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極星騎士団と王都冒険者ギルド
第37話 王立学園での動き
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月の魔女と聖剣
第37話 王立学園での動き
王立学園に入学して数日、リエットは貴族クラスで浮いてしまっていた。
それに、伯爵までの貴族達の内の半数が反辺境伯で固まってしまっていて、残りもあまり関わり合いになりたくないと言うのが透けて見えた。
今の辺境は食料の問題を廃した結果、他領と関わらなくても大丈夫になってしまっていた。その事から、カタリーナから領地関連で下手に出る必要はないと言われていたし、リエット自身が関わり合いになりたくないと思った相手が多すぎた。
流石に、嫌がらせなどは起こっていない。伯爵以外の貴族が辺境伯に対抗するのなら、連携して事に当たらなければ勝ち目がない。自前の兵隊を持ち、辺境のモンスターと渡り合ってきた経験を持ち合わせるだけに、他領地の貴族の私兵など弱兵にしか見えない。
貴族としての力関係は、下手な侯爵家より上回る。自前の兵力を持ち合わせる上に、経験豊富となれば攻めるには厳しく、守るに易いのだ。
陥れようと考えても数日では動いてこない。しかも、学園の授業がリエットにとっては易しすぎて復習にしかなっていなかった。
沙更に助けてもらい、母親と和解して以後カタリーナの手助けをしていただけに、今更感が強い。もっと高度な事でもついていける自信がある程に、今の授業は退屈であった。
授業が終われば、リエットはクラスを出て裏庭へと動く。下手にクラスに居座ると居心地が悪すぎることに気づいたからだ。下手に実力が離れていることで、相手から嫉妬されるだけに面倒だなと思うしかない。
「こんな事なら、学園に来る必要あったのかな」
ぽつりと裏庭のベンチに座りつつも、本音が出てしまう。辺境はこれから忙しくなると言うのに、自分はここにいて良いのか考えてしまう。
婿のこともあるが、公爵家は別としても高位貴族との縁組は血の濃さを考えると厳しい。それで無くても高位貴族同士の婚姻が進んだ結果、血族特有の病すら発症することも稀ではなくなっていたからだ。
一方、教諭側としても実務経験者とこれから領地の事を学ぶ人間が一緒ならば、そうなってしまうのも無理はないと考えていた。経験を積んだリエットが突出していることが解ってしまうからだ。
「流石、宰相の血筋と言うべきなのでしょうかね。学園入学前から領地の実務を経験されているとは…」
「元々、辺境の地は治めるのが難しい地である。モンスターがよく出る上に土地が痩せている為に作物が採れづらい。資源自体は豊富だが、それを活かせる状態ではなかった。ガーゼルベルト様ですら手を焼いていた地よ。カタリーナ様も有能であったが、彼女はその上を行く。議論出来たら楽しかろうよ」
若い教諭と老練な教諭がそう会話を交わす。カタリーナも学園入学時から異質であったが、リエットはその上を行っていた。教諭と議論を交わしてもきちんと意見を述べることが出来るだろう。それほどの差が既にあった。
第37話 王立学園での動き
王立学園に入学して数日、リエットは貴族クラスで浮いてしまっていた。
それに、伯爵までの貴族達の内の半数が反辺境伯で固まってしまっていて、残りもあまり関わり合いになりたくないと言うのが透けて見えた。
今の辺境は食料の問題を廃した結果、他領と関わらなくても大丈夫になってしまっていた。その事から、カタリーナから領地関連で下手に出る必要はないと言われていたし、リエット自身が関わり合いになりたくないと思った相手が多すぎた。
流石に、嫌がらせなどは起こっていない。伯爵以外の貴族が辺境伯に対抗するのなら、連携して事に当たらなければ勝ち目がない。自前の兵隊を持ち、辺境のモンスターと渡り合ってきた経験を持ち合わせるだけに、他領地の貴族の私兵など弱兵にしか見えない。
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陥れようと考えても数日では動いてこない。しかも、学園の授業がリエットにとっては易しすぎて復習にしかなっていなかった。
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授業が終われば、リエットはクラスを出て裏庭へと動く。下手にクラスに居座ると居心地が悪すぎることに気づいたからだ。下手に実力が離れていることで、相手から嫉妬されるだけに面倒だなと思うしかない。
「こんな事なら、学園に来る必要あったのかな」
ぽつりと裏庭のベンチに座りつつも、本音が出てしまう。辺境はこれから忙しくなると言うのに、自分はここにいて良いのか考えてしまう。
婿のこともあるが、公爵家は別としても高位貴族との縁組は血の濃さを考えると厳しい。それで無くても高位貴族同士の婚姻が進んだ結果、血族特有の病すら発症することも稀ではなくなっていたからだ。
一方、教諭側としても実務経験者とこれから領地の事を学ぶ人間が一緒ならば、そうなってしまうのも無理はないと考えていた。経験を積んだリエットが突出していることが解ってしまうからだ。
「流石、宰相の血筋と言うべきなのでしょうかね。学園入学前から領地の実務を経験されているとは…」
「元々、辺境の地は治めるのが難しい地である。モンスターがよく出る上に土地が痩せている為に作物が採れづらい。資源自体は豊富だが、それを活かせる状態ではなかった。ガーゼルベルト様ですら手を焼いていた地よ。カタリーナ様も有能であったが、彼女はその上を行く。議論出来たら楽しかろうよ」
若い教諭と老練な教諭がそう会話を交わす。カタリーナも学園入学時から異質であったが、リエットはその上を行っていた。教諭と議論を交わしてもきちんと意見を述べることが出来るだろう。それほどの差が既にあった。
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