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極星騎士団と王都冒険者ギルド
第35話 リエットの王立学園入学
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月の魔女と聖剣
第35話 リエットの王立学園入学
王都のギルドに顔を出してから数日後、リエットは王立学園の入学式に出席していた。平民も入学できる王立学園は、シルバール王国最高学府でもある。貴族と平民の区別なく学べる場として先人が作り上げた場であったが、貴族科と普通科と先人の思いを踏みにじるように分かたれてしまっていた。
リエットは言うまでもなく貴族科の入学であったが、別に普通科でも良かったと思っていた。既に、領地を治めるだけの知恵はカタリーナやジークの教えで学べていた。沙更が施したムーンライトの魔法で精神を癒やしたことがリエットの才能を目覚めさせていたことにより、前よりも格段に物覚えが良くなっていたからだ。
貴族の当主としての勉強もカタリーナの補佐が出来るほどまで研鑽したことで、十分に出来るほどまで成長しているだけにこれ以上必要かと言えば首をかしげるほど。社交に関しては、流石に学べる機会もそんなにあるわけではない。だから、王都に来たのだ。
しかし、王都に来てみれば威張り散らした貴族ばかり。平民に目もくれないあたりが、腐り具合を表していた。少なくともリエットはその様子に嫌悪感を感じざるを得ない。
『この人たちと仲良くなれそうもありませんね。私は自分で仲良くなりたいと思った人と仲良くすることにします』
貴族として、威張り散らしている方が正しいのかもしれない。が、辺境と言う特殊な環境下では貴族だ平民だなどと区別して物事に対処出来るほど生やさしいものではなかった。そう言う点では、辺境と言う土地が偏見を持たせることを防いでいたと言える。
シルバール王国が腐敗してきているのも序列が決まってしまい、下から上がる人間がほとんどいなくなってしまったからだ。人を生かし切れていないと言う現れであった。新しい風を吹かせられないまま、数百年が過ぎれば階級が決まってしまっていたのだ。
いきなり王都の縮図を見せられたリエットの感想は、生きづらそうであった。少なくてもウエストエンドではあり得ない話で、カタリーナ自身がそう言うのを嫌う上に、沙更の知恵を借りた結果が貴族だけならず、平民からも知恵を借りること。そのおかげでウエストエンドのスラムを解消していたからだ。
そう言う点、フィリエス家は辺境伯という高位貴族でありながら、才を持つ者に恵まれる傾向にあるのは貴族としての役目をしっかりこなしてきたからかもしれない。
それに、辺境から王都に出てきたリエットに、知り合いと言う知り合いはいない。他の貴族の子息や令嬢たちもリエットには近づいてこない。辺境から出てきた田舎者と言う扱いであったから。
逆に、下手に近づかれなくてリエットとしては助かっていた。他の貴族の子息や令嬢を見ているとあれで当主や当主を支える妻になれるのか怪しいと思ってしまう。
学校は社会の縮図と言うが、ここ王立学園は堕落した貴族たちが威張っている場にしかリエットには見えなかった。
第35話 リエットの王立学園入学
王都のギルドに顔を出してから数日後、リエットは王立学園の入学式に出席していた。平民も入学できる王立学園は、シルバール王国最高学府でもある。貴族と平民の区別なく学べる場として先人が作り上げた場であったが、貴族科と普通科と先人の思いを踏みにじるように分かたれてしまっていた。
リエットは言うまでもなく貴族科の入学であったが、別に普通科でも良かったと思っていた。既に、領地を治めるだけの知恵はカタリーナやジークの教えで学べていた。沙更が施したムーンライトの魔法で精神を癒やしたことがリエットの才能を目覚めさせていたことにより、前よりも格段に物覚えが良くなっていたからだ。
貴族の当主としての勉強もカタリーナの補佐が出来るほどまで研鑽したことで、十分に出来るほどまで成長しているだけにこれ以上必要かと言えば首をかしげるほど。社交に関しては、流石に学べる機会もそんなにあるわけではない。だから、王都に来たのだ。
しかし、王都に来てみれば威張り散らした貴族ばかり。平民に目もくれないあたりが、腐り具合を表していた。少なくともリエットはその様子に嫌悪感を感じざるを得ない。
『この人たちと仲良くなれそうもありませんね。私は自分で仲良くなりたいと思った人と仲良くすることにします』
貴族として、威張り散らしている方が正しいのかもしれない。が、辺境と言う特殊な環境下では貴族だ平民だなどと区別して物事に対処出来るほど生やさしいものではなかった。そう言う点では、辺境と言う土地が偏見を持たせることを防いでいたと言える。
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いきなり王都の縮図を見せられたリエットの感想は、生きづらそうであった。少なくてもウエストエンドではあり得ない話で、カタリーナ自身がそう言うのを嫌う上に、沙更の知恵を借りた結果が貴族だけならず、平民からも知恵を借りること。そのおかげでウエストエンドのスラムを解消していたからだ。
そう言う点、フィリエス家は辺境伯という高位貴族でありながら、才を持つ者に恵まれる傾向にあるのは貴族としての役目をしっかりこなしてきたからかもしれない。
それに、辺境から王都に出てきたリエットに、知り合いと言う知り合いはいない。他の貴族の子息や令嬢たちもリエットには近づいてこない。辺境から出てきた田舎者と言う扱いであったから。
逆に、下手に近づかれなくてリエットとしては助かっていた。他の貴族の子息や令嬢を見ているとあれで当主や当主を支える妻になれるのか怪しいと思ってしまう。
学校は社会の縮図と言うが、ここ王立学園は堕落した貴族たちが威張っている場にしかリエットには見えなかった。
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