甘美なる隷属

氷華冥

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新たな奴隷生活の始まり

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陽翔の新たな生活が始まった。大学を中退し、アパートを退去し、麗子のペントハウスに住み込みながら、REIKAエンタープライズの「社長室付き特別アシスタント」として働く日々。表向きは起業家を目指す若者が麗子を師事して下積みをするというストーリーだったが、実態は麗子の完全な奴隷として、彼女の支配下で公私を問わず24時間管理される生活だった。陽翔の心と身体は、麗子の声と命令に完全に縛られ、彼女の鞭と「Heaven and Hell」が彼の存在意義を刻み込んでいた。

初出勤の日、陽翔は麗子の指定した黒のシンプルなスーツに身を包み、首に隠された黒革の首輪と股間の「Heaven and Hell」の締め付けを意識しながら、REIKAエンタープライズのオフィスに向かった。麗子の高級セダンで送られ、陽翔は緊張と服従心で震えながら助手席に座った。麗子は運転しながら、陽翔に冷たく微笑んだ。「陽翔、今日から私の会社で働くのよ。表向きは新入社員だけど、忘れないで。お前は私の奴隷。いつでもどこでも、私の命令に従うのよ。」彼女はスマートフォンを手に、「Heaven and Hell」を軽く操作し、陽翔に微弱な苦痛モードを与えた。陽翔の身体がビクッと震え、彼は声を抑えて答えた。「はい…麗子様…。」

オフィスに到着すると、陽翔は他の新入社員と一緒にオリエンテーションを受けた。会議室には、20代の新入社員たちが集まり、人事担当者が会社の概要や規則を説明した。陽翔はスーツ姿で真面目に話を聞き、ノートを取るふりをしたが、麗子の存在が頭から離れなかった。オリエンテーションの途中、突然「Heaven and Hell」が快楽モードで起動し、陽翔の膝がガクガクと震えた。彼はテーブルを握りしめ、隣の新入社員の怪訝な視線を感じながら、必死に平静を装った。

(麗子様…こんな場所でも…。)

 陽翔の心は、麗子の支配に完全に飲み込まれていた。

オリエンテーション後、陽翔は人事部で入社手続きを済ませ、会社支給のノートPCと社員証を受け取った。手続き中も、麗子からの気まぐれな「Heaven and Hell」の操作が続き、陽翔は苦痛と快楽の波に翻弄された。書類にサインする手が震え、人事担当者の「大丈夫ですか?」という声に、陽翔は汗をかきながら答えた。「はい、大丈夫です…。」彼の心は、麗子の命令と支配で埋め尽くされ、表向きの新社会人生活など彼女の奴隷としての役割に比べれば無意味に感じられた。

手続きを終えた陽翔は、麗子の待つ社長室に向かった。ガラス張りの社長室に入ると、麗子は黒のタイトなビジネススーツに身を包み、デスクに座って陽翔を見下ろした。「陽翔、初出勤おめでとう。さあ、早速『特別会議室』で最初の『会議』をしましょう。」彼女の声は甘く、しかし嗜虐的な響きを帯びていた。陽翔は首輪と「Heaven and Hell」の重みを意識しながら、震える声で答えた。「はい…麗子様…。」

麗子は陽翔を連れて社長室の奥にある「特別会議室」の電子ロックのドアを開けた。薄暗い部屋には、革の鞭、拘束具、拷問器具が整然と並び、防音パネルと鎖付きの拘束台が陽翔を迎えた。麗子は陽翔の手首を革の拘束具で縛り、拘束台に固定した。「ふふ、陽翔、会社での初『会議』よ。私の奴隷として、ちゃんと私のために奉仕しなさい。」彼女は一本鞭を手に取り、陽翔の胸に鋭い一撃を浴びせた。パシッという音が部屋に響き、陽翔の悲鳴が続いた。「あぁっ!」

麗子は「Heaven and Hell」を出力強めの苦痛モードで操作し、陽翔の腫れ上がった局部に鋭い痛みを走らせた。「ほら、陽翔、この役立たずのマゾ! 会社でも私の鞭をありがたく受けなさい! お前は私の玩具よ!」彼女の口汚い罵倒が陽翔の心に突き刺さり、彼の被虐欲求をさらに煽った。陽翔は痛みに喘ぎながら、恍惚とした表情で麗子を見上げた。「麗子様…ありがとうございます…!」

短時間の調教だったが、麗子の鞭と「Heaven and Hell」の責めは、陽翔の心と身体に彼女の支配を深く刻み込んだ。麗子は陽翔の反応を見て、満足げに微笑んだ。「陽翔、いい子ね。会社でも、私の奴隷として完璧に振る舞うのよ。これから、毎日ここで『会議』をしましょうね。」

陽翔は息を切らしながら、震える声で答えた。「はい…麗子様…僕の全ては、あなたのもの…。」

(完璧よ、陽翔。)

 麗子は内心でほくそ笑んだ。

(オフィスでも、ペントハウスでも、お前は私の奴隷。この『特別会議室』で、もっと深く私の足元に縛り付けてあげる。)

 陽翔の新社会人生活は、麗子の支配下で始まり、彼女の奴隷としての役割が彼の全てを定義していた。
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