84 / 172
触れてはいけない男
ポチとタマ1
しおりを挟む
リガの街 ユーゴ
「だから!一番美しいのはダークエルフのジネット様だと言っているだろう!」
「なにを!?侍女服を着ているアレクシア様の美しさが分からんのか!?」
ルーと凜の3人で買い物の途中だが、聞き覚えのある声で奥さんの名前が聞こえてきたから、そちらを向いたが、げ、吟遊詩人の2人だ。まだこの街にいたのかよ。あと俺の奥さんの事でヒートアップするな。どっちも美人さんじゃい。
「ほえー。あれがお姉ちゃんの言ってた吟遊詩人さんかー」
「知り合いかルー?」
「いやあ、悪い意味でかなあ」
ルーもジネットから聞いていたか…。
言葉だけ聞くと一途な感じだが、どうやら至る所で女性を口説いていたようで、一時期商店街から要注意人物扱いされていたようだ。
そんな奴らが大通りで口論しているのだ。正直目を合わせたくないが、自分の奥さんの事でヒートアップされても困る。関わりたくないが止めに入ろう…。
「もし、吟遊詩人のお二人」
「むう!?出たな破廉恥男!」
「天下の往来によく出てこれたものだ!」
止めに入ったら、2人から邪魔者扱いされた。お前ら仲良くないか?
「何度も言いますが、ジネットとアレクシアは私の妻でして」
「ええい、最早そんな事は関係ない!せめて歌だけでも聞いてもらわねば!」
「そうとも!覚えていろ破廉恥男!」
そいうなり2人とも去って行った。
とんでもない奴等だ。奥様ネットワークを利用して街にいられなくしてやろうか。いや、だめだ。俺も多分要注意人物だ…。
「ちょっと服屋に行こうか…」
「はいご主人様!」
「はい」
連中の事はまあいい…ダンディな店主の服屋に用がある。妊娠帯を買わねば。
あそこは一番俺の趣味に付き合わされているが、まあ店主も面白がってるしいいよな。
「いらっしゃいませー」
「お邪魔します」
愛想のいいお姉さんに出迎えられながら、妊婦さんエリアを探すが…おおあった!流石ナイスミドル!2つ買っていこう。
「へーこういうのもあるんですね」
「腹巻?」
「妊婦さんの腰痛とか防ぐのだね」
まあ、妊婦さんがいないと縁は無いよね。俺も薄っすらと覚えていただけだし。
「おやユーゴ君。久しぶりだね」
「ご無沙汰してます」
いざ買おうとしたら、ロマンスグレーのナイスミドルな店主が声を掛けてきた。ジネットのお腹が大きくなったから、趣味に付きあって貰う機会が減っていたのだ。
「ああ、妊娠帯か。もうそんな時期かね」
「ええ。もうすぐ2児の父です」
「ふふ。子供用の服も是非うちでね」
「勿論です」
だが簡単な服はリリアーナがもう編んでいる。となるとおめかし用のだな。
「あ、そうそう。なんでも犬と猫を飼い始めたらしいね」
「ええ」
色が奇抜だからすぐに噂になった。まあ元々噂だらけのうちなんだ。今さら気にせん。
「流石に首輪は置いてないけど、スカーフくらいならすぐ作れるよ?」
「買います」
我が家の新しい家族も着飾る必要がある。
そうだこの店に唐草模様の布があったな。いつだったか東の国のを参考に店主が作ってたはず。あれを使って貰おう。
確かこの辺に、あった。
「すいませんこれで作って下さい」
「ああ、東の国の模様か。すぐ切るよ」
「なんだか異国情緒ある模様ですねー」
「ルー。これは唐草模様と言う」
うむ。これで愛らしさ倍増だ。
あ!?
「抱っこ紐とかあります?」
「おんぶ用もあるよ」
流石だ。流石すぎる。
「ルーと凜は何か買っていかない?」
「大丈夫です!」
「私もです」
凜は足が長いモデル体型だからズボンとか似合いそうだけど、スカートの方がいいみたいだ。
ルーは…基本メイド服だから、私服を持て余しているくらいらしい。たまに可愛らしいのを着て俺に甘えてくるが。
帰ったらすぐ付けてあげよう。
◆
「ただいまー」
「ご主人様ポチが!」
「すごい速さだ」
屋敷の門に手をかけると、庭で転がって日向ぼっこしてたポチが猛ダッシュしてきた。とってもいい笑顔で。
⦅ご主人お帰り!お帰り!⦆
はいただいま。
そのままジャンプして、俺の顔にへばり付いたポチが舐め回してくる。なかなかの跳躍力だ。
どうも人工精霊と生みの親は、思念である程度意思疎通ができる様だ。ソファにいる時に、ポチに撫でてと言われて腰を抜かしそうになった。
⦅ルーお帰り!凜お帰り!⦆
「きゃー」
「んむ、こら止めてくれ」
一通り満足したのか次はルーと凜に襲い掛かっている。何という猛犬。攻撃方法は舐めるだが。
ポチにべろんべろんされたが、生物ではないから唾液まみれではない。温かいタオルで拭かれたような感じだ。
「ポチ警備隊長殿」
「わん!」
⦅はい!⦆
満足して凜から降りたポチに声を掛けると、ポチはお座りの姿勢で直立不動になる。狸顔が可愛い。ほっぺムニムニしたい。
「警備隊の制服を支給します」
⦅制服!…制服?⦆
しゃがんでポチに、唐草模様のスカーフを巻き付ける。
「うむ。似合っているぞ」
「ポチ似合ってますよ!」
「か、かわいい」
ルーと凜も誉めている。凜は意外と可愛いものが好きだ。
「わん!」
⦅似合ってる?ボク似合ってる!⦆
尻尾を振りながら笑顔のポチ。可愛いから抱っこして家に入ろう。いや、凜もしたそうだな。
「はい凜。連れて行ってあげて」
「あ、はい!」
持ち上げたポチを凜に渡す。
⦅抱っこ!抱っこ好き!⦆
「あ、こら。ふふ」
大はしゃぎするポチを鎮めようとしながら、満更でもない凜。ポチの尻尾が千切れそうなくらい振られてる。
「ただいまー」
「お帰りなさいあなた」
「にゃー」
⦅主帰宅 おかえりなさい⦆
お腹の大きくなったジネットと一緒に、足元にいたタマが出迎えてくれる。タマも俺に思念を飛ばせれるとは驚いたものだ。
「タマ警備隊長殿」
「にゃ」
⦅はっ⦆
「警備隊の制服を支給します」
⦅恐悦⦆
もう一人の警備隊長にもスカーフを巻き付ける。うむ似合っている。後で肉球をぷにぷにしよう。
「わー。タマ可愛いです!」
「にゃあ。にゃあー」
⦅警備任務続行不可能。抱っこ任務開始、長時間希望⦆
「わん!」
⦅タマ!お揃い!お揃い!⦆
タマはルーが抱きしめてしまった。しかし、結構甘えん坊なタマは満更でもなさそうだ。尻尾が揺れている。
ルーと凜に抱き上げられ、無力化される我が家の警備隊長達。我戦力ナシ。
「妊娠帯を買って来たから、後で付けてみて」
「ありがとうございます」
後でジネットとリリアーナのマッサージだな。それと婆さんからもらった妊娠線予防のクリームだ。まあ、魔法で治るが、出来ないならその方がいいだろう。
「だから!一番美しいのはダークエルフのジネット様だと言っているだろう!」
「なにを!?侍女服を着ているアレクシア様の美しさが分からんのか!?」
ルーと凜の3人で買い物の途中だが、聞き覚えのある声で奥さんの名前が聞こえてきたから、そちらを向いたが、げ、吟遊詩人の2人だ。まだこの街にいたのかよ。あと俺の奥さんの事でヒートアップするな。どっちも美人さんじゃい。
「ほえー。あれがお姉ちゃんの言ってた吟遊詩人さんかー」
「知り合いかルー?」
「いやあ、悪い意味でかなあ」
ルーもジネットから聞いていたか…。
言葉だけ聞くと一途な感じだが、どうやら至る所で女性を口説いていたようで、一時期商店街から要注意人物扱いされていたようだ。
そんな奴らが大通りで口論しているのだ。正直目を合わせたくないが、自分の奥さんの事でヒートアップされても困る。関わりたくないが止めに入ろう…。
「もし、吟遊詩人のお二人」
「むう!?出たな破廉恥男!」
「天下の往来によく出てこれたものだ!」
止めに入ったら、2人から邪魔者扱いされた。お前ら仲良くないか?
「何度も言いますが、ジネットとアレクシアは私の妻でして」
「ええい、最早そんな事は関係ない!せめて歌だけでも聞いてもらわねば!」
「そうとも!覚えていろ破廉恥男!」
そいうなり2人とも去って行った。
とんでもない奴等だ。奥様ネットワークを利用して街にいられなくしてやろうか。いや、だめだ。俺も多分要注意人物だ…。
「ちょっと服屋に行こうか…」
「はいご主人様!」
「はい」
連中の事はまあいい…ダンディな店主の服屋に用がある。妊娠帯を買わねば。
あそこは一番俺の趣味に付き合わされているが、まあ店主も面白がってるしいいよな。
「いらっしゃいませー」
「お邪魔します」
愛想のいいお姉さんに出迎えられながら、妊婦さんエリアを探すが…おおあった!流石ナイスミドル!2つ買っていこう。
「へーこういうのもあるんですね」
「腹巻?」
「妊婦さんの腰痛とか防ぐのだね」
まあ、妊婦さんがいないと縁は無いよね。俺も薄っすらと覚えていただけだし。
「おやユーゴ君。久しぶりだね」
「ご無沙汰してます」
いざ買おうとしたら、ロマンスグレーのナイスミドルな店主が声を掛けてきた。ジネットのお腹が大きくなったから、趣味に付きあって貰う機会が減っていたのだ。
「ああ、妊娠帯か。もうそんな時期かね」
「ええ。もうすぐ2児の父です」
「ふふ。子供用の服も是非うちでね」
「勿論です」
だが簡単な服はリリアーナがもう編んでいる。となるとおめかし用のだな。
「あ、そうそう。なんでも犬と猫を飼い始めたらしいね」
「ええ」
色が奇抜だからすぐに噂になった。まあ元々噂だらけのうちなんだ。今さら気にせん。
「流石に首輪は置いてないけど、スカーフくらいならすぐ作れるよ?」
「買います」
我が家の新しい家族も着飾る必要がある。
そうだこの店に唐草模様の布があったな。いつだったか東の国のを参考に店主が作ってたはず。あれを使って貰おう。
確かこの辺に、あった。
「すいませんこれで作って下さい」
「ああ、東の国の模様か。すぐ切るよ」
「なんだか異国情緒ある模様ですねー」
「ルー。これは唐草模様と言う」
うむ。これで愛らしさ倍増だ。
あ!?
「抱っこ紐とかあります?」
「おんぶ用もあるよ」
流石だ。流石すぎる。
「ルーと凜は何か買っていかない?」
「大丈夫です!」
「私もです」
凜は足が長いモデル体型だからズボンとか似合いそうだけど、スカートの方がいいみたいだ。
ルーは…基本メイド服だから、私服を持て余しているくらいらしい。たまに可愛らしいのを着て俺に甘えてくるが。
帰ったらすぐ付けてあげよう。
◆
「ただいまー」
「ご主人様ポチが!」
「すごい速さだ」
屋敷の門に手をかけると、庭で転がって日向ぼっこしてたポチが猛ダッシュしてきた。とってもいい笑顔で。
⦅ご主人お帰り!お帰り!⦆
はいただいま。
そのままジャンプして、俺の顔にへばり付いたポチが舐め回してくる。なかなかの跳躍力だ。
どうも人工精霊と生みの親は、思念である程度意思疎通ができる様だ。ソファにいる時に、ポチに撫でてと言われて腰を抜かしそうになった。
⦅ルーお帰り!凜お帰り!⦆
「きゃー」
「んむ、こら止めてくれ」
一通り満足したのか次はルーと凜に襲い掛かっている。何という猛犬。攻撃方法は舐めるだが。
ポチにべろんべろんされたが、生物ではないから唾液まみれではない。温かいタオルで拭かれたような感じだ。
「ポチ警備隊長殿」
「わん!」
⦅はい!⦆
満足して凜から降りたポチに声を掛けると、ポチはお座りの姿勢で直立不動になる。狸顔が可愛い。ほっぺムニムニしたい。
「警備隊の制服を支給します」
⦅制服!…制服?⦆
しゃがんでポチに、唐草模様のスカーフを巻き付ける。
「うむ。似合っているぞ」
「ポチ似合ってますよ!」
「か、かわいい」
ルーと凜も誉めている。凜は意外と可愛いものが好きだ。
「わん!」
⦅似合ってる?ボク似合ってる!⦆
尻尾を振りながら笑顔のポチ。可愛いから抱っこして家に入ろう。いや、凜もしたそうだな。
「はい凜。連れて行ってあげて」
「あ、はい!」
持ち上げたポチを凜に渡す。
⦅抱っこ!抱っこ好き!⦆
「あ、こら。ふふ」
大はしゃぎするポチを鎮めようとしながら、満更でもない凜。ポチの尻尾が千切れそうなくらい振られてる。
「ただいまー」
「お帰りなさいあなた」
「にゃー」
⦅主帰宅 おかえりなさい⦆
お腹の大きくなったジネットと一緒に、足元にいたタマが出迎えてくれる。タマも俺に思念を飛ばせれるとは驚いたものだ。
「タマ警備隊長殿」
「にゃ」
⦅はっ⦆
「警備隊の制服を支給します」
⦅恐悦⦆
もう一人の警備隊長にもスカーフを巻き付ける。うむ似合っている。後で肉球をぷにぷにしよう。
「わー。タマ可愛いです!」
「にゃあ。にゃあー」
⦅警備任務続行不可能。抱っこ任務開始、長時間希望⦆
「わん!」
⦅タマ!お揃い!お揃い!⦆
タマはルーが抱きしめてしまった。しかし、結構甘えん坊なタマは満更でもなさそうだ。尻尾が揺れている。
ルーと凜に抱き上げられ、無力化される我が家の警備隊長達。我戦力ナシ。
「妊娠帯を買って来たから、後で付けてみて」
「ありがとうございます」
後でジネットとリリアーナのマッサージだな。それと婆さんからもらった妊娠線予防のクリームだ。まあ、魔法で治るが、出来ないならその方がいいだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる