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フレイムちゃんのグルメ紀行~おにく~♪
しおりを挟む私はフレイム…。
自称グルメであり、ご近所さんから『中の上の舌を持つ』の二つ名で呼ばれている。
私の仕事は電話番兼事務員…。
──今日はクリスマス・イヴ。高校の時に同級生だった女友達のウメコと高速バスの中。
「でさ…結局はオトコは顔なのよ!」
ウメコの持論は【オトコの価値はカオが全て!】……本気でそれ以外どうでもいいとこが凄い。ちなみにウメコとは渾名であり。本名は…なんだっけ?(おいこら)
「でも、みんなはオトコはATMが良いって言ってるよ?」
これに対しウメコは……
「お金はね! 私が稼いでるから大丈夫!」
そう…ウメコは隣町の銀行でナント副部長!今までに信じられない営業成績を残しているらしい。
──が、私たちは二人とも30過ぎて独身、都会ならいざ知らず私たちは他の子からいわゆる敗残者ペアとしてパッケージングされている。
今日のお店はウメコの好きな鉄板焼屋さんでクリスマスディナー❤
なにしろ高速バスで来たくらいのお買い得~♪
前菜のディッシュの前に、ウメコと交代でサラダバーにがっつく❤
ソースは6種類でパスタもあって食べ放題~♪
クリスマスディナーの女性限定サービスのよる無料赤ワインをオレンジ色の白熱灯にかざしながら、前菜と自分で好きなものをよそおったサラダパスタをほおばる。
「おいしい~♪(もちろん自分でよそおったから)」
どこもかしこもカップルだらけの中、ふたりはクリスマスディナー限定の前菜に酔いしれる❤
「お肉は如何しましょうか?」
鉄板をはさんで向かいに立つ女性シェフが尋ねる。
なにしろもうこの店は3回目なのだ、しかも二人で来たのがだ……。
『う~ん』二人で相談……同額である【ヒレ120g】か【ロース180g】かで悩む。
結局お腹と相談したら60gの差がでて、ロースを選択。
「焼き加減は如何しましょう?」
「「レアで!」」
このお店は比較的よく焼いてくれるのでレアが鉄板です。
『ん?』なんだか斜め向かいのカップルの男性の方が睨んでます……。
どんな人だって好きな異性の前ではかっこをつけます。女性だてらにレアの注文が二つは気に入らなかったかもしれません。しかしレアより手前だとブルーかローしかないのですけど。
ウメコは愛読書である【肘川北高校物語】を読んでいます。私は高卒でウメコは聞いたことのない短大卒で二人とも難しい本は読めません。
「脂身は落としますか、それともつけたままで?」
「ふたつとも付けたまんまで~あと一人分のホタテはサーモンに変更で!」
私は答えながら…ぢぅぢぅ焼ける鉄板を見つめますが、ウメコは本をよみながら。
「この本の作者さんは今タイにいってるんだって!」
「ウメコ! タイってどこ?」
「ん~っとお米がとれるから~新潟の辺りかな?」
雰囲気ぶち壊しの会話に、女性シェフも破顔しております……。。。
お肉より先に海産物が焼きあがり鉄板に箸を伸ばします。
──まずサーモンさんを……、、、
…いけますねぇ~これは次はホタテよりサーモンかもしれません(にんまり)
ホタテさん…普通。
エビさん…普通。
ウメコは本を読みながら食べます。。。
「おいしぃ~♪」
ウメコはエビをほおばり呻きます(ウメコはエビが好きなだけ)。
コスパも考えると店側にエビの種類のチョイスは極めて重要です。
そして…ついに焼きあがった主人公(お肉)のご登場~♪
世間様は赤身ブームですが、サシがあまりにも細かく見えないだけで高価な場合も多いです。
その点ここのお肉は明らかに霜降りで体に悪そう感がハンパないです~♪
……二人とも用意されたステーキソースやおろしポン酢の皿を素通りし、そのままパクリ☆彡
「「生きててよかった~❤」」
ウメコも本を脇にやり、がっつきます。
──生肉を見せられた時に脂身付きを選んで正解でした♪
お肉とともに来る脂身の少ししつこい感がたまらない贅沢です(健康に悪い)。
焼き野菜はサツマイモが大好きです~♪
ドリンクバーもあるのですが、クリスマスディナーを二名様以上で注文した【女性のお客様】はワインが無料なのです❤ (まさかクリスマスに女性二人だけとはお店も思うまい作戦)。
お肉のあとにバタートーストとピラフも出てきます。卵を鉄板の上で上手に捌くシェフに少し嫉妬しながら食べ終わり……。
「食後はあちらのカウンターでコーヒーを無料でサービスさせていただきます」
…と言われたはうれしいものの、【霜降りロース180g】と【女性ワイン飲み放題】でお腹が大事件なので即お会計❤
「キラーン☆ 一人当たり6500円也」
ウメコがレシートを見せながらエッヘンと胸を張ります。
二人はお腹が妊婦さん(?)になりながら高速バスに乗り込みます~♪
バスの座席でウメコは酔っぱらいながら時間がもったいないとばかりに本を鞄から取り出し、
「明後日は彼氏と来よ~っと♪」
……『ん?……んんん??』
…驚愕の発言に、おにくの味を忘れたフレイムだった。
(おしまい!?)
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