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第一話――荒れた世界
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15年前の出来事だった。突如世界各地に現れたダンジョンそしてモンスターそれを破壊しようとする世界連合軍、そう皮肉なことに世界は異界のモンスターによって1つとなったしかし……
「おい!ジョニーしっかりしろ!」
親友はモンスターに殺された。
「布藤中佐!帰還命令です!」
俺たちは負けた。そこからはただ簡単なことだった。まさに世紀末、強いものが勝ち弱きものが死ぬそんな世界になった…
「……あれから15年か……」
俺は廃墟と化したビルの屋上で煙草に火をつけ、夜の街を見下ろした。崩れた建物の隙間には、闇に溶け込むようにモンスターが蠢いている。かつては大都市だったこの場所も、今や魔物の巣と化している。
「ガァアアッ!!」
突如、下の路地から獣の咆哮が響いた。目を凝らすと、異形のモンスター――黒い毛むくじゃらの体に、異常に長い腕を持つ“グール・スレッシャー”が獲物を追い詰めている。哀れな犠牲者は、ボロをまとった人間……いや、まだ生きている。
「チッ……」
俺は煙草を投げ捨て、コートの内側から二丁の拳銃を引き抜いた。魔法術式が刻まれた黒銀の銃――《ヘルハウンズ》。この崩壊した世界で生き抜くために、俺が手に入れた最高の相棒だ。
「お楽しみのところ悪いが……ここは俺の縄張りだぜ」
屋上の縁に足をかけ、一気に飛び降りる。風を切る音が耳元を掠めるが、慣れたものだ。重力に逆らうように魔力を込め、着地の衝撃を魔法で相殺する。まるで羽のように軽やかに地面に降り立った。
グール・スレッシャーがギロリとこちらを見た。
「グアアアア!!」
爪を振りかぶり、こちらへ突進してくる。その瞬間、俺は《ヘルハウンズ》の引き金を引いた。
「――《フレイム・バレット》!」
銃口から放たれた弾丸は燃え上がり、モンスターの肩を撃ち抜く。爆ぜる炎とともに獣の肉が焼ける匂いが鼻を突く。
「まだまだ……!」
左手の銃を回し撃ちしながら、瞬時に側面へと回り込む。《ヘルハウンズ》は通常の銃とは違い、魔力弾を込めることで様々な属性攻撃が可能だ。次弾を《ライトニング・バレット》に切り替え、再び撃つ。
バチッ!という音と共に雷撃がモンスターの体を貫いた。動きが一瞬止まる――そこを見逃す俺じゃない。
「トドメだ――《ブレイズ・バースト》!」
右手の銃を両手で構え、一気に連射。火炎をまとった弾丸が雨のように降り注ぎ、グール・スレッシャーは断末魔をあげながら崩れ落ちた。
「……ったく、相変わらずタフな連中だぜ」
俺は拳銃を回してホルスターに納め、モンスターの死骸を見下ろした。こんな連中が昼夜問わず跋扈する世界……生き抜くには力がいる。
「あ、あの……助けてくれて……ありがとう……」
震える声が背後から聞こえた。さっきの女の子が、俺を見上げている。痩せ細った体、怯えた目。今の世界じゃ、こんな奴らばかりだ。
『ごめんお兄ちゃん……』
あの時の俺は救えなかったが…今は…
「……礼なんかいらねぇよ。こんな世界で生きるには、自分の武器を持つことだ」
俺はそう言い残し、闇に溶けるようにその場を去った。今夜も、この崩壊した街で、俺は生き残るために戦い続ける――。
「おい!ジョニーしっかりしろ!」
親友はモンスターに殺された。
「布藤中佐!帰還命令です!」
俺たちは負けた。そこからはただ簡単なことだった。まさに世紀末、強いものが勝ち弱きものが死ぬそんな世界になった…
「……あれから15年か……」
俺は廃墟と化したビルの屋上で煙草に火をつけ、夜の街を見下ろした。崩れた建物の隙間には、闇に溶け込むようにモンスターが蠢いている。かつては大都市だったこの場所も、今や魔物の巣と化している。
「ガァアアッ!!」
突如、下の路地から獣の咆哮が響いた。目を凝らすと、異形のモンスター――黒い毛むくじゃらの体に、異常に長い腕を持つ“グール・スレッシャー”が獲物を追い詰めている。哀れな犠牲者は、ボロをまとった人間……いや、まだ生きている。
「チッ……」
俺は煙草を投げ捨て、コートの内側から二丁の拳銃を引き抜いた。魔法術式が刻まれた黒銀の銃――《ヘルハウンズ》。この崩壊した世界で生き抜くために、俺が手に入れた最高の相棒だ。
「お楽しみのところ悪いが……ここは俺の縄張りだぜ」
屋上の縁に足をかけ、一気に飛び降りる。風を切る音が耳元を掠めるが、慣れたものだ。重力に逆らうように魔力を込め、着地の衝撃を魔法で相殺する。まるで羽のように軽やかに地面に降り立った。
グール・スレッシャーがギロリとこちらを見た。
「グアアアア!!」
爪を振りかぶり、こちらへ突進してくる。その瞬間、俺は《ヘルハウンズ》の引き金を引いた。
「――《フレイム・バレット》!」
銃口から放たれた弾丸は燃え上がり、モンスターの肩を撃ち抜く。爆ぜる炎とともに獣の肉が焼ける匂いが鼻を突く。
「まだまだ……!」
左手の銃を回し撃ちしながら、瞬時に側面へと回り込む。《ヘルハウンズ》は通常の銃とは違い、魔力弾を込めることで様々な属性攻撃が可能だ。次弾を《ライトニング・バレット》に切り替え、再び撃つ。
バチッ!という音と共に雷撃がモンスターの体を貫いた。動きが一瞬止まる――そこを見逃す俺じゃない。
「トドメだ――《ブレイズ・バースト》!」
右手の銃を両手で構え、一気に連射。火炎をまとった弾丸が雨のように降り注ぎ、グール・スレッシャーは断末魔をあげながら崩れ落ちた。
「……ったく、相変わらずタフな連中だぜ」
俺は拳銃を回してホルスターに納め、モンスターの死骸を見下ろした。こんな連中が昼夜問わず跋扈する世界……生き抜くには力がいる。
「あ、あの……助けてくれて……ありがとう……」
震える声が背後から聞こえた。さっきの女の子が、俺を見上げている。痩せ細った体、怯えた目。今の世界じゃ、こんな奴らばかりだ。
『ごめんお兄ちゃん……』
あの時の俺は救えなかったが…今は…
「……礼なんかいらねぇよ。こんな世界で生きるには、自分の武器を持つことだ」
俺はそう言い残し、闇に溶けるようにその場を去った。今夜も、この崩壊した街で、俺は生き残るために戦い続ける――。
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