17 / 41
第二章 魔剣の妖女
2
しおりを挟む
「パ、パルフェ? 何を?」
近づいてきたクリスを押し返すように、パルフェは焦った声で答えた。
《こら、走ってって言ったでしょ! 命の残りカスである亡霊となんか違って、こんな大仕掛けの魔術、大量の魔力は、いくらあたしでも簡単には食べ尽くせないの! この遺跡、いや、山全体が崩れるのはどうしたって止められない! こうやって、少し遅らせるのが限界なの! だから早く、アナタたちは逃げて!》
「で、でも君は」
《ワタシは剣なんだから、埋もれたって死にはしない! また何百年かしたら、自然災害で削られるとか、誰かが発掘するとかで、いつか地上に出られる日も来る! だから、早く! ワタシがこうやって、あいつの魔力に噛みついてる間に……って、》
パルフェの言葉を最後まで待たず、クリスはパルフェの鞘を拾ってきちんと腰に差してから、柄を掴んだ。すると刃から黒い触手が数十本、ぶわっと生えた。クリスはそんなパルフェを両手でしっかりと力強く握り、地面に押し込んでいく。
《な、何やってるのよ?》
「確かパルフェ、言ってたよね」
揺れる大地で、パルフェを支えにして何とか立つクリスが、うねうね触手を生やす刃を見つめて言った。
クリスの握る力に応じて触手は本数を増やし、うねる勢いも増していく。
「僕が手にしていたからこそ、って。僕の……つまり魔王の魂があるから力が何倍にもなって、触手をたくさん生やせて、亡霊たちを縛る魔力を喰らい尽くせたって。なら、僕がこうしていれば、また同じように」
《だめっ! それでも山が崩れる方が先よ! さっきも言ったでしょ! まだ生きてる人間、しかも心得のある魔術師が何年もかけて仕込んだ術となると、とっくに死んでる亡霊なんかとは存在する力が全然違うの! いくら触手があっても焼け石に水! 今ワタシが床から抜けたら、その瞬間に山ごと崩れるかもしれないのよ! それぐらい危ないんだってば!》
「だったら尚更、僕の力も必要だろ? 僕の魂でパルフェの触手が強くなるのなら、僕はそれに賭ける!」
クリスはしっかりとパルフェを握り締めたまま、動かない。
その顔に悲壮感は無い。緊張はある。だが不安は無い。そして希望がある。
《根拠の無い大甘の希望的観測なんか言わないで! 魂だけは魔王様でも、まだまだ何の術も使えない今のアナタがここで死んだら、次の転生には何百どころか何千、何万年かかるか……そんなことになったらもう、二度と会えなくなっちゃう!》
「だから今、別れない!」
悲しげになってきたパルフェの声に、クリスの強い声が叩きつけられた。
だがパルフェも、それで引き下がりはしない。
《いいから逃げてってのに! ワタシにとってアナタは何百年も待ち望んだ相手だけど、アナタにすればワタシなんて、ついさっき拾ったばかりの、ただの剣でしょ⁉ しかも今のところ人間であるアナタにとって、魔王様は敵のはず! その遺品なのよ!》
「魔王の遺品だろうと何だろうと、僕とラディアナを助けてくれた君は、僕にとってはただの剣なんかじゃないっ!」
《ただの剣よ! 戦いに使われる武器! それなのに、前の戦いでご主人様を護れなかった無念、悲しさ、悔しさ、その大きさ、深さ、アナタには解らないわ! それをまた、ワタシに味わわせる気なの⁉》
「そうならないように、僕がここにいる! 君と一緒にいる!」
《だから、それじゃ二人とも……》
言い争う二人の頭上に、割れた天井の破片が降って来た。破片とはいえ、クリスを二、三人はまとめて押し潰せる岩の塊だ。しかも砕けて尖った形で、クリスの頭上に、
「てええええぇぇぇいっ!」
それを粉々に砕いたのは、ジャンプしたラディアナの拳だった。クリスとパルフェの上に、元は岩だった石と砂が、パラパラと降り注ぐ。
ラディアナは着地し、ヒビ割れが縦横に走っていく頭上を睨んで、パルフェに言った。
「あーだこーだうるさいわよ。パルフェ、あたしにしてみればあんたなんか、にっくき魔王の遺品の一つ。今ここで叩き潰してやりたいわ。けど、あんたもクリスも、リュマルドに繋がる大事な手がかりなの。だから失うわけには……クリス危ないっ!」
ラディアナはクリスの襟首を引っ掴んで引きずり倒した。その背中を踏んでクリスの上に立ち、ぐえっと呻くクリスの上に降ってくるいくつもの瓦礫を左右のパンチ連打で弾き飛ばす。
クリスを突き飛ばせば簡単だが、その飛ばした先で新しい破片に襲われればそれまでだ。そして今は刻一刻と、その可能性が高くなっている。降ってくる破片の大きさと降る頻度、降り注ぐ密度は増す一方なのだ。しかもこの遺跡は山の地下。どれほど崩れても、上から降ってくるものには事欠かない。
それに、今は天井の岩だからまだラディアナが叩き飛ばして防げているが、いずれ遺跡として工事された天井部分がなくなり、岩でなく土になってしまえばお手上げだ。三人、厳密には一人と一匹と一振りは生き埋めになる。何百年か後の冒険者だか考古学者だかが、伝説の剣と二組の白骨として発掘することになるだろう。
「うぅ……あ、そうだ! これだっ!」
何やら閃いたような声を上げて、クリスは体を起こした。その背に乗っていたラディアナがバランスを崩して転びかける。それをクリスが抱き止める。それから姿勢を低くして、ラディアナの足の間に後ろから頭を突っ込んで、
「ちょ、ちょっとクリス⁉ 何やってんのよ!」
ふんっ! と気合いを入れて立ち上がる。ラディアナを肩車したのだ。
そして刃も触手も地面に深く刺さっているパルフェを逆手に握ったまま、深く腰を落とした。
「ラディアナはそのまま上を見て、瓦礫の防御をお願い! パルフェは引き続き、地面の下に触手を伸ばして魔力を削って、山が崩れるのを抑えて!」
「そ、それはいいけどクリス、あんた何を考えてるの?」
《だから何回も言ってるけど、ワタシがいくら頑張ったって山が崩れるのが先……》
「それより先にここから脱出するっ!」
クリスが走り出した。地面に突き立てたパルフェで地面に溝を掘りつつ、船の舵取りよろしくパルフェの柄を握って右に左に、ラディアナを肩車したまま、腰を落とした体勢で走る走る。
驚き、混乱しながらもクリスの意図を理解したラディアナとパルフェは、それぞれの役目に集中することにした。
ラディアナは自分自身、クリス、パルフェを守るために上を向きっぱなしで拳を振り回す。肩車されながら、しかもその相手が走っているので、落ちないようにするだけでもかなり辛い。上を向きっ放しの首も辛い。そもそも、ゴーレムにさんざん痛めつけられたダメージも疲労も尋常ではなく大きいのだ。
だが今はやるしかない。ここを脱出できねば生き埋めになる、死ぬ、旅が続けられない。
『父様母様、里のみんな……あたしは、こんなところで死ぬわけにはいかないっ!』
パルフェはひたすら触手を下に伸ばし、地中の魔力を噛み砕いていく。魔王の遺品を使いこなしているリュマルド、その配下の魔術師とあって、カイハブも相当な使い手だ。魔術によって人々を支配した古代の王、ザセートの術を簡単に真似してみせたことからも明らかである。
そのカイハブが、何年もかけて仕掛けた罠だ。魔剣とはいえ封印から出たばかりで実戦経験などほぼ皆無のパルフェと、冒険者として剣士としてまだ未熟なクリスとあっては、どこまで太刀打ちできるか。
『こ、こうなったらやってやるっ! 魔王様の最後の、最高傑作の力、見せてやるわ!』
クリスは無言、いや、ぜえぜえひぃひぃ言いながら汗だくになってひたすら走っている。
いくらパルフェの斬れ味が鋭く、クリス自身にも剣を操る技量があるとはいえ、地面を深く斬りつけながら(掘りながら)走るというのは堪える。その重労働をしながら、無理な体勢で、幼女を一人肩車して走っているのだ。辛くないはずがない。
額の汗が眉を伝って目じりに、鼻の頭の汗が鼻の下を通って口の中に、流れ込んでくる。だが拭うヒマなどない。だから無視して、ぜえぜえひぃひぃ言いながら、クリスは走る。
瓦礫はラディアナが防いでくれる。山の崩れはパルフェが抑えてくれている。二人を強く信じて走るその顔は、疲労と苦痛の渦の中に、揺るぎない希望が輝いている。
そんなクリスの顔を、ラディアナは上から見下ろし、パルフェは下から見上げて、
『まぁ何というか、根性だけは凄いのよね。根性だけは』
『魔王様の遺品にして、武器として有力なワタシを捨てるのが惜しいから……よね』
「も、も、も、も、もおおおおおおおおぉぉぉぉ、ちょっと、だああああぁぁっ!」
前方からの空気の流れ、つまり風を感じて、クリスがラストスパートをかけた。
近づいてきたクリスを押し返すように、パルフェは焦った声で答えた。
《こら、走ってって言ったでしょ! 命の残りカスである亡霊となんか違って、こんな大仕掛けの魔術、大量の魔力は、いくらあたしでも簡単には食べ尽くせないの! この遺跡、いや、山全体が崩れるのはどうしたって止められない! こうやって、少し遅らせるのが限界なの! だから早く、アナタたちは逃げて!》
「で、でも君は」
《ワタシは剣なんだから、埋もれたって死にはしない! また何百年かしたら、自然災害で削られるとか、誰かが発掘するとかで、いつか地上に出られる日も来る! だから、早く! ワタシがこうやって、あいつの魔力に噛みついてる間に……って、》
パルフェの言葉を最後まで待たず、クリスはパルフェの鞘を拾ってきちんと腰に差してから、柄を掴んだ。すると刃から黒い触手が数十本、ぶわっと生えた。クリスはそんなパルフェを両手でしっかりと力強く握り、地面に押し込んでいく。
《な、何やってるのよ?》
「確かパルフェ、言ってたよね」
揺れる大地で、パルフェを支えにして何とか立つクリスが、うねうね触手を生やす刃を見つめて言った。
クリスの握る力に応じて触手は本数を増やし、うねる勢いも増していく。
「僕が手にしていたからこそ、って。僕の……つまり魔王の魂があるから力が何倍にもなって、触手をたくさん生やせて、亡霊たちを縛る魔力を喰らい尽くせたって。なら、僕がこうしていれば、また同じように」
《だめっ! それでも山が崩れる方が先よ! さっきも言ったでしょ! まだ生きてる人間、しかも心得のある魔術師が何年もかけて仕込んだ術となると、とっくに死んでる亡霊なんかとは存在する力が全然違うの! いくら触手があっても焼け石に水! 今ワタシが床から抜けたら、その瞬間に山ごと崩れるかもしれないのよ! それぐらい危ないんだってば!》
「だったら尚更、僕の力も必要だろ? 僕の魂でパルフェの触手が強くなるのなら、僕はそれに賭ける!」
クリスはしっかりとパルフェを握り締めたまま、動かない。
その顔に悲壮感は無い。緊張はある。だが不安は無い。そして希望がある。
《根拠の無い大甘の希望的観測なんか言わないで! 魂だけは魔王様でも、まだまだ何の術も使えない今のアナタがここで死んだら、次の転生には何百どころか何千、何万年かかるか……そんなことになったらもう、二度と会えなくなっちゃう!》
「だから今、別れない!」
悲しげになってきたパルフェの声に、クリスの強い声が叩きつけられた。
だがパルフェも、それで引き下がりはしない。
《いいから逃げてってのに! ワタシにとってアナタは何百年も待ち望んだ相手だけど、アナタにすればワタシなんて、ついさっき拾ったばかりの、ただの剣でしょ⁉ しかも今のところ人間であるアナタにとって、魔王様は敵のはず! その遺品なのよ!》
「魔王の遺品だろうと何だろうと、僕とラディアナを助けてくれた君は、僕にとってはただの剣なんかじゃないっ!」
《ただの剣よ! 戦いに使われる武器! それなのに、前の戦いでご主人様を護れなかった無念、悲しさ、悔しさ、その大きさ、深さ、アナタには解らないわ! それをまた、ワタシに味わわせる気なの⁉》
「そうならないように、僕がここにいる! 君と一緒にいる!」
《だから、それじゃ二人とも……》
言い争う二人の頭上に、割れた天井の破片が降って来た。破片とはいえ、クリスを二、三人はまとめて押し潰せる岩の塊だ。しかも砕けて尖った形で、クリスの頭上に、
「てええええぇぇぇいっ!」
それを粉々に砕いたのは、ジャンプしたラディアナの拳だった。クリスとパルフェの上に、元は岩だった石と砂が、パラパラと降り注ぐ。
ラディアナは着地し、ヒビ割れが縦横に走っていく頭上を睨んで、パルフェに言った。
「あーだこーだうるさいわよ。パルフェ、あたしにしてみればあんたなんか、にっくき魔王の遺品の一つ。今ここで叩き潰してやりたいわ。けど、あんたもクリスも、リュマルドに繋がる大事な手がかりなの。だから失うわけには……クリス危ないっ!」
ラディアナはクリスの襟首を引っ掴んで引きずり倒した。その背中を踏んでクリスの上に立ち、ぐえっと呻くクリスの上に降ってくるいくつもの瓦礫を左右のパンチ連打で弾き飛ばす。
クリスを突き飛ばせば簡単だが、その飛ばした先で新しい破片に襲われればそれまでだ。そして今は刻一刻と、その可能性が高くなっている。降ってくる破片の大きさと降る頻度、降り注ぐ密度は増す一方なのだ。しかもこの遺跡は山の地下。どれほど崩れても、上から降ってくるものには事欠かない。
それに、今は天井の岩だからまだラディアナが叩き飛ばして防げているが、いずれ遺跡として工事された天井部分がなくなり、岩でなく土になってしまえばお手上げだ。三人、厳密には一人と一匹と一振りは生き埋めになる。何百年か後の冒険者だか考古学者だかが、伝説の剣と二組の白骨として発掘することになるだろう。
「うぅ……あ、そうだ! これだっ!」
何やら閃いたような声を上げて、クリスは体を起こした。その背に乗っていたラディアナがバランスを崩して転びかける。それをクリスが抱き止める。それから姿勢を低くして、ラディアナの足の間に後ろから頭を突っ込んで、
「ちょ、ちょっとクリス⁉ 何やってんのよ!」
ふんっ! と気合いを入れて立ち上がる。ラディアナを肩車したのだ。
そして刃も触手も地面に深く刺さっているパルフェを逆手に握ったまま、深く腰を落とした。
「ラディアナはそのまま上を見て、瓦礫の防御をお願い! パルフェは引き続き、地面の下に触手を伸ばして魔力を削って、山が崩れるのを抑えて!」
「そ、それはいいけどクリス、あんた何を考えてるの?」
《だから何回も言ってるけど、ワタシがいくら頑張ったって山が崩れるのが先……》
「それより先にここから脱出するっ!」
クリスが走り出した。地面に突き立てたパルフェで地面に溝を掘りつつ、船の舵取りよろしくパルフェの柄を握って右に左に、ラディアナを肩車したまま、腰を落とした体勢で走る走る。
驚き、混乱しながらもクリスの意図を理解したラディアナとパルフェは、それぞれの役目に集中することにした。
ラディアナは自分自身、クリス、パルフェを守るために上を向きっぱなしで拳を振り回す。肩車されながら、しかもその相手が走っているので、落ちないようにするだけでもかなり辛い。上を向きっ放しの首も辛い。そもそも、ゴーレムにさんざん痛めつけられたダメージも疲労も尋常ではなく大きいのだ。
だが今はやるしかない。ここを脱出できねば生き埋めになる、死ぬ、旅が続けられない。
『父様母様、里のみんな……あたしは、こんなところで死ぬわけにはいかないっ!』
パルフェはひたすら触手を下に伸ばし、地中の魔力を噛み砕いていく。魔王の遺品を使いこなしているリュマルド、その配下の魔術師とあって、カイハブも相当な使い手だ。魔術によって人々を支配した古代の王、ザセートの術を簡単に真似してみせたことからも明らかである。
そのカイハブが、何年もかけて仕掛けた罠だ。魔剣とはいえ封印から出たばかりで実戦経験などほぼ皆無のパルフェと、冒険者として剣士としてまだ未熟なクリスとあっては、どこまで太刀打ちできるか。
『こ、こうなったらやってやるっ! 魔王様の最後の、最高傑作の力、見せてやるわ!』
クリスは無言、いや、ぜえぜえひぃひぃ言いながら汗だくになってひたすら走っている。
いくらパルフェの斬れ味が鋭く、クリス自身にも剣を操る技量があるとはいえ、地面を深く斬りつけながら(掘りながら)走るというのは堪える。その重労働をしながら、無理な体勢で、幼女を一人肩車して走っているのだ。辛くないはずがない。
額の汗が眉を伝って目じりに、鼻の頭の汗が鼻の下を通って口の中に、流れ込んでくる。だが拭うヒマなどない。だから無視して、ぜえぜえひぃひぃ言いながら、クリスは走る。
瓦礫はラディアナが防いでくれる。山の崩れはパルフェが抑えてくれている。二人を強く信じて走るその顔は、疲労と苦痛の渦の中に、揺るぎない希望が輝いている。
そんなクリスの顔を、ラディアナは上から見下ろし、パルフェは下から見上げて、
『まぁ何というか、根性だけは凄いのよね。根性だけは』
『魔王様の遺品にして、武器として有力なワタシを捨てるのが惜しいから……よね』
「も、も、も、も、もおおおおおおおおぉぉぉぉ、ちょっと、だああああぁぁっ!」
前方からの空気の流れ、つまり風を感じて、クリスがラストスパートをかけた。
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる