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第44話
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お兄ちゃんが一人の女性を幸せにしたいと断言した事で、さっきまで家庭科室を支配していた緊張感は一気に無くなった。
新島先輩を始めとして中居先輩も応援モードになっている。
「ここまで来たら佐藤が誰を選ぼうがもう驚かねぇ。自分の気持をぶつけてこい」
「そうだな。友也もいよいよ漢になる時がきたな」
「佐藤~頑張りなよ~? これでフラれました! なんてカッコつかないからね」
中居先輩・水樹先輩・及川先輩から激励が飛ぶ。
それを受けてお兄ちゃんは「任せろ!」と言い胸を叩く。
逞しくなったお兄ちゃんを見ていると胸が苦しくなる。
昔みたいに……それ以上にリア充になった事は素直に嬉しい。
だけどそれ以上に寂しさが込み上げてきた。
彼女が出来たらもう私に構ってくれないんじゃないか――そんな事を考えてしまう。
私の気持ちを悟られない様に遠巻きにお兄ちゃん達を見ていると、ふいに水瀬先輩と目が合った。
その目には不安や怯えの様なものが含まれている様に感じる。
次の瞬間、皆に囲まれていた筈のお兄ちゃんに声を掛けられた。
「そういえば今更だけど柚希はどうして此処に居るんだ? 何か用事があったんじゃないか?」
「あ! すっかり忘れてた。被服室から暗幕を借りて教室に運んでる途中だったんだ」
「それじゃあ早く教室に戻らないと」
「うん。それでは私はこれで失礼します」
私は隅に置いておいた暗幕を抱えながら先輩達に挨拶をし、急いで教室に向かった。
その日の夜、私は自室の机に突っ伏して考え事をしていた。
水瀬先輩と目が合った時、その目には不安や怯えの様なものが含まれている様に感じた。
新島先輩がフラれた今、ハーレムメンバーで残ってるのは沙月ちゃんと水瀬先輩だけ。
だから期待よりも不安が勝ってしまうのも仕方ないと思う。
友華さんに限っては、メンバーではあったけどお兄ちゃんとは友人でいたいと言ってたから問題は無いはず。
沙月ちゃんは私を応援してくれると言ってくれたけど、沙月ちゃんが選ばれる可能性も十分にある。
その時は……親友として祝福しよう。
頭の中を整理し終えると、珍しい人から着信があった。
恐らく昼の出来事の事だろうなと当たりをつけて通話をタップする。
「もしもし、どうしたんですか? 水瀬先輩」
「急にごめんね~。今大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
声のトーンは普段と変わらない。
昼間見た不安を抱えている目は勘違いだったのかな。
「実は相談っていうか、話を聞いてもらいたくて……」
「話……ですか?」
「うん……」
やっぱり勘違いじゃ無かったみたいだ。
だけど私に話ってなんだろう。
「楓がトモに告白してフラれたって知ってから心が落ち着かなくてさ」
「そうですね、新島先輩がフラれるなんてビックリしました」
「それに加えて今日のトモの決意を聞いて更に不安が強くなっちゃった」
「沙月ちゃんと水瀬先輩の一騎打ちですもんね」
水瀬先輩が言葉にしなかった事を敢えて口にする。
「そう! そうなんだよ~。沙月ちゃんって私から見てもトモと相性良いなって思っちゃうんだよね」
「仲良さそうにはしてますね」
「私だって色々とアプローチをしてきたし、みすみす負ける訳にはいかないけどさ~」
「それでも不安になってしまうんですね?」
「そうなんだよね~。だから決めたの! いつまでもウジウジしてらんないしさ」
「何を決めたんですか?」
答えが分かりきった質問をする。
そうする事で自分の気持ちを抑え込む。
「文化祭でトモに告白する! 楓が頑張ったんだもん、私も負けてられないよ!」
水瀬先輩らしいな。
でも文化祭で告白は良いとしてシチュエーションはどうするんだろう?
「文化祭を一緒に見て周る約束はしてるんですか?」
「それが休憩時間が全然カブらなくて約束出来てない!」
え? それじゃダメじゃん。
しかも何でそんな事を力強く言えるんだろう。
「それだと告白出来ないんじゃ……?」
「ふっふっふ。あまり私を甘く見ないでほしいな」
なんか……変なスイッチ入っちゃってる?
「何か作戦があるんですね?」
「おーっと、いくら柚希ちゃんとはいえこれ以上は言えないなぁ~」
「そ、そうですか」
「でも今回の作戦は今までより数段上……いや、最終奥義とだけ伝えておくよ」
「は、はぁ」
「よーっし、燃えてきた~! 絶対私を選んで貰うんだから!」
嫌な予感しかしないのは気の所為であって欲しい。
「話聞いてくれてありがとね! じゃ、おやすみ!」
「お、おやす――――切れてる……」
凄いテンションだったけど大丈夫かな。
まぁいくら水瀬先輩でもムチャはしないと願いたい。
そして今日、とうとう文化祭当日を迎えた。
私のクラスの演劇は結構人気で直ぐにお客さんで埋め尽くされた。
昼の部を終えて廊下から外を眺めつつ休憩していると不意に声を掛けられた。
「おつかれ~。遊びに来たよ~」
「あ、沙月ちゃん!」
「劇見たよ~? 凄い良かったよ!」
「ありがと~」
沙月ちゃんと会うのも久しぶりだ。
新島先輩がハーレム脱退宣言した時以来かな?
「ところで劇のラストだけど……あれって柚希ちゃんが考えたの?」
私の気持ちを知ってる沙月ちゃんがそう考えるのも無理はない。
ラストで婚約者の王子をフッて実の兄と結ばれるんだから。
「ううん。友華さんが考えたんだよ」
そう言うと沙月ちゃんは私の隣に来て小声で聞いてくる。
「もしかして、お姉ちゃんに話したの?」
「違う違う! 友華さんにどうしてあのラストにしたか聞いたら、私とお兄ちゃんを見てたら閃いたんだって」
「そうなんだ~。てっきりお姉ちゃんに話したのかと思ってビックリしちゃったよ」
「そうだよね! 私も最初凄いビックリしたよ」
でもそれ以上に引っかかったのは友華さんの『私の初恋は従弟のタカくんだったのよ』ってセリフだけど。
「まぁお姉ちゃんは何ていうか妄想が激しいからね~。仲の良い兄妹を見て色々妄想しちゃったんじゃないかな」
「あ、そういえばたまにノートに何か書いてた」
「あれってお姉ちゃんのネタ帳なんだよ」
「なんていうか……友華さんも逞しくなったよね」
「まぁね。それも柚希ちゃんや友也さん達のお陰かな」
それから少し雑談をして沙月ちゃんとは別れた。
そして午後の部が始まり、文化祭初日は何事もなく大盛況で終わった。
文化祭2日目の今日はお兄ちゃんのライブがある。
私のクラスでも朝からその話題でもちきりだ。
午前の部が終わって自由時間になると、めぐと一緒に文化祭を周った。
お兄ちゃんのクラスにも顔を出して冷やかしたりして時間を潰した。
そしてお兄ちゃんのライブ迄あと30分となり、会場となる体育館に向かう。
「うわぁ、凄い人だね」
「うん。お兄ちゃん失敗しなければいいけど」
「ふふ、友也先輩ならきっと大丈夫だよ」
「だといいけど。ははは」
めぐと一緒に最前列まで行く。
するとそこには何故か菜々の姿があった。
菜々だけじゃなく、菜々の友人のギャル達も一緒だ。
「菜々、こんな所で何してんの?」
「ん? あ! 佐藤~、何で黙ってたのよ!」
「な、何が?」
「友也さんが文化祭でライブするって事だよ!」
「なんで菜々に知らせなきゃいけないの?」
「友也さんには助けられたし、それにこんな大イベント友也ファンクラブとして見逃す訳にはいかないっしょ!」
今なんて言ったの? 友也ファンクラブ?
「ちょっと菜々! ファンクラブって何!」
「あたしらマジ友也さん尊敬してっからさ~。付き合いたいとかそういうの無しで応援したいってなって~、気づいたら出来てた」
「気づいたら出来てたって……はぁ~」
はぁ、お兄ちゃんの邪魔をする訳じゃなさそうだから勝手にやらせておこう。
それに菜々のグループでファンクラブが出来てるって事はお兄ちゃんの人気が校外にまで伝わってるって事だから今は良しとしておこう。
そう結論づけた時、証明が落とされた。
『続きまして、2年生バンドによる演奏です』
アナウンスが流れ、とうとうお兄ちゃんの出番が来た。
そして演奏が始まると体育館全体が揺れるような歓声に包まれた。
カラオケ何かとは比較にならないほどの迫力に、観客のボルテージも上がっていく。
そして演奏に合わせて観客が一つになっていくのを感じる。
凄い! 凄い! 凄い! 凄い!
お兄ちゃんが輝いて見える! それにすごく楽しそう。
MCもちゃんと務めて本物のアーティストみたい!
しかもちゃっかりクラスの宣伝もするなんて。
ホントにお兄ちゃんは変わった。もう私の助けなんかいらないくらいに――――
「では次の曲です。『 I wanna be with you 』 聞いてください」
これってお兄ちゃんが作詞を頼まれたって曲だ。
なんだろう……この歌詞って――――
曲が終わると私は無意識に涙を流していた。
新島先輩を始めとして中居先輩も応援モードになっている。
「ここまで来たら佐藤が誰を選ぼうがもう驚かねぇ。自分の気持をぶつけてこい」
「そうだな。友也もいよいよ漢になる時がきたな」
「佐藤~頑張りなよ~? これでフラれました! なんてカッコつかないからね」
中居先輩・水樹先輩・及川先輩から激励が飛ぶ。
それを受けてお兄ちゃんは「任せろ!」と言い胸を叩く。
逞しくなったお兄ちゃんを見ていると胸が苦しくなる。
昔みたいに……それ以上にリア充になった事は素直に嬉しい。
だけどそれ以上に寂しさが込み上げてきた。
彼女が出来たらもう私に構ってくれないんじゃないか――そんな事を考えてしまう。
私の気持ちを悟られない様に遠巻きにお兄ちゃん達を見ていると、ふいに水瀬先輩と目が合った。
その目には不安や怯えの様なものが含まれている様に感じる。
次の瞬間、皆に囲まれていた筈のお兄ちゃんに声を掛けられた。
「そういえば今更だけど柚希はどうして此処に居るんだ? 何か用事があったんじゃないか?」
「あ! すっかり忘れてた。被服室から暗幕を借りて教室に運んでる途中だったんだ」
「それじゃあ早く教室に戻らないと」
「うん。それでは私はこれで失礼します」
私は隅に置いておいた暗幕を抱えながら先輩達に挨拶をし、急いで教室に向かった。
その日の夜、私は自室の机に突っ伏して考え事をしていた。
水瀬先輩と目が合った時、その目には不安や怯えの様なものが含まれている様に感じた。
新島先輩がフラれた今、ハーレムメンバーで残ってるのは沙月ちゃんと水瀬先輩だけ。
だから期待よりも不安が勝ってしまうのも仕方ないと思う。
友華さんに限っては、メンバーではあったけどお兄ちゃんとは友人でいたいと言ってたから問題は無いはず。
沙月ちゃんは私を応援してくれると言ってくれたけど、沙月ちゃんが選ばれる可能性も十分にある。
その時は……親友として祝福しよう。
頭の中を整理し終えると、珍しい人から着信があった。
恐らく昼の出来事の事だろうなと当たりをつけて通話をタップする。
「もしもし、どうしたんですか? 水瀬先輩」
「急にごめんね~。今大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
声のトーンは普段と変わらない。
昼間見た不安を抱えている目は勘違いだったのかな。
「実は相談っていうか、話を聞いてもらいたくて……」
「話……ですか?」
「うん……」
やっぱり勘違いじゃ無かったみたいだ。
だけど私に話ってなんだろう。
「楓がトモに告白してフラれたって知ってから心が落ち着かなくてさ」
「そうですね、新島先輩がフラれるなんてビックリしました」
「それに加えて今日のトモの決意を聞いて更に不安が強くなっちゃった」
「沙月ちゃんと水瀬先輩の一騎打ちですもんね」
水瀬先輩が言葉にしなかった事を敢えて口にする。
「そう! そうなんだよ~。沙月ちゃんって私から見てもトモと相性良いなって思っちゃうんだよね」
「仲良さそうにはしてますね」
「私だって色々とアプローチをしてきたし、みすみす負ける訳にはいかないけどさ~」
「それでも不安になってしまうんですね?」
「そうなんだよね~。だから決めたの! いつまでもウジウジしてらんないしさ」
「何を決めたんですか?」
答えが分かりきった質問をする。
そうする事で自分の気持ちを抑え込む。
「文化祭でトモに告白する! 楓が頑張ったんだもん、私も負けてられないよ!」
水瀬先輩らしいな。
でも文化祭で告白は良いとしてシチュエーションはどうするんだろう?
「文化祭を一緒に見て周る約束はしてるんですか?」
「それが休憩時間が全然カブらなくて約束出来てない!」
え? それじゃダメじゃん。
しかも何でそんな事を力強く言えるんだろう。
「それだと告白出来ないんじゃ……?」
「ふっふっふ。あまり私を甘く見ないでほしいな」
なんか……変なスイッチ入っちゃってる?
「何か作戦があるんですね?」
「おーっと、いくら柚希ちゃんとはいえこれ以上は言えないなぁ~」
「そ、そうですか」
「でも今回の作戦は今までより数段上……いや、最終奥義とだけ伝えておくよ」
「は、はぁ」
「よーっし、燃えてきた~! 絶対私を選んで貰うんだから!」
嫌な予感しかしないのは気の所為であって欲しい。
「話聞いてくれてありがとね! じゃ、おやすみ!」
「お、おやす――――切れてる……」
凄いテンションだったけど大丈夫かな。
まぁいくら水瀬先輩でもムチャはしないと願いたい。
そして今日、とうとう文化祭当日を迎えた。
私のクラスの演劇は結構人気で直ぐにお客さんで埋め尽くされた。
昼の部を終えて廊下から外を眺めつつ休憩していると不意に声を掛けられた。
「おつかれ~。遊びに来たよ~」
「あ、沙月ちゃん!」
「劇見たよ~? 凄い良かったよ!」
「ありがと~」
沙月ちゃんと会うのも久しぶりだ。
新島先輩がハーレム脱退宣言した時以来かな?
「ところで劇のラストだけど……あれって柚希ちゃんが考えたの?」
私の気持ちを知ってる沙月ちゃんがそう考えるのも無理はない。
ラストで婚約者の王子をフッて実の兄と結ばれるんだから。
「ううん。友華さんが考えたんだよ」
そう言うと沙月ちゃんは私の隣に来て小声で聞いてくる。
「もしかして、お姉ちゃんに話したの?」
「違う違う! 友華さんにどうしてあのラストにしたか聞いたら、私とお兄ちゃんを見てたら閃いたんだって」
「そうなんだ~。てっきりお姉ちゃんに話したのかと思ってビックリしちゃったよ」
「そうだよね! 私も最初凄いビックリしたよ」
でもそれ以上に引っかかったのは友華さんの『私の初恋は従弟のタカくんだったのよ』ってセリフだけど。
「まぁお姉ちゃんは何ていうか妄想が激しいからね~。仲の良い兄妹を見て色々妄想しちゃったんじゃないかな」
「あ、そういえばたまにノートに何か書いてた」
「あれってお姉ちゃんのネタ帳なんだよ」
「なんていうか……友華さんも逞しくなったよね」
「まぁね。それも柚希ちゃんや友也さん達のお陰かな」
それから少し雑談をして沙月ちゃんとは別れた。
そして午後の部が始まり、文化祭初日は何事もなく大盛況で終わった。
文化祭2日目の今日はお兄ちゃんのライブがある。
私のクラスでも朝からその話題でもちきりだ。
午前の部が終わって自由時間になると、めぐと一緒に文化祭を周った。
お兄ちゃんのクラスにも顔を出して冷やかしたりして時間を潰した。
そしてお兄ちゃんのライブ迄あと30分となり、会場となる体育館に向かう。
「うわぁ、凄い人だね」
「うん。お兄ちゃん失敗しなければいいけど」
「ふふ、友也先輩ならきっと大丈夫だよ」
「だといいけど。ははは」
めぐと一緒に最前列まで行く。
するとそこには何故か菜々の姿があった。
菜々だけじゃなく、菜々の友人のギャル達も一緒だ。
「菜々、こんな所で何してんの?」
「ん? あ! 佐藤~、何で黙ってたのよ!」
「な、何が?」
「友也さんが文化祭でライブするって事だよ!」
「なんで菜々に知らせなきゃいけないの?」
「友也さんには助けられたし、それにこんな大イベント友也ファンクラブとして見逃す訳にはいかないっしょ!」
今なんて言ったの? 友也ファンクラブ?
「ちょっと菜々! ファンクラブって何!」
「あたしらマジ友也さん尊敬してっからさ~。付き合いたいとかそういうの無しで応援したいってなって~、気づいたら出来てた」
「気づいたら出来てたって……はぁ~」
はぁ、お兄ちゃんの邪魔をする訳じゃなさそうだから勝手にやらせておこう。
それに菜々のグループでファンクラブが出来てるって事はお兄ちゃんの人気が校外にまで伝わってるって事だから今は良しとしておこう。
そう結論づけた時、証明が落とされた。
『続きまして、2年生バンドによる演奏です』
アナウンスが流れ、とうとうお兄ちゃんの出番が来た。
そして演奏が始まると体育館全体が揺れるような歓声に包まれた。
カラオケ何かとは比較にならないほどの迫力に、観客のボルテージも上がっていく。
そして演奏に合わせて観客が一つになっていくのを感じる。
凄い! 凄い! 凄い! 凄い!
お兄ちゃんが輝いて見える! それにすごく楽しそう。
MCもちゃんと務めて本物のアーティストみたい!
しかもちゃっかりクラスの宣伝もするなんて。
ホントにお兄ちゃんは変わった。もう私の助けなんかいらないくらいに――――
「では次の曲です。『 I wanna be with you 』 聞いてください」
これってお兄ちゃんが作詞を頼まれたって曲だ。
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