適正異世界

sazakiri

文字の大きさ
上 下
24 / 129

第23.5話

しおりを挟む
「さぁ着きましたよ」
ルナが到着したことを知らせてくれる。
「ほんとにありがとう」ルナに礼を言う
「いえいえ、元々ここに来る予定でしたから」
「感謝と言ってはなんだが」
とルナに宝石を一つさしだす。
これはただ乗せてもらっただけにしては価値が高すぎるかもしれない。しかし俺には渡せるものはこれぐらいしかないのだ。
「えぇ?!こんなもの貰えません!」
とルナが返そうとしてくる。
「いや感謝の気持ちだ、受け取ってくれ」
「そんなぁ私はここまで乗せただけですよ?」
「まぁそう言わずに」
「そうですか…?」
「あぁ」
「じゃあ有り難く貰いますね」
「よかった」
「これで家族のみんなが喜びます!」
「そうか」
「はい!」
「じゃあ俺は行く」
「はい!お気をつけて!」とルナが見送ってくれる。

「さて俺はどこに行くかな」
とりあいず今の目的は武器だ。
まずは武器が売ってそうな店を探すしかない。
それにしてもここは人が多いな。
セツナの町とは比べ物にならないほど人が歩いている。
「あいつ大丈夫かなぁ」
とセツナのことを心配してしまう。
まぁあいつはうまくやっているだろう。
それにあいつは住んで間もないわけでもない。
暮らしというより言動だな。笑

俺は自分の目的を達成しないとな。
しおりを挟む

処理中です...