47 / 136
嫉妬(奏)
しおりを挟む
俺はそれ以上聞きたくなくて、大輝を睨みつけた。
大輝は直ぐに口を噤んだが、俺に向けるその真っ直ぐな視線が痛くて何だか自分が恥ずかしくなり、大輝から目を逸らした。
自分は誰にも知られたくない自分過去から目を背け続けてる癖に、他人の過去にズカズカと入り込み知られたくないであろう事を他人にベラベラと話している。
俺、最低や…
「ごめん…奏…」
「いや、ええねん。こんなんやからあかんのかな、俺…」
「そんな事ないよ…奏。あの…俺で良かったら力になるから…だから」
「無理せんでええよ…ありがとな、大輝」
そんな哀れんだ目で見んどいて?
余計、悲しくなるやん。
大輝はそのままでいい、そのままでいて欲しいんよ。
大輝は俺を助けてくれた恩人やし、大輝の事大好きやけど俺なんかとは釣り合わんし、こんな悪染まらんともっと自由に普通に幸せになってもらいたいねん。
だから俺には龍くんが調度良かったのに…
あんな高校生のガキが俺から龍くんを奪いよって、ほんまあの子が疎ましい。
龍くんだけやない、敦史さんも先生も充くんも大輝だって、みんなあの子を大事にするやん。
なんであの子だけ特別なん?大事にされるん?
俺だって、俺だってみんなに大事にされたい…
俺の大事な人取らんで欲しい。
もう二度と、独りぼっちになんてなりたくない…っ―――
大輝は直ぐに口を噤んだが、俺に向けるその真っ直ぐな視線が痛くて何だか自分が恥ずかしくなり、大輝から目を逸らした。
自分は誰にも知られたくない自分過去から目を背け続けてる癖に、他人の過去にズカズカと入り込み知られたくないであろう事を他人にベラベラと話している。
俺、最低や…
「ごめん…奏…」
「いや、ええねん。こんなんやからあかんのかな、俺…」
「そんな事ないよ…奏。あの…俺で良かったら力になるから…だから」
「無理せんでええよ…ありがとな、大輝」
そんな哀れんだ目で見んどいて?
余計、悲しくなるやん。
大輝はそのままでいい、そのままでいて欲しいんよ。
大輝は俺を助けてくれた恩人やし、大輝の事大好きやけど俺なんかとは釣り合わんし、こんな悪染まらんともっと自由に普通に幸せになってもらいたいねん。
だから俺には龍くんが調度良かったのに…
あんな高校生のガキが俺から龍くんを奪いよって、ほんまあの子が疎ましい。
龍くんだけやない、敦史さんも先生も充くんも大輝だって、みんなあの子を大事にするやん。
なんであの子だけ特別なん?大事にされるん?
俺だって、俺だってみんなに大事にされたい…
俺の大事な人取らんで欲しい。
もう二度と、独りぼっちになんてなりたくない…っ―――
0
あなたにおすすめの小説
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
Take On Me 2
マン太
BL
大和と岳。二人の新たな生活が始まった三月末。新たな出会いもあり、色々ありながらも、賑やかな日々が過ぎていく。
そんな岳の元に、一本の電話が。それは、昔世話になったヤクザの古山からの呼び出しの電話だった。
岳は仕方なく会うことにするが…。
※絡みの表現は控え目です。
※「エブリスタ」、「小説家になろう」にも投稿しています。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
うちの鬼上司が僕だけに甘い理由(わけ)
藤吉めぐみ
BL
匠が勤める建築デザイン事務所には、洗練された見た目と完璧な仕事で社員誰もが憧れる一流デザイナーの克彦がいる。しかしとにかく仕事に厳しい姿に、陰で『鬼上司』と呼ばれていた。
そんな克彦が家に帰ると甘く変わることを知っているのは、同棲している恋人の匠だけだった。
けれどこの関係の始まりはお互いに惹かれ合って始めたものではない。
始めは甘やかされることが嬉しかったが、次第に自分の気持ちも克彦の気持ちも分からなくなり、この関係に不安を感じるようになる匠だが――
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる