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身体能力。
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村にモルア討伐の報告に戻ると、村長どころか大人も子供もぞろぞろと私達を見に家から出てきた。
「あれが〈竜殺し〉か……」
「ほら、だから女の人だって言ったでしょ」
「猫ちゃん!!」
「ホントに猫を連れて歩いているんだぁ」
「ばっか! あの猫が無敵なんだぞ!!」
ひそひそと話しているつもりだろうが、全て聞こえている。
多分、興奮して声が大きくなっている事に本人達が気づいていないのだ。
「……」
まぁ、仕方がない。
この世界ではすでに有名になってしまっているからな。
娯楽の少ないであろう田舎の村に住む人にとっては、格好の噂の的なのだろう。
「モルアは全滅させたので、大丈夫です」
「全滅ですか!? ありがたい!!」
私の言葉に村長は心底ほっとしたようだった。
何度も言うが、モルアは群れで行動する上にずる賢い。
冒険者が退治しても全滅する前に逃げ出し、ほとぼりが冷めた頃にまた襲撃を繰り返す。
モルアに一度狙われると、よほど対策をしない限りまた襲われる事が多いのだ。
今回は逃げる暇も与えなかったからな。
というより、逃げようとした連中は福助がまとめてヤッちまっていた……。
さすが隠れ魔王。
それに、せりの〈気配察知〉で確認したから全滅したのは間違いない。
ほかの群れでも襲ってこない限り、当面危険はないと思っていい。
村長に依頼書にサインをもらい村をあとにした。
依頼を受けたギルドに依頼書を提出し、報酬を受け取れば今回の依頼は終了だ。
「そういや、魔王城の方はどうなったかな」
せりが首を傾げてみせる。
無反応という事は、進展なしという事か。
勇者、まだ来ていないのかぁ。
結構、噂は広まったと思うんだけど……。
その時、ぴくっとせりが反応した。
来たか!?
だが、せりはふんふんと一定方向の匂いを嗅ぎ「にゃあ!」と鋭い声で鳴いた。
これは、近くで何かあったな。
「行くよ!」
猫達に声をかけ走り出す。
うん、まぁ、あっという間に置いていかれたけどさ……。
猫達に追いつくと、皆気配を消して崖の下を覗き込んでいた。
猫達のようにはいかないが、私もそーっと崖の下を覗いてみた。
「!」
一台の馬車が魔物に襲われている。
護衛の姿は見当たらない。
すでに逃げたか、それとも倒されたのか。
馬が悲鳴のような鳴き声を上げる。
「キング、〈空間転移〉で下に……」
私が言い終わるより前に、猫達は崖下へと飛び降りていった。
「…………」
よつばも我先にと飛び降りていったところを見ると、あの魔物は美味しいようだ。
気配を消していたのは様子をうかがっていたのではなくて、狩りの獲物に気づかれないようにだったらしい。
そうか、みんなお腹が空いていたのか。
ご飯はギルドに報告してからと思っていたからなぁ……。
「仕方がない」
私も崖から飛び降りた。
普通の人なら大怪我でもすまないところだが、〈身体能力強化〉スキルがレベル8な上に、物理耐性スキルもあるのでちょっとやそっとの事ではかすり傷すらつかない。
ドラゴンに一撃もらったとしても、たいしたダメージにはならないくらい丈夫なのだ。
本当に、死ぬ気でレベルを上げたのだ。
何しろ、寝てるところに猫達がみぞおちめがけて飛び降りてきたり、じゃれて噛みついてきたりするからな。
うちの猫達がだぞ!?
「あれが〈竜殺し〉か……」
「ほら、だから女の人だって言ったでしょ」
「猫ちゃん!!」
「ホントに猫を連れて歩いているんだぁ」
「ばっか! あの猫が無敵なんだぞ!!」
ひそひそと話しているつもりだろうが、全て聞こえている。
多分、興奮して声が大きくなっている事に本人達が気づいていないのだ。
「……」
まぁ、仕方がない。
この世界ではすでに有名になってしまっているからな。
娯楽の少ないであろう田舎の村に住む人にとっては、格好の噂の的なのだろう。
「モルアは全滅させたので、大丈夫です」
「全滅ですか!? ありがたい!!」
私の言葉に村長は心底ほっとしたようだった。
何度も言うが、モルアは群れで行動する上にずる賢い。
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モルアに一度狙われると、よほど対策をしない限りまた襲われる事が多いのだ。
今回は逃げる暇も与えなかったからな。
というより、逃げようとした連中は福助がまとめてヤッちまっていた……。
さすが隠れ魔王。
それに、せりの〈気配察知〉で確認したから全滅したのは間違いない。
ほかの群れでも襲ってこない限り、当面危険はないと思っていい。
村長に依頼書にサインをもらい村をあとにした。
依頼を受けたギルドに依頼書を提出し、報酬を受け取れば今回の依頼は終了だ。
「そういや、魔王城の方はどうなったかな」
せりが首を傾げてみせる。
無反応という事は、進展なしという事か。
勇者、まだ来ていないのかぁ。
結構、噂は広まったと思うんだけど……。
その時、ぴくっとせりが反応した。
来たか!?
だが、せりはふんふんと一定方向の匂いを嗅ぎ「にゃあ!」と鋭い声で鳴いた。
これは、近くで何かあったな。
「行くよ!」
猫達に声をかけ走り出す。
うん、まぁ、あっという間に置いていかれたけどさ……。
猫達に追いつくと、皆気配を消して崖の下を覗き込んでいた。
猫達のようにはいかないが、私もそーっと崖の下を覗いてみた。
「!」
一台の馬車が魔物に襲われている。
護衛の姿は見当たらない。
すでに逃げたか、それとも倒されたのか。
馬が悲鳴のような鳴き声を上げる。
「キング、〈空間転移〉で下に……」
私が言い終わるより前に、猫達は崖下へと飛び降りていった。
「…………」
よつばも我先にと飛び降りていったところを見ると、あの魔物は美味しいようだ。
気配を消していたのは様子をうかがっていたのではなくて、狩りの獲物に気づかれないようにだったらしい。
そうか、みんなお腹が空いていたのか。
ご飯はギルドに報告してからと思っていたからなぁ……。
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私も崖から飛び降りた。
普通の人なら大怪我でもすまないところだが、〈身体能力強化〉スキルがレベル8な上に、物理耐性スキルもあるのでちょっとやそっとの事ではかすり傷すらつかない。
ドラゴンに一撃もらったとしても、たいしたダメージにはならないくらい丈夫なのだ。
本当に、死ぬ気でレベルを上げたのだ。
何しろ、寝てるところに猫達がみぞおちめがけて飛び降りてきたり、じゃれて噛みついてきたりするからな。
うちの猫達がだぞ!?
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