「‥君に気安く話しかけられたくないな。」初恋の人に使用人と間違えられて、塩対応されちゃいました。

みるみる

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エリーゼとグスタフ卿、色々と語り合いました

 カーリーが屋敷に来るまでに、2人はベッドの中で色々と語り合いました。

 これまで言いにくかった事も、体や素顔を晒しあったせいか気後れする事なくお互いに話し合えました。

 エリーゼはグスタフ卿に自分がグスタフ卿をこれまでに困らせてきたハプニングが全て自身のラッキースケベ体質によるものだと打ち明け、さらには自分の母の境遇についても話してしまいました。

 最初は聞いた事もない体質の話に驚きを隠せなかったグスタフ卿でしたが、エリーゼとの思い出を思い返すうちに色々と腑に落ちる部分があり、エリーゼの話をそのまま信じる事にしました。

「それにしてもエリーゼのその変な体質のおかげでこうして僕達が結ばれたんだから、その体質に感謝しなくてはいけないな。」

「グスタフ卿にそう言ってもらえると心が楽になります。ありがとうございます。」

 エリーゼはそう言って心から喜びました。

「グスタフ卿の幼少期の少女趣味の話も意外で興味深かったですよ。グスタフ卿とは気が合いそうです。」

 グスタフ卿は自身の昔の黒歴史をエリーゼに話していました。

「エリーゼにだけ言いにくい事を言わせておくのは卑怯だからな。僕も恥ずかしい話を正直に話さなければと思って…。」

「グスタフ卿のそういう誠実なところも好きです!」

「…エリーゼのそういうまっすぐなところが僕も好きだよ。」

 2人はそうやって甘い雰囲気の中で他にも家族の話等色々と話をしました。

 そしてグスタフ卿はエリーゼに最近の悩みについても打ち明けてみることにしました。

「エリーゼ、僕が最近暴力的だと感じるかい?僕が長年服用していた薬はなんだと思う?それに…僕はどうあるべきなんだろう?色々と自分なりに頭を整理して答えを出そうとしたんだが無理だった。

 でも君なら簡単に答えを出してくれそうな気がするんだ。」

 エリーゼはグスタフ卿が自分に悩みを打ち明けてくれた事が嬉しく思いました。

「エリーゼ、僕が真剣に悩みを打ち明けたというのになぜそんなにニコニコしてるんだい?」

「だって、グスタフ卿に悩みを打ち明けて貰えるほどに信頼されてることが嬉しくて。」

「そうか。なら打ち明けたかいがあったな。」

 グスタフ卿はそう言うと優しくエリーゼの頭を撫でてやりました。

「グスタフ卿はこれまでお父様にお父様の理想とする息子像に近づくように無理矢理薬で自我を押さえつけられてただけなんです。自分の趣味嗜好、性格までも長年押さえつけられてきたんですよ。

グスタフ卿が自分に処方された薬を飲む事を拒否したから暴力的になったとかそんな事はありません。

グスタフ卿はここ数日薬など一切飲まずに私と過ごしていましたが、何もおかしいと感じたことはありませんでした。

むしろ…これまでのように禁欲的で清廉潔白なグスタフ卿よりもワイルドで男らしい姿に私はメロメロでしたよ。」

「ああ、エリーゼ…。君はなんて可愛いんだ。それに相変わらず僕の悩みなんて簡単に解決してしまうんだな。」

 そう言って二人は沢山のキスをして再び愛し合いました。

 散々愛し合った2人のもとにカーリーがやってきた時、カーリーは驚きました。

「さあ、お二人さん。そろそろ現実に戻る時間だよ。…って二人ともここに来る前と顔が違うくないかい?もしかして2人はどこかに逃げていて、今ここにいるのは2人の影武者か??」

 そんなカーリーの驚く姿を見て、グスタフ卿とエリーゼは顔を見合わせて笑い合いました。

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