俺が仕えるのは君だけ

ヒマリ

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第一章

少女を救え 2

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学校につくと、
「おっはよー!美梨ー!」
友人の間宮 彩那(まみや あやな)が抱きついてきた。
茶色のショートカットに、パッチリ二重の大きい青い色の目、男子にも負けないくらいの高身長!がチャームポイント。
「おはよ、彩那。今日も朝から元気だね」
「うん!もちろん!めっちゃ元気!」
美梨にも元気分けてあげるー!とか、言って私の方に手をかざして、元気注入ビームだー!なんて言いながら、一生懸命元気ビーム(?)を出している彩那はまだまだ幼い。
彩那と毎朝恒例のイチャつきタイムを早めに切り上げて、教室へ。

ガラガラガラ
教室にはもう人が溢れていて、とても賑やかだった。
「皆、おっはよー!今日も元気な彩那だよーん!」
彩那が大声で誰となく挨拶をすると、誰か彼かが軽く挨拶を返す。
拓弥は無言で教室へ入っていき、自分の席につくと早々に読書を始めた。
あーあ!また、そうやって・・・・!
女子が話したそうにしてるぞ~。
ま、あいつ基本は女嫌いだし仕方ないか。
拓弥が会話する女子は限られていて、私と彩那と他数人としか話をしない。
話しかけられても無視を貫き通す精神・・・ある意味スゴいわ。
だから、拓弥に恋する女子は告白もできないまま、失恋するわけよ。
「何教室の前で突っ立ってんだよ。早く、こっち来いよ、美梨」
なかなか教室に入ってこない私を心配したのか、クラスメイトの津芽 優(つが ゆう)がいつの間にか私の目の前にいた。
彼は私に手を差し伸べる。
「あ、うん」
私は少し躊躇いがちにその手をとった。
優は控えめな笑みを浮かべて、私の手を引く。
そのおかげで私はやっと教室に入ることができた。
優とはよく話す、男子のうちの一人。
「あ、そーだ。俺、今日数学の教科書忘れたから、見して」
ちなみに優は私の隣の席だ。 
「え~?またぁ~?優って毎日何かかしら忘れてくるよね~」
アハハ、と笑う私を『ひでぇなぁー』と笑い返す優。
私たちを取り巻く空気が軽くなった。
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