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日常編
日曜大工パパ
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ユーゴ邸 sideユーゴ
満たされた…。
昨日の晩は、婆さんとソフィアちゃんがいるから、夜の営みはなしだったが、それでも愛する妻達と、ベビーベッドで眠る我が子達に癒された。
これで365日頑張れる。
出張はもうごめんだがな!
絶対に!
「おはようブラシ曹長。俺が留守の間よくやってくれた。今日から君は少尉だ。これからも頼むぞ」
カッ!
どうやら、俺が留守の間に浴室の清掃は元より、ぬいぐるみに宿って子供達の遊び相手を務めるなど、大活躍だったようだ。
昨日はソフィアちゃんに買ってあげた、くまのぬいぐるみに宿り、子供達を大喜びさせていた。
まさしく尉官になるに相応しい。
ちょっと豪華なリボンをどうぞ。
うむ。似合っているぞ。
カッ!
うむ。相変わらず見事な敬礼。
さて、お湯を張るか。
あ、ところで滑り台そろそろ作る?
だよな…。ちょっと早いよな…。それに子供達のぼせそう…。
室内用のちっさいの作るか!おもちゃと一緒に!
ソフィアちゃんも喜んでくれるだろう!
ん?なんか湯の張り早くね?
なに!?婆さんが改良してた!?
あ、ほんとだ!よく分からん回路が増えてる!
婆さんありがと!
◆
ええっと足の長さはっと。
「おじさんなにしてるの?」
「ぱー!」
「ぱーぱ!」
「滑り台を作ろうと思ってね。ちょっと足の長さを測ってるんだ」
ちゃんと子供達の小さな足を測らないと、段差を昇れないものが出来上がるからな。
あ、こらクリス。じっとしてて。
よし。
「ぱー!たー!」
「たー!」
む!?コレットとクリスが、俺の足にタッチして、遠くへ離れた…。これは!?
「追っかけっこの続きだね!まてまてー!」
「きゃー!」
「きゃー!」
「コレットちゃんクリスちゃん!早く逃げて!」
間違いない!俺と追っかけっこして遊びたいという合図!
滑り台製作は一旦中止!
「ねー!」
「ねーね!」
なぬ!?ソフィアちゃんの後ろに隠れるとは!
だが甘いぞ子供達!
「わあ!?」
「ねー!?」
「ねーね!?」
驚愕の声を上げるコレットとクリス。それもそのはず、頼りにしていたソフィアちゃんは、今俺の肩の荷っているのだ。
「わあ。おじさんたかーい!」
「でしょ?さあ、しっかり掴まっててね!」
「うん!」
「ぱー!ねー!」
「ぱーぱ!ねーね!」
ソフィアお姉ちゃん裏切ったの!?と言わんばかりの顔をしている、コレットとクリス。
ふはは!観念しなさい!
「きゃー!」
「きゃあ!」
捕まえた!
◆
「次はーお庭。お庭に参りまーす。がしゃこん」
「おにわー!」
「わー!」
「おー!」
肩にソフィアちゃん。両腕にコレットとクリスという完全装備で、庭を目指す。
うむ。暖かな日差しだ。
⦅あ!いいなー!ボクも!⦆
⦅私も⦆
え!?一体どこに来るんですか!?ポチさんタマさん!?
庭にいたポチとタマが、俺にダッシュしてくるが、空いてるスペースなんて無いぞ!?いや、あったわ…。
「んぶ!?」
「ポチちゃんとタマちゃんだ!」
「たー!ぽー!」
「ぽ-お!たーあ!」
「わん!」
「にゃあ」
やっぱりね…。
ジャンプして、俺の顔面にくっ付いたポチの背にタマも乗っている。
何とかの音楽隊もびっくりな重ね業だ。
まっ!皆楽しそうだしいっか!
「それでは発進します。がちゃこん」
ポチが口の前にいるから、ちょっとふごふごした発音になってしまった。
◆
ここを組んでっと。
「見事なもんじゃのう」
「はい。ブラウニー工作隊にも匹敵するかと」
「はっはっは!」
仕事場の製作室で、子供達用の滑り台やら知育ブロックを作っていたら、セラとアリーが誉めてくれた。
日曜大工はパパの仕事ですからね!
その子供達は、庭ではしゃぎ過ぎたから、皆お昼寝だ。
このおもちゃがデビューするのは夕方だな。
「よし。滑り台が出来た」
渾身の出来だ。左右の板には、それぞれポチとタマの絵もついてある。
「おひい様。試してみますか?」
「せ、せんわい!?」
ううむ。サイズ的に、ぎりぎり滑れそうな気もするが、顔を真っ赤にして否定しているから、いらん事は言わんでおこう。
さて、小さいし場所も取らんから、リビングに置こう。
よっこいせ
「こっちのブロックは、わしが持っていくからの」
「ありがとうね」
子供達もリビングで寝ているから、そっとだ。って今起きたな。
「おはよう皆」
「おお。同時に起きるとは仲が良いな」
「まま!」
「まま!」
「おはようございます。クリスお坊ちゃま。コレットお嬢様」
「おはようございます!おじさんそれなに!?」
なんか子供達の発音がはっきりしているような…。
「ふっふ。よくぞ聞いてくれました。さあソフィアちゃん、昇ってみて」
「これって、ひょっとしてすべりだい!?」
「その通り!!では第一号のお客様、どうぞお滑り下さい」
「わーい!えい!」
ちょっと特殊な素材でできた、滑りやすい奴を使ってるから、途中で止まることなく、ソフィアちゃんが滑り台を滑っていく。
「あはは!すごい!おじさんすべったよ!」
「ぱ!ぱ!」
「ぱーぱー!ぱー!」
ソフィアちゃんが笑っている姿を見て、コレットとクリスも、あれやりたいとばかりに俺の事を呼んでいる。
「よーしよし。順番だぞ皆」
「きゃー!」
「きゃあ!」
「コレットちゃんもクリスちゃんもすべったー!」
「はっはっは!」
パパ幸せ!!!!!
満たされた…。
昨日の晩は、婆さんとソフィアちゃんがいるから、夜の営みはなしだったが、それでも愛する妻達と、ベビーベッドで眠る我が子達に癒された。
これで365日頑張れる。
出張はもうごめんだがな!
絶対に!
「おはようブラシ曹長。俺が留守の間よくやってくれた。今日から君は少尉だ。これからも頼むぞ」
カッ!
どうやら、俺が留守の間に浴室の清掃は元より、ぬいぐるみに宿って子供達の遊び相手を務めるなど、大活躍だったようだ。
昨日はソフィアちゃんに買ってあげた、くまのぬいぐるみに宿り、子供達を大喜びさせていた。
まさしく尉官になるに相応しい。
ちょっと豪華なリボンをどうぞ。
うむ。似合っているぞ。
カッ!
うむ。相変わらず見事な敬礼。
さて、お湯を張るか。
あ、ところで滑り台そろそろ作る?
だよな…。ちょっと早いよな…。それに子供達のぼせそう…。
室内用のちっさいの作るか!おもちゃと一緒に!
ソフィアちゃんも喜んでくれるだろう!
ん?なんか湯の張り早くね?
なに!?婆さんが改良してた!?
あ、ほんとだ!よく分からん回路が増えてる!
婆さんありがと!
◆
ええっと足の長さはっと。
「おじさんなにしてるの?」
「ぱー!」
「ぱーぱ!」
「滑り台を作ろうと思ってね。ちょっと足の長さを測ってるんだ」
ちゃんと子供達の小さな足を測らないと、段差を昇れないものが出来上がるからな。
あ、こらクリス。じっとしてて。
よし。
「ぱー!たー!」
「たー!」
む!?コレットとクリスが、俺の足にタッチして、遠くへ離れた…。これは!?
「追っかけっこの続きだね!まてまてー!」
「きゃー!」
「きゃー!」
「コレットちゃんクリスちゃん!早く逃げて!」
間違いない!俺と追っかけっこして遊びたいという合図!
滑り台製作は一旦中止!
「ねー!」
「ねーね!」
なぬ!?ソフィアちゃんの後ろに隠れるとは!
だが甘いぞ子供達!
「わあ!?」
「ねー!?」
「ねーね!?」
驚愕の声を上げるコレットとクリス。それもそのはず、頼りにしていたソフィアちゃんは、今俺の肩の荷っているのだ。
「わあ。おじさんたかーい!」
「でしょ?さあ、しっかり掴まっててね!」
「うん!」
「ぱー!ねー!」
「ぱーぱ!ねーね!」
ソフィアお姉ちゃん裏切ったの!?と言わんばかりの顔をしている、コレットとクリス。
ふはは!観念しなさい!
「きゃー!」
「きゃあ!」
捕まえた!
◆
「次はーお庭。お庭に参りまーす。がしゃこん」
「おにわー!」
「わー!」
「おー!」
肩にソフィアちゃん。両腕にコレットとクリスという完全装備で、庭を目指す。
うむ。暖かな日差しだ。
⦅あ!いいなー!ボクも!⦆
⦅私も⦆
え!?一体どこに来るんですか!?ポチさんタマさん!?
庭にいたポチとタマが、俺にダッシュしてくるが、空いてるスペースなんて無いぞ!?いや、あったわ…。
「んぶ!?」
「ポチちゃんとタマちゃんだ!」
「たー!ぽー!」
「ぽ-お!たーあ!」
「わん!」
「にゃあ」
やっぱりね…。
ジャンプして、俺の顔面にくっ付いたポチの背にタマも乗っている。
何とかの音楽隊もびっくりな重ね業だ。
まっ!皆楽しそうだしいっか!
「それでは発進します。がちゃこん」
ポチが口の前にいるから、ちょっとふごふごした発音になってしまった。
◆
ここを組んでっと。
「見事なもんじゃのう」
「はい。ブラウニー工作隊にも匹敵するかと」
「はっはっは!」
仕事場の製作室で、子供達用の滑り台やら知育ブロックを作っていたら、セラとアリーが誉めてくれた。
日曜大工はパパの仕事ですからね!
その子供達は、庭ではしゃぎ過ぎたから、皆お昼寝だ。
このおもちゃがデビューするのは夕方だな。
「よし。滑り台が出来た」
渾身の出来だ。左右の板には、それぞれポチとタマの絵もついてある。
「おひい様。試してみますか?」
「せ、せんわい!?」
ううむ。サイズ的に、ぎりぎり滑れそうな気もするが、顔を真っ赤にして否定しているから、いらん事は言わんでおこう。
さて、小さいし場所も取らんから、リビングに置こう。
よっこいせ
「こっちのブロックは、わしが持っていくからの」
「ありがとうね」
子供達もリビングで寝ているから、そっとだ。って今起きたな。
「おはよう皆」
「おお。同時に起きるとは仲が良いな」
「まま!」
「まま!」
「おはようございます。クリスお坊ちゃま。コレットお嬢様」
「おはようございます!おじさんそれなに!?」
なんか子供達の発音がはっきりしているような…。
「ふっふ。よくぞ聞いてくれました。さあソフィアちゃん、昇ってみて」
「これって、ひょっとしてすべりだい!?」
「その通り!!では第一号のお客様、どうぞお滑り下さい」
「わーい!えい!」
ちょっと特殊な素材でできた、滑りやすい奴を使ってるから、途中で止まることなく、ソフィアちゃんが滑り台を滑っていく。
「あはは!すごい!おじさんすべったよ!」
「ぱ!ぱ!」
「ぱーぱー!ぱー!」
ソフィアちゃんが笑っている姿を見て、コレットとクリスも、あれやりたいとばかりに俺の事を呼んでいる。
「よーしよし。順番だぞ皆」
「きゃー!」
「きゃあ!」
「コレットちゃんもクリスちゃんもすべったー!」
「はっはっは!」
パパ幸せ!!!!!
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