【完結】TSF蠱惑のダンジョン 〜魔王幹部末席追放の蟲使いが目論む下克上。勇者TS肉体改変洗脳支配計画〜

あかん子をセッ法

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産卵、闇堕ち、再誕




 一方が語り掛けてくる。振りかざすは使命と真実。
 ____オレは勇者、オレは男。

 対し、もう一方。振りかざすは快楽と現実。
 ____ユウはおんなのこ♡ えっちなおんなのこ♡

 うるさい。

 男、おんな、男、おんな。どっちもうるさい。もうたくさんだ。

 ____でも決めなきゃ。どっちでいたい?

 それは…………っ♡

 「んっ……う……♡」

 壮絶なまぐわいの後、長らく揺蕩っていたユウの意識は突如訪れた息苦しさから再び浮上する。頭がぽーっとする中、久々に形になった言葉は、彼女の名前だった。

 「ゆい……っ♡」
 「なーに?♡」

 直ぐに隣から返事が聞こえて来た。近いけど、さっきまでがもっと近かっただけに少し離れている様に感じる。

 「ゆいっ……っ?♡」

 身体を声の方へ倒そうとした。しかし、動けない。どうも今の姿勢は横たわっている訳では無く、どちらかと言うと前傾している様だ。「あれ……?♡」と確認すると、両手両脚は何やら肉感のある物体の中に深々と埋もれ、固定されていた。

 「にゃにこっ……ひうっ⁉︎♡♡」

 無論、蟲だ。気付いた途端、ブワッと下腹部が熱を帯びて疼き出す。

 「あらあら♡ 凄いくっきり淫紋出ちゃってる♡ いっぱい注いだもんねー♡」

 ユイにお腹を摩られた。その瞬間に、燻される様な快感がゾクゾクと走る。

 「はあっあ……♡ くぅっ♡♡ ううぅっ♡♡」
 
 悶える中、同時に違和感が。彼女に触れられたそのシルエットが明らかに丸く大きい。しかもいきんで身を捩ると張って重い感じがする。
 ____これって……っ!
 目線を落としたその刹那、目を剥いた。

 「なんでっ、これっ……ふくらんでっ……♡♡」
 「ふふっ♡ おめでとー♡ おとこのこだったのに、ママになっちゃったね♡ わたしのせいだけど♡」

 見るからにボテっと膨れた胎に、出っ張った臍の下、禍々しく明滅する刻淫。少年だったユウの姿は見る影も無く、そこにあるのは、股からつーっと止めどなく淫猥な涎を垂らしながら乳の先に母乳を滲ませる、いやらしい妊婦の身体だった。
 
 「うそっ……おれっ、おれぇっ♡♡」
 「出し過ぎだって、あるじさまに怒られちゃったよ♡ 定着しなかった刻淫蟲はぁ♡ そのままお腹の中で増えるんだって♡」
 「えっ……じゃあ……っ♡♡」

 ドクンっ!♡ 言葉の途中で、暗黒の胎動が腹部を打つ。その強烈な痛痒さに「う゛あああぁあぁっ♡♡♡」と声が漏れて、後続が形にならない。

 「そ♡ 今ユウのお腹に居るのは、蟲のあかちゃん♡ わたしとユウのじゃ無くて残念だった?♡」 
 「そん、な……う゛ううぅっ♡♡」
 
 身体的にも精神的にも苦しくなって、嗚咽と涙が溢れる。それを、「おーよしよし♡♡」と宥めるユイ。

 「わたしとの子供じゃないのがそんなに……ってのは冗談として♡ 最初のうちはちょっと辛いよね……♡ でも大丈夫♡♡ 慣れるとすっごくしあわせだよ?♡」

 彼女はぷるんっ♡ と自身の膨らんだお腹を見せつけ、それを慈愛の表情で撫でると、全身の淫紋を浮かび上がらせ身を震わせた。

 「あ゛……あぁ……っ♡」

 理解出来ない言葉をさも当然の如く並べて来るユイが、改めて別の存在に見えてきて血の気が引いていく。
 そんな蒼白な顔を、目を細めて眺める彼女。

 「でもよかったね♡ また孕ませるんだから、準備中に産ませておけって言い付けられてるんだぁ♡ だから今お腹にいるコ達はすぐお外に出せて、また孕めるよ♡」

 そうサディスティックに笑って、つんっ♡ と腹を突いた。直後、ドクンッ!♡
 「ふぐぅっ⁉︎♡♡」
 より強い脈動と共に陣痛に襲われ、股から溢れた液がピシャシャっと地面を叩く。

 「あ゛ああああああぁっ!♡ あぐうううううううっあ゛あああああぁっ!♡♡」
 
 絞り出す様な苦悶の絶叫が木霊する。圧迫感を伴った未知の苦痛で、息を吸う事もままならない。しかし、異常な肉体はそれを快感へと変換し、脳髄に痺れを覚えさせていく。

 「はあ゛あぁっ!♡♡ あ゛あああああああああっ……っ!♡♡」
 
 「ユウ♡ ひっひっふー♡ ひっひっふー♡ だよ♡」と腹をさする悪戯なユイの声がするが、それどころでは無い。ユウは首を横に振って喘ぎ続ける。

 と、そこへ「しょうがないなぁ……♡」とユイ。

 「はぁむっ♡」
 「あぐぁ⁉︎♡♡」

 彼の腫れ上がった乳房に手を添え、しばしば母乳を噴き出す濡れ乳首を口に含み舌で転がし始めた。

 「んんーっ♡ おいひっ♡ ちゅっ♡ じゅっ…………ちゅぱっ♡」
 「あ゛ああああっあ゛あああああああああああっ♡♡♡」

 びゅくっ♡ びゅっ、びゅーっ♡ 痙攣の度空いている方の乳首から勢い良く母乳の噴水が上がる。あまりにも量が多く、ユイの口からも溢れてぽたぽた溢れてしまう。

 「あう゛ううううっ♡ あ゛っ♡ あ゛ううあ゛あああああぁっ!♡♡」

 灼熱感が痛みによるものなのか、快感によるものなのか。不明確になり始めたその時。

 「ん゛あああああああああああああああああっ‼︎♡♡♡♡」

 ユウは訳もわからぬまま達し、大声を上げ全身を震わせた。繰り返される膣内の痙縮。それが出産を促し、腹部が弛緩した刹那、一気に流出が始まった。

 むりゅっ♡ むりゅりゅりゅりゅっ♡
 「あ゛ああああっお゛おおおおおおおおおおっ⁉︎♡♡♡」

 どりゅりゅりゅりゅっ!♡ 放り出されたそれは思いの外生命らしい形ではなく、どちらかと言うと弾力のあるゼリー状の小さな卵の群体の体を成していた。ただ、それだけに絶頂中の身体に心地良い刺激を与え続ける。

 「んお゛っお゛おおおおおおおおおおおおおおっ‼︎♡♡♡♡」
 
 イって、出して、またイって。腹の中が空になるまでそれは続いて、ユウの尊厳を蹂躙し砕いていった。

 ✳︎

 「お゛っ、お゛おぉ……っ♡ お゛っおぉ…………♡♡」

 暫くして、ユウが落ち着いて来た所で漸くユイはちゅぱっ♡ と彼の乳首から口を離す。

 「っはぁっ♡ すごかったねぇ♡ こんなにいっぱい……♡♡」

 ぷりゅっ♡ ぷっ♡ 最後の残りが排出されていく。膨らんでいた腹は細いくびれを取り戻し、涙と涎で濡れた顔が、開放感で何処かホッとして緩んでいる。

 彼女はそれを見つめ、また意地悪く笑った。

 「ふふっ……ねえユウ♡ 今、自分がすごーく歪なの、わかってる?♡」
 「う゛っ…………?♡」
 「身体はすっかりおんなのこ♡ それはもうすっかり認めてる♡ でも、心だけなら男でいられるんじゃないか、とか思ってるでしょ?♡ 未だにオレって言ってるし♡」
 「っ…………♡♡」

 強がった視線を返すユウ。そこに耳打ちで告げる。

 「分かってるでしょ?♡ ぜーんぶ、って♡ ねぇ?♡ 今、何処までが自分の気持ちだと思う?♡」
 「……うる、さいっ……♡♡」

 既に理解しているつもりだった。しかし、改めて何故こんな回りくどく自分を嬲っているのか。考えて、薄ら寒くなったその時だ。

 「おーおー、しっかり産んでおるな」

 聴き覚えのある、しわがれた老人の声が鼓膜を揺らした。

 「あっ♡ あるじさまぁ♡」
 
 ユイが猫撫で声で振り向き、重身の裸体を揺らして側から離れていく。「ゆっ……♡」と呼び止めようとしたが叶わず、彼女の向かうその先、闇の中から現れた卑しき人外の姿に目が向いた。

 「っ……♡ コアー、クっ……♡♡」

 一目で分かった。全身ローブに覆われた、そこに擦り寄るユイより小さな丸いシルエット。その顔の部分から覗く醜い表皮がぼこぼこ蠢いており、配置のアンバランスな三つの赤い瞳と思わしき光がギラギラと輝いている。

 「ヒヒッ……左様。初顔合わせだ、改めて挨拶しよう。わしがコアーク、貴様の主だ」
 「っ……!♡」

 敵意剥き出しに睨み、心血を滾らせる。だが、身体に全く力が入らない。魔力だってすっからかんだ。

 「グククク……よき眼差しだ……やはりそうでなくてはなぁ」
 「ふざけ、るなっ……!♡ ユイを、もとにもどせっ……っ♡ せんせーはっ……そうだ、せんせーは……!♡」

 喚くユウに「まあそう急くな」とコアーク。徐にローブから出した歪な手でパチンッと指を鳴らした。すると、ずるずるずるっ。気色の悪い音と共に上から蟲の塊が引き摺り降りて来て眼前でぶら下がり、その場でくぱぁっと外殻を開く。

 「っ……⁉︎♡」

 放たれる強烈な淫臭と共に露わになったのは、手足をユウと同じ様に拘束され身体を投げ出している、金の長髪に耳長の、女の痛ましい裸体だった。
 
 「せん……せい……っ?♡」

 目が合ったけれど、焦点の合っていないその瞳に自分は映らない。代わりにハートの様な模様が奥から浮かび、揺ら揺らと妖しく輝いている。声を掛けても反応は無く、ただうわ言の様に「あ゛あぁ……あ゛あぁぁ……♡♡」と喘いでは、元より更に肥大化した、片方で頭二つ分にもなりそうな程大きな乳房の先から乳を吹き出し、膣口からは大量の白濁液を溢す。

 「せんせぇ……ねぇっ、返事してよ……っ♡ せん、せぇ……♡」
 「はあ゛あぁ……♡♡ っ♡ あ゛ぁ…………♡♡♡」

 返事を求めても、嗚咽と共に全身刻淫の明滅と痙攣が返るばかり。一体どれだけ嬲られたらこうなるのか。その都度揺れる巨大な乳房よりも大きく膨れた腹が、彼女がもう取り返しの付かない状態である事を如実に物語っていた。
 
 「そん、な……っ♡♡」

 失意のユウに、悪意が堪らず笑い声を洩らす。

 「グククク……クヒヒヒヒッ!」
 「……っ、なにが、っ、そんなに、おかしいんだっ……♡」
 「いやはや、感動の再会を悦んで頂けたようで、用意した此方としても嬉しくてなぁ」
 「っ、このっ……っ!♡」

 頭がカッと熱くなったその時、「ユウ♡ じぶんのおまんこ♡ みてみなよ♡」とコアークと共にクスクス笑うユイの言葉が。

 「えっ……?♡」
 そんな事気にしている場合じゃないのに、顔は下を向き、腰は前に滑り出して確認の体勢を取った。

 視界に入るのは、渾々と愛液を溢れさせ、ヒクヒク物欲しそうに動く自分の秘部。つーっ♡ と、こんな時でも、否、こんな時だからこそ、より疼き、飢えた獣の如く涎を垂れ流していた。

 「こん、なのっ……さっきまで、されてたからっ…………♡♡」

 違った。確かに、自分は憤っている。しかし、同時にそれ以上に暗い劣情に身を焦がし、興奮していた。壊された先生の、その姿に。
 
 「っっっ~~♡♡♡」

 堪らず下唇を噛んだ。当然、悟られる。

 「自覚しちゃったねー♡ へんたいユウちゃん♡」
 「グフッ、グヒヒヒヒヒヒヒッ! 堪らんのぅ! 調教の甲斐があったというモノよ!」

 彼らの嘲笑が響く。鼓膜と頭の中、そこから浸透して、全身に染み込んでく。

 「う゛っ……あ゛っ……♡」

 羞恥が脳を揺らし、犯していく。おかしいと分かっていても、そこに被虐的快感を見出してしまう。

 「あ゛ぐっっっ♡♡ ふううううううぅっ♡♡♡」

 ぷしゃっ♡ しゃーっ♡ なんと、ユウは言葉だけで達してしまった。へこへこ腰をくねらせ潮を吹きながら、失禁までして無様にイき散らす。

 「ふふふっ♡ すっごーいっ♡」
 「グァッハッハッハ! 実に上手い事やりおったわ! 小娘よ、褒美だ、受け取れい!」

 ずぷっ♡ ずぶぷっ♡ 愉悦の最中、ユイはコアークのローブの下から伸びた複数本の禍々しい肉棒に巻き取られ、挿入を受け入れた。

 「あんっ♡♡ はああああぁっ♡♡♡」
 「礼はどうした? ほれっ!」
 「んお゛っ♡♡ ありがとっ♡♡♡ ありがとうございましゅうううううううっ♡♡♡」
 「よしよし、従順な口にもやろうっ!」
 「あう゛っ!♡♡ ん゛お゛ううううっ♡♡♡」

 上がる二つの呻き声を切り裂く様に一際大きな善がり声が上がる。それがパンパンとリズミカルに肉と肉のぶつかり合う空気混じりの音とシンクロし、木霊し続ける。

 「う゛うううぅっ……ゆ、い゛っ……♡♡♡」
 
 ユウはそれをただ享受する事しか出来ず、咽び泣きながら身体の疼きに悶えた。敵の狙いによって同居させられている、相反する感情。家族にも等しい者達が蹂躙されていく事への悲しみと、ただ今の光景と状況を情欲とする悦び。それを嫌と言うほど理解させられ、感情は混沌としていく。

 「う゛っう゛っう゛っう゛ぅっう゛お゛っ♡♡ お゛お゛おおおおんぐう゛うううううぅぅ‼︎♡♡♡」
 
 ユイが恍惚な叫び声を上げ、絶頂に打ち震えた。どぷっ♡ ぶちゅちゅちゅっ♡ 恐ろしい吐精量だ。ここからでも音が聴こえて来る。
 
 「っっ♡♡♡ くうっ♡♡♡♡」

 その光景を前に、開発された彼の身体は共感覚性を発揮し、また甘イキしてしまう。

 ____オレも、ほしい♡
 肉欲に染まった心と身体がそう求める。対し、何故かハッキリとしている理性が口まで動かしてそれを「っっ♡♡ ほしく、なんてっ……っ♡♡」と圧縮する様に押し込めて、より中が煮詰まっていく。
 
 最中、ずるり。果てたユイをその場に捨て置き、コアークはまた嗤う。

 「ふぅっ……やはり若き肉は良いものだ……グクククク……」

 そして、此方に近付いて来る。

 「っ……ころしゅっ……ころじでやる゛っ……♡♡」
 「グクククッ、やはり勇者の加護とやらは素晴らしい……これだけ弄っても壊れないのだからな」
 「二人を……二人を戻せっ……♡♡♡」

 敵意を奮い立たせ、精一杯に絞り出す。実効性が無いのは理解の上で、自分の正気を保つ為だけに。

 「うむ、よいぞ? そも、元来目的は貴様だけだからな」
 
 意外な一言に思わず「えっ?♡」と声を上げてしまった。ただ、彼は続けて条件を付けてくる。

 「そうだな。グクッ、これから貴様がワシの責め苦を半刻受けた後、同じ事が言えるのならば奴らは解放してやろう」

 蟲がご丁寧に何処からか砂時計を持ち運んで、彼に手渡した。
 尚、ユウは不信を露わにする。

 「そんなのっ、しんじられるかっ♡♡」
 
 時間も条件も、全く信用など出来ない。大体、全てを操られてるんだ。こんなのただ、向こうがオレを嬲る為の口実で、自分に勝ち目なんか____

 「たわけが」

 刹那、何もされていないのに全身がカッと熱くなり、雷に打たれる様な快感が爆ぜ達する。

 「う゛っっっっ⁉︎♡♡♡♡」
 「信じる信じないではなかろうクソガキめ、立場を弁えよ。貴様が信じないのであれば、ただそのまま蹂躙するのみよ」
 「っっ♡♡♡ わかったゃっ♡♡ うける゛っ……うけて、たってやる゛っ……♡♡」

 ____言わされたっ……!♡

 「グククッ、それでよい」

 彼がそう口にすると、今度は先程の衝撃が嘘だったかの様に波が引いて身体が楽に。

 「はぁっ……はぁっ……♡」
 「安心してよいぞ。これは余興だ、ゲームなのだよ。興が乗らねば意味が無かろう」

 どうやら頭の中も筒抜けな様だ。こいつ、わざと回復させて、考えさせて、楽しんでるんだ。

 「如何に貴様を掌握していようと、今回この時間だけは平等な縛りを設けてやる。一度しか言わぬからよく聞け」

 そうして語られたルールはこうだ。

 一.肉体的特徴や外見は戻しはしないが、それ以外、公平を期す為に感度に係る状態は初期化する。
 ニ.コアーク側が出来るのはあくまで外的刺激のみ。これまでやった様な洗脳や人格の制御等は行わない。既に刻まれている刻印等も使用は控える。
 三.砂時計の砂が落ち切った所で終了。判定に入る。そこでユウが二人の救済を願えばその悲願は成就。違う願い、ないし願う事が叶わない場合はそれまで。

 この三つだけだった。とはいえ平等なゲームにしたいというのは本気らしい。彼は誓約魔法まで持ち出し、上記ルールの遵守を誓った。

 「マジ、かよ……♡」
 「グクク……こうでもしなければつまらんだろう……?」

 誓約魔法は絶対だ。天界の存在さえ逃れられないと聞く。ズルは、無い。勝てば本当に、二人を助けられる。

 希望が湧いてくる。弱い自分でも、勇者の勤めをまだ果たせると。

 「いいぜ……はじめよう♡」
 
 真っ直ぐ彼を睨み、口角を上げ促した。すると、間も無くコアークは砂時計を逆さにし、ユウの横で告げる。

 「では……『開幕だ』」

 刹那、ズキンッ! 頭に痛みが走った。

 「……あ……れ? ここは……?」

 思い出せない。三人でダンジョンに入って、それから気を失って____

 「えっ⁉︎ な、何これっ⁉︎」

 ユウは正面で拘束された腹の大きな女性に驚愕して声を上げた後、同じ様に拘束された自身の身体を見てパニックに陥る。そうまるで、初めて見たかの様に。

 「グククク……グァハハハハァ!」
 「だ、誰だ! っ、うわっ!」
 
 恐慌する彼を眺め、大いに悦に浸り嗤うコアークは「名乗りはいいだろう。全てが終われば思い出すさ。グヒヒッ」とだけ言って、正面から覆い被さり無知な裸体の愛撫を始めた。

 すりすり。醜い掌が、その瑞々しい太腿を擦る。

 「っ、うあ゛っ!♡ っ⁉︎ な、何をするっ!」
 ____なんだこいつ⁉︎ なんだ、この声っ、この、カラダっ⁉︎ 何が起きて、こんなっ⁉︎

 疑問が押し寄せ解決しない。そうこうしている間に、ぬろろろっと内腿をナメクジが這ったかの様な感覚がして、こそばゆさから「ひゃんっ♡」と可愛らしくて恥ずかしい声が上がってしまう。

 「グククク……愛いのう愛いのう……」
 「やめろっ……キモいっ、離せっ……!」

 咄嗟に魔法を撃とうとしても、魔力が無い。力も無い為拘束を解く事も叶わず、振り払えず、ただされるがままになってしまう。

 「ユイっ! 先生! 助けっ……っあんぅ♡」
 助けを呼ぶ所まで気が回った所で、もみっ、もみっ。太腿を揉まれた。同時に上がった色っぽい女の声。それが自分のモノだと自覚し、余計に困惑する。

 「ちょっ、マジでキモいっ、やめっ……っ♡ はぁっ! なぁっ、なんなんだよこれっ! 言葉が通じるならせめてっ、説明を」
 もみっ♡
 「んふぅっ♡」

 有無を言わさず、醜い蟲の様な手のもう一つが今度はたわわに実った胸の果実を揉みしだいて来た。そのサイズは丁度その歪な掌にすっぽり収まって、揉まれる度むにゅむにゅと柔和に形を変え、愉快かつ心地良い感触を返す。

 「んふっ、ちょっ、やめっ♡ オレ、おとこ、だぞっ……っ♡」
 「クハっ! 笑わせるっ!」

 弄る手が増えていく。一本二本三本、最終的に六本まで増え、女体の要所の周囲を丁寧に揉んだり擦ったり、舐めたりする。

 「くあっ♡ ああっ……手に、舌みたいなのがぁっ……っ♡」
 「そんな男を誘う身体でけしからん声を出しおって……どう見ても下品なメスだろうに」
 
 もみもみぺろぺろ。敢えて真に敏感な箇所は避け、しつこく、ねちっこく。それでいて、焦らす様に。

 「あっ……はああぁっ♡♡」

 ぞくっ、ぞくぞくっ♡ 無知な身体を悪寒とは異なる震えが駆け巡る。眼前の人外の責めは的確で、ものの見事に淫らな肢体のその性感を呼び覚ましていき、尚もいやらしく動く。

 「メスじゃなっ、はなせっ……はな、っっ♡♡」

 その時、徐にスーッと掌中央の舌が、右胸の先でぴんと張り主張する突起に近付き、れろっ♡ と優しく舐った。

 「はうんっ♡♡」

 続け様に続々と、両胸と股間、張る三点の突起へ舌が這って、敏感なその箇所を刺激し始める。

 「ほぅ、メスでないのに、ここで善がるというのか?」
 「う゛っ♡ ふっ……くぅっ♡♡ うあ゛っ、あ゛あぁっ♡♡」

 びくんっ♡ びくびくんっ♡ 陰核責めに移った時点で、彼の余裕は完全に失われた。仰け反り、腹をヒクヒクさせながら痙攣を繰り返す。

 きもちわるい、のにっ♡

 「ふぐっ♡♡ あ゛ああぁっはあ゛ああぁっ♡♡♡」

 情けない声も、もう口が空いて我慢出来ない。そこへ隙ありとコアークの真の口腔部が迫り、蟲舌をするりと飛び込ませた。

 「んむっ⁉︎♡♡ あぐっ……んっ、んう゛っ♡♡ じゅっ♡ んん……んううぅっ♡♡♡」

 まるで口内をしゃぶり尽くす為の舌。特殊な形状をしたその毒々しい物体が、ユウの鮮やかな薄紅色を埋め尽くし、ちゅくっじゅくっ♡ と犯していく。

 「ん゛っ♡♡ じゅっ……んふっ、んんん……っ♡♡ ふっ、んっんっんっ♡♡♡」
 くさいっ♡ あまにがいっ♡ やめろっ♡ いきがっ、ぐっ、あっ♡ なんか、クるっ♡

 あまりに巧みな全身陵辱に、身体の快感は忽ち飽和。独特な風味で痺れた頭が明滅し、切なげな喘ぎ声もより切なく小刻みになって、そして。

 「んっんっんっんぅっ、ん゛ううぅっ!♡♡ ん゛んんんんんんんんんっ!♡♡♡♡」

 びくんっ!♡ 強く身を跳ねさせ、ユウは達した。びくびくびくっ♡ 一度の大波で終わらず、それは断続的に押し寄せる。

 「ん゛うううぅっ♡♡♡ ふう゛ううううううぅっ♡♡♡」

 しかし、コアークは止まらず、責めを継続する。首を横に振り、痙攣しながら腰を逃がそうとする彼にぴったりと密着し、その溢れる淫汁を更に掻き混ぜていく。

 「んう゛うううっ♡♡ じゅちっ♡ っっ♡♡♡ う゛ううううぅっ♡♡♡」

 そのせいで波が引かず、腰がへこへこして止まらない。そこへ更に、蟲指が恥丘を掻き分けナカへと入り込んだ。

 「ん゛っ!♡♡♡ んふぅっ♡♡ じゅっ♡ えうっ……っっっ!♡♡♡」

 今の彼からすれば、男の頃は無かった秘部である。それがいきなり溶き解され、異物の侵入を許したのだ。しかも侵入物は最奥まで届き、それもまた的確に敏感な箇所をとんとん、すりすり♡ 出来上がった性感を逃さず、あっという間に絶頂へ導く。

 ____なんかクるぅっ、でるぅっ!♡

 「んんっんんんっんぐっっっ!♡♡♡♡」
 
 尚も止まらず、ぐちゅちゅちゅちゅっ♡ 蜜壺はかき混ぜられ、卑猥な音を立てながらまた達し、ぷしっ!♡ とイキ潮を撒き散らす。

 「ん゛んんんんっ!♡♡♡♡」

 胸を揉む手の隙間からも乳白色の液が溢れ出し、痙攣の度に垂れて地面を叩く。絶頂、絶頂、また絶頂。初期状態という条件にも関わらず、ユウは天辺から降りて来られなくなり、醜態を晒し続けた。

 ____だれか、たす、けっ……♡♡

 「っ、ハァ……」

 暫くして息が続かなくなり、気絶しかけた所でやっと各所への陵辱が止まり、舌もじゅるりと離れる。

 「んはっ♡♡ はああ゛あっ……あ゛あああぁっ……♡♡♡」
 解放直後、全身が弛緩し、ユウはしめやかに失禁。
 「はぁー……今のが真のメスの絶頂だ。覚えておけ。……しかし、嘆かわしい。まだ前戯であるのに、この程度で根を上げるとは。もう少し根性見せんか」

 あまりの情け無さに煽られる始末。ただ、この有様にも関わらずまだ心は折れていない。息も絶え絶えに「うる、へぇ……っ♡♡」と反抗して見せる。

 「そうだ、その眼差しを維持したまえ」
 「っ……センセイをっ♡ ユイをっ」
 
 くちゅっ♡ 
 「んぅあ゛ぁっはあぁ♡♡」
 言葉を遮る様に胸と尻を刺激し、「その下りは先程済んだからよい」とコアーク。

 「勝負の条件だけは頭に残してあるだろう? そこからもう少し考えてみろ」
 「はぁっ……っ♡♡ っ、はあぁっ……♡♡」

 時間を与えられて少年は漸く、情報の断片達から自分が今、余興的だが重要な勝負の只中にある事を理解した。正面と奥に居る変わり果てた二人が、他人では無いという事も、何の為にこんな目に遭っているのかも、今気付いて憤る。

 「っ……このっ、ひきょうものっ……っ♡♡」
 「グクッ、何を言う。これ以上無く真っ当であろう? 記憶がそのままなら、貴様はあっという間に屈してしまうだろうからなぁ。グックックッ、何、心配するな。これが終われば元通りだ、グッヘヘッヘヘへ……」

 くちっ♡ くちゅっ♡ ゲスな笑い声の中手が微かに身体を弄び、水音が溢れる。
 「んっ……ん゛んっ……♡♡♡」
 ユウは艶声を上げ跳ねると共に、戻った時を想像し青ざめた。そう、勝敗に関わらず、終われば戻されてしまうのだ。恐らくは壮絶な、敗北の記憶を。

 「っ……っ♡♡♡」

 砂時計をチラと横目に見る。体感ではかなり経過している様に思えても、砂はまだまだ半分以上残っていた。それが良い事なのか悪い事なのか、彼の心理は大きく揺れ、それが格好の餌食となる。

 「グクククク……己の選択を呪うか? 勇者よ」
 「っ、こうかいは……っ♡♡ ないっ♡♡ ないっ!♡♡」
 オレの選択は間違ってないっ♡ 二人を助ける為に、自分を……っ♡

 強がっていても、涙に濡れた藍色の瞳に差す影は隠せない。

 「グヒッ。まあよい、時間も押している。もう十分ほぐれたろう? 挿入れるぞ」

 ローブの下から暗器の如く伸びる何か太くて硬いものを熱を持った股間に押し当てられ、「っ⁉︎♡♡ やっ、まっ」と彼が一瞬動揺した刹那、ずにゅっ!♡ 不意を突く形で、それは蕩けた蜜壺へと一気に滑り込んだ。

 「へあっっ⁉︎♡♡ あ゛ああああぁっ……♡♡♡」
 「ほおーおー、何といじらしい穴だっ。挿入れた瞬間きゅうきゅう締め付けて来よって。そんなに欲しかったか」
 「がっ……かはっっ♡♡ っ♡♡」

 ずちゅっ……っ♡ 抽送が始まる。それもただ出し挿れされるだけでは無く、奥へグリグリと押し付ける捻る様な動きが主で、抽送自体は極めてゆっくりだ。

 「あ゛っ……お゛っ、お゛おっ♡♡♡」
 くる、ひっ……♡
 
 ぐりぐりぐりぐり♡ 最奥に官能のスパークが生じ、度々脳天まで駆け抜け神経を焦がしていく。未開発という体であるにも関わらず余りに鮮烈、苛烈。
 
 「まあ、わしの蟲が造り出した理想の種壺故、当然ではあるんだがなぁ」
 「っっ⁉︎♡♡」
 「端から小細工が無くとも、こうして相性バッチリに出来ているのだ、よっ」

 ぱちゅんっ♡ 改めて奥を強く突かれ快感が炸裂。「お゛んっ♡♡♡」とはしたない嬌声を上げてしまった。
 
 「グククク……」
 コアークは再び嘲笑いながらグリグリ、グリグリ。

 「お゛おおぉおぉっ♡♡ っ♡♡ やめ゛お゛おおおおぉおおおおぉっ♡♡♡」
 くそっ♡ ずるいずるいずるいっ♡ 

 「どうだぁ? 心地良かろう? こんな事も出来るぞ?」

 捻る動きの中、肉棒にイボの様なものが発生。更に、そのイボから快楽のパルスが生じ始め、敏感な箇所を徹底的に刺激していく。

 「はあ゛っ⁉︎♡♡ あ゛ああああぁっお゛おおおおおおっお゛おおおぉ♡♡♡」
 たしかにきもちいいっ♡ けどきもちいいだけっ♡ こんなの大したことないっ♡
 
 続けて小刻みに振動する事で物理的にもあん摩し、蕩かしてユウを善がらせる。

 「お゛おおぉおおぉお゛っ、お゛おおおおおおおぉっ!♡♡♡」
 きもちいいだけきもちいいだけきもちいいだけっっ♡

 「この快楽がこれからは四六時中味わえるのだ。幸せ者め、絶頂しろ、イけぃ!」

 ぱじゅっ♡ どくっどくっどくっ♡ 押し込まれた肉棒から熱い液体が放たれ、ナカで溢れた。

 「お゛っおっんっお゛っお゛っ、お゛おおぉおおおぉおおぉ♡♡♡♡」

 激しい絶頂に襲われ視界が白む。が、コアークは止まらない。

 「まだまだイクぞぉ? おっとそうだ教えてなかったな、達する時はイクと言うのだ。ほれっほれっほれっ!」
 「んはあ゛ああああああぁあぁっ♡♡♡ あ゛ああああぁああぁ♡♡♡♡」

 ピストン運動ではなく、グッ、グッと先端を最奥に押しつけ、子袋を持ち上げまま、しゃくり上げながら液を注ぎ込む。どっ♡ どぎゅっ♡ どぎゅんっ♡
 
 「あ゛へっ♡♡♡♡ っ♡♡ あ゛っっっ♡♡♡♡」

 またイク、イクイクイク♡ 少年の頭に、熟練の責めと身に余る雌の快楽が刻まれてイク。

 「あ゛うぁああああぁあぁ……あ゛あぁあぁあぁっ♡♡♡」

 尚、怒涛の連続イキで意識が飛びかけた所で、図ったかの様に全ての動きが止まる。

 「ンハハハッ、どうだぁ? 調子は。イクと言えとらんかったが」
 「はああぁっ……あ゛っ、ぐっ♡♡ さい゛っ……あぐっ♡♡♡」
 「ほおお、そうかそうかっ」

 ずにゅっ♡ 全身弛緩の最中、今度はお尻の穴にまで濡れそぼった細めの肉棒が挿入。
 「んお゛おぉっ⁉︎♡♡♡」
 これまた奥のぶつかる場所にコツンと当たった所で止まり、じんわり熱を広げていく。
 
 「此方からは、至極気持ち良さそうにしか見えないがなぁ?」
 「おうううぅっ……ぬか、しぇ……♡♡」
 「ググククク……その威勢が何処まで保つか、試してやろう」

 それからは尻穴も含め気絶寸前まで絶頂責めを行っては、現状を確認する様な休憩を兼ねての会話をするといったサイクルが数度繰り返された。

 「あ゛ああぁあぁ……ふあっ、あ゛あああぁっ……♡♡♡」

 表面上は惨憺たる状態のユウ。だが、意思は中々折れない。使命と時間制限がある種の割り切りを生み、彼に覚悟と強さを与えていた。

 ____とけい、だいぶへった……っ♡
 息も絶え絶えに眺めた残りの砂は四分の一を切り、そのゴールをチラつかせる。

 どっちみちオレはもうたすからないっ♡ だから、せめてっ♡
 
 尤も、それもコアークの狙い通り。

 「クッグックック……健気よのぉ」
 
 そう嗤って彼はイかせる目的ではなく、また焦らす様な動きに移行。挿入はしたままで、胸をきゅうっと揉んだり、太腿や胎を摩りながら語り掛ける。

 「この様な淫らな姿になり果てても、考える事は仲間か。辛くはないか?」
 「ひぐっ……あ゛っ♡♡ つらくなんか……ないっ……♡♡」
 
 揺さぶられる度、気が振れそうになる。出るのは甘えた感じの声ばかり。しかし、全ては二人の為。只管にそう思う事で、心と言葉は形を保つ。

 「真か? この勝負、お主は勝とうが負けようが酷な結末を迎えるのだぞ? 何故そこまで頑張るのだ?」

 ____そんなこと……こわいけどっ、もうハラはきまってるっ♡

 「おまえにはっ、っ♡ わからない、だろうなっ♡」
 「グクッ、分かりたくも無いわっ。そうだ、抵抗しないと言うのなら、このまま楽にしてやっても良いのだぞ?
 「はぅあ゛っ♡♡ っー♡ いやっ、らねっ♡♡」
 「己を少しは大事にせよ。労れ」
 「ふあ゛っ……こころにも、ないことっ……いうなっ♡」

 こうして休憩の間に時間を稼げば、その間にも刻々と砂は減る。甘い囁きも、割り切ればなんて事は無い。

 「そんな事は無い。哀れんでおるのだよ。そこまで自己を犠牲にして守る必要のあるものか? 仲間も、勇者としての使命も」
 「っ……よく、しゃべるな……っ♡ あせってる、のか……? っ、はあ゛ぁっ♡♡」

 再び刺激が再開される。達するまでにはもう殆ど時間を要さない。直ぐに上り詰めてしまう。

 「あ゛はあ゛ぁああああぁ♡♡♡」
 ____どんどん、キツくっ……♡♡ でも、タンチョーだっ♡ しぬほどきもちいいだけっ♡ だけならっ、たえられるっ♡

 「あ゛あああああああっ♡♡♡」
 絶頂寸前、その刹那。ピタッ。

 「っっ……はぇっ?♡♡」

 止まった。全ての動きが、露骨にその間際で停止した。
 ____なん、で?♡

 「グヒヒヒヒッ……どうした?」
 「っ……べつに、どうもしないっ♡♡」
 「グククッ……そうか」

 悪辣な笑みを前に、もどかしさで腰がくねる。なんでとめるの? と。この状態で口から漏らさなかったのは奇跡に近かった。
 しかし、言葉にせずとも明らかだ。

 「貴様の腰、浅ましくも快楽を求めてワシの肉棒に追い縋っとるが、気付いておるか?」
 「っ……⁉︎ ちがっ……これはっ……に、にげてっ♡♡♡」

 言い訳するが、事実は正反対。ユウの腰が向かって動くのに対して、コアークが刺激を与えない様に逃げている。押せば引き、引けば押している。

 「ゲヒッ、目は口程にと言うが……よいぞぉ……よい様になってきた……イきたい時はイかせて下さい主人あるじ様、だ……いつでも言ってよいぞぉ……?」
 「んぐぅっ♡♡♡ っ…………はあぁっ♡♡」

 わざとだ。わざと快感が爆ぜない様に、刺激が調整されている。触れる所全てが、寸分違わずあと一歩、一番敏感な所に届かない。

 「はあぁっ……はあぁっ♡♡♡」

 十全を通り越す程に快楽を教え込まれた身体が、精密な動作を以て達する瀬戸際を保つ様焦らされる。頭は既に先程までの激しい大波を想像しピキピキと軋んでいるのに、それがいつまで経っても訪れない。

 「……時に、貴様からわしに何か訊きたい事は無いのか? 既に答えた物以外は何でも答えてやるぞ?」
 「ふぅっ、うう゛っ……な、い゛っ……♡♡♡」
 「んん、そんな事は無いだろう? 何でもよいのだぞ?」
 「んぅううぅっ♡♡♡」
 
 首筋をつつーっと舌が這って、甘ったるい声と共に身が捩れた。

 「……っ、んで……♡♡」
 「んん?」
 「なん、で……おれ、こんな、からだ、に……♡♡♡」

 ずっと気になっていた疑問。それに返った答えは、酷くあっけらかんとしたモノだった。

 「決まっておろう。支配する上で都合がよいからだ」
 「っっ♡♡♡」
 「ニンゲンはメスの方が快感の受容量が大きいからのぅ……オスは中々上手くいかんのだ。それに孕ませる場合はメスの方が産出量が____」

 彼はつらつらと理由を述べていく。その間も焦らされて、中々イけなくて。
 
 ____なんか、だめだっ♡ さっきまでより、よゆう、なくなるっ♡
 ユウは時計に救いを求める。思った通り、残りは少ない。

 「っ……いいの、かよっ♡♡ こんな、ゆっくり……ぬるいことしててっ……♡ じかん、あとちょっとっ……だぞっ♡♡」

 そうだ、もうすぐこの勝負の時間は終わって、判定に入る。そこで二人が助かる事を望めば、それで____

 嫌な予感がした。そしてそれは即時的中する。

 「グッハハハハッ! 聴いたか小娘! 予定より少々早いが、そろそろ良いぞ!」

 下卑た嘲笑の直後、その後ろで「『ミラージュ♡』」と詠唱する声がした。すると、蜃気楼の膜が剥がれていく様にコアークの背景が変わり、遠くで倒れていた筈のユイがすぐ近くに現れた。

 「んはぁーっ♡ ごめんねユウ♡ またまたユイお姉ちゃんです♡ 気配殺すの大変だったよぉー♡」
 「これっ、まだ手出しは無用だぞ?」
 「はーい……♡」

 彼女が引き下がるなり、ユウの視界に砂時計が入る。先程までとは異なる、、上部にたっぷりと砂の残ったそれが、彼に事実として突き付けられた。

 「うっ……うそっ……♡」
 「嘘では無い、真だ。貴様は幻惑魔法によって、ずっと早く進む時計を見せられていたのだよ」
 「そんな、のっ……っ♡♡」

 ズルでは無い。言葉通りなら終了を偽装しただけであり、誓約には反していない。時計を実際に弄っていたならば、既に何らかの罰が下っている筈だ。

 「グッファッファッファッ! ゴホッ、ゴホッ!」
 勝ち誇り笑って咳き込むコアークは、一度呼吸を整えた後、現実を受け入れられず青ざめたまま首を徐に横に振るユウに告げた。

 「さて。では、続きといこうか。じっくりとな」
 「いっ……いやっ、やだっ、やだぁあああぁ♡♡♡」

 かくして、時は過ぎていき、終了の時刻を迎える。

 「ずちゅっ、ハァァッ…………時間だな」
 「う゛あ゛っ……あ゛あ゛ぁっ……♡♡♡」

 離れるコアークの満足げな顔。漏れるユウの酷く悩ましげな吐息。
 
 「さて、答えを訊こうか、勇者殿。と言っても、既に訊くまでも無いがなぁ」

 勝敗は、明らかであった。

 「……か、て……イか……しぇへ……イかしぇっ、てぇ……♡♡♡」

 雌の絶頂の味を深く教え込まれた後の徹底した焦らしによって、ほんの半刻の間に無垢だった少年の理性は融解。浅ましく腰をくねらせ、オーガズムを求めるだけの獣と化した。最早情欲に支配されたその頭にルールの事など微塵も無く、ただイきたいと、そう口にするばかり。

 「すごい……おみごとです、あるじさま……♡♡♡」
 そう後ろで感嘆するユイを尻目に、彼はユウと繋がり、愛撫したまま宣告する。

 「グククク……礼儀がなっとらんが、良いだろう。ゲーム終了だ、望み通りイかせてやろう。記憶と蓄積快楽、双方の返還と共にな!」

 言葉尻と同時に、ぱちゅんっ♡ と肉同士打ち合う音がして両穴に入った肉棒が最奥に強く押し込まれ、そこで白濁液と性感パルスを放出。合わせてユウの胎と頭の刻淫がショッキングピンクの閃光を発し、妖しく輝いた。

 どくんっっっ!♡♡♡

 「あ゛っっあっあっあっらめきひゃきひゃぁあ゛あああぁっっあ゛あ゛ぁあああああああああ゛あ゛ぁ‼︎♡♡♡♡♡」

 先程までの自分、改変された過去の自分、本当の過去の自分。記憶が、意識が、快感が、全てが一気に混ざり合い、巨大な濁流となって押し寄せ、弾ける。決定的敗北、極大の絶頂。収まり切らなかったものが乳と潮として吹き出すが、それすら些細な量だ。

 「あ゛ぐあ゛ああああっはあ゛あああああっん゛あああああああ‼︎♡♡♡♡」

 膨大な波は一度で終わらない。何度も打ち寄せ、ユウの全てを焦がしていく。

 ____ああもうらめら♡♡ おれ、こわれっ♡

 刹那、またしても加護の光が彼を包むが、それはもう神聖な色合いでは無い。内側から妖しい色に染まり、濁り切って尚濁り、最早その性質そのものが変質し始める。

 「やあ゛ああああぁっ♡♡♡♡ あ゛ああぁあ゛ああぁあぁああああっ♡♡♡♡」

 その様を間近で眺めつつ、同じく絶頂に浸るコアークから「おお゛ぉなんと……まさかこれで……素晴らしいぃ……」と涎と感嘆が漏れた。ユイは「ね、ねぇあるじさま……だいじょうぶなの?」と心配そうに尋ねるが、返事は返らない。

 「想像以上だ……これなら、根底から存在を……我が意のままに……‼︎」

 改めて「だいじょうぶですか?♡」と訊くと、漸く反応が返る。

 「大丈夫だ……寧ろ、万全を超えたと言っていい……!」
 「どういうこと、ですか?♡」
 「説明は後だ! 指示する故準備せよ! ここからは忙しくなる……!」

 ____う、あ゛ぐぅ……っ♡♡♡♡♡

 以降、ユウは朦朧とする意識の中、ずっと絶頂を維持され、ドロドロに溶けるまでコアークとユイに嬲られた。断片的に分かるのは、蟲に栄養を送られながら長い時間壮絶な抽送を続けるコアークの、
 「身を委ねよ、さすれば救われる」
 や、
 「勇者としての使命も、ワシなら果たさせてやる」
 なんていう頭に響く甘い囁きと、ユイの献身。

 「ユウ♡ がんばって♡ んっ♡ もうすぐだよ♡」

 彼女が側で一緒に犯されながら手を握ったり、キスをしたり。声を掛け続けてくれた。温もりを、与え続けてくれた。そうしたら、段々と自分の全身がその温もりに包まれて、トロけて、真っ白になって____

 ✳︎

 ____ああぁ……♡♡♡

 あれから一体どれだけ経っただろうか。ユウはもう、何も分からなくなっていた。

 カラダが、ずっとアツイ。何かにずっと包まれていて、きもちよくて。ずーっと、イったあとの余韻の中に居るみたいで、ぽーっとしている。輪郭がはっきりしていなくて、朧げに自分を形作っているのは、おんなのこの快感と、あるじさま。あるじさまのおかげ。あるじさまばんざい。あるじさまだいすき。そんなキモチだけ。

 そんな中でも偶に過ぎる、微かな記憶。ユイの声と、先生の顔。

 ____ふたりとも、ごめん……♡♡

 それも、あっという間に霧散して、気持ち良さの中に溶けてしまう。ただユイの声は何度も聴こえて来て、名前を呼んでくれて、堪らなく心地良くなる。

 ああ、いつまで____

 と、その時。突然頭の中に声が響く。

 《目覚めよ》

 すると同時に身体の輪郭がはっきりしてきた。そこに一瞬齟齬を感じるが、邪な渦に全て飲まれ、大きな快感へと変換される。

 《産まれ出でよ、我が娘よ。我が為のセイギの巫女よ》

 ____はい、あるじさまっ♡♡♡

 ずりゅりゅりゅりゅ、ずりゅんっ。頭から滑り落ち、誰かの腕に抱き止められた。
 
 「あはっ♡ おめでとう、ユウ♡ おめでとう♡」
 「ユ……イ……?♡」
 頬擦りされた。心地良い。落ち着く匂いの中、肌が空気に触れると、輪郭は急激に成長し大きくなっていく。

 「ああっ……♡」
 名残惜しそうなその腕の中から降りて少し歩くと、瞳を開き、首を傾げる。

 「なんか……うまれかわった、きぶん……?♡」
 ____すごく収まりが良くて、でも、なんか、恥ずかしいっ♡

 ぷるぷる震える胸の恥肉と股座を隠そうとして、違和感が。
 
 あれ? 手が多い? なんか、隠し易い。
 「っ?♡ んんっ?♡♡」
 しかも、きもちいいっ♡

 彼が当惑する中、奥でそれを眺めるコアークは小さな声を震わせ感嘆する。
 
 「ふつくしい……!」

 絶世の美しさを持つ、再構成されたユウの小柄な身体。サイズに反し付く場所に肉の付いたシルエットは、ヒトに似こそすれど人にあらず。脚は二本だが、腕は四本。耳はエルフの如く長く、その側で白銀の長髪が揺れる。何より異彩なのは、背中で震えながら広がっていく透明な、微かに極彩色に輝く翅。決して闇に溶ける事の無い、異界の宝石だ。

 「まるで、神代の妖精の姿ではないか……! ……邪妖精とでも名付けようか? フッ、いやしかし、勇者の加護に、こんな仕掛けがあるとはなぁ」

 そう、それはまさしく神話の中の存在の再現。愛らしく妖艶で、隔絶された存在感を放つその身姿は、その場に居る全てのモノを瞬時に魅了した。

 「すごい……きれいだね、ユウ♡」

 振り返り、真紅の瞳が少女を見つける。

 あ、ユイ、ユイおねえちゃんだっ♡
 「ユイおねえちゃんっ♡」

 背中の翅が羽ばたき、身体は宙に浮く。鋭敏な器官なのか、動かす度気持ちが良くて止められない。そのまま真っ直ぐ飛んで、彼女の胸に飛び込んだ。

 「わぁー♡ やっぱりかわいぃー♡」
 「っ♡♡ っ♡♡ あれ?♡ ユイお姉ちゃん、少しおっきくなった?♡」

 ふにっ♡ 大きくて柔らかな身体に自分の柔肌が包まれると、安心して幸せな笑みが溢れてしまう。

 「ふふっ♡ それもあるけど……ユウもちょっとちっちゃくなったかな?♡」
 「んんー?♡ そっかぁ♡」

 最中、イチャつく二人の元へ、醜い老人が歩み寄る。すると、ユウの美しい褐色の素肌から妖しい光が放たれ、瞳の虹彩の奥からハートが浮かんだ。

 「あるじ、さまぁ……♡♡♡」
 
 ユイの腕をするりと抜け、彼女の膨れっ面を尻目に、彼は今度は老人に飛び付いて愛嬌を振り撒く。

 「あるじさまっ♡ あるじさまっ♡」
 「グクク……一応、制御も効いてっ」

 そして勢いそのままに、醜悪な顔面の中から何処か分からない口元を探り当て、唇を押し当てた。

 「んんんおおお待て待て、許可も無しにがっつくでない」

 しかし、拒むコアークの手によってちゅはっ♡ と離されてしまい、切なげな声が上がる。

 「発情は少し弄っただけで良く振れる様だなぁ」
 「んはぁーっ♡ はぁーっ……♡ っ、しきゅうアツくて、おまんこじゅくじゅくする……♡ オレ、いやっ……♡ こんなの、はずかしっ、っ♡♡」

 とろーっ♡ はたっ、はたっ♡ その股から地へと垂れた淫蜜が糸を引く。忽ち広がる濃厚なメスの香りの中、コアークは笑いを堪え切れない。

 「グクキキキキ……なんと、これまた驚いた。ここまで変わり果ててもまだ元の自我が原型を留めているとは……! 小娘よ!」
 「むっ、はーい♡」

 例によってユイが反射魔法を詠唱。コアークとユウが映る位置に鏡面を展開した。

 「っ!♡♡」
 「してお主、鏡に映る今の自身を見てどう思う?」

 指示を受けて確認し、彼は鏡の向こうの姿に見惚れる。

 ____きれい。これが、オレ?
 顔可愛い。腕、やっぱりなんか多い? 羽根? きれい……身体、柔らかそう……おっぱい、触りたい……お尻も、お股も……
 「っ?♡ っっ⁉︎♡♡」
 増えた手を早速各々器用に使い、心地良さに身を捩る。
 
 その危うげながらも淫猥に染まり切った様を眺め、コアークは計画の完遂を確信した。

 「ゲヒッ!」
 ゲスな笑みを浮かべた彼は、更なる手数でその身を抱く。

 「くひゅっ⁉︎♡♡♡」
 「どう思う? と尋ねたのだ。気持ちは分かるが、先ずは訊かれたことに応えよ」
 「ふうっ♡♡ きれいでっ、かわいくてっ……っ♡ きもひっ、いいれすっ♡♡♡」
 「そうかそうか……っ」

 そして、満足げにそのまま肉茎をずぷっと濡れそぼった蜜壺に挿入。新しい肉体の処女を奪った。

 「くあ゛っ!♡♡♡ はぁああああぁああぁあああ♡♡♡♡♡」

 それだけで美しい肢体は弓反りになり、愛らしい嬌声と乳と潮とを噴き上げ甘美に達した。最中、コアークは生まれ変わった彼に名を授ける。

 「お主の名は今日からユースティディス。邪妖精ユースティディスだ。分かったか?」
 「あ゛ぁああぁっ……♡♡ わかりっ、まひたぁああぁあぁ……♡♡♡」
 
 そこへ忽ち「あっ、あるじさまずるいっ♡♡」とユイが物言いを付けて来た。その陰部からは発光する蟲の柱が剃り勃っており、今か今かと挿入の為に粘液を湛えていた。

 「わたしもかっこいい名前欲しいし、一緒にしたいっ♡♡」
 「グククク、よいぞ。そうだな……蟲女将ユイヴィラス。お前はそう名付けよう」
 「っ!♡♡」
 「互いに呼び方がそのままで良い様配慮してやったのだ、感謝せよ。して、ユイヴィラスよ、丁度尻穴が空いている。挿れてやれ」
 「っ♡ ありがとうございます♡」

 ずりゅりゅりゅりゅ……っ♡ 柔らかなアナルはあっさりとそれを受け入れ、快感として享受する。
 
 「んお゛っ♡♡♡ お゛おおぉぉ……♡♡♡♡」
 「んはぁっ♡ やっぱりユウのナカ、気持ちいい♡♡ 落ち着くなぁ♡」
 「何を落ち着いておるのだ、お主の穴も使わせて貰うぞ?」

 じゅぷぅっ♡

 「あはあ゛ぁっ♡♡ あるじさまっ、容赦なーいっ♡♡」

 三者は深々と繋がり、快感を共有して昂まっていく。地の底に止めど無く響き渡る、淫らな水音と艶声。ある筈の無い地獄の底の天国が、そこにはあった。

 「グッハッハッハッ、お主らには、これからたっぷりと働いて貰わねばならんのだ……わしへの忠誠を、その身に深く刻まんとなぁ!」

 「んあ゛ああああああああああぁあ゛あぁあぁぁ♡♡♡♡♡」
 
 大きな二人の絶頂の声が木霊する、その頭上にて。磔にされ、苗床となっているエルフの女が零した一滴の涙が、恐らくは一行にとっての最後であり、終焉であった。後はただ、邪悪な嗤い声と共に暗転していくのみ。

 「ヌァッハッハッハッハァ! ウ゛ェホッ! エ゛ホッ! グククククク……ヴァッハッハッハッ…………」

__________________


 さて、後はエピローグで締めておしまいです。さて、果たしてコアークの野望の結末はいかに?
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