主人公(ヒロイン)は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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アラン様の災難……(161話)

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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆

~第161話~

私は、アラン様の右手を握り締めてゴール時点の島に瞬間移動をしました。
島には、エリック君がもう来ていました。

「すいません、お待たせしました……」

私とアラン様は、エリック君のところに近づきました。
私は、エリック君を待たせた事を謝りました。

「いや、あんまり待っていないよ。
だから大丈夫だよ。
それよりも遅かったけど何か合ったのか?」

エリック君は、ニッて笑い待っていない事を知らせました。
それから私に何か合ったのか不安になり不安そうに私を見つめました。
私に何か合ったのか質問しました。

「心配をかけてすいません、海で迷いました。
ですがアラン様に助けてもらいました。
だから大丈夫ですよ」

私は、頭を下げて遅れた事を謝りました。
エリック君を心配させないように海で迷ったって嘘をついて溺れたのを誤魔化しました。

「そうだったんだな。
でもアンジュお姉ちゃんが無事で良かったよ」

エリック君は、ニッて笑い私が無事で良かった事を知らせました。

「それでは、アイリスちゃん達のところに戻りましょう」

私は、右手をアラン様の方に向けました。
そして左手をエリック君の方に向けました。
アラン様は、私の右手を握り締めました。
エリック君は、私の左手を握り締めました。
私は、エリック君とアラン様がそれぞれ手を握り締めたのを確認をしてアイリスちゃん達のところまで瞬間移動をしました。
アイリスちゃん達のいる浜辺に瞬間移動をするとアイリスちゃん達が私達に気がついて近づいてきました。

「良かったです。
遅かったから心配をしま……
ねえ、アラン様、何でアラン様からアンジュ様の匂いがするのですか……?」

アイリスちゃんは、私達が無事なのに安心をした様に微笑みました。
でもふとアラン様から私の匂いがした気がして目が虚ろになりゆらゆらと体が揺れて人を殺しそうな表情を浮かべてアラン様にゆっくりと近づいてきました。

「ひっ!?
これは、その……アンジュが溺れてだな……」

アラン様は、アイリスちゃんの態度が怖くて冷や汗をだらだらと流して後ろに下がりました。

「そうですか……
つまり溺れて気絶をしているアンジュ様を襲ったって訳ですね……
……アラン様を海に沈めましょう……」

アイリスちゃんは、体をゆらゆらと揺らして人を殺しそうな虚ろな表情を浮かべてアラン様を海に沈める宣言をしました。

「ち、違うぞ!
アンジュを助ける為に人工呼吸をしただけだ!!」

アラン様は、涙目で両手を振り私に人工呼吸をしただけだと伝えました。

「えっ……?
アラン様は、私に人工呼吸をしたのですか……?」

私は、アラン様に人工呼吸をさせれたって気がついて恥ずかしそうに顔を赤らめて俯きました。

「はっ、違う!?
いや、違わないけれどもアンジュを助ける為に仕方がなくだぞ!」

アラン様は、私の恥ずかしそうな表情を見て慌てた様におろおろとしました。

「つまり嫌がるアンジュ様に人工呼吸をしたのですね。
しかもアンジュ様を傷物にしたって訳ですね……

やっぱり海に沈めましょう。
いえ、それでは、なまぬるいですね。
アラン様を燃やしましょう」

アイリスちゃんは、ニコニコ笑顔てどす黒いオーラを纏いアラン様を燃やす発言をしました。


「そうですね。
僕の婚約者を傷物にした償いをしてもらわないといけませんね。
アラン、死んでください」

ルイ様は、どす黒いオーラを纏いニコニコ笑顔を浮かべて
私を傷物にした償いの為に死んでほしい事をお願いしました。

「そうだね。
アンジュお姉様を傷物にした償いに跡形もなく消滅させましょう」

イオン様も本気の表情を浮かべてアラン様を消滅させる発言をしました。

「そうですわね。
アンジュ様を傷物した報いは、受けてもらわないといけませんわ」

ジュリーちゃんは、アラン様を冷たい眼差しでじっと見つめました。
私を傷物にした報いを受けさせる宣言をしました。

「アラン、アンジュお姉ちゃんを傷物にした責任は、とれよ!」

エリック君は、腕を組んでジトーとアラン様を見つめました。
私を傷物した責任を取らないといけない事を伝えました。

「あ、あの……アランお兄ちゃん、アンジュお姉ちゃんを傷物にした償いを受けないといけないと思います……」

エリカちゃんは、おどおどしながら私を傷物にした償いをしないといけない事を知らせました。


「アラン様、アンジュ様を傷物にした報いに消えてください」

マリー様は、怖いくらいニコニコ笑顔を浮かべて私を傷物にした報いに消えてほしい事を知らせました。

「そ、その……アンジュお姉様を傷物にするだなんてアラン様は、最低だと思います……」

アリス様は、軽蔑な眼差しでアラン様を見つめました。
私を傷物にしたアラン様が最低な事を指摘をしました。


「み、皆さん、待ってください!?
私は、気にしていません。
それにアラン様がいなかったら私は、死んでいました。
ですからアラン様に感謝をしています。
ですからその……人工呼吸の事を恨んでいませんよ……」

私は、アイリスちゃん達の発言を聞いて慌ててアラン様を護るようにアラン様の前に立ちました。
そして両手を振りアラン様が私を助けようとした事を感謝をしていても恨んでいないことを知らせました。

「そうですか……
アンジュ様がそう言うのでしたらアラン様をこれ以上責められません……
本当にアンジュ様は、お人好しってくらい優しいのですね……」

アイリスちゃんは、私がアラン様を庇ったのを見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべて私が優しい事を知らせました。

(でもアイリスちゃんたらアラン様がキスをしたのをあんなに怒るだなんてアイリスちゃんは、アラン様ルートに入ったってことなのでしょうか……?
だってアラン様への嫉妬が凄かったですよね。
それになんだかアラン様とアイリスちゃんのやり取りが夫婦喧嘩の様にラブラブに見えました。
アラン様にアイリスちゃんがとられない様にもっと頑張らないといけませんね!)

私は、アラン様にアイリスちゃんをとられない様に頑張ろうって改めて決心しました。


ーTo Be Continuedー
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