40 / 77
異世界の環境改革
囚われの魔術師
しおりを挟む
「……で、そいつも連れてきたわけか」
エルヴィンは引きつった笑みを浮かべながら、爆音と共に正面玄関から堂々と登場したエミリ、エネル、そして拘束された王国の魔術師を見やる。
「久しぶりだな、ディラン」
「……ご無沙汰しております、殿下」
短く交わされる、緊張をはらんだ言葉。
そのやり取りをよそに、エミリは明らかに不機嫌な顔で眉間に皺を寄せた。
「ちょっと聞いてくださいよ! 騎士がですよ? 拳銃なんて飛び道具使ってくるんですよ!? 騎士精神どうなってるんですか!? しかも、魔石!エネル、全部の魔石止めたんじゃなかったの!?」
エネルは軽く肩をすくめて言い返す。
「止めたのはあの魔導師のやつだけだが?」
「そこは他の奴らのも全部封じるくらいの気遣いをしてくれてもよくないですか!? 死ぬかと思ったんですけど!?」
「お前にはちゃんと結界張ってただろうが。どこに怒る要素がある」
「張ってたって弾が飛んできた時点でダメなんですよ!! 心臓に悪いの! 心臓発作起こしたらどうするんですか?わかります!?」
言い合いがヒートアップしていく中、エルヴィンは思わず額に手を当て、深いため息をつく。
「……エミリ嬢、まずは少し落ち着いてくれ。本当に、お願いだから…」
応接室の空気が、ひときわ重く沈んでいた。
魔術師ディランは拘束を解かれ、無表情のまま椅子に腰掛けている。背筋は伸び、まるでここが尋問室であることすら意に介していない様子だ。
向かいに立つエミリは、しばらく無言で彼を眺めていた。
視線はまっすぐ。けれど、その目にはどこか探るような、皮肉を込めた色が宿っている。
「……ふーん、さすが王国直属の魔術師様。緊迫感ゼロのこの部屋でも、“威厳”ってやつは忘れないんですね」
ディランは眉一つ動かさず返す。
「当然です。我は王の命を受け、ここにいる。
あなたがどう思おうと、我々人間の側につくのは、あなたの義務のはずです」
「はいはい、義務ね。召喚されたからには忠誠を、と。もう何度聞いたかな、そのセリフ」
エミリはわざとらしく首を傾げて微笑んだ。
「でも、その義務って、どこまでなんでしょうね? 召喚したら命令聞いてもらえるって前提、おかしくないですか?」
ディランの目がわずかに細くなる。
「……あなたが魔族と行動を共にしている以上、王国はあなたを中立とは見なさない。敵対と判断されても、文句は言えないでしょう」
「へえ、なるほど。じゃあ私に、魔族を助けた罪があるとして……聞きたいんですけど」
エミリは一歩、彼に近づいた。
微笑を保ったまま、その目には冷たさが混じる。
「魔族って、人間側に何をしたんですか?」
ディランが言葉を詰まらせたのは、ほんの一瞬だった。
「魔族は、かつてこの大陸に戦乱をもたらした。多くの犠牲を生んだ敵です。今は動いていなくても、その危険性は——」
「うん、それ、昔の話ですよね」
エミリはぴしゃりと遮った。
「“今”じゃなくて、“かつて”って自分で言ってた。過去の戦争を今の魔族に背負わせて、それで敵視するって、理不尽だと思わないんですか?それに人間側も魔族に攻撃していたならお互い様では?」
ディランは目を伏せず、正面から彼女を睨み返す。
「感情で動いてはならない。国の安全を守るのが我々の責務だ。可能性があるなら、潰すべきだ」
「なるほど。じゃああなたたち王国の魔術師は、“危険になりそうな可能性”がある人は全部潰すんだ。予備軍もろとも、全員ね?」
エミリの声に棘が混じり始める。
「だったら——魔術で人を操ったり、記憶を消したりするのも正義なんですか?」
エミリの声は静かだったが、確かな怒りを帯びていた。
「人の心をねじ曲げられて、まるで操り人形みたいにされたデラルド伯爵のことはどうなるんです? あれは必要な手段で済ませられるんですか? 王国側のやり方なら、どんな非道でも目をつぶれるっていうんですか?」
彼女はディランを見下ろすように一歩、詰め寄る。
「それがあなたたちの言う秩序とか正義なら、私には脅威でしかないですよ」
ディランの顔に、わずかに動揺の色が浮かんだ。
だが、すぐにかき消される。
「それは…例外的な措置だ。状況に応じて必要と判断されれば——」
「へえ、怖いですね。例外って、誰が決めるんです? 上に立ってる誰かが、この子は危ないって言えば、操ってもいいってこと?」
彼女はくすりと笑った。
「なるほど、人間側の方がよっぽど魔王みたいじゃないですか」
一瞬、ディランの喉が動く。反論の言葉が喉元まで上がってきたが、飲み込まれた。
エミリは彼の反応を見逃さなかった。
少しだけ勝ち誇ったように、言葉を重ねる。
「私は、目の前で一緒に笑ってくれる人たちを信じますよ。どこの国に属してるかじゃなくて、どう生きてるかを見て判断したいの」
沈黙が流れる。
ディランは、まるで何かを押し殺すように目を細め、エミリをまっすぐに見つめ返した。
「……信じる先を間違えれば、後悔するだけです。あなたがそうならないことを祈りましょう」
「その忠告、ありがたく聞いておきます。たぶん聞くだけですけど」
エミリはディランの顔をしばらくじっと見つめていたが、やがてふっと微笑み、くるりと背を向けた。
「うーん、今のところ話し合いの余地は……半分くらいってとこですかね」
彼女は歩きながら軽やかに言葉を続ける。
「というわけで、エネル。この人、とりあえずここから出られないようにしておいてください」
「……おい、それ軟禁って言うんだぞ?」
「そうですよ?軟禁です。もちろん、丁寧に、紳士的に。ご飯もお風呂もちゃんと出します。あとお散歩は領内限定でお願いしますね」
ディランが憮然とした表情で立ち上がろうとすると、エネルが目で制する。
「おい、冗談じゃ……!」
「安心してください、ディランさん。拘束なんて物騒なことはしませんよ」
エミリはにっこり笑ったまま、さらりと続ける。
「ただちょっと今、私いろいろ取り込み中でして。ディランさんの件は、後回しにさせていただきますね」
言いながら、まるで書類の山にクリップを留めるかのような気軽さで手をひらひらと振る。
「落ち着いたら改めて、じっくりお話しましょう。ね?」
エミリは振り返って微笑んだ。
「それに、もう少しこっちの空気、吸ってみてください。偏見って、知らないままだとずーっと更新されませんから」
その笑顔は柔らかかったが、しっかりと釘を刺していた。
「……私は、魔族の味方ってわけじゃないんです。ただ、今のところ——人間側の方が、よほど怖いことしてますから」
静かに、しかしはっきりとそう言い切ると、エミリは部屋を出ていった。
扉が閉まる音が、応接室に乾いた余韻を残した。
エルヴィンは引きつった笑みを浮かべながら、爆音と共に正面玄関から堂々と登場したエミリ、エネル、そして拘束された王国の魔術師を見やる。
「久しぶりだな、ディラン」
「……ご無沙汰しております、殿下」
短く交わされる、緊張をはらんだ言葉。
そのやり取りをよそに、エミリは明らかに不機嫌な顔で眉間に皺を寄せた。
「ちょっと聞いてくださいよ! 騎士がですよ? 拳銃なんて飛び道具使ってくるんですよ!? 騎士精神どうなってるんですか!? しかも、魔石!エネル、全部の魔石止めたんじゃなかったの!?」
エネルは軽く肩をすくめて言い返す。
「止めたのはあの魔導師のやつだけだが?」
「そこは他の奴らのも全部封じるくらいの気遣いをしてくれてもよくないですか!? 死ぬかと思ったんですけど!?」
「お前にはちゃんと結界張ってただろうが。どこに怒る要素がある」
「張ってたって弾が飛んできた時点でダメなんですよ!! 心臓に悪いの! 心臓発作起こしたらどうするんですか?わかります!?」
言い合いがヒートアップしていく中、エルヴィンは思わず額に手を当て、深いため息をつく。
「……エミリ嬢、まずは少し落ち着いてくれ。本当に、お願いだから…」
応接室の空気が、ひときわ重く沈んでいた。
魔術師ディランは拘束を解かれ、無表情のまま椅子に腰掛けている。背筋は伸び、まるでここが尋問室であることすら意に介していない様子だ。
向かいに立つエミリは、しばらく無言で彼を眺めていた。
視線はまっすぐ。けれど、その目にはどこか探るような、皮肉を込めた色が宿っている。
「……ふーん、さすが王国直属の魔術師様。緊迫感ゼロのこの部屋でも、“威厳”ってやつは忘れないんですね」
ディランは眉一つ動かさず返す。
「当然です。我は王の命を受け、ここにいる。
あなたがどう思おうと、我々人間の側につくのは、あなたの義務のはずです」
「はいはい、義務ね。召喚されたからには忠誠を、と。もう何度聞いたかな、そのセリフ」
エミリはわざとらしく首を傾げて微笑んだ。
「でも、その義務って、どこまでなんでしょうね? 召喚したら命令聞いてもらえるって前提、おかしくないですか?」
ディランの目がわずかに細くなる。
「……あなたが魔族と行動を共にしている以上、王国はあなたを中立とは見なさない。敵対と判断されても、文句は言えないでしょう」
「へえ、なるほど。じゃあ私に、魔族を助けた罪があるとして……聞きたいんですけど」
エミリは一歩、彼に近づいた。
微笑を保ったまま、その目には冷たさが混じる。
「魔族って、人間側に何をしたんですか?」
ディランが言葉を詰まらせたのは、ほんの一瞬だった。
「魔族は、かつてこの大陸に戦乱をもたらした。多くの犠牲を生んだ敵です。今は動いていなくても、その危険性は——」
「うん、それ、昔の話ですよね」
エミリはぴしゃりと遮った。
「“今”じゃなくて、“かつて”って自分で言ってた。過去の戦争を今の魔族に背負わせて、それで敵視するって、理不尽だと思わないんですか?それに人間側も魔族に攻撃していたならお互い様では?」
ディランは目を伏せず、正面から彼女を睨み返す。
「感情で動いてはならない。国の安全を守るのが我々の責務だ。可能性があるなら、潰すべきだ」
「なるほど。じゃああなたたち王国の魔術師は、“危険になりそうな可能性”がある人は全部潰すんだ。予備軍もろとも、全員ね?」
エミリの声に棘が混じり始める。
「だったら——魔術で人を操ったり、記憶を消したりするのも正義なんですか?」
エミリの声は静かだったが、確かな怒りを帯びていた。
「人の心をねじ曲げられて、まるで操り人形みたいにされたデラルド伯爵のことはどうなるんです? あれは必要な手段で済ませられるんですか? 王国側のやり方なら、どんな非道でも目をつぶれるっていうんですか?」
彼女はディランを見下ろすように一歩、詰め寄る。
「それがあなたたちの言う秩序とか正義なら、私には脅威でしかないですよ」
ディランの顔に、わずかに動揺の色が浮かんだ。
だが、すぐにかき消される。
「それは…例外的な措置だ。状況に応じて必要と判断されれば——」
「へえ、怖いですね。例外って、誰が決めるんです? 上に立ってる誰かが、この子は危ないって言えば、操ってもいいってこと?」
彼女はくすりと笑った。
「なるほど、人間側の方がよっぽど魔王みたいじゃないですか」
一瞬、ディランの喉が動く。反論の言葉が喉元まで上がってきたが、飲み込まれた。
エミリは彼の反応を見逃さなかった。
少しだけ勝ち誇ったように、言葉を重ねる。
「私は、目の前で一緒に笑ってくれる人たちを信じますよ。どこの国に属してるかじゃなくて、どう生きてるかを見て判断したいの」
沈黙が流れる。
ディランは、まるで何かを押し殺すように目を細め、エミリをまっすぐに見つめ返した。
「……信じる先を間違えれば、後悔するだけです。あなたがそうならないことを祈りましょう」
「その忠告、ありがたく聞いておきます。たぶん聞くだけですけど」
エミリはディランの顔をしばらくじっと見つめていたが、やがてふっと微笑み、くるりと背を向けた。
「うーん、今のところ話し合いの余地は……半分くらいってとこですかね」
彼女は歩きながら軽やかに言葉を続ける。
「というわけで、エネル。この人、とりあえずここから出られないようにしておいてください」
「……おい、それ軟禁って言うんだぞ?」
「そうですよ?軟禁です。もちろん、丁寧に、紳士的に。ご飯もお風呂もちゃんと出します。あとお散歩は領内限定でお願いしますね」
ディランが憮然とした表情で立ち上がろうとすると、エネルが目で制する。
「おい、冗談じゃ……!」
「安心してください、ディランさん。拘束なんて物騒なことはしませんよ」
エミリはにっこり笑ったまま、さらりと続ける。
「ただちょっと今、私いろいろ取り込み中でして。ディランさんの件は、後回しにさせていただきますね」
言いながら、まるで書類の山にクリップを留めるかのような気軽さで手をひらひらと振る。
「落ち着いたら改めて、じっくりお話しましょう。ね?」
エミリは振り返って微笑んだ。
「それに、もう少しこっちの空気、吸ってみてください。偏見って、知らないままだとずーっと更新されませんから」
その笑顔は柔らかかったが、しっかりと釘を刺していた。
「……私は、魔族の味方ってわけじゃないんです。ただ、今のところ——人間側の方が、よほど怖いことしてますから」
静かに、しかしはっきりとそう言い切ると、エミリは部屋を出ていった。
扉が閉まる音が、応接室に乾いた余韻を残した。
33
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【書籍化&コミカライズ】死に役はごめんなので好きにさせてもらいます【2/20取り下げ予定】
橋本彩里(Ayari)
恋愛
【書籍化&コミカライズ企画進行中】
フェリシアは幼馴染で婚約者のデュークのことが好きで健気に尽くしてきた。
前世の記憶が蘇り、物語冒頭で死ぬ役目の主人公たちのただの盛り上げ要員であると知ったフェリシアは、死んでたまるかと物語のヒーロー枠であるデュークへの恋心を捨てることを決意する。
愛を返されない、いつか違う人とくっつく予定の婚約者なんてごめんだ。しかも自分は死に役。
フェリシアはデューク中心の生活をやめ、なんなら婚約破棄を目指して自分のために好きなことをしようと決める。
どうせ何をしていても気にしないだろうとデュークと距離を置こうとするが……
第二部に合わせて、『これからの私たち』以降修正しております。
たくさんのいいね、エール、感想、誤字報告をありがとうございます!
皆様の応援のおかげで書籍化&コミカライズ決定しました✨
詳細は近況ボードにて。
2026.1.20追記
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる