心霊研究家・高橋

異世界ワトソン

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ハリーポッターの謎→2

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高橋は、
とても忙しかったので、
以前、自分が繁吉の家で体験した
心霊現象のことを、忘れかけていた。

「どうして、
 また、
 あそこへ行ったの?」

「先生」


「うん?」


「先生は、何もしないのですか?」


「敏子、何のことかね?」


「こどもの霊です」


「繁吉さんと綾乃さんに、
 一応、対策などを書いたメモを渡して、
 簡単に説明はしたつもりだよ」


「それだけですか?」


「どういうこと?」


「私、涼子先輩ともお会いして、
 連休中に、ゼミ生たちと、
 また滞在して来ました」


「それで?」


「みんな、金縛りに、あいました」


「そうか・・・」


「私、その時、
 かなり苦しかったんですが、
 目を開けたら、見えたんです」


「女の子の霊だったかい?」


「はい」


「敏子、
 私は、その子は、
 向かいの家から来ていると、
 考えているんだ」


「先生、その子が、
 枕元に立っていたんですが」


「それで?」


「本を、手に持っていたんです」


「本?教科書の類かね?」


「いいえ。ハリーポッターでした」


「ハリーポッター?」


「はい。
 ハリーポッターの本です。
 タイトルまで、
 はっきり見えたんです」


「・・・」
 
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