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第十一章 少しずつ、溶けていく(二十歳)
098 無くした指輪1
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その日私は、古く立派な外観を持ち、高い天井と装飾的な柱が印象的である、モリアティーニ侯爵のタウンハウスに呼び出されていた。
ひと夏ほどお世話になり、父の筋トレに傾いた特訓を受け、ロドニールと出会ったという、実に思い出深い侯爵邸。
あの時は五年後、まさか自分が女王になり、護衛を付けて訪れる事になる未来なんて、私はありんこほど思っていなかった。
「屋敷の見た目は、全然変わっていないように見えるのに」
そこに住まう人は確実に入れ替わっている。私は欠けた人の事を思い出しながら、モリアティーニ侯爵の応接室に到着した。
モリアティーニ侯爵邸の応接室は、高い天井と壮大なシャンデリアが特徴的な、とても広い部屋だ。上品な装飾品で飾られている部屋の中央には、シックなデザインのソファセットが置かれている。窓からは陽の光が差し込み、美しい光の模様が床に描かれていた。
部屋の奥には、大きなレンガの暖炉があり、壁には私にはその良さがイマイチ理解出来ない、美術品や絵画が飾られ、何となく文化的な雰囲気が漂う部屋となっている。
「わざわざ来てもらってすまんのう」
応接間に通されるとすぐに、白髪頭の初老の男性が私を出迎えてくれる。
私の戦友でもあり、今や保護者のような者でもあり、ローミュラー王国のブレインでもある、モリアティーニ侯爵だ。現在、彼なしではこの国は成り立たないだろうといったくらい、戦後抱える様々な処理や問題を、いちはやく解決すべく尽力してくれているお方だ。
「長生きして下さい」
思わず願望が声に出る。
「何を言っておるんじゃ?」
「いえ、何でもありません」
私は誤魔化すために、へらりと微笑み、モリアティーニ侯爵に進められるまま、部屋の奥へと進む。
「それで、今日は何の用ですか? もしかしてお見合いさせようとか、企んでませんよね?」
警戒しつつたずねると、モリアティーニ侯爵は笑い出す。
「ハハハッ! 結婚を決めれば、そんな不安もなくなるじゃろう。はよせい」
「はははは、まぁ、そのうち」
笑顔で適当に受け流し、私はすでに先客がいる事にいまさら気付く。
応接室に置かれた深緑色のソファーの脇には、こちらに向かって穏やかに微笑む、見知らぬ貴婦人がいた。
私の母よりずっと年上に見える老年の貴婦人は、細身の黒いドレスを身にまとい、優雅な雰囲気を漂わせている。肌はアイボリーのように白く、瞳は鮮やかなヘイゼル色をしており、彼女の細長い指先には、宝石をちりばめた指輪が輝いていた。
「こちら、ローザリンド・ダンビー。モントローズ伯爵領を任されておった、今は亡きアルバートの奥方じゃ。因みにアルバートは先の戦いで殉職しておる」
モリアティーニ侯爵が私に謎の女性の説明をしてくれた。
(なるほど、黒いドレスは喪に服しているということか)
私は新たに紹介された夫人に対し、お互い大事な人を失った悲しみに囚われる者同士だなと、勝手に親近感を抱く。
ローザリンド様は美しく整えられた髪を優雅に揺らしながら、私の前に進み出た。そして、右手を軽く持ち上げ、左手をドレスに添え足を踏み出す。それから膝を少し曲げ、身体を前に傾けると、上品なお辞儀をして、私に最大限の敬意を示した。
「ローザリンド夫人、お会いできて光栄です。ご主人の事は、心からお悔やみ申し上げます。国の為に尽くしてくれたこと。本当に感謝しています」
私が挨拶を返すと、彼女は目尻にシワを寄せながら口元を上げ、微笑んだ。
「女王陛下、お会いできて光栄です。陛下には、今後もご活躍いただけることをお祈り申し上げます。そして、主人への哀悼の意をありがとうございます。あの人はいつも無茶ばかりしていましたが、とても勇敢な人でした」
ローザリンド様は、しっかりとした口調で私に告げる。
「とても素敵な人だったのね。ごめんなさい」
誰かにとって大切な人を救えなかった。
その全てが自分のせいだとは思わない。
けれど、振り返ると常に最善の選択をしてきたとは言い切れない。
私には、もっと出来ることがあったのではないか……そう考える事が、時々ある。そして女王という座についた今、戦争で大事な人を失ったと告げられる機会が増え、自分が都度選択してきた結果を、振り返る事が多くなったように思う。
「いいえ、謝らないで下さいませ。あの人は、きっと幸せだったと思いますわ」
「幸せ?」
私は思わず聞き返した。
死ぬ瞬間、何を思うかなんて、亡くなった本人にしかわからない。彼女が口にした「幸せだった」という言葉は、残された人が良く口にする言葉だ。
私は、その言葉を聞かされるたび、残された人が身勝手につくる、自分自身に都合の良い言い訳だと感じ、いつもモヤモヤとした気持ちになる。
「えぇ、そう思います。ルドルフ陛下と共に、ルシア陛下が解放軍にご参加されたお陰で、夫は最期まで諦めずに戦い、名誉ある死を遂げました。その事を思うと、今も胸が熱くなります。私は今も夫を誇りに思っています」
はっきりと言い切る彼女の声は甘く、滑らかで、上品な響きがあった。
(そっか)
ローザリンド様は亡くなったご主人をとても愛していた。
そして今も、愛している。
それだけは私にはとても理解出来た。
「ローザリンド夫人のお話を聞いて、私もより一層この国の為に尽くさねばと思いました。これからもローミュラー王国を支えて頂けると嬉しいです」
定型文となる締めの言葉を告げ、ローザリンド様に笑顔を向ける。すると、彼女も私に優しくほほえみかけてくれた。
「アルバートと私は、学年こそ違うが、王立学校時代からの長い付き合いでな」
モリアティーニ侯爵が懐かしそうに話し始めつつ、ジェスチャーで私に深緑色のソファーに腰を下ろすよう、勧めてきた。
「そうなんですね」
私は相槌を打ちつつ、指定された場所に腰を下ろす。
「アルバートとローザは貴族社会では珍しい、恋愛結婚でな。しかもアルバートは男爵家の三男。かたやローザはモントローズ伯爵家、ただ一人の娘であってのう」
モリアティーニ侯爵は、一人がけの肘掛椅子に腰かけながら、ローザリンド様の事を愛称で私に示した。
その事が意味するのは、二人は親しい仲だということ。
そして私の両親を思い出さずにはいられない、「貴族社会では珍しい、恋愛結婚」という単語に、俄然興味を惹かれた。
「ローザは昔からアルバートにべたぼれじゃった。そしてアルバートもまた、ローザを想っていたんじゃよ」
「素敵ですね」
私は仲睦まじかった両親の事を思い出し、本音をもらす。
「ありがとうございます」
私の向かいに腰を降ろした、ローザリンド様が優しく微笑む。
「ただ、二人は身分違いの恋だった。そのせいで世間的には、なかなか認められなかったんじゃ」
「ふふふ、反対する筆頭が私の父でしたの。当時はあの手この手で、私達の仲を引き裂こうとしておりましたわ。今となっては笑い話ですけれど、当時は駆け落ちまで考えるほど、思い詰めていました」
ローザリンド様は口元に手を当てて、楽しそうに笑う。
「アルバートは真面目な男でな。ローザとの結婚を必死に周囲に認めさせようと努力しておった。やつが剣の腕を上げたのも、魔術の才能を磨いたのも、全てはローザのためだった。ローザの父上に認められようと、努力し続けたんじゃ」
「ローザリンド様は、とても愛されていたんですね」
「えぇ、それはもう」
ローザリンド様は頬を赤らめ、照れ臭そうに笑っている。その表情を眺め、お互い愛し合っていた両親を思い出し、私まで幸せな気持ちになりかけた。けれどすぐに、ローザリンド様の身にまとう黒いドレスを見て、愛する人を失った。その事実を否応なしに突きつけられ、心から笑えなくなる。
(あぁ、駄目だ)
私はこれ以上、ローザリンド様の幸せそうな顔を直視する事が辛くなり、そっと視線を落としたのであった。
ひと夏ほどお世話になり、父の筋トレに傾いた特訓を受け、ロドニールと出会ったという、実に思い出深い侯爵邸。
あの時は五年後、まさか自分が女王になり、護衛を付けて訪れる事になる未来なんて、私はありんこほど思っていなかった。
「屋敷の見た目は、全然変わっていないように見えるのに」
そこに住まう人は確実に入れ替わっている。私は欠けた人の事を思い出しながら、モリアティーニ侯爵の応接室に到着した。
モリアティーニ侯爵邸の応接室は、高い天井と壮大なシャンデリアが特徴的な、とても広い部屋だ。上品な装飾品で飾られている部屋の中央には、シックなデザインのソファセットが置かれている。窓からは陽の光が差し込み、美しい光の模様が床に描かれていた。
部屋の奥には、大きなレンガの暖炉があり、壁には私にはその良さがイマイチ理解出来ない、美術品や絵画が飾られ、何となく文化的な雰囲気が漂う部屋となっている。
「わざわざ来てもらってすまんのう」
応接間に通されるとすぐに、白髪頭の初老の男性が私を出迎えてくれる。
私の戦友でもあり、今や保護者のような者でもあり、ローミュラー王国のブレインでもある、モリアティーニ侯爵だ。現在、彼なしではこの国は成り立たないだろうといったくらい、戦後抱える様々な処理や問題を、いちはやく解決すべく尽力してくれているお方だ。
「長生きして下さい」
思わず願望が声に出る。
「何を言っておるんじゃ?」
「いえ、何でもありません」
私は誤魔化すために、へらりと微笑み、モリアティーニ侯爵に進められるまま、部屋の奥へと進む。
「それで、今日は何の用ですか? もしかしてお見合いさせようとか、企んでませんよね?」
警戒しつつたずねると、モリアティーニ侯爵は笑い出す。
「ハハハッ! 結婚を決めれば、そんな不安もなくなるじゃろう。はよせい」
「はははは、まぁ、そのうち」
笑顔で適当に受け流し、私はすでに先客がいる事にいまさら気付く。
応接室に置かれた深緑色のソファーの脇には、こちらに向かって穏やかに微笑む、見知らぬ貴婦人がいた。
私の母よりずっと年上に見える老年の貴婦人は、細身の黒いドレスを身にまとい、優雅な雰囲気を漂わせている。肌はアイボリーのように白く、瞳は鮮やかなヘイゼル色をしており、彼女の細長い指先には、宝石をちりばめた指輪が輝いていた。
「こちら、ローザリンド・ダンビー。モントローズ伯爵領を任されておった、今は亡きアルバートの奥方じゃ。因みにアルバートは先の戦いで殉職しておる」
モリアティーニ侯爵が私に謎の女性の説明をしてくれた。
(なるほど、黒いドレスは喪に服しているということか)
私は新たに紹介された夫人に対し、お互い大事な人を失った悲しみに囚われる者同士だなと、勝手に親近感を抱く。
ローザリンド様は美しく整えられた髪を優雅に揺らしながら、私の前に進み出た。そして、右手を軽く持ち上げ、左手をドレスに添え足を踏み出す。それから膝を少し曲げ、身体を前に傾けると、上品なお辞儀をして、私に最大限の敬意を示した。
「ローザリンド夫人、お会いできて光栄です。ご主人の事は、心からお悔やみ申し上げます。国の為に尽くしてくれたこと。本当に感謝しています」
私が挨拶を返すと、彼女は目尻にシワを寄せながら口元を上げ、微笑んだ。
「女王陛下、お会いできて光栄です。陛下には、今後もご活躍いただけることをお祈り申し上げます。そして、主人への哀悼の意をありがとうございます。あの人はいつも無茶ばかりしていましたが、とても勇敢な人でした」
ローザリンド様は、しっかりとした口調で私に告げる。
「とても素敵な人だったのね。ごめんなさい」
誰かにとって大切な人を救えなかった。
その全てが自分のせいだとは思わない。
けれど、振り返ると常に最善の選択をしてきたとは言い切れない。
私には、もっと出来ることがあったのではないか……そう考える事が、時々ある。そして女王という座についた今、戦争で大事な人を失ったと告げられる機会が増え、自分が都度選択してきた結果を、振り返る事が多くなったように思う。
「いいえ、謝らないで下さいませ。あの人は、きっと幸せだったと思いますわ」
「幸せ?」
私は思わず聞き返した。
死ぬ瞬間、何を思うかなんて、亡くなった本人にしかわからない。彼女が口にした「幸せだった」という言葉は、残された人が良く口にする言葉だ。
私は、その言葉を聞かされるたび、残された人が身勝手につくる、自分自身に都合の良い言い訳だと感じ、いつもモヤモヤとした気持ちになる。
「えぇ、そう思います。ルドルフ陛下と共に、ルシア陛下が解放軍にご参加されたお陰で、夫は最期まで諦めずに戦い、名誉ある死を遂げました。その事を思うと、今も胸が熱くなります。私は今も夫を誇りに思っています」
はっきりと言い切る彼女の声は甘く、滑らかで、上品な響きがあった。
(そっか)
ローザリンド様は亡くなったご主人をとても愛していた。
そして今も、愛している。
それだけは私にはとても理解出来た。
「ローザリンド夫人のお話を聞いて、私もより一層この国の為に尽くさねばと思いました。これからもローミュラー王国を支えて頂けると嬉しいです」
定型文となる締めの言葉を告げ、ローザリンド様に笑顔を向ける。すると、彼女も私に優しくほほえみかけてくれた。
「アルバートと私は、学年こそ違うが、王立学校時代からの長い付き合いでな」
モリアティーニ侯爵が懐かしそうに話し始めつつ、ジェスチャーで私に深緑色のソファーに腰を下ろすよう、勧めてきた。
「そうなんですね」
私は相槌を打ちつつ、指定された場所に腰を下ろす。
「アルバートとローザは貴族社会では珍しい、恋愛結婚でな。しかもアルバートは男爵家の三男。かたやローザはモントローズ伯爵家、ただ一人の娘であってのう」
モリアティーニ侯爵は、一人がけの肘掛椅子に腰かけながら、ローザリンド様の事を愛称で私に示した。
その事が意味するのは、二人は親しい仲だということ。
そして私の両親を思い出さずにはいられない、「貴族社会では珍しい、恋愛結婚」という単語に、俄然興味を惹かれた。
「ローザは昔からアルバートにべたぼれじゃった。そしてアルバートもまた、ローザを想っていたんじゃよ」
「素敵ですね」
私は仲睦まじかった両親の事を思い出し、本音をもらす。
「ありがとうございます」
私の向かいに腰を降ろした、ローザリンド様が優しく微笑む。
「ただ、二人は身分違いの恋だった。そのせいで世間的には、なかなか認められなかったんじゃ」
「ふふふ、反対する筆頭が私の父でしたの。当時はあの手この手で、私達の仲を引き裂こうとしておりましたわ。今となっては笑い話ですけれど、当時は駆け落ちまで考えるほど、思い詰めていました」
ローザリンド様は口元に手を当てて、楽しそうに笑う。
「アルバートは真面目な男でな。ローザとの結婚を必死に周囲に認めさせようと努力しておった。やつが剣の腕を上げたのも、魔術の才能を磨いたのも、全てはローザのためだった。ローザの父上に認められようと、努力し続けたんじゃ」
「ローザリンド様は、とても愛されていたんですね」
「えぇ、それはもう」
ローザリンド様は頬を赤らめ、照れ臭そうに笑っている。その表情を眺め、お互い愛し合っていた両親を思い出し、私まで幸せな気持ちになりかけた。けれどすぐに、ローザリンド様の身にまとう黒いドレスを見て、愛する人を失った。その事実を否応なしに突きつけられ、心から笑えなくなる。
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