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終わり
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「祝詞。繋ぎ深きの懐に。認め称える善意の心。穢れを祓う断絶の緑」
上空を飛んでいた敵国の航空部隊が完全に消えた。亜空間に飛ばされたのか我々が認識することを止めたのか、私にはわからない。
だけど、みんなを守れた。その事実さえあればいい。
「祝詞。重き深きの願い事。争い亡くなるその命。化けよ我が心、蛇」
風が吹いた気がした。油と煙の匂い。鉄の焼ける匂い。血肉の匂い。
戦争なんて知らない。知りたくない。
ただ、私は神社の人々やその笑う顔が大好きなだけ。しかし人々は戦いその笑顔を奪う。
許せない。只管に憎たらしい。ただ只管に、殺してやりたい。私の領域を穢す奴らを。
雉桜社の人達が私を兵器に作り替えた事なんて知っている。でも、それでいい。
緑様に飲み込まれようが私は、構わない。
戦争さえなくなればそれでいい。戦争なんて、そんな縁など切ってしまえば良い。
醜い世界と切り離す為、私は鉄剣になる。勾玉に、鏡になる。
人を刺した剣は、その生温い血を嫌うように弾く。生臭い臓器の匂い。煩い人の声。
臭い臭い、血の匂い。
人の脂で滑る柄。なんて鬱陶しい。死んでもなお私を煩わせる。死ねば良い。軍人も、私の邪魔をする人間すべて。
目を開けば、血の海。火の海。
「祝詞。光る光るこの正義。醜い命の植え直し。全てを赦せ、全てを宥せ、化けよ我が慈悲、翼」
貪欲な人間など、私に必要ない。
上空を飛んでいた敵国の航空部隊が完全に消えた。亜空間に飛ばされたのか我々が認識することを止めたのか、私にはわからない。
だけど、みんなを守れた。その事実さえあればいい。
「祝詞。重き深きの願い事。争い亡くなるその命。化けよ我が心、蛇」
風が吹いた気がした。油と煙の匂い。鉄の焼ける匂い。血肉の匂い。
戦争なんて知らない。知りたくない。
ただ、私は神社の人々やその笑う顔が大好きなだけ。しかし人々は戦いその笑顔を奪う。
許せない。只管に憎たらしい。ただ只管に、殺してやりたい。私の領域を穢す奴らを。
雉桜社の人達が私を兵器に作り替えた事なんて知っている。でも、それでいい。
緑様に飲み込まれようが私は、構わない。
戦争さえなくなればそれでいい。戦争なんて、そんな縁など切ってしまえば良い。
醜い世界と切り離す為、私は鉄剣になる。勾玉に、鏡になる。
人を刺した剣は、その生温い血を嫌うように弾く。生臭い臓器の匂い。煩い人の声。
臭い臭い、血の匂い。
人の脂で滑る柄。なんて鬱陶しい。死んでもなお私を煩わせる。死ねば良い。軍人も、私の邪魔をする人間すべて。
目を開けば、血の海。火の海。
「祝詞。光る光るこの正義。醜い命の植え直し。全てを赦せ、全てを宥せ、化けよ我が慈悲、翼」
貪欲な人間など、私に必要ない。
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