その他大勢でもいいじゃない

音無闇夫

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第十二話 ラボメンバーの結束は固し

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あれから月日は流れ、もう二学期になる。時間が経つのは、遅いようで、早いものだ。秋野さんの噂も払拭され、誰も触れなくなった。しかし、別の噂が立つもので、何故か秋野さんの彼氏が俺だとなっている。彼女は、「佐久間君には婚約者がいるから、私はただのお仕事仲間だから」と言っていた。彼女が必ず告白されたら、丁寧に断る。しかし、馬鹿な奴がいるもので、引き下がらない奴がいる。その度に俺が出て、「そんな暇あるなら、勉強したら?まだ国家資格取れてないでしょ、あんた。彼女は、もう3級整備士取れたよ。このまま行けば卒業までに二級か、一級取れんじゃないかな?ちなみに俺は、ガソリンとディーゼルは、二級、二輪は、三級とったけど?君は、何級取れたんだい?」と煽るように、聞いた。「愛だの恋だのやってる暇があるなら早く、勉強して資格を取りなよ?何のためにこの学校入ったのさ?資格取るつもりないなら金の無駄だから、退学か、転科をおすすめするよ。」確かに秋野さんは、三級ガソリンと三級ディーゼル、三級シャーシ(板金)を取っていた。学年一位と二位である秋野さんにしても、俺にしても、最高の家庭教師が付いているわけで、更に長野大学の工学部の自動車部で入学前から二輪から4輪をいじっているので半年間の講習を受け、俺は、実地免除でいきなり二級を受けたのだ。流石にバイクは、三級で、止めているが、高三になれば、二級を取得する予定だ。卒業式までに二級を取り、大学で卒業までに一級整備士ガソリンから2輪まで取るつもりでいたが、2輪以外は目標をクリアしている。専門の高校では、二級までが条件となり、一級は大学卒業までに取ればいい。あとは大学院で、更に専門性の高い超電導工学と、原子工学を、学べれば、俺が今研究している分野に合致する訳だ。素材はレシプロエンジンとロータリーエンジンを、増田自動車といずみ自動車に頼んだ。、ロータリーの増田とレシプロのいずみ自動車。液体水素の面では増田自動車がロータリーで実績を残しているが、やはり問題は燃費に問題があり、コスパが悪いという評価だ。、対してレシプロで液体水素とリチウムイオンのハイブリッドは、いずみ自動車が先を行くが、乗用車でなくトラックで既に実用化している。乗用車ではトミタが、液体水素エンジンの実証試験運用でレースに参戦している為、実用性に、達していると、言える。しかしまだ水から水素を作り出し実用化ができていない。、この点で俺たちが完成させ実用化が出来れば、俺たちの勝ちとなる。更に二輪車でも実用化出来れば、更に一歩先を行く。、技術提携先を選ぶなら、やはりいずみ自動車と増田自動車。、バイクなら、近田か都築になるだろう?何とか先に進まなければ、出遅れる。。しかし、出来たエンジンのテストでは、パワー不足だったり振動だったりと、トラブルが続く。トライアンドエラーは世の常だが、仕方がない。、だからと言って諦める気も無い。、ひたすら実験の日々が続く。限られた時間、限られた資金、限られた部品でどこまでやれるかだ。その他にもリニアスクーターも並行して開発しなければならない。。しかし、先に実用化出来たのは、リニアスクーターだった。超電導工学は、実は、岬と雫の研究の成果だ。しかもトルクとパワーの計算は、ナユタが行う新基準原付にも対応出来ビッグスクーターまで対応でき、また、親指ひとつで変速も可能にしたパドルスイッチ方式を採用した。ヘルメットは、民生アビオニクスに対応している。更にBluetoothで、線を使わずに通信できる仕様である。やはりすごいよ、あの二人は。外装は、秋野さんが考案したカーボンFRPカウル真空加圧処理で軽量となっている。特許は、大星匠にすると言い出した3人を、大星匠でなく三人の名前で出すように言った。俺は関わっていないから大星匠の名前は使わないで欲しいと、言った。大星ガジェット研究所から出すと、言ってきた自分たちの功績をガジェット研究所で発表する?本気なのか?と聞いた。既得権益欲しさに、特許期間が過ぎたらこぞって真似をするのは明白だ。何せ団体等の特許の期間は10年で解禁される。その10年で、俺の研究を、この人達は、成功させるつもりだ?更にヘルメットに関しては、大星匠で登録したとの事だ。基礎理論は、俺のを流用したのだからとの事だった。第一号のヘルメットは、俺に手渡された。協力はアマイが協力してくれたとの事でアマイに、版権を2億で買ってくれたという。どうにもこの3人には勝てんな俺はと頭を掻きながら、後ろを向いた。また、学校では、3学期の期末テストが始まり、二人は、また、学年上位を独占した。2台のニューマシンのお披露目は、岬と雫が行い一番興味を持ったのがあの鈴井だった鈴井は、一躍スクーター界で有名となった。鈴井は、大星ガジェット研究所との共同開発の特許と知的所有権を発表し、新たな躍進を遂げリチウムイオンを必要としない新たなEVバイクで株が上がったそうだ。ヘルメットもアマイの画期的なアビオニクスヘルメットも、大星ガジェット研究所との連名で特許と知的所有権を取得し、爆発的に人気となった。やはり涼は、有線式アビオニクスヘルメットを使うが、それには訳がある。Bluetoothでは、他のマシンの情報が混線する可能性を考慮したからだそれに彼のバイクにはその機能がないと言って有線式にこだわった。カウルの形状は変えず秋野さんが、カーボンFRPで作ったカウルにした。真空加圧成形されたカウルは、転倒しても壊れにくく軽量で、熱にも強いものであった。グラスファイバーの間にカーボン素材を経糸と緯糸を組み合わせグラスファイバーでコーティングするそれにより自由なので破損しにくくするものだった最近ではレーシングマシンにも採用されるようになりこのカウルの特許はやはり大星ガジェット研究所であったしかし、知的所有権は秋野霞の名で登録した。涼のせめてもの気遣いであった。ただの女子高生が、こんなもの作れるはずがないと、言われたが、確かに秋野さんが考案し、大星ガジェット研究所で、作られたものであると、実証済みだった。これで秋野霞という名前は、名実共に、反響を呼んだ。更に試作型水素エンジンが完成し、ラボに届いた1号機〈改〉のテストが行われる水から水素を取り出し、エンジンを回す。馬力、トルクが安定している。そのまま耐久テストデータと燃費をデータ化しイズミ自動車に送る増田のロータリーエンジンのデータも送る燃費比較をした結果、どちらも合格ラインに到達していた。また、水から水素を作り出し、安定電圧、安定電流を、実現出来あとは、フレームにのせ、実走行テストを開始した。このふたつのエンジンは、どちらもMAX300km/hを実現した。燃費も、1Lあたり65kmを実現した。大星ガジェット研究所の名前は、各業界に知れ渡り、飛躍的な新時代のモビリティの発展に寄与したのである。初めは、ゴミ問題からスタートした。小さなガジェットラボから始まり、たった四人でここまで来た。今や大星ガジェット研究所を知らない、人はいない。革新的技術は、名実共に知れ渡り、今では世界に知れ渡る。研究所となった。智貴は、「涼、やったな、お前の夢は、まだ続くだろうが、俺は、お前を影で支えてやる」岬は、「貴方と婚約して良かった。未だ、私達は夢の途中だけど、これからもっと、大きな、発明が待ってる。一緒に作っていける未来を、続けよう。」雫は「もっと新しい鉱物を見つけ、新しい発見をし、革新的なガジェットを作りたい。私は、師匠について行きます」秋野さんは、「佐久間君について行く。なぜなら新しい可能性をくれたのは、君だから。お父さんには、住み込みで、新たな板金技術を学びますと言ったら許可が出た。その環境を与えてくれたのは、佐久間君だから」とこのたった4人の中心に佐久間涼はいるが、当の本人は、「俺は天才でもなければ秀才でもないただの夢見るその他大勢でしかない。本当の天才は、周りの仲間たちだ。彼女らの助けがなければ、ただの、馬鹿でしかなかっただろう。それと多くの企業や技術者の助けがなければ、夢は叶わなかった。だから、その他大勢の一人でしかないんだよ。それでいいんだよ」という言葉を残したと言う。その理念は、今でも、名言として、残っている。涼は暫しの休息で、天文室に居た、SNSに、久々に投稿した。宇宙の画像は、誰からも愛されていた。「今は、大きなプロジェクトが終わり、休息中、楽しんでね」と、コメントを残し投稿した。色々な事件もあった。色々な出会いもあった。今は高校卒業を目指し勉強に集中しつつ思いついたアイデアを形にしていく。そのためには、欠かせないメンバーが今、ここに集っている。心を寄せ合い支え合う、片岡岬、共に体を動かし鍛えあう雨宮雫、ある事件がきっかけで知り合い板金技術を高めた秋野霞、また、大学で二輪車の勉強をし、共に高め合う、鳴瀬智貴、俺はみんなに支えられ今の地位にいる、誰一人欠けても、なし得なかったことだろう。まぁ~お節介なみちるのお陰でここに逃げてこのメンバーと出会えたのだからある意味感謝しないとな?と思いながら幸せになれよみちる!と、満天の星に願いを託し、あとは、独り、望遠鏡を覗いては、画像をどんどんSNSに投稿したのであった。あっ?となにか閃いたかのように、岬を呼んだ「岬さん、宇宙にもう1台望遠鏡作れないかな?」岬は、「ハッブルがあるじゃない?」俺は、「あれって解像度がいまいちじゃない?もっと解像度の高い望遠鏡があれば、天文学に役立つと思うんだけど?」岬が「費用どうするのよ?何兆になるかわかってる?それに絶対零度の環境で、レンズなんか取り替えないんだよ?」俺は、「ですよね~、さ~せん」岬は、「赤外線望遠鏡があるだけでもましなのよ?」俺は「ちょっと待った、赤外線望遠鏡と言った?なら、レーザーで望遠鏡作れないかな?それか紫外線望遠鏡とか?」岬は「過去に紫外線望遠鏡を試みた学者はいたけど赤外線より距離は稼げなかったって聞いたことはあるまた、レーザーでは天体映像は写せないのも確認済み、デブリを壊すことはできるけど下手にやると国際問題なるから無理!」俺は「そうなんだね?赤外線望遠鏡が出来るから紫外線望遠鏡は可能だと思ったんだけどね?」岬は「光には短波と長波があって、長波は可能だけど短波は向かないかな?」俺は「そうなんだね。もっと遠くの天体が見たかったんだよね?」岬は「本当に宇宙が好きだよね?涼君は」と言いながら背中に抱きつく俺は「そりゃ~そうでしょう?宇宙に俺たちだけっておかしくない?他にも生命体や植物が必ずあるって、皆宇宙人なんて居ないって言うけどさ?地球人だって、宇宙人でしょ?太陽系と言う宇宙の中の地球と言う天体に住んでるんだからさ。」岬は「だからって宇宙に行こうとしないでね。」「今は、宇宙間高速航行が出来ないからね。行きませんよ。」と俺は言った。岬は、「なんかそれ、やっちゃいそうな人が、目の前に居るから、怖いんだけど?」俺は、「流石に無理かな?宇宙で過ごす時間と、地球ですごす時間は、違うらしいからね?俺は、良識の範囲で望遠鏡で宇宙を眺めるさ」と言いながら、望遠鏡を覗き込む、雫が、ご飯出来ました。と告げに来た。「何見ているんです。二人良いムード出して」岬は、「宇宙だよ」俺は、「あの宇宙のどこかに俺たちみたいな生命体や、植物があれば良いなと、思ってるんだよ。」雫は「どんな鉱石が埋まってるんですかね?」それぞれ得意な分野で、想像を、ふくらませていた。まだ見ぬ世界、未知なる資源、オーバーテクノロジー、知りたいことは山ほどあるいつか無人探査機を飛ばして探索してみたいと俺は思った。田舎の小さな研究所から、それを願い、後に続く者たちに継承され、いつかは、その謎にたどり着けると信じ、三人は、夜空を見上げるのであった年月はあっという間に流れ、佐久間涼は、本日18歳になりました。誕生日の日に沢山のプレゼントをもらい、その中に一通の書類が岬から手渡された。俺は「どさくさに紛れてこんなものが入っているのだが?」岬は、「婚姻届よ、もう結婚できる歳じゃない?」俺は、「だからと言って普通その日に渡すか?」岬は、「渡すわよ?3年も待ったんだから、もうアラサー女だ、行き遅れだの親に電話で言われたくないしね。婚約者だしありでしょ?」雫は、「弁護士さんに作ってもらいました。同意書です。お納めください師匠」と渡されたのは、愛人契約の同意書だった。俺は、「雫さんこんなもの弁護士に作らせないでくださいお願いします。」と言った。秋野さんは、モジモジしながら同じものを出してきた。俺は、「秋野さん!君だけはこの人達のような事はしないと、信じてたのに。雫さんに、唆された?」と聞くと「いいえ私の意思です。」と答えてきた。流石の俺も頭が痛くなってきた。そして、俺からは、全員に、雇用契約書を、手渡した。今までは自由に集まり自由に研究し、自由にものを作ってきたが、コンセプトは変わらないが雇用契約する事により大星匠の、完全庇護下に入る内容になる。給与は、インセンティブを4等分にし、特許や、知的所有権を大星ガジェット研究所で出せるようにした。秋野さんは、バイトから正社員待遇となり、正式に研究者として。迎える事となる、雫は、「師匠、これにサインすれば愛人雇用となれるのですね?」と言った。俺は、「なれるか~変な妄想はやめろ!」秋野さんは、真剣に書いて判を押して静かに、差し出してくれた。岬は、「インセンティブは、3等分だって。私は、佐久間涼の妻なのだから生活費は一緒でしょ?」俺は「婚姻届にサインすればの話でしょ?」岬は、「だから早くサインしてね?」と顔を近づける。雫は、「師匠!ここに愛人としての事項を」という言葉を遮り、「足さないからね。」」と強く言った。これから、どうなる事やらと、俺は、頭を抱えるのであった。~完~
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