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終わり。
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それは、葉桜のようだった。花弁と言うなの衣を脱げば、自然...いや生命体として酷く美しい官能的な世界。
僕は何を迷っているのだろう? 旬を過ぎれば花では無くなるソレを雀は既に尽く食い散らかしている。
雀は密だけを吸い、後に捨てる。僕はそれをただただ見ている、観覧者ではない。しかし怖いんだ。この上なく怖いんだ。根という聖域に土足で踏み込む、その勇気がない。
土足は美しい。全てを背負い自分を曝け出した姿だからだ。故に土足の付き合いほど、意地汚く花を貪るモノはない。
咲き光る桜は佇んでいる。
観覧者は酒をたしなみ楽しそう。
僕は一人。
桜は何故、そこで笑う?
僕は何故、そこで泣く?
風に流され花は舞う。鮮やか昨日も夢の中。
色めいて見えた、未来も葉桜に。
駄目だと笑い、枯れる僕。
春風にあてられ清い青空に
芽吹き描く物語
知ってしまえばつまらない
僕の儚い恋心
だから僕は、手を大きく振るんだ。
僕は何を迷っているのだろう? 旬を過ぎれば花では無くなるソレを雀は既に尽く食い散らかしている。
雀は密だけを吸い、後に捨てる。僕はそれをただただ見ている、観覧者ではない。しかし怖いんだ。この上なく怖いんだ。根という聖域に土足で踏み込む、その勇気がない。
土足は美しい。全てを背負い自分を曝け出した姿だからだ。故に土足の付き合いほど、意地汚く花を貪るモノはない。
咲き光る桜は佇んでいる。
観覧者は酒をたしなみ楽しそう。
僕は一人。
桜は何故、そこで笑う?
僕は何故、そこで泣く?
風に流され花は舞う。鮮やか昨日も夢の中。
色めいて見えた、未来も葉桜に。
駄目だと笑い、枯れる僕。
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だから僕は、手を大きく振るんだ。
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