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日常編
聖女覚醒
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剣の国 ユーゴ邸 リリアーナ
あ だんなさまだ
きょうもかっこいいなあ
うえにのっちゃってもいいかな?
だれもいないしいいよね
えい
「おはようリリアーナ」
おはようございます だんなさま
もうすこしいいてすか?
「もちろん」
えへへ
だいすき
おもくないですか?
「軽い軽い。ずっとこうしていたいくらい」
わたしもです
ずっといっしょ
「あ」
きすされた
うれしい
わたしからも
しちゃった
うふふ
◆
「そろそろお風呂入ろうか」
はい つれていってください
「お任せあれ」
だっこされた
「到着ー髪を洗いますねー」
「はーい」
だんなさまはおじょうず
「かゆいところはありませんかー?」
ないですー
からだもあらってもらった
「髪を上げてお湯に入りますねー」
「はーい」
あったかい
しあわせ
◆
あら?お食事?
「ようやく起きたか色ボケ聖女。もう朝食の準備は終わったぞ」
いつのまに。なんだかとっても幸福な時間だったような。
思い出して来た。恥ずかしい…。
「ジネットさん。私色ボケではありません」
「そんな急に顔を赤らめ始めたら、なんの説得力もないわ」
うう。ジネットさんがいじめる。
「それじゃあ頂きます」
頂きます。
ダメだ。旦那様のお顔を見れない。
◆
「リリアーナこちらへどうぞ」
「ふふ。はい」
旦那様がお気に入りのソファにいた。
神殿でのお勤めがないときはよくここで2人で過ごす。他の人たちは遠慮してくれている様だ。あまり気にしてはいないが、せっかくだしご厚意に甘えよう。
「肩揉みますねー」
「お願いします」
最近旦那様はよく私の肩を揉んでくれる。こっているのが分かるのだろう。胸の大きさは、赤ちゃんの事を考えたら役に立つと思うが、肩に負担が掛かるのはどうしたものか。
でも、本当にお上手。どこかで習ったのだろうか?
「気持ちいいです。どこかで習われたのですか?」
「ふっふっ。戦うってのはある程度極めて来ると、治すも壊すも思いのままなのです」
「そうなんですね」
魔王から私を守ってくれた時の旦那様かっこよかったなあ。
あら?
「マッサージ終わったから、今度は俺がリリアーナに甘える番」
私のお腹の辺りに顔を埋め、両腕はお腰に回される。
あらあら
うふふ
かわいいこ
「ちょっとお昼前から早まったかもしれん」
どうしたの?
せなかたたくね
ぽんぽん
「流石にげっぷは出ないかな」
そう?
じゃああたまをなでなでするわね
なでなで
「うーむ。幼児退行起こしそう」
「こうしていましょうね」
「…お願いします」
なでなで
◆
旦那様と一緒に、前に来ていた家具屋さんに来ている。
幾つか気になっていたゆりかごがあるのだ。
特にこのゆりかご、多分故郷のエルフの森辺りで採れた木を使っているはず。薬のおかげで、少しなら問題ない様だが、それでも気軽に行ける場所ではない。だから生まれてくる子供には私の故郷の木を使ったゆりかごを…。
「おや、エルフの森の木かな?」
「旦那様もそう思います?」
「うん。昔近くまで行ってね。野暮用で」
「そうなのですね」
暮らしてきて分かったが、旦那様が詳しく言わない野暮用は、なにか大事の様だが詳しくは聞いた事がない。あまり、聞いてほしくもない様だ。
「それより、これ買おうか」
「よろしいのですか?」
「勿論。売れたら困るしね。リリアーナの故郷の木なんだ。大事に取っておかないと」
「旦那様…」
もう、これ以上好きにさせてどうするつもりなのです?
「あ、店員さん。このゆりかご一つ……。一つでいい?」
いくつあります?
◆
夕食後に、旦那様からお話があると例のソファに来ていた。
ぴったりと隣に座ると、手を重ねられた。
「リリアーナ、無理はしてない?赤ちゃんだって授かりものなんだ。それにお互い先はまだまだ長い、焦る必要はないんだよ?」
「うふふ。旦那様、分かってますよ。ただ少し、気が急いているだけです」
心配してくれていた。
「そう?気に病んでるとかしてない?貴族じゃないんだから、お家がどうとか関係ないよ?」
「そういえば、貴族の方はそういう事もありましたね。うふふ、大丈夫ですよ。そういうのじゃありません」
旦那様に随分と心配をかけていた様だ。そういうのじゃなく、本当に可愛らしい自分達の子供を早く見たいだけなのだ。
「そう?それならいいけど。じゃあ、こっからは夫婦の時間」
「きゃ」
だっこだぁ
えへへ
きすもされちゃった
「ほんとに気になってない?」
はいぃ
ただあかちゃんとみんなでくらしたいだけです
「そっか、大丈夫。まだまだ今は新婚生活さ」
はいぃ
だからもっとちゅーしてください
えへへ
「愛してるよ。ずっと一緒だ」
「はいぃ。じゅっといっしょー」
ずっと
◆
いけませんね旦那様。あの時のお香を隠すなんて。あれは、あれで少し普段と変わっていいではありませんか。
腹上死?ジネットさんから聞きましたよ。まだ実は余裕があると。
それでは皆さん、旦那様をやっつけてしまいましょう。
◆
あ ぼうやだ
はじめまして
わたしがままですよ
じねっとさんもだ
よかったねぼうや
もうきょうだいがいますよ
うふふ
おなまえかんがえないと
これからよろしくね
あ だんなさまだ
きょうもかっこいいなあ
うえにのっちゃってもいいかな?
だれもいないしいいよね
えい
「おはようリリアーナ」
おはようございます だんなさま
もうすこしいいてすか?
「もちろん」
えへへ
だいすき
おもくないですか?
「軽い軽い。ずっとこうしていたいくらい」
わたしもです
ずっといっしょ
「あ」
きすされた
うれしい
わたしからも
しちゃった
うふふ
◆
「そろそろお風呂入ろうか」
はい つれていってください
「お任せあれ」
だっこされた
「到着ー髪を洗いますねー」
「はーい」
だんなさまはおじょうず
「かゆいところはありませんかー?」
ないですー
からだもあらってもらった
「髪を上げてお湯に入りますねー」
「はーい」
あったかい
しあわせ
◆
あら?お食事?
「ようやく起きたか色ボケ聖女。もう朝食の準備は終わったぞ」
いつのまに。なんだかとっても幸福な時間だったような。
思い出して来た。恥ずかしい…。
「ジネットさん。私色ボケではありません」
「そんな急に顔を赤らめ始めたら、なんの説得力もないわ」
うう。ジネットさんがいじめる。
「それじゃあ頂きます」
頂きます。
ダメだ。旦那様のお顔を見れない。
◆
「リリアーナこちらへどうぞ」
「ふふ。はい」
旦那様がお気に入りのソファにいた。
神殿でのお勤めがないときはよくここで2人で過ごす。他の人たちは遠慮してくれている様だ。あまり気にしてはいないが、せっかくだしご厚意に甘えよう。
「肩揉みますねー」
「お願いします」
最近旦那様はよく私の肩を揉んでくれる。こっているのが分かるのだろう。胸の大きさは、赤ちゃんの事を考えたら役に立つと思うが、肩に負担が掛かるのはどうしたものか。
でも、本当にお上手。どこかで習ったのだろうか?
「気持ちいいです。どこかで習われたのですか?」
「ふっふっ。戦うってのはある程度極めて来ると、治すも壊すも思いのままなのです」
「そうなんですね」
魔王から私を守ってくれた時の旦那様かっこよかったなあ。
あら?
「マッサージ終わったから、今度は俺がリリアーナに甘える番」
私のお腹の辺りに顔を埋め、両腕はお腰に回される。
あらあら
うふふ
かわいいこ
「ちょっとお昼前から早まったかもしれん」
どうしたの?
せなかたたくね
ぽんぽん
「流石にげっぷは出ないかな」
そう?
じゃああたまをなでなでするわね
なでなで
「うーむ。幼児退行起こしそう」
「こうしていましょうね」
「…お願いします」
なでなで
◆
旦那様と一緒に、前に来ていた家具屋さんに来ている。
幾つか気になっていたゆりかごがあるのだ。
特にこのゆりかご、多分故郷のエルフの森辺りで採れた木を使っているはず。薬のおかげで、少しなら問題ない様だが、それでも気軽に行ける場所ではない。だから生まれてくる子供には私の故郷の木を使ったゆりかごを…。
「おや、エルフの森の木かな?」
「旦那様もそう思います?」
「うん。昔近くまで行ってね。野暮用で」
「そうなのですね」
暮らしてきて分かったが、旦那様が詳しく言わない野暮用は、なにか大事の様だが詳しくは聞いた事がない。あまり、聞いてほしくもない様だ。
「それより、これ買おうか」
「よろしいのですか?」
「勿論。売れたら困るしね。リリアーナの故郷の木なんだ。大事に取っておかないと」
「旦那様…」
もう、これ以上好きにさせてどうするつもりなのです?
「あ、店員さん。このゆりかご一つ……。一つでいい?」
いくつあります?
◆
夕食後に、旦那様からお話があると例のソファに来ていた。
ぴったりと隣に座ると、手を重ねられた。
「リリアーナ、無理はしてない?赤ちゃんだって授かりものなんだ。それにお互い先はまだまだ長い、焦る必要はないんだよ?」
「うふふ。旦那様、分かってますよ。ただ少し、気が急いているだけです」
心配してくれていた。
「そう?気に病んでるとかしてない?貴族じゃないんだから、お家がどうとか関係ないよ?」
「そういえば、貴族の方はそういう事もありましたね。うふふ、大丈夫ですよ。そういうのじゃありません」
旦那様に随分と心配をかけていた様だ。そういうのじゃなく、本当に可愛らしい自分達の子供を早く見たいだけなのだ。
「そう?それならいいけど。じゃあ、こっからは夫婦の時間」
「きゃ」
だっこだぁ
えへへ
きすもされちゃった
「ほんとに気になってない?」
はいぃ
ただあかちゃんとみんなでくらしたいだけです
「そっか、大丈夫。まだまだ今は新婚生活さ」
はいぃ
だからもっとちゅーしてください
えへへ
「愛してるよ。ずっと一緒だ」
「はいぃ。じゅっといっしょー」
ずっと
◆
いけませんね旦那様。あの時のお香を隠すなんて。あれは、あれで少し普段と変わっていいではありませんか。
腹上死?ジネットさんから聞きましたよ。まだ実は余裕があると。
それでは皆さん、旦那様をやっつけてしまいましょう。
◆
あ ぼうやだ
はじめまして
わたしがままですよ
じねっとさんもだ
よかったねぼうや
もうきょうだいがいますよ
うふふ
おなまえかんがえないと
これからよろしくね
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