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⑫ 「絶縁宣言」
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⑫ 「絶縁宣言」
金曜日の朝、「如志ちゃん、今晩はちょっと付き合って!」と目を腫らした舞久利に更衣室で声をかけられた。その迫力に「帰って「イケメン育成したいからダメです。」とは言い出せず頷いてしまった。
業務が終わり、2人で専門学校を出ると個室居酒屋へ向かった。部屋に入り、最初の「生中」がサーブされると同時に舞久利は大声を上げて泣き出した。泣きながらの話を繋いでいくとまた派手にふられたらしい。
舞久利の今度の相手は、社会人1年目の大阪CPTSのイケメン卒業生が相手だった。卒業時に交換したラインに久しぶりにメッセージが来たという。
「富良礼先生お元気ですか?卒業生の「槍田井です。卒業して数か月のご無沙汰です。やっぱり富良礼先生のことが忘れられません。一度会ってくれませんか?社会人になりましたので学生時代いろいろと教えてもらったお礼に食事でもお付き合いください。」のメッセージに「いいよ。いつにする?」の舞久利の返事の1分後に「ライン電話」のマークと「音声通話が終了しました」の文字の下に53分の通話時間の表示があった事から、ラインの返事の後、すぐに電話がかかってきて「そこそこ」の長電話をした記録が残っていた。
月曜日に食事をして、社会人になったイケメン卒業生に「また綺麗になったんじゃないですか?」、「富良礼先生に「恋人」がいないなんて信じられません。僕はラッキーです。」、「明日はお迎えに上がりますので六甲にでもナイトドライブに行きましょう。」、「富良礼先生をひとり占めにしたいです。」、「もう僕も社会人ですから「ひとりの男」として見てもらえますよね。」、「富良礼先生とデートするのが入学時からの夢だったんです。」、「先生は僕の「アイドル」であり「理想の女性」であり「女神様」でした。」と梅田のホスト張りに褒めちぎられ、舞久利もすっかり気分が良くなってしまい、火曜日のドライブの後、体を許し「水」、「木」と3日続けで「ホテル通い」だったと泣きながら告白した。
事件は、木曜の夜に起こった。ホテルの部屋で「一戦」のあと、卒業生の槍田井がシャワーを浴びている間に槍田井のスマホに電話がかかってきたのだった。着信画面には「名字」だけが出ていたので「仕事の用事だったら早くでなきゃ。」と舞久利は気を利かし、スマホを持ってシャワールームに行こうとしたところ、うっかり通話ボタンに触れてしまった。
受話音量が大きめに設定されていたのか、耳に当てずともスピーカーからの声が耳に入ってきた。「槍田井さーん、もしもーし、「ひまりちゃん」だよー!私、明日で18歳やでー!もう、大阪の淫行条令を気にしないでやれるね。私は、別に良かったのに変なところでビビりなんだから!明日はご飯の後はホテルやね!もしもし、聞こえてますかー?」の声に舞久利は愕然となった。
そこにシャワーから出てきた槍田井と鉢合わせになった。スマホから漏れる女の声で事態を察知した槍田井は舞久利の手からスマホを奪うと「すまん。まだ仕事中やから後で電話するわな。」とだけ言うとスマホを切った。
槍田井は舞久利を睨みつけると「人の電話勝手に出るって最低やな!」とさっきまでのやさしい態度は完全に消え失せ、きつい口調で言った。「いや、仕事の電話やったらあかんと思って持って行こうとしたんやけど、うっかり受信ボタンに触れてしもて…。」と言い訳しようとする舞久利に
「もう、ばれてしもたみたいやから正直に言うけど、あんた、卒業生と「やりまくってる。」って仲間に聞いたから声かけたんや。まあ、セックスの練習台にちょうどええかなって思ってな。3日間、あんたもそれなりにいい思いしたんやろうから「恨みっこなし」やで。じゃあ、ホテル代は俺が払っとくから。あと、これタクシー代な。」
と1万円をテーブルに置いて、先に帰られてしまったとの事だった。
「あー、もう、リアルな男なんか一生いらん!優しい言葉は「やる」為の「撒き餌」や!如志ちゃんは男なんかに騙されたらあかんで!うわーん!」
とテーブルに突っ伏して大声で泣くもので、店員から「他のお客様のご迷惑になりますから、御退席願います。」と店を追い出されてしまった。
如志は泣き続ける舞久利を放っておくわけにもいかず、仕方なくタクシーで自分のマンションに連れて帰った。タクシーの運転手も泣き続ける舞久利に辟易している様子が露骨に伝わり居心地の悪い移動となった。
マンションに着くと湯船に湯を張り、先に舞久利を入らせた。リビングにいても聞こえるくらいの泣き声が30分にわたり響き続けた。そんな時、弾嗣から如志のスマホに着信が入った。
「こんばんは。梨継です。その後、TSUBASAの方はどうですか?里景さんさえよかったら、明日か明後日でも再度、アッセンブル調整に寄らせてもらおうと思ってるんですけど。」
いつもの優しい弾嗣の声に「本当?「VRモニター」のセッティングや「VR」カメラの使い方がわからないから教えてもらえると嬉しいな!」と返事をした直後、バスルームのドアが急に開き、裸の舞久利が飛び出してきた。
「おいこら!お前も如志ちゃんの「からだ」が目当てなんやろ!なんぼ優しいふりしててもわかってんねんぞ!そんな奴は私がゆるせへん!ここはこの先「出禁」やし、二度と電話なんかしてくんな!」
と一方的にスマホに向かって叫ぶと「通話終了」のボタンを押した。再度、かかってきた弾嗣からの電話は有無を言わさず「通話終了」ボタンを押し「着信拒否」するとスマホの電源ボタンを長押しした。興奮して息を切らせた舞久利は、すっかり泣き止んだ代わりに、怒りの形相で
「如志ちゃんの「貞操」は私が守ったるからな!如志ちゃんが言うように、「男」は「2次元」の方がええんや。それやったら、「身体」も「心」も傷つくことあれへんもんな!」
と言い切った迫力に負け、如志は頷いた。
「とりあえず、すっぽんぽんじゃゆっくり話もできませんから、体を拭いてこれを着てください。」
とバスタオルとヘアドライタオルと着替えのスウェットを渡し、「ちょっとゆっくり飲みましょうか?その後、舞久利先輩の好きな「えなりかずき」君で「AIチャット」を楽しみましょう。この1週間ですごく進化してるんですよ。」と如志がとりなすと
「若い男の子はもうええわ…。これからは「温水洋一」さんや「竹中直人」さんみたいなおじさまと「恋」することにするわ。」
と言うので、舞久利がドライヤーをあてている間に如志はTSUBASAを立ち上げ、キャラクターの初期設定でリクエストのあった「温水洋一」氏と「竹中直人」氏のパラメーターを作成した。
そこから、3日間に渡り舞久利と一緒に「3Dキャラ」との「AIチャット」が続いた。「酒の在庫が無くなれば」近所のコンビニに「買いに行く」を繰り返し、その間、舞久利は如志から聞いた「弾嗣」や大阪CPTSの生徒の「JPB」も「付き合わない方が如志の為」と距離を置くように繰り返し言われ続けた。
2時間毎にゲームを交代し、如志が「3D快撥」と「AIチャット」する横で「如志ちゃんにはこんな素敵な「2次元彼」がいるんやから羨ましいわ…。」と言われることに悪い気はせず、いつの間にか「今の舞久利」に感化され
「私も「2次元世界」に専念します。」
と舞久利への如志の弾嗣、「JPB」との絶縁宣言をしての日曜日の夕食を終え、丸2日に渡る舞久利との「男談義」にひとまずの「結論」を得た。
金曜日の朝、「如志ちゃん、今晩はちょっと付き合って!」と目を腫らした舞久利に更衣室で声をかけられた。その迫力に「帰って「イケメン育成したいからダメです。」とは言い出せず頷いてしまった。
業務が終わり、2人で専門学校を出ると個室居酒屋へ向かった。部屋に入り、最初の「生中」がサーブされると同時に舞久利は大声を上げて泣き出した。泣きながらの話を繋いでいくとまた派手にふられたらしい。
舞久利の今度の相手は、社会人1年目の大阪CPTSのイケメン卒業生が相手だった。卒業時に交換したラインに久しぶりにメッセージが来たという。
「富良礼先生お元気ですか?卒業生の「槍田井です。卒業して数か月のご無沙汰です。やっぱり富良礼先生のことが忘れられません。一度会ってくれませんか?社会人になりましたので学生時代いろいろと教えてもらったお礼に食事でもお付き合いください。」のメッセージに「いいよ。いつにする?」の舞久利の返事の1分後に「ライン電話」のマークと「音声通話が終了しました」の文字の下に53分の通話時間の表示があった事から、ラインの返事の後、すぐに電話がかかってきて「そこそこ」の長電話をした記録が残っていた。
月曜日に食事をして、社会人になったイケメン卒業生に「また綺麗になったんじゃないですか?」、「富良礼先生に「恋人」がいないなんて信じられません。僕はラッキーです。」、「明日はお迎えに上がりますので六甲にでもナイトドライブに行きましょう。」、「富良礼先生をひとり占めにしたいです。」、「もう僕も社会人ですから「ひとりの男」として見てもらえますよね。」、「富良礼先生とデートするのが入学時からの夢だったんです。」、「先生は僕の「アイドル」であり「理想の女性」であり「女神様」でした。」と梅田のホスト張りに褒めちぎられ、舞久利もすっかり気分が良くなってしまい、火曜日のドライブの後、体を許し「水」、「木」と3日続けで「ホテル通い」だったと泣きながら告白した。
事件は、木曜の夜に起こった。ホテルの部屋で「一戦」のあと、卒業生の槍田井がシャワーを浴びている間に槍田井のスマホに電話がかかってきたのだった。着信画面には「名字」だけが出ていたので「仕事の用事だったら早くでなきゃ。」と舞久利は気を利かし、スマホを持ってシャワールームに行こうとしたところ、うっかり通話ボタンに触れてしまった。
受話音量が大きめに設定されていたのか、耳に当てずともスピーカーからの声が耳に入ってきた。「槍田井さーん、もしもーし、「ひまりちゃん」だよー!私、明日で18歳やでー!もう、大阪の淫行条令を気にしないでやれるね。私は、別に良かったのに変なところでビビりなんだから!明日はご飯の後はホテルやね!もしもし、聞こえてますかー?」の声に舞久利は愕然となった。
そこにシャワーから出てきた槍田井と鉢合わせになった。スマホから漏れる女の声で事態を察知した槍田井は舞久利の手からスマホを奪うと「すまん。まだ仕事中やから後で電話するわな。」とだけ言うとスマホを切った。
槍田井は舞久利を睨みつけると「人の電話勝手に出るって最低やな!」とさっきまでのやさしい態度は完全に消え失せ、きつい口調で言った。「いや、仕事の電話やったらあかんと思って持って行こうとしたんやけど、うっかり受信ボタンに触れてしもて…。」と言い訳しようとする舞久利に
「もう、ばれてしもたみたいやから正直に言うけど、あんた、卒業生と「やりまくってる。」って仲間に聞いたから声かけたんや。まあ、セックスの練習台にちょうどええかなって思ってな。3日間、あんたもそれなりにいい思いしたんやろうから「恨みっこなし」やで。じゃあ、ホテル代は俺が払っとくから。あと、これタクシー代な。」
と1万円をテーブルに置いて、先に帰られてしまったとの事だった。
「あー、もう、リアルな男なんか一生いらん!優しい言葉は「やる」為の「撒き餌」や!如志ちゃんは男なんかに騙されたらあかんで!うわーん!」
とテーブルに突っ伏して大声で泣くもので、店員から「他のお客様のご迷惑になりますから、御退席願います。」と店を追い出されてしまった。
如志は泣き続ける舞久利を放っておくわけにもいかず、仕方なくタクシーで自分のマンションに連れて帰った。タクシーの運転手も泣き続ける舞久利に辟易している様子が露骨に伝わり居心地の悪い移動となった。
マンションに着くと湯船に湯を張り、先に舞久利を入らせた。リビングにいても聞こえるくらいの泣き声が30分にわたり響き続けた。そんな時、弾嗣から如志のスマホに着信が入った。
「こんばんは。梨継です。その後、TSUBASAの方はどうですか?里景さんさえよかったら、明日か明後日でも再度、アッセンブル調整に寄らせてもらおうと思ってるんですけど。」
いつもの優しい弾嗣の声に「本当?「VRモニター」のセッティングや「VR」カメラの使い方がわからないから教えてもらえると嬉しいな!」と返事をした直後、バスルームのドアが急に開き、裸の舞久利が飛び出してきた。
「おいこら!お前も如志ちゃんの「からだ」が目当てなんやろ!なんぼ優しいふりしててもわかってんねんぞ!そんな奴は私がゆるせへん!ここはこの先「出禁」やし、二度と電話なんかしてくんな!」
と一方的にスマホに向かって叫ぶと「通話終了」のボタンを押した。再度、かかってきた弾嗣からの電話は有無を言わさず「通話終了」ボタンを押し「着信拒否」するとスマホの電源ボタンを長押しした。興奮して息を切らせた舞久利は、すっかり泣き止んだ代わりに、怒りの形相で
「如志ちゃんの「貞操」は私が守ったるからな!如志ちゃんが言うように、「男」は「2次元」の方がええんや。それやったら、「身体」も「心」も傷つくことあれへんもんな!」
と言い切った迫力に負け、如志は頷いた。
「とりあえず、すっぽんぽんじゃゆっくり話もできませんから、体を拭いてこれを着てください。」
とバスタオルとヘアドライタオルと着替えのスウェットを渡し、「ちょっとゆっくり飲みましょうか?その後、舞久利先輩の好きな「えなりかずき」君で「AIチャット」を楽しみましょう。この1週間ですごく進化してるんですよ。」と如志がとりなすと
「若い男の子はもうええわ…。これからは「温水洋一」さんや「竹中直人」さんみたいなおじさまと「恋」することにするわ。」
と言うので、舞久利がドライヤーをあてている間に如志はTSUBASAを立ち上げ、キャラクターの初期設定でリクエストのあった「温水洋一」氏と「竹中直人」氏のパラメーターを作成した。
そこから、3日間に渡り舞久利と一緒に「3Dキャラ」との「AIチャット」が続いた。「酒の在庫が無くなれば」近所のコンビニに「買いに行く」を繰り返し、その間、舞久利は如志から聞いた「弾嗣」や大阪CPTSの生徒の「JPB」も「付き合わない方が如志の為」と距離を置くように繰り返し言われ続けた。
2時間毎にゲームを交代し、如志が「3D快撥」と「AIチャット」する横で「如志ちゃんにはこんな素敵な「2次元彼」がいるんやから羨ましいわ…。」と言われることに悪い気はせず、いつの間にか「今の舞久利」に感化され
「私も「2次元世界」に専念します。」
と舞久利への如志の弾嗣、「JPB」との絶縁宣言をしての日曜日の夕食を終え、丸2日に渡る舞久利との「男談義」にひとまずの「結論」を得た。
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