召喚魔王様がんばる

雑草弁士

文字の大きさ
1 / 128

プロローグ ある秘密結社にて

しおりを挟む
 唐突だが、数か月前にわたしは誘拐された。誘拐犯は、世界制覇を企む悪の秘密結社『JOKER』の手の者だったりする。というかそんな悪の組織が存在するのは、ちょっと古風な特撮番組の中だけだと思っていたのだが。

 それはともかく、わたしはその組織に誘拐された。そしてお約束通り、戦力として改造人間にされた。わたしの改造人間としての出来栄えに満足した組織の科学者たちは、満面の笑みを浮かべて語った。



 ……わたしには最強の改造人間になる素質が眠っていたらしい。



 わたしはただの、ちょっとばかり心の病を患っていたニート青年だったんだがなあ。ぶっちゃけた話、そんな素質はいらなかった……と言いたいところなのだが。改造手術と同時に洗脳が完了しているので、そんな事はかけらも言えなかった。

 そう、洗脳である。洗脳の効果か、わたしはこの組織『JOKER』に対して強固な忠誠心を持っている。と言うよりも、焼き付けられている。普通ならば誘拐されて改造されたのだから、悪印象を持ってもおかしくないはずだ。

 だがしかし、さすが洗脳と言うところか。わたしはかけらほども、秘密結社『JOKER』への悪意は抱いていなかった。……まあ、仕方あるまい。こうなれば『JOKER』の世界制覇に、誠心誠意貢献するしかないだろう。

 と、ここでわたしの改造を視察に来た最高幹部の1人、グレイ・KING将軍が怪訝そうな声を上げる。

「なに? 洗脳だと? ……脳改造ではないのか?」

「ええ、そうですじゃ。わざわざ絶対的な忠誠を植え付けるためだけに脳改造を行ってしまうと、どうしても判断力や知能の低下を引き起こしますでな。
 今までの改造人間が単純な戦闘能力では強力無比であっても、あの忌々しいヒーロー気取りの脱走者であるシャイニング・ACEに敗北してしまったのは、それが一因と言えますのう」

「むう……。なるほど」

 科学者グループの長であるダーク・JACK博士の説明に、グレイ・KING将軍が頷く。ダーク・JACK博士は、更に続けた。ちなみにわたしは、薬液の満たされた巨大試験管みたいな水槽の中で、その話を聞いている。

 この水槽は調整培養槽と言って、主に改造の最終段階に用いられる物だ。いや、改造の手法によっては初期段階から幾度か使われる事も無くも無いんだが。

「それ故この改造人間は、改造強化して様々な武器を埋め込んだ身体を制御するために必要な最低限のものを除いては、脳改造を施しておりませんですわい。何、わしらの技術の粋を尽くした強力な洗脳ですからの。おいそれと解ける様なものでは……」

「ふむ、了解した。で、実際の能力の方はどうなっている?」

「基本的に中~遠距離戦闘力を重視しておりますのう。額部を始め身体の各部位には死角なく生体レーザー砲を装備。胸部中央の生体熱線砲、両腕の前腕部には生体粒子ビーム砲。他にも様々な遠隔攻撃能力を持っておりますわい」

「むう……。だが近寄られた場合は、どうなのだ? 危険ではないか?」

 グレイ・KING将軍の言葉に、ダーク・JACK博士はにんまりと笑った。

「いやいや。かと言って近距離戦闘ができないわけでは勿論ありませんぞ。両腕の生体粒子ビーム砲は出力調整することでビーム剣の発生器官にもなりますじゃ。それに肘部から生えている刃を始めとして、全身至る所に生えている棘や刃は高周波振動刃ブレードでしてのう。その他にも放電兵器なども装備しておりますわい」

「なんと!」

「守りも固いですぞ。全身を甲殻……強靭極まりない生体装甲板で覆っております。その上、万が一損傷を受けても頭脳などの重要部位が無事であれば、強力な自己修復能力で回復しますわい。
 他にも各種様々な特殊能力を備えた、わしの……わしら『JOKER』科学陣の、最高傑作ですな。今までの最高傑作であったシャイニング・ACEを超えることはお約束できますぞ」

「それは……。凄いな」

 ダーク・JACK博士の自慢げな解説に、グレイ・KING将軍は言葉も無い。ダーク・JACK博士はさらに続ける。

「おまけと言ってはなんですが、長期間の単独行動に備えて補助頭脳を埋め込みましたでの。その補助頭脳には、わしらが知る限りの科学技術や、今現在表の世の中では失われてしまった魔道の技術。それに一般的な知識として百科事典を丸ごとインストールいたしましたわい。
 まあ他にも色々な知識を……」

「な、なに!?」

 グレイ・KING将軍は驚いた。わたしもびっくりした。慌ててわたしが補助頭脳にアクセスしてみると、たしかに膨大な知識が詰まっている。わたしは巨大試験管の中で唖然としていた。

「ダーク・JACK博士、何故に『JOKER』の機密とも言える、貴殿の知る限りの科学技術や魔道技術などを!? たかが一介の改造人間に!? た、確かにそれだけの知識があれば、単独行動においても安心であろうが……」

「……本音を言わせてもらえば、わしはもう年寄りですからのう。自らの技術で改造に改造を重ねて生命を保ってはおる。だがしかし、いつまで保つか判らん。下手をすると、明日あたりポックリ逝くやもしれん」

「そ、その様な弱気な事を……」

 たしなめようとするグレイ・KING将軍を遮り、ダーク・JACK博士は言葉を続けた。

「こやつがシャイン=エースを倒したならば、その後はこやつを後継ぎとして教育し、『JOKER』科学陣をまかせようかと思っておりますのじゃ。……いや改造するために調べてみてびっくりしましたわい。心を病むなどの精神面での弱さで芽吹かなかったものの、こやつの頭脳にはそれだけのポテンシャルがある!」
「な、なんと!?」

 グレイ・KING将軍が驚愕の表情を露わにする。わたしも巨大試験管の中で愕然とした。自分ではそんなに頭が良いつもりは無かったのだが。ちなみにダーク・JACK博士はドヤ顔だ。

 ぴこーん!

 突然電子音が響き、部屋の奥の壁に飾られていたこの組織の紋章……その中央に埋め込まれた赤ランプが灯った。そして扉が開き、豪奢な長衣を纏った妖艶な女性が姿を現す。補助頭脳の知識によれば、たしかあの女性は……。

 あの女性は、グレイ・KING将軍やダーク・JACK博士と並ぶ最高幹部の1人だ。大首領……様の秘書的な役割をしている……。いや、洗脳って凄いんだなあ。考えただけだって言うのに、大首領様を『様』づけしなきゃいけない気になってしまう。

「「ブラック・QUEEN女神官長!!」」

「お静かに。大首領様よりのお言葉がございます」

「「!!」」

 わたしは思わず息を飲む。いや、巨大試験管の中で薬液に浸かっているため、飲んだのは薬液だった。とんでもなく不味い。

 そこへスピーカーを通して声が響く。大首領様の声だ。

『よくやった、ダーク・JACK博士! かの怨敵、シャイニング・ACEを超える最高傑作の誕生を心から祝福しよう!』

「は、ははっ!」

『新たな最強戦士の誕生に、我自らそやつに名を贈ろうではないか! そうさの、わが組織の最強戦士なのだ……。よし、これより貴様は『ブレイド・JOKER』と名乗れ!』

 ダーク・JACK博士もグレイ・KING将軍も驚愕する。わたしも驚愕した。まさか栄光ある我らが組織の名をわたしが冠することになろうとは。……もし改造前だったらプレッシャーに圧し潰されていただろう。

 突然、調整培養槽から薬液が抜けていく。薬液がすべて抜けると、調整培養槽は床下へと引き込まれていった。

 調整培養槽から解放されたわたしは、赤ランプが灯る組織の紋章に向かい、跪いて頭を下げる。というか、そうしなければならないと感じたのだ。繰り返しになるが、洗脳って凄い。

 ダーク・JACK博士は感涙を浮かべ、グレイ・KING将軍は深く頷き、ブラック・QUEEN女神官長は相変わらず超然としている。そうだ、わたしは秘密結社『JOKER』の名を汚さぬよう、怨敵たる脱走者でヒーロー気取りのシャイニング・ACEを打倒し、世界制覇を成し遂げなくてはならないのだ。

 洗脳の効果だろうが、わたしは自然にそう考えていた。



 だがここで、異変が起きた。



『むっ!? なんだこの波動は!?』
「大首領様!?」

 狼狽した大首領の声に、超然としていたブラック・QUEEN女神官長が、初めて動揺を露わにする。ダーク・JACK博士も慌てていた。

「馬鹿な! この本部基地は魔道的にも防御は完璧なはず! ……いや! まさか次元跳躍攻撃か!?」

「どういう事だ、ダーク・JACK博士!」

「次元を超えての魔道攻撃に対する防御は、基地建設当時、一応は想定してはおった。だが設置するための予算が通らなかったのじゃよ将軍!
 予想される仮想敵は、各国の軍隊や警察、それに例の脱走者シャイニング・ACEの様に、この世界の中の敵だけじゃったのじゃ!」

 わたしはこの急変した事態に対し、急ぎ3人の最高幹部の周囲に『抗魔結界』の術を行使した。補助頭脳に記録された魔道知識が、早速役に立ったのである。だが……。ついうっかりと言うか、わたし自身を守ることは完全に失念していたりした。

「ぶ、ブレイド・JOKER!!」
『おのれ、我が組織の戦力を奪い去ろうと言うのか!』

 ダーク・JACK博士の悲痛な叫び、大首領様の怒りの声を背景にして、わたしの周囲に光の魔法陣が描かれる。わたしの補助頭脳の知識によれば、この魔法陣は未知の物であったが、強いて似ている物を挙げるとすれば召喚の魔法陣が近かった。
 そしてわたしの意識は暗転した。
しおりを挟む
感想 97

あなたにおすすめの小説

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

処理中です...