ゴールドダッシュ

ストレートダーク

文字の大きさ
1 / 4
中途半端な金持ちヒーロー

カラー選別試験

しおりを挟む
一ノ心はがっちりスーツを着て高層ビルから下を見下ろす。防衛局の隣に高層ビルを設けて本日の試験に続々と向かう人々を見下しているの。挨拶等があるのだろうが一ノ心には関係ない。本番直前に行けばいい。どうせ遅刻しても自分の席はあるし。シャワーを浴び終えた後で金色の長い髪がまだ濡れている。
「金田一族は社長出勤ですかい?」
ソファには幼馴染の龍水が座っていた。ベスト姿で相変わらず銀髪のツンツンヘアで決めている
「お前こそ早く行けよ。局長の息子さん」龍水もまた防衛局佐々木馬局長の息子であり自由がきく身であった。
「俺は恐らくポディションは決まってるしレッドに全然興味ありません。一ノ心君も気を付けなよ。調べによると今回強者揃いだよ。裏で手を引いてもらってるだろうけど」
「レッドの資格は俺しかいないだろう‼︎有名な奴こそトップに立たないと。」
「それもそうだけどプレッシャーもあるんじゃない。『昼の社交会』の動きも…」ドアが開き使用人が案内する
一ノ心様、龍水様そろそろ向かわれた方が…ノックしろよと言わんばかりで一ノ心は睨みつけながら髪をドライヤーで乾かす。「俺は先に行ってるよ」と龍水の声が聞こえた。カラー選別試験は大規模な会場で個々にやる為出場より到着が大事である。出場してたことにすればいいのだから。会場に着くと試験は終わり発表までみんな待っている状態であった。
自分が赤になる事に変わりはない。早くボディースーツで炎を扱ってみたいものだ。自分の能力と比例するからあまり上手く使えないだろうが。
そもそもこの特殊レスキュー隊ダッシュは大きく5人2組作られる。最前線で救助を行う『メイン』とメインでは足りない時に参加する『シックスマンズ』シックスマンズは主に自分の能力を活かして高域で個々で活動している。他にも色々いるらしいが雑用だったり、決してボディースーツはダッシュだけのものでもないのだ。それが今問題なのだか…。
会場に入り局長に挨拶をしながら周りの奴らを見渡す。疲れてるもの、怒っているもの様々。時折落ち着いてなにかしてる奴らもいるが。
アナウンスがなり皆体育館のような所で待たされた。(実際何もしてないので基本場所がわからない)カラーが発表される。父親や局長には話がいってある「私は1番のポスト」すなわち赤だ!
色と名前が呼ばれるのをぼーと眺めてた。しばらくしてシルバー、佐々木馬龍水が呼ばれた。シルバーは『シックスマンズ』のリーダーに当たる。ここから『メインが呼ばれる』ピンク(可愛め)イエロー(生意気め)ブラック(ゴツメ)ブルー(忍者?黄色い声援)名前は覚えられなかったが大体の容姿はわかった。その時ざわざわと何やら声が聞こえる「あの2人はどうなるんだ」「これではどちらかが落ちるのか?」と聞こえる。恐らく赤候補のやつが2人ほどいたのだろう。ただどちらも欠点があり今回は選ばれなかったと。その時黒髪をオールバックにしたネクタイを緩めて髭を蓄えてるダンディな男が席を外しどこかえ行ったのがみえた。みんながその背中を見てるのを見ると恐らく2人のうちの1人だったのだろう。諦めて帰ったのか?レッドが呼ばれる‼︎自分はネクタイをしっかりつけて待っていた。レッド、村瀬俊
耳を疑った。立ったやつを見たら体力試験などありジャージを着る時はあったろうが基本今はスーツのなか1人ジーパンとTシャツ、髪は茶色で両サイドがツンとしてて三日月みたいな変な頭。特に体格が良いわけでも頭が良さそうな感じでもない。ヘラヘラしていて少しムカつく。周りはやっぱりという声が上がる。
私は局長を睨みつつ帰って父にこの事を報告しようと席を立とうとした時『なお、今回新たに新設された王室警護隊にはリーダーとしてゴールド、金田一ノ心様が決まりました。』王族警備隊?ゴールド?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

リボーン&リライフ

廣瀬純七
SF
性別を変えて過去に戻って人生をやり直す男の話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。  ─── からの~数年後 ──── 俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。  ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。 「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」  そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か? まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。  この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。  多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。  普通は……。 異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話。ここに開幕! ● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。 ● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...