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第三章
6 side悠
明るい光を放っていた月がだんだん沈んでゆく。俺たちは、それを眺めながら、話し続けた。そして、ようやく朝日が昇るという頃に、後ろの茂みでガサガサッという音が聞こえる。警戒し、いつでも動き出せるようにする俺たちの目の前に現れたのは、葉だった。
「なんだぁ、葉だったのか!山賊とかかと思ってしまったじゃないか」
「それは申し訳ないことをしてしまいました」
笑いながら言う葉は、先程起きたそうだ。
「よく眠れた?」
「はい!疲れも取れました」
「それは良かった」
「お二方はずっとこちらにいらっしゃったのですか?」
「うん。眠れなくなってしまって」
「なるほど。ところで凱様。今日ユフの街まで行くことは可能でしょうか?」
「ああ。昨日よりも遅い速度で行っても、夕方までには着くぞ」
「そうですか。では、昨日と同じ速度で行きましょう」
「「ええっ?!」」
俺と凱の声が重なる。
「でも、葉は大丈夫なのか?」
「ええ。私も早く薫様に花を届けたいですから」
「よし!葉もそう言ってくれていることだし、今日も頑張ろう!」
凱の掛け声に俺が拳を突き出すと、二人ともコツンと自分の拳をぶつける。と、そこで俺は空を見る。
「見て、朝日が昇ってきた!」
「本当だ!」
「綺麗ですね」
すると、凱が朝日に向かって手を顔の前で合わせ、何か祈るような仕草をする。
「凱、それはなんだ?」
「これは俺の住んでた町に伝わるおまじない。朝日に願いと、叶うんだと」
「いいな、それ!」
俺も真似して、朝日に祈る。どうかセヒナの花を見つけることができて、薫の命が助かりますように。
「なんだぁ、葉だったのか!山賊とかかと思ってしまったじゃないか」
「それは申し訳ないことをしてしまいました」
笑いながら言う葉は、先程起きたそうだ。
「よく眠れた?」
「はい!疲れも取れました」
「それは良かった」
「お二方はずっとこちらにいらっしゃったのですか?」
「うん。眠れなくなってしまって」
「なるほど。ところで凱様。今日ユフの街まで行くことは可能でしょうか?」
「ああ。昨日よりも遅い速度で行っても、夕方までには着くぞ」
「そうですか。では、昨日と同じ速度で行きましょう」
「「ええっ?!」」
俺と凱の声が重なる。
「でも、葉は大丈夫なのか?」
「ええ。私も早く薫様に花を届けたいですから」
「よし!葉もそう言ってくれていることだし、今日も頑張ろう!」
凱の掛け声に俺が拳を突き出すと、二人ともコツンと自分の拳をぶつける。と、そこで俺は空を見る。
「見て、朝日が昇ってきた!」
「本当だ!」
「綺麗ですね」
すると、凱が朝日に向かって手を顔の前で合わせ、何か祈るような仕草をする。
「凱、それはなんだ?」
「これは俺の住んでた町に伝わるおまじない。朝日に願いと、叶うんだと」
「いいな、それ!」
俺も真似して、朝日に祈る。どうかセヒナの花を見つけることができて、薫の命が助かりますように。
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