19 / 172
聖女リリアーナ編
暗躍2
しおりを挟む
祈りの国 sideリリアーナ
この数日、悪魔達の襲撃は無く、変わったことと言えば、ルーちゃんと随分仲良くなったことだ。護衛で長く隣で居るため、すっかり話し相手だ。今まで、そういう相手は居なかったからとても新鮮に感じる。
「それで旦那様は、リリアーナ様の服を、もう少しどうにかしてあげたらいいんじゃないかって、ドナート枢機卿に言ってました。会議でも肩身が狭そうだって。ルーもそう思います。」
「この服は聖女の伝統の服ですからね」
やはり最初の、この服への視線はそういう…。自分も思う所がないわけでは無いが仕方ない。
ユーゴ様は護衛の時に、自分が嫌な視線を感じると、そっと前に出てくれる。気を使わせてしまっているが、そう言う所が、彼女達が惹かれた一因だろうか。
「それと、リリアーナ様。体調の方は悪かったりしません?旦那様が、随分心配してました。時折苦しそうだって」
「ええ。大丈夫ですよ」
本当に気を使わせてしまっている…。表情に出した覚えはないのに。確かに、時々酷く辛い。神々の気を蓄え過ぎてしまっている。交代の儀が終わったら、祈りの国を離れなければ。でも、世界樹があるエルフの森にも帰れない。他国の教会を見繕ってくれてはいるみたいだが、人との縁もなく知らない土地で、ハイエルフの私一人で馴染んで生活できるだろうか…。
「そう言えば、リリアーナ様は聖女を止められたら、エルフの森に帰るんですか?」
「え、ええ少し悩んでいて」
「あ、それならルー達の住んでいる、リガの街も候補に入れといてください!近くに住んでくれれば、またお話しできます!」
縁も所縁もない土地へ行くことを思えば、酷く魅力的な提案に聞こえた。傍にいるジネットさんも何故か私の事を気に掛けているみたいだし…。神々よ…。私は一体どうすれば…。
◆ ◆ ◆
sideジネット
ルーの奴め、一体何を企んでいる?やたらと聖女に、あの人の事を押していく。
あの人がドナート枢機卿に大体の事情を聞いたことで分かったが、交代の後、孤独になるかもしれない聖女に、昔の自分達を重ねたのだろうが…。
まさかルーの奴、増やそうとしてないか?
あの人に助けられて、そのまま恋に落ちた自分が言うのもあれだが、普段は気取っているエルフやハイエルフは、あれで結構惚れっぽい。植物のような生活をしているせいか、大きな衝撃を受ければ、そのまま一直線という事になりやすいのだ。エルフの昔話にも、何かで助けられて人間種に惚れたエルフが、障害を蹴散らして結婚したという話があったはず。
自分も聖女に、昔の自分を重ねてしまう時もあるが…。
まあ、いい。今は午後からの、聖女から広場にいる兵士への声掛けだ。
最近、悪魔からの襲撃が無いことと、大体の悪魔が弱まる日中とは言え、広場まで出すとは何を考えているのか。どうやら、負傷した守護騎士達の代わりに補充した、若い兵や司祭の間にその望みがあったようだが。枢機卿達も抑えきれなかったようだな。それほど声が大きかったか、あるいは…。
◆ ◆ ◆
sideリリアーナ
ユーゴ様と合流して、広場に行く。
危険があるのは分かっているが、本殿と自分を守っている兵士の皆に、声を掛けてあげて欲しいと言われれば、断るわけにもいかない。気がかりなのが、話を持ってきた枢機卿達の中に、自分を特に嫌な目で見てくるバルナバ枢機卿がいたことだが…。いくら何でも、それだけではいいがかりだろう…。
広場に着くと大勢の兵と、台まで用意されていた。
台に上ると、やはりというか、あの視線を感じる。でも自分を守るために、命を懸けてくれているのだ、どうということはない。
「皆様、リリアーナです。まず最初に、お礼を申し上げます。本殿と私を守るために、日夜!!?」
悪魔!?そんな!予兆も無しにこれほどの悪魔が!皆を守らねば!
【せパンッ
え?あれ?悪魔は?それにこの格好?え?
「緊急事態に付き失礼します」
ここは本殿の入口?それにこの格好!?抱きかかえられて!??
「少々お待ちを。すぐに片づけますので」
降ろされて、ユーゴ様が何か仰ってたがよく聞こえない…。
悪魔だ!!
総員抜剣!!
周りから出て来るぞ!
そうだ!?悪魔が!!
悪魔が、出て来た瞬間消え去ってく。一体これは…。
「はっはっはっ、物量に切り替えても足りんよ。もう10万倍くらいは頑張ってくれ」
前に立っているユーゴ様の腕がぶれて居る。まさか全部ユーゴ様が?
悪魔があれだけ出て来ているのに立ったままで。…大きな背中…。
「終わったようです。立てますか聖女様?」
はっ!?私いつのまに座って!だめだ立てない!?どうして!?
「おっと…。ではすいません。また失礼します」
きゃっ!?また!??
"聖女様!?ご無事で!?"
"聖女様!?"
「このまま部屋までお連れします」
周りの声がよく聞こえない。…こんなに力強いなんて。
◆
「降ろしますよ」
いつの間に部屋のベッドに。あっ…。
「大丈夫ですか」
だめだ、本当に聞こえない。
「不安かと思いますが、私達が守って見せます。どうかご安心ください。ジネットとルーも隣の部屋にいますので。では私はこれで」
あっ、……ユーゴ様…。
この数日、悪魔達の襲撃は無く、変わったことと言えば、ルーちゃんと随分仲良くなったことだ。護衛で長く隣で居るため、すっかり話し相手だ。今まで、そういう相手は居なかったからとても新鮮に感じる。
「それで旦那様は、リリアーナ様の服を、もう少しどうにかしてあげたらいいんじゃないかって、ドナート枢機卿に言ってました。会議でも肩身が狭そうだって。ルーもそう思います。」
「この服は聖女の伝統の服ですからね」
やはり最初の、この服への視線はそういう…。自分も思う所がないわけでは無いが仕方ない。
ユーゴ様は護衛の時に、自分が嫌な視線を感じると、そっと前に出てくれる。気を使わせてしまっているが、そう言う所が、彼女達が惹かれた一因だろうか。
「それと、リリアーナ様。体調の方は悪かったりしません?旦那様が、随分心配してました。時折苦しそうだって」
「ええ。大丈夫ですよ」
本当に気を使わせてしまっている…。表情に出した覚えはないのに。確かに、時々酷く辛い。神々の気を蓄え過ぎてしまっている。交代の儀が終わったら、祈りの国を離れなければ。でも、世界樹があるエルフの森にも帰れない。他国の教会を見繕ってくれてはいるみたいだが、人との縁もなく知らない土地で、ハイエルフの私一人で馴染んで生活できるだろうか…。
「そう言えば、リリアーナ様は聖女を止められたら、エルフの森に帰るんですか?」
「え、ええ少し悩んでいて」
「あ、それならルー達の住んでいる、リガの街も候補に入れといてください!近くに住んでくれれば、またお話しできます!」
縁も所縁もない土地へ行くことを思えば、酷く魅力的な提案に聞こえた。傍にいるジネットさんも何故か私の事を気に掛けているみたいだし…。神々よ…。私は一体どうすれば…。
◆ ◆ ◆
sideジネット
ルーの奴め、一体何を企んでいる?やたらと聖女に、あの人の事を押していく。
あの人がドナート枢機卿に大体の事情を聞いたことで分かったが、交代の後、孤独になるかもしれない聖女に、昔の自分達を重ねたのだろうが…。
まさかルーの奴、増やそうとしてないか?
あの人に助けられて、そのまま恋に落ちた自分が言うのもあれだが、普段は気取っているエルフやハイエルフは、あれで結構惚れっぽい。植物のような生活をしているせいか、大きな衝撃を受ければ、そのまま一直線という事になりやすいのだ。エルフの昔話にも、何かで助けられて人間種に惚れたエルフが、障害を蹴散らして結婚したという話があったはず。
自分も聖女に、昔の自分を重ねてしまう時もあるが…。
まあ、いい。今は午後からの、聖女から広場にいる兵士への声掛けだ。
最近、悪魔からの襲撃が無いことと、大体の悪魔が弱まる日中とは言え、広場まで出すとは何を考えているのか。どうやら、負傷した守護騎士達の代わりに補充した、若い兵や司祭の間にその望みがあったようだが。枢機卿達も抑えきれなかったようだな。それほど声が大きかったか、あるいは…。
◆ ◆ ◆
sideリリアーナ
ユーゴ様と合流して、広場に行く。
危険があるのは分かっているが、本殿と自分を守っている兵士の皆に、声を掛けてあげて欲しいと言われれば、断るわけにもいかない。気がかりなのが、話を持ってきた枢機卿達の中に、自分を特に嫌な目で見てくるバルナバ枢機卿がいたことだが…。いくら何でも、それだけではいいがかりだろう…。
広場に着くと大勢の兵と、台まで用意されていた。
台に上ると、やはりというか、あの視線を感じる。でも自分を守るために、命を懸けてくれているのだ、どうということはない。
「皆様、リリアーナです。まず最初に、お礼を申し上げます。本殿と私を守るために、日夜!!?」
悪魔!?そんな!予兆も無しにこれほどの悪魔が!皆を守らねば!
【せパンッ
え?あれ?悪魔は?それにこの格好?え?
「緊急事態に付き失礼します」
ここは本殿の入口?それにこの格好!?抱きかかえられて!??
「少々お待ちを。すぐに片づけますので」
降ろされて、ユーゴ様が何か仰ってたがよく聞こえない…。
悪魔だ!!
総員抜剣!!
周りから出て来るぞ!
そうだ!?悪魔が!!
悪魔が、出て来た瞬間消え去ってく。一体これは…。
「はっはっはっ、物量に切り替えても足りんよ。もう10万倍くらいは頑張ってくれ」
前に立っているユーゴ様の腕がぶれて居る。まさか全部ユーゴ様が?
悪魔があれだけ出て来ているのに立ったままで。…大きな背中…。
「終わったようです。立てますか聖女様?」
はっ!?私いつのまに座って!だめだ立てない!?どうして!?
「おっと…。ではすいません。また失礼します」
きゃっ!?また!??
"聖女様!?ご無事で!?"
"聖女様!?"
「このまま部屋までお連れします」
周りの声がよく聞こえない。…こんなに力強いなんて。
◆
「降ろしますよ」
いつの間に部屋のベッドに。あっ…。
「大丈夫ですか」
だめだ、本当に聞こえない。
「不安かと思いますが、私達が守って見せます。どうかご安心ください。ジネットとルーも隣の部屋にいますので。では私はこれで」
あっ、……ユーゴ様…。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる