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49.インターバル3
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「俺、この間水希さんとのお出掛けをすっぽかされて、その時水希さんは、白井とデートしていたんですよね」
「そうね。彼と決別するデートでした」
「白井が次に何をするか、具体的に分かりましたか? 」
「分からないよ。向こうもそんなことを言うほど、馬鹿じゃないし」
「でもあいつは、止めなくてはならないんですよね」
「それは確かだと思う」
「そして、今の所それができるのは、水希さんしかいない」
「私の知る限りでは」
「なら、運命は走り出している」
「うん、分かっている。止まっていないし、逆走もしていない。もう引き返すこともできない」
「行きましょう、水希さん。俺らが導き出す未来へ。まだ見ぬ世界へ。良かろうと悪かろうと、それが人生というものでしょう? 」
「うん。ちょっとひよっちゃった」
「東京リベンジャーズじゃあるまいし」
私と雄大君はふふっと笑い合い、目の前の自然の中へ続く道を歩き続けたのだった。
「そうね。彼と決別するデートでした」
「白井が次に何をするか、具体的に分かりましたか? 」
「分からないよ。向こうもそんなことを言うほど、馬鹿じゃないし」
「でもあいつは、止めなくてはならないんですよね」
「それは確かだと思う」
「そして、今の所それができるのは、水希さんしかいない」
「私の知る限りでは」
「なら、運命は走り出している」
「うん、分かっている。止まっていないし、逆走もしていない。もう引き返すこともできない」
「行きましょう、水希さん。俺らが導き出す未来へ。まだ見ぬ世界へ。良かろうと悪かろうと、それが人生というものでしょう? 」
「うん。ちょっとひよっちゃった」
「東京リベンジャーズじゃあるまいし」
私と雄大君はふふっと笑い合い、目の前の自然の中へ続く道を歩き続けたのだった。
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