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恋は迷路の中
閑話 パルツカ子爵令息ミヒエル
エザリアが猫から人の姿に戻った時の話だ。
トレムス辺境伯家でも、次女アリスの部屋で。騒ぎが起きていた。
「キャーーッ!!」
室内から響くアリスの絶叫に、メイドや衛兵たちが駆け込むと、なんと!裸体の男がシーツにくるまり、ベッドの裏側に隠れているではないか!
「おのれ、どうやってここに!なんだそのかっこ・・・?」
アリスの護衛テンサーが、アリスの前にその身を滑り込ませて男を睨みつけ、ハッと声を漏らす。
「ミ、ミヒエル様?」
「「「「え?」」」」
裸体の男に驚いて、頭を抱えて震えていたアリスは、その名を聞いて顔をあげた。
「え?ミヒエルですって?」
「ァ・・リス」
掠れているが、確かにそれはミヒエルの声だ。
「な、なんで?今までどこにいたのよ!一体どれほど心配したと思ってるのーっ!そんな格好で突然現れてっ」
タタタッと駆け寄ったアリスに、ミヒエルはうれしそうに笑んだが、右手を振り上げるとバッチーンとミヒエルを張り飛ばした。
吹っ飛んで行くミヒエルの裸体からシーツが剥がれ・・・
「キャッ!キャーーーーッ!」
テンサーが素早くシーツを拾って、ミヒエルを頭からすっぽり包む。
「お、お嬢様!落ち着いて」
今やミヒエルを守る態勢のテンサーは、こんな状況なのに笑いだしてしまう。
「フッ、フフッ!ミヒエルサマッイッイッタイナニガッ」
堪えても堪えきれず。
いつも真面目なテンサーの笑いに、アリスも呆れ顔だ。
「もうっ!テンサーってば笑ってる場合じゃないわよ!どれほど心配したか」
「ええ、わかってますが、だってほら、裸で!ってかどうやってここまで?」
シーツを捲って顔を出してやると、困ったように眉をハの字にしたミヒエルがおずおずと話し出した。
「ずっといた」
「「「「はっ?どこに?」」」」
「ここに」
「「「「・・・・・・・・?」」」」
「黒猫にされて」
「「「「??????」」」」」」
アリスとテンサー、メイドたちは床にへたり込んだミヒエルをソファに座らせ、取り囲み、意味不明な話を解明し始める。
「え?黒猫がミヒエル様だったの?」とはならず。
「いやいやいや、そんな話おかしいでしょう!騙すならもっとマシな嘘をつきなさいよ」
アリスが激昂するために、話が先に進まない。
「お嬢様、とりあえずパルツカ家にお知らせしてはいかがでしょうか?」
行方不明になってから、アリスとは縁が切れてしまったパルツカ子爵家。
ミヒエルがパッと表情を変えた。
「だ、ダメだ!生きてると知られたら今度こそ、こっ、ころさ」
顔面蒼白な怯えぶりは演技で出来るようなものではない。アリスは漸くミヒエルの戯言を聞く気になった。
「わかったわミッヒ。いきなり知らせるのではなく、まずはパルツカ子爵家を探らせるから。それならいいでしょ?それと何か着る物を持ってきてやって」
パルツカ子爵家へ馬を走らせたのは、事情を知るテンサーだ。
まずパルツカ子爵邸へ駆けつける。
塀の外周を馬に乗ったまま通り過ぎると、あちこちに「猫を探してます!詳細はパルツカ子爵家まで」と貼ってあるが、どんな猫を探しているのかは書かれていない。
次にパルツカ商会の建物を見に行くと、そちらにも同じ貼り紙があった。
隣の雑貨屋に入り、訊ねてみることにする。
「すみません、あの猫を探してるって貼り紙なんだけど」
「ああ、商会で探してるらしいんですよ」
「どんな猫を?」
「それがねえ、わからないんだって!おかしな話だよ。猫なんかいくらでもいるのに、どの猫連れてっても違うことはわかるらしいんだけどねえ」
はははと笑うと小さく会釈し、入ってきた客に声をかけに行ってしまう。
しかし、テンサーはパルツカ子爵家の探し物が何かを理解することができた。
狙われているようなことを口走っていたミヒエルだが、辺境伯家の中にいれば安全は守られる。
「当たって砕けろだ」
日中なら商会長も務める子爵は商会にいるはずだ。
雑貨屋を出たテンサーは、パルツカ商会に足を向けた。
「いらっしゃいませ?あれ?あなたは確かアリス様の」
顔見知りの店員がテンサーに気づいたようだ。
「はい、トレムス辺境伯家のショウです。ご無沙汰しております。あの、お約束はしていないのですが、猫のことで子爵様にお目にかかりたいのですが」
「えっ」
店員の顔つきが明らかに変わり、緊張感が漂う。
「猫?」
「ええ、たぶん貼り紙の」
コクッと頷くと、サッと奥に引っ込んだ。
走ってくる足音が聞こえる。
「君か?猫の、猫のこと何か」
やや太り気味のパルツカ子爵が真っ赤な顔で飛び出して、掴みかかるようにテンサーに縋る。
「ええ。その猫のことです。お人払いを」
「あ、ああ勿論だ。奥に来てくれ」
子爵はテンサーの袖を掴んだまま、応接に連れて行くと、ソファに座らせて自分もすぐ正面に座る。
「荒唐無稽な話ですが聞いて下さいますか」
「荒唐無稽?あっ!ああ早く話してくれっ」
最早拝むような子爵の様子に、テンサーは自分の勘が正しいと知った。
「実はアリスお嬢様が、ちょうどミヒエル様が行方不明となられた直後に黒猫を拾われまして」
「なにっ?黒猫にされていたのか!アリス嬢の元が一番安全だと考えたのだな、不憫な思いをさせてしまった・・・。ミヒエルは無事か?人の姿なのか?」
これにはテンサーのほうが驚いた。
そうだろうと確信していたとはいえ、こんなにもおかしな話をすんなり信じるとは、只事ではない。
「はあ・・・今朝猫がいなくなり、代わりにミヒエル様が現れ」
「あーーーーっ!」
突然絶叫した子爵がテーブルを飛び越え、テンサーに抱きついてきた。
「ありがとう!ありがとうございます!神様感謝いたします!ミヒエルをお守りくださったああ」
叫びながら号泣が始まった・・・。
暫くして泣き止んだパルツカ子爵は、すべての予定をキャンセルし、テンサーとトレムス辺境伯へと馬を走らせた。
テンサーには詳細を話そうとはしないが、まずは。
「トレムス辺境伯とアリス嬢にご説明を」
それが当然と、テンサーも心得る。
辺境伯家に着くと、先触れを受けた夫妻とアリス、そして服を着せられたミヒエルが応接で待ち受けていた。
「ミヒエル!よくぞ無事でいてくれた!す、すまなかった」
ミヒエルより、その事情を知っているようだ。
「シークス様、ララ様、アリス様。此度は御迷惑と御心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
ミヒエルが猫だったと話したそうですが、それは真実です」
「「「「「えっ!?」」」」」
迷いのない言葉に辺境伯一家は息を飲んだ。
「我がパルツカとサリバー商会、イルキュラ商会と三つの商会がある勢力に狙われ、ミヒエルが魔導師に猫にされてしまったのでございます」
「「「「「は?」」」」」
飛躍しすぎて話についていくことができない。
「落ち着いて、順を追って話してください」
辺境伯にそう宥められ、温んだ茶を飲んでから、ここ暫くメクリム王国の大商会を襲った事件について説明を始めた。
「私のせいなのです」
最後にそう項垂れて話を終えた。
「ち、父上。探してくださっていたんですね」
「当たり前だ!私も精神操作されていたが、魔導師団が解呪してくれて」
「よかっ・・・!」
互いに腕を伸ばして相手を抱きしと、泣き始めた。
「しかしそんな話は聞いたことがないぞ」
トレムス辺境伯と言えば国境を守る重鎮。
それなのに自分が知らないなどとはと憮然とするシークスに。
「ムユーク王国との絡みがあり、関係者にしか知らされていないのだと思います」
「それを私たちが知ってもよいのかね」
「・・・ダメかもしれませんが」
困った顔がミヒエルにそっくりだ。
「まあ婚約しておるのだから関係者と言えなくはない。結果的にミヒエル殿を匿っていたのだし、それにうちは全員口が固いからな」
「一応ジュラール団長に訊いてみます」
「チューグなら私が訊ねよう」
その後ミヒエルは父とともに懐かしい自宅へと戻っていった。
アリスとの婚約は継続してもよいということになり、どうやら皆の幸せが取り戻せそうなトレムス辺境伯家とパルツカ子爵家である。
トレムス辺境伯家でも、次女アリスの部屋で。騒ぎが起きていた。
「キャーーッ!!」
室内から響くアリスの絶叫に、メイドや衛兵たちが駆け込むと、なんと!裸体の男がシーツにくるまり、ベッドの裏側に隠れているではないか!
「おのれ、どうやってここに!なんだそのかっこ・・・?」
アリスの護衛テンサーが、アリスの前にその身を滑り込ませて男を睨みつけ、ハッと声を漏らす。
「ミ、ミヒエル様?」
「「「「え?」」」」
裸体の男に驚いて、頭を抱えて震えていたアリスは、その名を聞いて顔をあげた。
「え?ミヒエルですって?」
「ァ・・リス」
掠れているが、確かにそれはミヒエルの声だ。
「な、なんで?今までどこにいたのよ!一体どれほど心配したと思ってるのーっ!そんな格好で突然現れてっ」
タタタッと駆け寄ったアリスに、ミヒエルはうれしそうに笑んだが、右手を振り上げるとバッチーンとミヒエルを張り飛ばした。
吹っ飛んで行くミヒエルの裸体からシーツが剥がれ・・・
「キャッ!キャーーーーッ!」
テンサーが素早くシーツを拾って、ミヒエルを頭からすっぽり包む。
「お、お嬢様!落ち着いて」
今やミヒエルを守る態勢のテンサーは、こんな状況なのに笑いだしてしまう。
「フッ、フフッ!ミヒエルサマッイッイッタイナニガッ」
堪えても堪えきれず。
いつも真面目なテンサーの笑いに、アリスも呆れ顔だ。
「もうっ!テンサーってば笑ってる場合じゃないわよ!どれほど心配したか」
「ええ、わかってますが、だってほら、裸で!ってかどうやってここまで?」
シーツを捲って顔を出してやると、困ったように眉をハの字にしたミヒエルがおずおずと話し出した。
「ずっといた」
「「「「はっ?どこに?」」」」
「ここに」
「「「「・・・・・・・・?」」」」
「黒猫にされて」
「「「「??????」」」」」」
アリスとテンサー、メイドたちは床にへたり込んだミヒエルをソファに座らせ、取り囲み、意味不明な話を解明し始める。
「え?黒猫がミヒエル様だったの?」とはならず。
「いやいやいや、そんな話おかしいでしょう!騙すならもっとマシな嘘をつきなさいよ」
アリスが激昂するために、話が先に進まない。
「お嬢様、とりあえずパルツカ家にお知らせしてはいかがでしょうか?」
行方不明になってから、アリスとは縁が切れてしまったパルツカ子爵家。
ミヒエルがパッと表情を変えた。
「だ、ダメだ!生きてると知られたら今度こそ、こっ、ころさ」
顔面蒼白な怯えぶりは演技で出来るようなものではない。アリスは漸くミヒエルの戯言を聞く気になった。
「わかったわミッヒ。いきなり知らせるのではなく、まずはパルツカ子爵家を探らせるから。それならいいでしょ?それと何か着る物を持ってきてやって」
パルツカ子爵家へ馬を走らせたのは、事情を知るテンサーだ。
まずパルツカ子爵邸へ駆けつける。
塀の外周を馬に乗ったまま通り過ぎると、あちこちに「猫を探してます!詳細はパルツカ子爵家まで」と貼ってあるが、どんな猫を探しているのかは書かれていない。
次にパルツカ商会の建物を見に行くと、そちらにも同じ貼り紙があった。
隣の雑貨屋に入り、訊ねてみることにする。
「すみません、あの猫を探してるって貼り紙なんだけど」
「ああ、商会で探してるらしいんですよ」
「どんな猫を?」
「それがねえ、わからないんだって!おかしな話だよ。猫なんかいくらでもいるのに、どの猫連れてっても違うことはわかるらしいんだけどねえ」
はははと笑うと小さく会釈し、入ってきた客に声をかけに行ってしまう。
しかし、テンサーはパルツカ子爵家の探し物が何かを理解することができた。
狙われているようなことを口走っていたミヒエルだが、辺境伯家の中にいれば安全は守られる。
「当たって砕けろだ」
日中なら商会長も務める子爵は商会にいるはずだ。
雑貨屋を出たテンサーは、パルツカ商会に足を向けた。
「いらっしゃいませ?あれ?あなたは確かアリス様の」
顔見知りの店員がテンサーに気づいたようだ。
「はい、トレムス辺境伯家のショウです。ご無沙汰しております。あの、お約束はしていないのですが、猫のことで子爵様にお目にかかりたいのですが」
「えっ」
店員の顔つきが明らかに変わり、緊張感が漂う。
「猫?」
「ええ、たぶん貼り紙の」
コクッと頷くと、サッと奥に引っ込んだ。
走ってくる足音が聞こえる。
「君か?猫の、猫のこと何か」
やや太り気味のパルツカ子爵が真っ赤な顔で飛び出して、掴みかかるようにテンサーに縋る。
「ええ。その猫のことです。お人払いを」
「あ、ああ勿論だ。奥に来てくれ」
子爵はテンサーの袖を掴んだまま、応接に連れて行くと、ソファに座らせて自分もすぐ正面に座る。
「荒唐無稽な話ですが聞いて下さいますか」
「荒唐無稽?あっ!ああ早く話してくれっ」
最早拝むような子爵の様子に、テンサーは自分の勘が正しいと知った。
「実はアリスお嬢様が、ちょうどミヒエル様が行方不明となられた直後に黒猫を拾われまして」
「なにっ?黒猫にされていたのか!アリス嬢の元が一番安全だと考えたのだな、不憫な思いをさせてしまった・・・。ミヒエルは無事か?人の姿なのか?」
これにはテンサーのほうが驚いた。
そうだろうと確信していたとはいえ、こんなにもおかしな話をすんなり信じるとは、只事ではない。
「はあ・・・今朝猫がいなくなり、代わりにミヒエル様が現れ」
「あーーーーっ!」
突然絶叫した子爵がテーブルを飛び越え、テンサーに抱きついてきた。
「ありがとう!ありがとうございます!神様感謝いたします!ミヒエルをお守りくださったああ」
叫びながら号泣が始まった・・・。
暫くして泣き止んだパルツカ子爵は、すべての予定をキャンセルし、テンサーとトレムス辺境伯へと馬を走らせた。
テンサーには詳細を話そうとはしないが、まずは。
「トレムス辺境伯とアリス嬢にご説明を」
それが当然と、テンサーも心得る。
辺境伯家に着くと、先触れを受けた夫妻とアリス、そして服を着せられたミヒエルが応接で待ち受けていた。
「ミヒエル!よくぞ無事でいてくれた!す、すまなかった」
ミヒエルより、その事情を知っているようだ。
「シークス様、ララ様、アリス様。此度は御迷惑と御心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
ミヒエルが猫だったと話したそうですが、それは真実です」
「「「「「えっ!?」」」」」
迷いのない言葉に辺境伯一家は息を飲んだ。
「我がパルツカとサリバー商会、イルキュラ商会と三つの商会がある勢力に狙われ、ミヒエルが魔導師に猫にされてしまったのでございます」
「「「「「は?」」」」」
飛躍しすぎて話についていくことができない。
「落ち着いて、順を追って話してください」
辺境伯にそう宥められ、温んだ茶を飲んでから、ここ暫くメクリム王国の大商会を襲った事件について説明を始めた。
「私のせいなのです」
最後にそう項垂れて話を終えた。
「ち、父上。探してくださっていたんですね」
「当たり前だ!私も精神操作されていたが、魔導師団が解呪してくれて」
「よかっ・・・!」
互いに腕を伸ばして相手を抱きしと、泣き始めた。
「しかしそんな話は聞いたことがないぞ」
トレムス辺境伯と言えば国境を守る重鎮。
それなのに自分が知らないなどとはと憮然とするシークスに。
「ムユーク王国との絡みがあり、関係者にしか知らされていないのだと思います」
「それを私たちが知ってもよいのかね」
「・・・ダメかもしれませんが」
困った顔がミヒエルにそっくりだ。
「まあ婚約しておるのだから関係者と言えなくはない。結果的にミヒエル殿を匿っていたのだし、それにうちは全員口が固いからな」
「一応ジュラール団長に訊いてみます」
「チューグなら私が訊ねよう」
その後ミヒエルは父とともに懐かしい自宅へと戻っていった。
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