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バイト初日
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あれから暫くして無事、面接に合格した俺はコンビニでバイトを始める事になった。
龍士はバイトに行く日の朝まで、酔っ払いの戯言のようにグダグダとくだを巻いていたけれど、最後は諦めて『頑張れよ…』と言って見送ってくれた。
何も悪い事はしてないのに、何か悪い事してる気分…
でも、自立する為には甘えてばかりじゃいられない!
少しは自力で稼がなきゃ!
そして、いつものように学校が終わると、俺は気合を入れてバイト先に向かった。
バイト先に着くと、お店の店長さんが着替えのロッカーやら休憩場所を一通り案内してくれて、ようやく店内でのお仕事開始。
手始めに商品の陳列を任され、先に品出しをしていた男の子を紹介された。
彼は俺の先輩にあたる人だ。
「初めまして。僕、星野真琴。よろしくね!」
「よろしくお願いします…っ、あの、立花斗亜ですっ」
「立花くんは僕より1個年上だけど、ここでは僕のが先輩だから分からない事は何でも聞いてね!」
「あ、はいっ」
俺より頭一個分くらい背の高い彼は、驚く程綺麗な顔立ちだ。
どっからどう見ても高2には見えないや…
「立花くん?」
「はいっ」
「立花くんってさ、可愛いね」
「は?」
「言われない?あぁ、男子に可愛いはあんまりないか…」
「あぁ、うん。あんま…てか、星野くんこそメッチャ綺麗…」
「えっ?」
「あっ、や…」
てか、俺は何を言ってるんだ!?
男に可愛いと言われて動揺して、更に綺麗で返すとか初対面で恥ずかしすぎるだろっ////
「ふふっ、嬉しい♡仲良くしてね!」
「…っ、はい///」
それから一つずつ丁寧に仕事を教わり、星野くんとも大分打ち解けて、夕方から夜の20時まで頑張って働いた。
卒業して就職できなかったとしても、とにかくある程度働くという事に慣れておかないと。
そして、1年後の一人暮らしの為に貯金しておかなきゃ…
「立花くん、お疲れ様!」
「あっ、お疲れ様ですっ」
「途中まで一緒に帰らない?」
「はいっ」
「僕のが年下だし、敬語止めてよ…」
「あ、うん」
「あ、そうだ!名前で呼び合うってのどう?」
そんなキラキラした笑顔で言われたら『うん』と言わざるを得ないし、断る理由も特にない。
初日から結構距離を詰められ、俺は絶賛人見知りを発揮しているところだが、彼は全くそういうのは平気みたいだ。
しかも、何故だろう…
ただ歩いてるだけなのに、普段は感じられない様な人々の視線を一気に感じる。
―――そうか、星野くんだ。
みんな彼を見てるのか!
まぁ、そうだよな…
こんだけ目立ってたら、そりゃ振り向きたくもなるよな。
けど、俺まで見られてるみたいでなんか恥ずかしい…
すると、何人かの女子高生達がはしゃぎながら近寄ってきて星野くんを取り囲んだ。
「あのっ、南高の星野くんですか?」
「うん、そうだよ」
「キャーッ!握手してくださいっ♡」
俺に向ける笑顔よりも、もっと何ていうか…
余所行きの微笑みで女子高生と握手をかわし、何事も無かったようにまた歩き出す。
「ごめんね、時間平気?」
「あぁ、うん。何か凄いな…もしかして有名人?」
「あぁ、ちょっと雑誌とかに載せてもらったりしてて…」
「へぇ…すげぇ…」
「凄くなんかないよ。斗亜くんだってモテそうだけど?」
「モテた事なんかないよ…」
大体、女の子と話すのだって緊張するのに、モテるわけないじゃん。
何人か付き合った事はあるけど、それも長くは続かなかったし…
それに南高って言ったら相当頭もいいはず。
天は二物を与えずなんて言うけど、三物も四物も与えてやしないか?
羨ましい限りだなぁ…
チラチラと刺さる視線を感じながらも、俺らはお喋りに花を咲かせ最寄りの駅にたどり着いた。
「じゃあ、俺こっちだから」
「うんっ、またね、斗亜くん」
「おぅ、またな」
星野真琴…か。
何だか凄いキラキラし過ぎてて、友達としては俺に釣り合いそうにないけど、これから一緒に働く人が良い人で良かった。
龍士はバイトに行く日の朝まで、酔っ払いの戯言のようにグダグダとくだを巻いていたけれど、最後は諦めて『頑張れよ…』と言って見送ってくれた。
何も悪い事はしてないのに、何か悪い事してる気分…
でも、自立する為には甘えてばかりじゃいられない!
少しは自力で稼がなきゃ!
そして、いつものように学校が終わると、俺は気合を入れてバイト先に向かった。
バイト先に着くと、お店の店長さんが着替えのロッカーやら休憩場所を一通り案内してくれて、ようやく店内でのお仕事開始。
手始めに商品の陳列を任され、先に品出しをしていた男の子を紹介された。
彼は俺の先輩にあたる人だ。
「初めまして。僕、星野真琴。よろしくね!」
「よろしくお願いします…っ、あの、立花斗亜ですっ」
「立花くんは僕より1個年上だけど、ここでは僕のが先輩だから分からない事は何でも聞いてね!」
「あ、はいっ」
俺より頭一個分くらい背の高い彼は、驚く程綺麗な顔立ちだ。
どっからどう見ても高2には見えないや…
「立花くん?」
「はいっ」
「立花くんってさ、可愛いね」
「は?」
「言われない?あぁ、男子に可愛いはあんまりないか…」
「あぁ、うん。あんま…てか、星野くんこそメッチャ綺麗…」
「えっ?」
「あっ、や…」
てか、俺は何を言ってるんだ!?
男に可愛いと言われて動揺して、更に綺麗で返すとか初対面で恥ずかしすぎるだろっ////
「ふふっ、嬉しい♡仲良くしてね!」
「…っ、はい///」
それから一つずつ丁寧に仕事を教わり、星野くんとも大分打ち解けて、夕方から夜の20時まで頑張って働いた。
卒業して就職できなかったとしても、とにかくある程度働くという事に慣れておかないと。
そして、1年後の一人暮らしの為に貯金しておかなきゃ…
「立花くん、お疲れ様!」
「あっ、お疲れ様ですっ」
「途中まで一緒に帰らない?」
「はいっ」
「僕のが年下だし、敬語止めてよ…」
「あ、うん」
「あ、そうだ!名前で呼び合うってのどう?」
そんなキラキラした笑顔で言われたら『うん』と言わざるを得ないし、断る理由も特にない。
初日から結構距離を詰められ、俺は絶賛人見知りを発揮しているところだが、彼は全くそういうのは平気みたいだ。
しかも、何故だろう…
ただ歩いてるだけなのに、普段は感じられない様な人々の視線を一気に感じる。
―――そうか、星野くんだ。
みんな彼を見てるのか!
まぁ、そうだよな…
こんだけ目立ってたら、そりゃ振り向きたくもなるよな。
けど、俺まで見られてるみたいでなんか恥ずかしい…
すると、何人かの女子高生達がはしゃぎながら近寄ってきて星野くんを取り囲んだ。
「あのっ、南高の星野くんですか?」
「うん、そうだよ」
「キャーッ!握手してくださいっ♡」
俺に向ける笑顔よりも、もっと何ていうか…
余所行きの微笑みで女子高生と握手をかわし、何事も無かったようにまた歩き出す。
「ごめんね、時間平気?」
「あぁ、うん。何か凄いな…もしかして有名人?」
「あぁ、ちょっと雑誌とかに載せてもらったりしてて…」
「へぇ…すげぇ…」
「凄くなんかないよ。斗亜くんだってモテそうだけど?」
「モテた事なんかないよ…」
大体、女の子と話すのだって緊張するのに、モテるわけないじゃん。
何人か付き合った事はあるけど、それも長くは続かなかったし…
それに南高って言ったら相当頭もいいはず。
天は二物を与えずなんて言うけど、三物も四物も与えてやしないか?
羨ましい限りだなぁ…
チラチラと刺さる視線を感じながらも、俺らはお喋りに花を咲かせ最寄りの駅にたどり着いた。
「じゃあ、俺こっちだから」
「うんっ、またね、斗亜くん」
「おぅ、またな」
星野真琴…か。
何だか凄いキラキラし過ぎてて、友達としては俺に釣り合いそうにないけど、これから一緒に働く人が良い人で良かった。
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