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第5話
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「ここはどこですか?」とセツナが聞く。
「それは俺の台詞だよね」と受け流す。
「道に迷いましたぁ」と嘆くセツナ
「だろうと思ったわ」
しかし、まずいぞこれは
なぜなら現状を整理してみてほしい。
俺は魔物に殺されたはずだがこの森で目覚めていた。
そしてセツナと知り合い共に行動しているはずだ。
なのになぜこのアホは俺に道を聞いているんだ?
「どうしたんですかー?」とセツナが聞く
「どうしたもなにも迷ったらまずいんじゃないの?」
「そうですねー」
「え?」とつい口に出てしまった。それほどアホ具合にヒビったのだろう。
「まってください。」とセツナが焦った口調でいう。
「どうした?」と聞いてみると
「トーマさん今すぐあの洞穴に入りましょうッ」と急かす
「どうしたってんだ?」と聞くが背中をセツナには聞こえてないようだ。
「危なかったですね」
「なんなんだいったい」と俺は聞く
洞穴に入った直後に外では雨が降りだした。
「ここは酸性の空気を木が出しているって話しましたよね?」
「あぁ」
「この森では服が燃えるぐらいの威力の雨が降ります」
「服が燃える?!」と驚く俺
そりゃそうだ。雨で服が燃えるなんて聞いたことがない。
さすが異世界ってとこだろうか。
「でも洞穴があってよかったですね!」とセツナが笑う。
ここで一つ疑問が生まれた。こんなに危険な所なのになぜこいつは果実一つのためにこの森に来ているのだろうか?
「なんでこんな森に来ているの?って顔してますね?」と
セツナが俺の心を見透かしたように言った。
「なんでなんだ?」と俺は聞く
「それはですね」と話し始めるセツナ
「お金です」と答える
これはある程度予想できていた。最初に俺を起こそうとしたときに衣類を確認していたことが証拠だ。
「私は両親がいないんですよ」とセツナが言う
「それでクレイモアで育ちました」
「クレイモアってなに?」と聞く
「クレイモアは両親がいない子供が1人で生き残れるように魔術を教えてくれる学校みたいな所です」
「そうなものがあるのか」
「じゃあお前は魔術が使えるのか?」と聞いてみる
「使えます!」と自信満々に言うセツナ
「ちなみに私の魔術は焔属性です!」と教えてくれる。
ん?最初に燃やすって言ってたのってこれ?
じゃあ本気で燃やす気だったのか…
「でもですね」とセツナ話し出す
「私みたいな普通の魔術師では魔物討伐なんて連れて行ってもらえないんです」
「なのでこんな仕事してお金を稼いでるって訳です!」
「なるほどなぁ」と感心する
「でもですよ!」
「いつかは最強の魔術を覚えて魔物を討伐してお金持ちになるんです!」と夢を語るセツナ
「ところでですね?」
「私からも質問いいですかー?」
「なんだ?」
「トーマさんはどこから来たんですか?」と聞いてくるセツナ
「俺は…」
「それは俺の台詞だよね」と受け流す。
「道に迷いましたぁ」と嘆くセツナ
「だろうと思ったわ」
しかし、まずいぞこれは
なぜなら現状を整理してみてほしい。
俺は魔物に殺されたはずだがこの森で目覚めていた。
そしてセツナと知り合い共に行動しているはずだ。
なのになぜこのアホは俺に道を聞いているんだ?
「どうしたんですかー?」とセツナが聞く
「どうしたもなにも迷ったらまずいんじゃないの?」
「そうですねー」
「え?」とつい口に出てしまった。それほどアホ具合にヒビったのだろう。
「まってください。」とセツナが焦った口調でいう。
「どうした?」と聞いてみると
「トーマさん今すぐあの洞穴に入りましょうッ」と急かす
「どうしたってんだ?」と聞くが背中をセツナには聞こえてないようだ。
「危なかったですね」
「なんなんだいったい」と俺は聞く
洞穴に入った直後に外では雨が降りだした。
「ここは酸性の空気を木が出しているって話しましたよね?」
「あぁ」
「この森では服が燃えるぐらいの威力の雨が降ります」
「服が燃える?!」と驚く俺
そりゃそうだ。雨で服が燃えるなんて聞いたことがない。
さすが異世界ってとこだろうか。
「でも洞穴があってよかったですね!」とセツナが笑う。
ここで一つ疑問が生まれた。こんなに危険な所なのになぜこいつは果実一つのためにこの森に来ているのだろうか?
「なんでこんな森に来ているの?って顔してますね?」と
セツナが俺の心を見透かしたように言った。
「なんでなんだ?」と俺は聞く
「それはですね」と話し始めるセツナ
「お金です」と答える
これはある程度予想できていた。最初に俺を起こそうとしたときに衣類を確認していたことが証拠だ。
「私は両親がいないんですよ」とセツナが言う
「それでクレイモアで育ちました」
「クレイモアってなに?」と聞く
「クレイモアは両親がいない子供が1人で生き残れるように魔術を教えてくれる学校みたいな所です」
「そうなものがあるのか」
「じゃあお前は魔術が使えるのか?」と聞いてみる
「使えます!」と自信満々に言うセツナ
「ちなみに私の魔術は焔属性です!」と教えてくれる。
ん?最初に燃やすって言ってたのってこれ?
じゃあ本気で燃やす気だったのか…
「でもですね」とセツナ話し出す
「私みたいな普通の魔術師では魔物討伐なんて連れて行ってもらえないんです」
「なのでこんな仕事してお金を稼いでるって訳です!」
「なるほどなぁ」と感心する
「でもですよ!」
「いつかは最強の魔術を覚えて魔物を討伐してお金持ちになるんです!」と夢を語るセツナ
「ところでですね?」
「私からも質問いいですかー?」
「なんだ?」
「トーマさんはどこから来たんですか?」と聞いてくるセツナ
「俺は…」
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