんだよ。だから、目指せ百歳! 頑張ろう!」
「は?」
「え?」
どうやら彼らはわたしの言葉を信じられなかったようだ。
まあ、仕方ないか。
彼らに美味しいものをたくさん食べて健康にさせて、おいおい実感してもらおう。
「今夜は野宿ですかねえ」
そこに、御者台の方からマルガリータの声が飛んできた。
元々、今日はのんびりペースで荷馬車が進んでいるとはいえ、地面のごつごつ感が随分と増してきている。これでスピードを出すのはちょっと大変だろう。
雑草すら消えて石しか転がっていないような不安定の道の先には、落石が怖いな、と思えるような谷が見えた。その谷の合間をぐねぐねと抜けた先に次の街があるらしい。
空はゆっくりと赤く染まりつつあって、谷の上には雨雲らしきものも見えた。
確かに今夜は野宿かな。雨が降る前にどこかで荷馬車をとめた方がいいだろう。
まあ、野宿とはいえ、快適な眠りのために豪勢なテントか小さめの小屋とかを一時的に作ろうと考えている。
そうやって魔力を使っているから眠ってもお兄さんに会えないんだ、という思いはあったけれど……。
「雨が自然と降るなんて……」
シャークさんが遠い空を見上げながら呟く。
「え?」
わたしが困惑して首を傾げると、マルガリータがわたしの横で空を見上げながら言った。
「雨が少なくて作物が育たないから、魔術師が定期的に雨雲を作るんです。残念ながら、焼け石に水ですけど」
「はー……」
どうりで雑草すら育たない場所がこんなにあるわけだ。
そりゃ森の木々だってどんどん枯れていくというもので。
そんなことをわたしが考えている間にも、雨雲はだんだんその色を黒く染めていき、じわじわと大空に広がっていく。
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いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
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相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
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