ひとしづくの、愛。

秋野

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蒼斗は休学の手続きを済ませに大学に行き、その足でバイト先のファミレスに向かった。
当分二人で暮らすだけの資金はあるので、事情を話して休職させてもらうことにしたのだ。

これで、治験の時間以外は晴人と一緒にいることができる。

食料と日用品を買い込み、晴人の待つ家へと急いだ。



「ただいまー。」

リビングの扉を開けると。晴人がソファに丸くなっていた。
側に寄って、ふわふわの髪に指を通す。

「んぅ…? おかえりぃ」

目を開けた晴人がふにゃりと微笑んだ。

蒼斗は、晴人の額にキスをすると買った物を片し食事の支度を始めた。
作り置きをいつもより少し多めに用意した。

蒼斗は明日、一度実家に帰るつもりでいた。

支度が終わり、眠っている晴人を起こす。

「おはよ」

目を擦りながら擦り寄って来た晴人の頬を撫でて、額にキスをしてやる。

「もう夕方だけどな。夕食出来てるから顔洗っておいで。」
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